ついに、AirTagの情報が解禁されました。
当サイトではスマートホームやAppleデバイスの情報を発信しているのですが、私のように「手に持っているものすら無くす」ことが絶えない人にとっては朗報中の朗報。

ものを無くさないための最強デバイス、AirTagがついに発売となります!
2023年の「AirTag」新着情報まとめ
AirTagについて調べているついでに見つけた「新製品情報」や「発売が噂されるもの」などの情報をざっくりまとめて置いておきます。
AirTagに関する新着ニュース
Air Tag に関連するニュースをまとめてお届けします。
AirTagでの位置情報追跡による盗難アイテムの奪還の問題点
- AppleのAirTagを使用して盗難アイテムの位置情報を追跡する事例が増加。
- 位置情報が判明しても、盗難品が明確に目視できる場所にない限り、警察は介入しない場合がある。
- 直接犯人に接触することは、被害者の命の危険が伴うため推奨されない。
詳細事例:シカゴのバイク盗難事件
- 米シカゴのスコッティ・ウッズさんのホンダのバイクが盗まれ、AirTagで位置情報を追跡。
- AirTagにより、アパートから約11キロ離れた路地のトラック内にバイクがあることが判明。
- 警察は、バイクが公然と見える場所にないため、介入できないと回答。
警察との対応の問題点
- AirTagでの位置情報追跡後、警察を介さずに犯人に直接接触した被害者が殺害されるケースが存在。
- ウッズさんは保険金の請求を進め、新しいバイクの購入を検討中。
- シカゴ市内では、盗難アイテムにAirTagを仕込んでいても警察が動かないケースが複数報告。捜索令状は、命に関わる状況でなければ取得できないと警察関係者がコメント。
AirTag(第2世代)の2025年発売と新機能「3D Precision Finding」
- AirTag(第2世代)の発売は2025年になるとリーカーの情報から予想されている。
- AirTag(第2世代)には新機能「3D Precision Finding」が搭載されるとの情報がリーカーから伝えられている。
- クオ氏はAirTagの新機能とVision Pro、そして空間コンピューティングの連携を予想している。
初代AirTagについての情報
- 初代AirTagは2021年4月に発売。
- AirTagは「探す」ネットワークを利用して正確な位置情報を提供し、旅行の際のスーツケースなどの預け入れ荷物に使用するユーザーが増えている。
新機能「3D Precision Finding」について詳しく
- 3D Precision Findingは、超広帯域無線(UWB)チップを搭載したiPhoneとの連携により、AirTagを取り付けたアイテムの正確な3D位置を表示する機能。
- iPhoneにミニマップが表示され、AirTagの位置が3Dで表現され、例えばアイテムがテーブルの上か下かを区別できるようになる。
- 現行のAirTagの電波到達範囲は約10メートルだが、第2世代のモデルでは距離が延びる可能性があるとWccftechが予想。
クオ氏の予想と連携技術
- Appleサプライヤー情報網を持つミンチー・クオ氏は、Vision Proを中心とした空間コンピューティングのシステムに、AirTag(第2世代)も統合されるとの見解を示している。
- 3DでAirTagの位置表示の機能は、Vision Proとの組み合わせを用いれば実現可能と予想される。
Apple「AirTag 2」の新型ウワサ
- 著名リーカー、ミンチー・クオ氏がApple製紛失防止タグ「AirTag 2」の発売についての情報をX(元Twitter)で投稿。
- 「AirTag 2」は2024年の第4四半期に量産されるとの情報。具体的な新機能についての情報はまだ明らかにされていない。
- ミンチー・クオ氏はAppleの「空間コンピューティング」のエコシステムに「AirTag 2」も統合されるとの見解。具体的には、Vision Proと連携することが予想される。
追加情報/補足
- 「空間コンピューティング」はAppleが提唱する新しいエコシステムで、Vision Proを中心に様々なデバイスを統合する方向性が示唆されている。
- Vision Proと「AirTag 2」の連携により、AirTag 2の位置情報が瞬時に取得可能になるとの予想がある。さらに、「AirTag 2」にカメラが搭載されれば、そのカメラで捉えた景色をVision Proで確認できる可能性も示唆されている。
Androidにおける未知のトラッカー検出機能
- Android OSは、AirTagや他の未知のBluetoothトラッカーを検出する新機能を実装することを発表。
- この機能は、未知のトラッカーがユーザーとともに移動している場合に警告を表示。
- トラッカーは元々、ユーザーが置き忘れを防ぐためのものだが、悪意のある者が利用するとセキュリティリスクとなる。
追加情報/補足
- Android OSに実装されると、移動中の未知のトラッカーを自動検出。該当するトラッカーから音を鳴らして所在を特定できるが、トラッカーのオーナーには通知されない。
- トラッカーの位置や、トラッカーを無効にする方法も確認可能。
- この機能はプライバシーを重視し、ユーザーの位置情報は暗号化され共有されない。
- 「設定→安全性と緊急」から手動でのスキャンも可能。
AirTagを使用した自転車の救出
- ワシントンD.C.からチューリッヒに向かう男性が、自転車ホリデーの際に自転車が届かないトラブルに遭遇。
- 男性は幸運にも自転車にAirTagを埋め込んでおり、航空会社への問い合わせが効果なく状況が改善されなかったため、ツイートでその状況を拡散。
- その後、自転車は動き出し、男性のもとに到着した。
追加情報/補足
- バリー・シェリー氏は以前も荷物の受け取りに問題があったため、AirTagの存在が役立つことを予想していた。
- AirTagで位置を確認すると、自転車はロンドンで動かずに止まっていることが判明。
- シェリー氏はヒースロー空港とアメリカン航空にツイートでタグ付けし、自転車の位置情報を毎日更新し続けた。
- この経験から、荷物にAirTagを埋め込み、問題が発生した場合はそれをSNSで拡散することの重要性が示唆される。
AirTagの新製品情報
商品名:PitaTag for Lighter
2023/08/19時点での「Shenzhen Lingyi Innovation Technology Co.,Ltd」の「PitaTag for Lighter」について紹介します。
PitaTag for Lighterの特徴
- 置き忘れ防止: ライター内にAirTag収納スペースを搭載しており、iPhoneでの追跡が可能。
- 高い防風性能: 独自技術を利用して、風の影響を受けにくい青く強力なピラミッド型の炎を出す。
- モダンでスタイリッシュなデザイン: アラミド繊維とプレミアム亜鉛合金を使用し、洗練されたデザイン。
価格
標準版:9,999円(税込)、カスタマイズ(名入れ)版:10,999円(税込)
PitaTag for Lighterのおすすめポイント
- AirTagを活用した置き忘れ防止機能で、ライターを失くす心配が少ない。
- アウトドアやインドアでの多目的使用: キャンプ火起こしからキャンドル点灯まで対応。
- 贈り物としても適しており、名入れが可能。
PitaTag for Lighterの気になるところ、注意点
- 出荷時にガスが充填されていないので、別途ブタンガスが必要。
- 使用頻度によってガスの持ち時間が変動。
PitaTag for Lighterの購入時参考情報
- 販売日程: 先行予約は2023年7月24日~30日まで、正式販売は7月31日より開始。
- 購入場所: PITAKA公式日本語サイト、楽天公式店舗「PitakaDirect店」。
直近のAirTagのセール情報
AirTagの商品で、「これはお得!」と感じたセール情報も残しておきます。購入の決め手となる価格の参考にどうぞ。
Amazonセール:Apple AirTag
2023/7/31時点でのAppleのAirTagについて紹介します。
AirTagの特徴
- 紛失して困るものに収納または取り付けて使用するスマートタグ。
- MAMORIOやTILEのApple版製品。
- スピーカーが内蔵されており、「探す」アプリから音を鳴らすことで紛失したものを探すことができる。
価格
3,896円(税込)
お得度
18%オフ
セール期間
プライムデーより前から開始し、プライムデー終了後1週間経過中。
AirTagのメリット、デメリット
- メリット:様々な小物(ミラーレスカメラ、鍵、バックパックなど)や家の中で紛失しやすいリモコンなどに取り付けて使用可能。
- デメリット:子供の迷子防止・追跡用としては想定されていない。
AirTagの基本情報

AirTagについて「これだけ知っておけばいい」という情報だけをまとめておきます。
どんな人がAirTagを使えばいいの?
- ADHDの方
- 物覚えが悪くなったと感じた
- 前頭葉の機能が衰えた方(前頭前野の機能は加齢で衰えやすい)
- 「ものを無くすかもしれない」という不安が強い方
- 家族の場所の居場所が知りたい
- 位置情報トラッキング手段として
- 認知症の周辺症状などで困っている場合
- 盗難防止の一案として
基本的には、「ものを探したい」だけならスマートタグなどの製品がすでに世の中にあります。ただ、「iPhoneと連動できる、AirTagならではの機能」もあるので、そのあたりを差別化しながら、コスパについても考えていきたいと思います。

AirTagは高いのか、安いのか
AirTagのコスパですが、個人的には「破格に安い」と思います。AppleはiPhoneユーザーにマトを絞った製品で、つまり「iPhoneの使い勝手が良くなる」機能の一部としてAirTagを出していると思います。
言い換えると、AirTagで大きく利益を取るというよりは「AirTagも使えるiPhoneっていいね」という認知が広まることが目的だと思います。だから、安い。
ただ、使い方によっては「スマートタグでも十分だな」と感じる方もいると思います。その場合は、スマートタグの分類としては高めの価格設定だと感じるところではあります。
AirTag発売関連の情報

AirTagの基本的な情報です。公式HPが一番わかりやすいですが、サクッと知りたい場合にご活用ください。
発売日
4月30日発売
注文受付
注文は4月23日午後9時から
AirTagの価格
3,800円(税込)から
AirTagの仕様
項目 | 詳細 |
サイズ | 直径:31.9 mm 厚さ:8.00 mm |
重量 | 11 g |
防沫性能、耐水性能、防塵性能 | IEC規格60529にもとづくIP67等級(最大水深1メートルで最大30分間) |
接続 | Bluetoothによる近接検出 Apple製U1チップで超広帯域および「正確な場所を見つける」機能に対応 紛失モードに対応するNFCタップ |
スピーカー | 内蔵スピーカー |
バッテリー | CR2032コイン型バッテリー |
センサー | 加速度センサー |
AirTagの機能について
AirTagについて知りたい場合に知っておくと便利な用語集です。
超広帯域テクノロジーってなんだ?
これは、Apple製のU1チップというものが役割を担っています。
Appleが設計した新しいU1チップでは、空間認識のために超広帯域無線テクノロジーが使用されます。これにより、iPhone 11、iPhone 11 Pro、およびiPhone 11 Pro MaxでU1を搭載したほかのAppleデバイスの位置を正確に特定できます。超広帯域無線テクノロジーでは、サポートされるほかのAppleデバイスに備わっているものと同じデータのランダム化技術が使用されます。
https://support.apple.com/ja-jp/guide/security/sec1e6108efd/web
これがあるおかげで、iPhone11以降でU1チップが搭載されたデバイスだと、AirTagのより詳細な位置が把握できます。

具体的にいうと、対応していないiPhoneだと「大体の部屋の位置」ぐらいでわかるところ、U1チップ搭載iPhoneやAirTagだと「ソファの右端のクッションの下」くらいまでわかります。(ソファの下、などの具体的な場所が提示されるわけではありません)
「探すネットワーク」ってなんだ?
簡単に言えば、みんなが持っているAppleデバイスで協力してAirTagを探そう、というものです。
元々、iCloud上の情報は(例えばSiriとの会話情報など)Appleも把握できないくらいに暗号化されているのですが、この「誰だがわからんけど、匿名化した位置情報だけを利用」して、AirTagの信号を受け取ったデバイスから位置情報を取得して持ち主に通知が行くようにしているわけです。

紛失防止のための似たようなサービス(forista Cycleなど)はあるっちゃあるのですが、例えばアプリなどでできるサービスだと「アプリをインストールしているデバイス」という、ごく少数の協力者しか得られません。
しかし、Apple純正のサービスなので、匿名性にも信頼がおける上に、利用しているユーザーの母数がかなり多い。位置情報も正確なiPhone独自のチップを搭載しているからこそできるサービスだと言えます。
紛失モードとは
紛失モード自体は、他のApple製デバイスにもある機能です。
紛失モードを使用すると、iPhone、iPad、iPod touch、Mac、またはApple Watchをロックして、他人が個人情報にアクセスできないようにすることができます。iCloud.comの「iPhoneを探す」で紛失モードをオンにできます。
https://support.apple.com/ja-jp/guide/icloud/mmfc0f0165/icloud
信号を受け取ったデバイスは、AirTagの位置情報をiCloudに送信。あなたは「探す」アプリを開いてマップ上で確認できるというわけです。このプロセスは完全に匿名で行われ、情報は暗号化されるので、あなたのプライバシーは守られたまま。効率も良いので、バッテリー残量やデータ使用量を心配する必要はありません。
https://support.apple.com/ja-jp/guide/icloud/mmfc0f0165/icloud
iCloud.comの「iPhoneを探す」で紛失モードを使用する
AirTagが悪用される可能性について考える
AirTagについては「悪用」関連のキーワードを気にされている方が多いようです。私の知識程度で恐縮ではありますが、思いつく限りの悪事とその対策について考えていきたいと思います。
AirTagを見つけた人の情報は悪用される?

まずは善意でAirTagやAirTagの入ったバッグを拾得した人の情報って、どこまで悪用されるのかという話をしていきます。
かなり意図的な罠でも仕掛けない限りは無理
AirTagを見つけた人のiPhoneが持っている情報との紐付けはできません。あくまでも位置情報だけです。
というのも、この「iCloud上で共有される情報」に関しては、iPhone側で暗号化されています。Appleでも暗号キーがなければ情報を開示することはできません。

じゃあ、なんでAppleはAirTagを発見した人の位置情報だけを利用できるの?
AirTagの具体的な暗号化システムについてはAppleしか知り得ませんが、iPhoneの情報とは切り離して位置情報だけをAirTagやiPhoneから探すネットワークに共有しているものと考えられます。
つまり、「この場所で信号を受け取った」という情報だけを「探す」ネットワークにアップロードしている感じです。アップロード作業自体は暗号化されているので個人情報とは紐付けされてはいないということだと思います。

少し煙に巻かれたような感じがしないでもないですが、個人情報と紐付けはされていないものだと考えられます。
AirTagを見つけた信号を目視で確認してiPhone所持者を探し出す
このくらいはできるかな、というのが、例えば任意の場所にAirTagを置いておいて、その付近をAppleデバイスが通過した時に出る信号をキャッチすることで「その人がAppleデバイスを持っているかどうか」については知ることができると考えれます。
AirDrop痴漢の対象として認知する
例えば、一本道にAir Tagを仕込んでおきます。AirTagが反応すればその付近にiPhoneなりのAppleデバイス所持者がいることがわかります。
過去にAir Drop露出痴漢のような事件がありましたが、例えば通過した人が好みのターゲットであればAirDropなどで相手に不快な写真などを送ることができます。(もちろん、相手は拒否もできます)
AndroidユーザーかiOSユーザーかを識別すること
防犯面で言えば、相手がAndroidスマホの利用者か、iOSユーザーなのかを判断することに役立てることはできるかもしれません。セキュリティの脆弱性をつくマルウェアなんかを特定の相手に送りつけるときなんかに役立つかもしれません。
対象がiPhoneを持っているか、持ち忘れているかを判断する
さらに、対象がiPhoneユーザーだと知っている人が「スマホをその時に持っているかどうか」を判断するために利用することもできるかもしれません。つまり、AirTagを仕込んでおいて、反応したら持っている、反応しなかったら持っていない、など。
この辺りは、iPhoneなどが「家の鍵」などの役割を担ってきたときの場合に、さらに防犯セキュリティの問題として発展しそうです。
とはいえ、ここまでは私が購入前に「こんな可能性もあるかも」と例示しただけです。使いながら、どんなことが可能で、どういうことに気をつけなければいけないのか、情報をまとめていきたいと思います。
AirTagを発信機のように使用できるか?
つまり、ストーカーなどが特定の相手の持ち物などにAirTagを仕込んで、追跡など居場所を悪用されるのではないか、ということです。
これは、Appleがすでに回答しています。
誰かのAirTagがあなたの持ち物に紛れ込んでも、あなたのiPhoneがそれを検知してアラートを表示。見つけられない場合でも、AirTagが音を鳴らし始めるので安心です。
https://www.apple.com/jp/airtag/
この機能自体はiOS14.5のベータ版、2021年3月ごろから開設されていました。Apple側としては「不正利用の可能性」は認知しており、かつ対策を取った上でのリリースとなっているようです。
AirTagストーカー、発信機対策はどうする?
AirTagをストーキング行為などのために利用できるかどうか、について。結論としては「利用できるけど、通知が出る分、発信機を使われるよりはAirTagの方が安全」という感じです。

AirTagのリリースで話題になるから「AirTagだけが危ない!」みたいな認知になりやすいけど、そもそも発信機やスマートタグ自体はすでに世の中に溢れていますからね?
「探す」機能がAirTag登場により進化
「探す」アプリの設定で、以下のようなアラートが出るようになっていました。
Turn Off Item Safety Features?
The owner of an unknown item will be able to see your location and you will no longer receive notifications when an unknown item is found moving with you.
この場合のunknownは、「正体不明」という意味ですが、「居場所のわからない」のニュアンスと「誰が仕込んだかわからない」の可能性があります。もう少し読むと、「あなたの居場所がわかる」と書いてあるので、日本語にすると「不明なアイテムの持ち主はあなたの居場所を知ることができます。あなたは(この設定にすることで)不明なアイテムがあなたと一緒に移動していることを知らせる場合、これ以上通知を受けないようにできます」というところでしょうか。
不明なアイテムは「位置情報を伝えるアイテム」のことで、AirTagをはじめとするAppleデバイス全般です。
おそらく、iOS14.5での「探す」の新仕様で、自分のiPhoneの居場所をわからないようにする機能が実装されるようです。
簡単に言い換えると、「探す」アプリの新機能で、不審な位置情報通知が続けられている場合=ストーカー行為をされている可能性がある場合に、あなたのiPhoneにも通知が出るようになっているということです。
この「持ち物のセーフティ機能(iOS14.5が出たら正式名称に差し替えたい)」の設定次第で、通知を切ることもできるが、身の安全を守るための施策はとられている、ということが大事。
Androidユーザーとの関連
この通知は、必然的にAppleデバイスを所持していないと受けることができません。Androidユーザーが被害を受ける可能性はあるのでしょうか。
仮に、AirTagをAndroidユーザーに仕込まれた場合、Androidの端末では位置情報は察知しないはずです。Androidユーザーが単身で行動する分には、居場所がそもそも通知されない。
ですが、身の回りにApple製品がない環境は少ないので、AirTagの移動は検知可能だと考えていいと思います。つまり、Androidユーザーでも位置情報の追跡は「iPhoneユーザーを対象とした時よりは詳細ではないものの」ある程度の位置までは可能と考えられます。

回りくどいことを言わなければ、AirTagを内緒でカバンに仕込めば、Androidユーザーであっても居場所は高い確率で特定できるということです。
ただ、ここまで書いていてふと気づきましたが、根本的に位置情報を発信するデバイスはAirTagだけではないので、AirTagが出たから心配するということがそもそもナンセンスでした。

むしろ位置情報が追跡される可能性があるデバイスの認知度を高めて、「悪用されないように対策する」ことを念頭におくべきだな、と思いましたね。
AirTagが盗難に巻き込まれる
AirTagの使い方として、「紛失」の可能性もあるのですが、「盗難防止」の役割はできるのかどうかを考えてみます。
まず、盗難に関してはAirTagに限らず、iPhoneが盗難された時の対応が役立つと思います。この対応が、AirTagを入れておいた鞄や財布に適応できるかどうかを考察したいと思います。
- マップで所在位置(最終通信場所)を確認する
- 紛失モードにする(ロックをかける)
- デバイス紛失(この場合はAirTag)を警察に届け出る
- 盗難・紛失プラン(iPhoneなどが含まれる場合)補償となるかを確認する
- リモートでデバイスの情報消去(iPhoneなどが含まれる場合)
iPhone、iPad、iPod touch を紛失したり盗まれたりした場合
こんな感じ。AirTagと同時にiPhoneも無くなっているパターンもあるので、紛失デバイスへのケアも忘れずに。
盗難予防としての効果は?
では、盗難予防となるかどうかについて。
犯人逮捕につながるかどうか
AirTagが盗難物に入っている場合は、通信が行われる場所で位置情報が持ち主のiPhoneなどで調べることができます。途中でAirTagが捨てられるなどしても、経路に関しては把握できるので、警察への情報提供くらいはできます。
AirTag盗難件数が増えると「盗難経路情報」が蓄積される
例えば、単発の事件だけだと犯人逮捕にまで繋がる可能性は薄いのですが、同様の盗難ルートが情報として蓄積されていくと、犯人が特定できる可能性は高まると考えられます。つまり、AirTagが普及することで、盗難情報が蓄積されやすくなるということです。
とはいえ、予防効果としては微妙
では、盗難される可能性が下がるかと言えば微妙なところだと思います。目に見えるところにAirTagを仕込んでいる場合に犯人が盗難を躊躇するかといえば、AirTagを認知した分、対策を講じるだけなような気がします。

AirTagを知らない犯人が「あれはなんだ?」と躊躇する効果がどんなもんだかはあまり期待できないような気はします。
しかし、世の中にAirTagのような追跡装置が増えると、盗難の失敗率(逮捕率)が上がり社会全体として盗難件数は下がる可能性はなくはないです。個人的には、いい方向に向かえばいいのかな、なんて思っています。
盗難でも紛失でもないとき、誤作動しないの?
AirTagは優秀なので、例えば友人と一緒に出かけた際にはAirTagと本人(本人が所有しているiPhone)が一緒にある場合には通知されません。
まだ私も使用していないのでなんとも言えませんが、可能性としてAirTagの所有者や連絡先などのカテゴリレベルで「この人と一緒の場合は通知しない」までできるんじゃないのかな、という気はしています。
通知方法も指定できるor変更できるのは当然のことながら。盗難だと思えばAirTagを鳴らさずに追跡させたり。例えば、一定距離離れた時に自動でアラートが鳴る設定などは可能だと思います。AirTagを鳴らすのか、iPhone側に通知が出るのか、などのカスタマイズ性能も購入してから調べてみたいと思います。
モノとスマホの位置情報に関する記事
モノやスマホの「位置情報」について考える場合、ついでに自分の居場所とプライバシーについても再検討したいところです。
当サイトで色々と試した位置情報変更のための情報についてまとめています。
位置情報変更に関する便利ツール一覧
知っておきたい豆知識
ツール一覧
- Dr.FoneのGPS変更
- iMyFone「AnyTo」
- EaseUS『MobiAnyGo』おすすめ度
- Tenorhare『iAnyGo』は位置情報変更ツールとしておすすめ?
- 「iToolab AnyGo」位置情報変更するのにおすすめできる?
ゲーム利用
位置情報共有SNS
位置情報共有SNSアプリのまとめ情報はこちらの記事にあります。

- NauNauがZenlyの代わりとして最もおすすめできる理由
- 「友どこ」が日本でも本格化、zenlyを超える位置共有SNSに名乗り
- 位置SNSの「GHOST」は運営会社が幽霊みたいに掴めない
- whooは開発のノリが軽くて対応早いけどnext zenlyになれるかは
- 位置情報SNS「Now」の使い勝手レビュー
まとめ:AirTagは一部の人には必須級のアイテム
まず、申し上げておきたいのは、ものをなくす人間は、ふざけたり手を抜いているわけではなく、脳のシステム的に「モノの位置まで記憶していないことが多い」人たちです。
「ちゃんと気をつけていればものをなくしたりしないよ」とみんなは言うのですが、気をつけていようとしていても、どうしても盲点のように「絶対に記憶がすり抜ける場所」みたいなところがあり、これがモノ無くす族に存在する脳の欠陥とも言えます。
これ、努力でどうにかできることでは無いので、大人しく「ものをなくす」ことを前提に、環境を整えていく必要があります。その時に、AirTagってのは本当に便利なんです。
AirTagを買うかどうか悩んだときに決め手となるポイント
- モノをなくして、探している時間、人生で一番無駄だし、しんどい
- 努力で解決できないことが、数千円で解決できるなら安い
- 「忘れてもいい」ことが、人生の負担感を軽くしてくれる
AirTag推しが申し上げられることは、できないものはできないので、おとなしく「物忘れ」と共生していくことを選ぶべきです。その時に、忘れても困らないように、AirTag、つけておきましょう。

今は、正直Airtagつけていると笑われること多いんですよ、そんなにもの失くすことあるって。でも、我々の障害が理解されて、かつ、周囲の認知力が老化で落ちてきた時に、「あー、笑い事じゃなかったんだ」って理解してくれる人が増えるはず。
Apple公式オンラインショップでのお得な買い方
公式オンラインショップで探すならこちらのページになります。
公式で定価はさすがに高いや、と感じた方には、公式の保証を受けながら、しかも安い「整備済み品」がおすすめ。
ちなみに、公式オンラインショップで購入する場合、もう一声割引してほしいと思ったら、楽天リーベイツでポイントをつけるのがおすすめ。
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AirPods
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AirTag
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- 「探す」がサードパーティーにも適応、U1チップの普及でさらに正確に
- Air Tagの本気の使い方「うっかりしなくても物を無くす人のためのライフハック」
- 『iPhone/iPadを探す』をZenlyの代わりに使う場合の注意点
AppleWatchの関連記事一覧
AppleWatchを購入するときに参考にしたいことはこの記事にまとめています。

AppleWatchのセールに関する情報は別サイトでまとめています。

以下、AppleWatchについて知りたい場合に参考になる記事をまとめておきました。
コメント
「18 18 オフ airtag」に関する最新情報です。
Amazonで行われているセールで、旅行の必需品であるAirTagが18%オフで販売されています。AirTagはうっかりやさんの味方であり、自分の持ち物を探すことができるiPhoneの「探す」アプリと連携して使用することができます。このセールはiPhoneユーザーにとってお得なチャンスです。また、他にもApple製品のセールが行われており、第2世代のAirPods Proや第3世代のAirPodsなどがお買い得になっています。さらに、突然の雨に備えておすすめの小川の自動開閉式折りたたみ傘もセール対象となっています。
https://www.lifehacker.jp/article/amazon-timesale-2023-0920-2/
「ホンダ em バッテリー」に関する最新情報です。
ホンダの電動バイク「EM1 e:」を公道で乗り回し、バッテリーの持ち具合を試してみました。イーコンモードとSTDモードの切り替えによって、バッテリーの持ちが大きく異なることがわかりました。EM1 e:は都内で約53km走行することができ、バッテリー残量が20%程度でした。また、EM1 e:は2023年8月24日に発売される予定です。価格は29万9200円で、補助金を含めると約6万円程度になることも伝えられています。また、バッテリーは着脱式で充電器も含まれており、自治体の補助金を利用することでさらに購入しやすくなるとのことです。
https://news.google.com/rss/articles/CBMiKmh0dHBzOi8vbmV3cy53ZWJpa2UubmV0L21vdG9yY3ljbGUvMzM0MzIyL9IBMGh0dHBzOi8vbmV3cy53ZWJpa2UubmV0L21vdG9yY3ljbGUvMzM0MzIyLz9hbXA9MQ?oc=5
「店舗 開設 2023」に関する最新情報です。
ケイアイスター不動産のフランチャイズであるKEIAI FCが2023年8月に新たに2店舗を開設することが発表されました。新しい店舗は埼玉県と福岡県に位置しており、2023年9月8日にオープン予定です。これにより、KEIAI FCの店舗数は合計9店舗となります。また、KEIAI FCはFCセミナーを積極的に開催しており、日本の不動産市場の変化に対応するために努力しています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000442.000029869.html
「apple セキュリティ マルウェア」に関する最新情報です。
この記事は、Apple製のMacは安全であるため、マルウェア対策製品は不要という考えが間違っている理由について説明しています。記事では、Apple製デバイスは標準のセキュリティ機能を備えている一方で、市場にはApple製デバイス向けのセキュリティ製品が存在していることを指摘しています。マルウェア対策に焦点を当て、追加のセキュリティ製品が必要な理由を整理しています。
記事では、追加のセキュリティ製品の導入によって、マルウェア対策が強化されると述べています。具体的には、サードパーティー製のセキュリティ製品を使用することで、未知のマルウェアの検知やVPNによる不正トラフィックの検出、データ損失の防止などの機能が追加されると説明されています。
また、企業が機密情報を扱う場合には、サードパーティーベンダーのマルウェア対策製品の導入が有用であると述べています。企業は全ての脅威に対抗するためにセキュリティ製品を導入し、従業員のセキュリティ意識を高めるための研修にも取り組む必要があると指摘されています。
https://news.google.com/rss/articles/CBMiPGh0dHBzOi8vdGVjaHRhcmdldC5pdG1lZGlhLmNvLmpwL3R0L25ld3MvMjMwOC8yMi9uZXdzMDYuaHRtbNIBAA?oc=5
「ps セール long」に関する最新情報です。
PS Storeでは、PS4/PS5の「8月のお買い得セール」が開催されています。セールでは、『牧場物語』の新作や三國死にゲー『Wo Long』などが最安値で購入できます。PS Storeでは、約1000のコンテンツがセール対象となっており、セール期間は8月16日から8月30日までです。また、PS4/PS5のゲーム製品もセール対象となっています。セールの一部を紹介すると、『Wo Long: Fallen Dynasty』が30%オフの6006円で購入できます。このゲームは、中国の後漢時代を舞台にしたアクションRPGで、中国武術や武将などが登場します。他にも、にゃんこシミュレーター『にゃんこラテラル・ダメージ』のリマスター版も60%オフの748円で購入できます。セールの詳細はPS Storeの公式ページで確認できます。
https://automaton-media.com/articles/newsjp/20230816-259868/
「airtag apple タグ」に関する最新情報です。
Appleの忘れもの防止タグ「AirTag」の新型に関するウワサが出ています。新型のAirTag 2は2024年末に登場する可能性があり、空間コンピューターに統合される可能性もあるようです。これにより、AirTagはさらに進化し、新たな機能や利便性が追加されるかもしれません。詳細な情報はまだ明らかにされていませんが、AppleファンやAirTagユーザーにとっては注目すべきニュースです。
https://news.google.com/rss/articles/CBMiMmh0dHBzOi8vd3d3Lmdpem1vZG8uanAvMjAyMy8wOC9haXJ0YWctMi1ydW1vci5odG1s0gEA?oc=5