ついにAirTagが発売となりました。


他社製のスマートタグで代用してなんとかお茶を濁そうと思っていましたが、iPhoneユーザーが、すでにAirTagが発売されることを知りながら他の製品を買うのもなんだかもったいないな、と思い数年。
ようやくAirTagが発売されるので私は買うのですが、「もっと安くていい商品があるんじゃないの?」と気になる方のために情報をまとめておきます。
2023年の「スマートタグ」新着情報まとめ
スマートタグについて調べているついでに見つけた「新製品情報」や「発売が噂されるもの」などの情報をざっくりまとめて置いておきます。
スマートタグに関する新着ニュース
スマートタグに関する話題をさっとチェックするのに使ってください。
Googleのストーキング対策機能について
- GoogleはAndroid 6.0以上のユーザーに、見知らぬトラッカーの警告機能を提供開始。
- 通知からトラッカーの詳細や位置を確認できる。
- GoogleとAppleは、この機能の詳細仕様を今年末までに完成予定。
警告機能の詳細
- 見知らぬBluetoothトラッカーが利用者と一緒に移動すると、Androidデバイスに通知が届く。
- 通知をタップするとトラッカーの詳細や位置が表示される。
- トラッカーの音を鳴らして位置を特定することも可能。
- 現段階ではAppleのAirTagのみが対応、他のメーカーのトラッカーへの対応も予定。
トラッカーの操作方法
- Bluetoothトラッカーをスマートフォンに近づけることで、所有者情報(シリアル番号や電話番号の下4桁など)が表示されることがある。
- トラッカーを完全に無効化することも可能で、無効化後は位置情報を取得されない。
追加情報/補足
- 手動でのスキャン機能も提供されており、自分の周囲に不審なトラッカーがないかをチェックすることができる。
スマートタグの新製品情報
ものを探す系のガジェット新製品を紹介していきます。
新製品:ORBIT X GLASSES
2023年8月18日時点での株式会社epiceのメガネ紛失防止デバイス ORBIT X GLASSESについて紹介します。
ORBIT X GLASSESの特徴
- Apple純正の「探す」アプリからメガネ(ORBIT X GLASSES)を鳴らして、音で探せる。
- メガネの場所を地図上で確認できるので、外出先での置き忘れや落とし物でも探すことができる。
- 世界最小クラスのデバイスで、メガネ以外の小さいものにも取り付け可能。
価格
6,980円(税込)
ORBIT X GLASSESのおすすめポイント
- Appleの「探す」アプリと連動しており、アップルデバイスからメガネの場所を特定できる。
- 全世界のアップルユーザーのネットワークを利用して位置情報が更新される。
ORBIT X GLASSESの気になるところ、注意点
- 一般的な価格が6,980円と、一部のユーザーには高価に感じるかもしれない。
ORBIT X GLASSESの購入時参考情報
- 先行販売実施期間:2023年8月17日〜2023年9月20日
- 購入URL: https://otona-mono.com/pages/orbit_glasses
商品名:「Seinxon Finder Card」
2023/09/09時点での「OFIVE LIMITED」の「Seinxon Finder Card」について紹介します。
「Seinxon Finder Card」の特徴
- 「業界最薄クラスの1.8mm」
- 「IP68の防水性能とRFIDスキミング防止機能を搭載」
- 「Appleの「探す」機能に対応、MFi認証取得済み」
価格
「最大20%OFFの先行販売価格」円(税込)
「Seinxon Finder Card」のおすすめポイント
- 「超薄型でありながら、多機能なスマートタグ」
- 「Bluetooth検索距離を離れると自動検知してスマホに通知」
「Seinxon Finder Card」の気になるところ、注意点
- 「先行販売特別最安値は先着数量限定」
「Seinxon Finder Card」の購入時参考情報
- 「Makuakeにて5月19日(金)11時から6月29日(木)18時まで先行予約販売中」
- 「商品のお届け予定時期は2023年8月中」
商品名:「ORBIT X VELO」
2023/09/09時点での「自転車専用スマートタグ」の「ORBIT X VELO」について紹介します。
「ORBIT X VELO」の特徴
- iPhoneの探す機能を使って世界中に包囲網を張ることができる。
- 自転車のドリンクホルダー(ボトルケージ)の穴に設置可能。
- 防水防塵仕様でカバーやアクセサリが不要。
価格
5,450円(税・送料込)
「ORBIT X VELO」のおすすめポイント
- Apple製品の高い普及率を活用し、ほとんどの場所で位置情報の取得が可能。
- ボトルケージとの組み合わせで、犯人による取り外しのリスクを低減。
「ORBIT X VELO」の気になるところ、注意点
- 取り付け用のネジはトルクス(六角星形)なので、専用の工具が必要。
「ORBIT X VELO」の購入時参考情報
- 現在、クラウドファンディングサイトmachi-yaで特別キャンペーンを実施中。
- 一般販売予定価格から9%OFFでオーダー可能。
直近のスマートタグのセール情報
スマートタグの商品で、「これはお得!」と感じたセール情報も残しておきます。購入の決め手となる価格の参考にどうぞ。
楽天スーパーSALE:Anker Eufy Security SmartTrack Link
2023年9月8日時点でのAnkerの紛失防止トラッカー「Anker Eufy Security SmartTrack Link」について紹介します。
Anker Eufy Security SmartTrack Linkの特徴
- Appleの「探す」アプリとの対応
- スマートフォンからSmartTrackを鳴らせる機能
- 置き忘れ防止機能
- 電池寿命約1年
- 最大24ヶ月の保証
価格
2,243円(税込)
お得度
25%OFF(通常価格2,990円からクーポン適用で747円割引)
セール期間
2023年9月7日(水曜日)〜2023年9月11日(日曜日)
Anker Eufy Security SmartTrack Linkのメリット、注意したいポイント
- 小型でキーチェーンやカバンに簡単に取り付け可能
- 置き忘れを未然に防ぐアラート機能が便利
- Eufy Securityアプリで紛失時の位置確認や家族間での情報共有が可能
- UWB(超広帯域通信)には対応していない
- 本製品は個人のもののみに使用し、他者の位置情報を取得しない
- スマートフォンが必要で、最新バージョンのiOS、iPadOS、macOSを推奨
- 航空会社によっては使用が制限される可能性がある
- 仕様やパッケージが予告なく変更される可能性がある
このクーポンセールは期間限定なので、興味のある方は早めにチェックしてください。また、他にもAnker製品がセール中なので、気になる製品があればチェックをお忘れなく。
「セールでお得」:「Eufy Security SmartTrack Card」
2023/09/09時点での「Anker」の「Eufy Security SmartTrack Card」について紹介します。
Eufy Security SmartTrack Cardの特徴
- Appleの「探す」アプリに対応したカード型のAirTag。
- 薄型で、財布やカードポケットに収納可能。
- 置き忘れ防止機能搭載、手元から離れると通知が届く。
価格
3,392円(税込)
お得度
598円の割引(元の価格は3,990円)
セール期間
不明(「いまだけ」との情報のみ)
Eufy Security SmartTrack Cardのメリット、デメリット
- メリット:薄型で財布に入りやすい、Appleの「探す」アプリに対応、置き忘れ防止機能、音を鳴らしての探知が可能、組込式の電池で最大3年間使用可能。
- デメリット:詳細な追跡機能がない(「こっちの方向であと○m」のような詳細追跡はできない)、電池が交換不可。
とりあえず知っておきたい「スマートタグ」のこと
記事は私の勉強も兼ねているので情報量が多いため、とりあえず、今、ここで知っておきたい情報をまとめておきます。
買うべきスマートタグはどれか
まずは、さっと知っておきたい、「どれ買うべき?」という話。
iPhoneユーザーならAirTag一択
難しいこと考えないなら、iPhoneユーザーならAirTag買っておけば間違い無いです。

例えば、会社の重要資料を入れたUSBメモリや書類ケースなんかは、AirTagとセットにしておくのが「情報漏洩対策の当たり前」になる時代です。早めに対処しておきましょ。

iPhoneがあれば「AirTagが見つからない」ということはほぼ無いので、多少コストはかかりますが、背に腹は変えられないかと。
AndroidユーザーならTileが無難
Androidユーザーの場合は、選択肢が多いので考えるのが少し面倒ですが、スマートタグの大手ということであれば「Tile」を利用しておくのが無難。
Tileには「カード」「キーホルダー」「ボタン」など様々な形状のものがあるので、用途に合わせて邪魔にならないものが選べるのもいいですね。できれば、ひとつのアプリにまとめたいので。

ちなみに、iPhoneの「探す」アプリなら、AirTagの他にもスマートタグなどのアイテムが登録できるようになっているので、ひとつにまとめる点ではやっぱりAppleはスマートです。

便利な「探す」アプリを使いこなす
「探す」アプリは便利です。
スマートタグを購入したら是非とも導入したい「探す」の機能について解説しています。(iPhoneユーザー用です)

スマートタグの選び方
まずは、スマートタグの選び方から。
スマートタグとは
まずは、スマートタグの簡単な説明からしていきます。
スマートタグの簡単な説明
スマートタグとは、スマホなどの通信機器と連動して、タグの位置を正確に把握することで紛失や盗難を防ぐためのものです。置き忘れ防止タグ、紛失防止タグ、セキュリティータグなどと呼ばれることもあります。
スマートタグが必要な人
AirTagが必要になる人にも記載しましたが、簡単にどんな人にひつようになるかをしっかり解説してみようと思います。
ADHDには必須級の代物
私自身がADHDなのですが、AirTagはADHDには今後「必須」となるアイテムです。

ADHDってなんだ?
ADHDというのは「集中力」の障害です。周囲の人にとっては「慌てん坊の人」くらいにしか見えませんが、ADHDで生きていく方にしては深刻な問題です。
「ものを無くす、忘れる」という視点だけでも、ADHDは大損しています。なぜなら、人生の大半を「何かを探す時間」として費やしているからです。無くさないように注意はしているのですが、根本的に「注意が欠陥している」障害なので、本人がどう気をつけようが無くすものはなくします。
これまでは周囲の理解が得られないので「本人の努力不足」として扱われてきましたが、今後は「ADHDであること」を認識した上で、どのような対策が取れるのかを考えていく必要があります。
できないことはツールで補う
話を戻すと、スマートタグのような「ものの居場所を発信する」アイテムは、ADHDのライフハックとしては必需品といえます。
具体的にADHDがものを無くす構造は別のサイトで解説しているのですが、「注意力を払わなくてもものの方から居場所を教えてくれる」というのは、ADHDのちょうど足りない部分を補うものとして有効です。
ADHDについて今後周囲の理解が進む可能性は少ないとは思いますが、ADHD当事者が自分の症状を緩和するためのアプローチをかけていくことは重要です。必要な投資だと考えて、「なくしてはいけないもの」全てにスマートタグをつけておくだけで、心理的には結構安心するのでぜひ。
認知症・物忘れの対策にもなり得る
認知症と書くと「自分には関係ない」と思われるかもしれますが、認知機能が低下することは誰にでも起こりうることです。誰にでも起こりうるということは、あなたではなく家族の認知機能が低下する可能性も十分にあり得ます。
認知機能と記憶障害は異なるし、置き忘れ・紛失と記憶力低下も違う
特に、ものの位置を記憶する能力は、記憶力だけの問題ではありません。「物の位置を忘れる」ことで「あー認知機能が落ちたわ」と呟く人もいますが、どちらかといえば、「前頭前野」の機能不全が起きている可能性があります。ちなみに、この前頭前野の機能が弱いことで起こる障害が、先ほど紹介したADHDであると考えられています(諸説あります)
よほど強く意識しない限り、ものをしまった場所は「長期記憶」には保存されません。記憶というのは多く貯蔵してもうまくいかないので、基本的には「作業期間中は覚えておくけど、忘れてもいい」くらいのものは作業終了後に消去されるようになっています(諸説あります)
つまり、ものの位置が思い出せない、というのは、この「作業領域の記憶=ワーキングメモリ」がうまく働いていないことであり、ADHDの症状と深く関連している上に、「年齢を重ねるごとにみんなに起こりうる症状」であります。
前頭前野というのは、加齢によって一番最初に機能が低下しやすいとされています。認知症の原因は様々ですが、軽度の認知症の場合、この前頭前野の機能不全が起こっている場合が諸研究などで示唆されています。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hbfr/31/3/31_311/_pdf
若い人にも必要な脳処理軽減
最近、物忘れが激しいな、というときは、ただのストレスや多忙で脳処理が滞っている場合が多いです。先ほども申し上げたとおりに、ものの場所などを保持している記憶は、記憶力というよりは「作業力」に近いもの。覚えようと思って覚えるのとは、また違った処理がされています。
働き盛りだからこそ「置き忘れ」が増える
つまり、忙しい時やストレスが溜まっている時、不安が強い時なんかは、物の位置記憶を紛失しやすい状況だといえます。言い換えると、「物の場所を覚えておこうとする」ことは一定の処理が必要であり、脳の負担が大きい状態です。
だから、いっそ物の場所のことは忘れてしまった方が脳の負担が減って、他の物事に集中できるようになる、可能性があります。本当は、やるべきことはさっさとやって「達成感」と同時にやるべきことを忘却した方がいいのですが、我々、どうしても面倒なことほど溜め込んでしまいますからね。
話が逸れましたが、もし、ものを無くすことが煩わしいと感じたら、スマートタグなどを利用して財布や鍵の位置を心配する負担を減らすことで作業効率が上がる可能性はある、と私は信じています。
家族の認知機能低下に役立てる
例えば、わかりやすく認知症の中核症状で記憶障害や判断の低下が起きて、周辺症状として徘徊などが見られているときは、もうその対策としてスマートタグを採用するのはいいと思います。
徘徊なんかは衣服にGPS付きのスマートタグを仕込んでおいて居場所を特定することに役立ちます。また、実際に認知症の人と暮らすようになるとわかることですが、認知症の人が「貯金通帳」などの重要なものを移動させると見つけることは困難になります。
かつての習慣は保持されやすいので、絶対に持っていく鞄などにスマートタグを入れておけば、大事なものは紛失しにくくなりますし、移動経路が分かればどこでものを落としたか、なども推測しやすくなります。
スマートタグの機能にもよりますが、タグが一定距離離れたところに行くことでアラートを鳴らす・通知がいくなどの設定も可能です。家族の徘徊予防にも役立ちますし、ある程度「徘徊させてあげる」ことの負担も減るはずです。
徘徊を止めるのって、口で言うほど簡単じゃないからね。怒りっぽいおじいさんが、「なんで家からでちゃいけないんだ」って暴力を振るうのを止めるのは容易じゃない。むしろ、止めないでちょっと歩かせてあげた方がいい。だけど、ずっと付きっきりもできない時に(放置はしないにせよ)居場所だけでもわかるのは安心です。
自分の認知機能が落ちたら
自分自身が忘れっぽくなったな、と思った時にもスマートタグは便利です。必ずしも認知症の前期症状であるとも限らないのですが、忘れっぽいサインは脳の異常の第一段階だと考えてみてもいいとは思います。
ものを無くすストレスから解放される
ものを無くすというのはかなりのストレスです。さらに、無くしたものを探すという行為は不安との戦いでもあり、(私には日常茶飯事ですが)本当に悲しい気持ちになります。探しているときの惨めさといったら。
前述の通り、脳への負担が強い時には物忘れ症状は出やすいと考えられます。根本的な負担軽減が図れれば一番なのですが、「仕事つらいからやめるわ」はなかなか言い出しづらい世の中です。仕事のつらさを解消するのは大変ですが、物忘れをあまり気にしないように生活できることは(根本的な解決ではないにせよ)不安の解消につながります。
スマートタグはあくまでもその一部ではありますが、「また忘れてしまった」と自分を責めずに、すぐに場所を探知できるのは自己のメンタル防衛にも役立ちます。
あんまり何も考えないようになると、もっと物忘れが悪化しそう、と感じる高齢者はいそうですが、ワーキングメモリを鍛えることは簡単ではありませんし、スマートタグを使ったからバカになるはあまりにも暴論。あくまでも脳の補助ツールとして取り入れていくのがいいのかな、と思います。
盗難の予防に
これはスマートタグ個別の機能になるのですが、GPSなどで離れた場所でも位置情報が記録される類のスマートタグもあります。鞄などに入れておいて、いざ盗難が疑われた時にスマートタグの場所を検索することができます。
もちろん、タグを捨てられれば盗難品の場所まではわかりませんが、タグが捨てられた経路などを利用して捜査に役立てることくらいはできます。
また、スマートタグが本人(が持っているスマホなど)から離れた位置にいくと通知が出るような機能があり、スリなどに盗難された時にすぐに気づくことができます。
大事な書類・データ管理に
リモートワークが増えた都合、会社の重要書類を入れたブリーフケースや、先生たちが生徒の個人情報をUSBなどに保管して自宅に持ち帰るケースが増えてきています。
今後は、これらの書類(を入れたケース)やUSBにスマートタグを利用することがスタンダードになってくると思います。人間が忘れ物を無くすことはできないので「気をつけて扱う」など責任感を過信した対策は、あってないようなものです。
企業や組織レベルで「紛失をなくす」ことを考えるなら、こういったツールを活用しないことには「解決策」として世の中に提示することはできません。もう、「こんなことにならないように注意します!」と宣言するだけでは許されなくなります。具体策として、スマートタグの利用を進言できると、なんかちょっと仕事ができる感じがします。
モノとスマホの位置情報に関する記事
モノやスマホの「位置情報」について考える場合、ついでに自分の居場所とプライバシーについても再検討したいところです。
当サイトで色々と試した位置情報変更のための情報についてまとめています。
位置情報変更に関する便利ツール一覧
知っておきたい豆知識
ツール一覧
- Dr.FoneのGPS変更
- iMyFone「AnyTo」
- EaseUS『MobiAnyGo』おすすめ度
- Tenorhare『iAnyGo』は位置情報変更ツールとしておすすめ?
- 「iToolab AnyGo」位置情報変更するのにおすすめできる?
ゲーム利用
位置情報共有SNS
位置情報共有SNSアプリのまとめ情報はこちらの記事にあります。

- NauNauがZenlyの代わりとして最もおすすめできる理由
- 「友どこ」が日本でも本格化、zenlyを超える位置共有SNSに名乗り
- 位置SNSの「GHOST」は運営会社が幽霊みたいに掴めない
- whooは開発のノリが軽くて対応早いけどnext zenlyになれるかは
- 位置情報SNS「Now」の使い勝手レビュー
スマートタグの選び方
ここからは、スマートタグの選び方について簡単に説明します。
スマートタグの形状について
スマートタグは、無くしたくないもの、取り付けたいものの形状に合わせられるように、様々な形のものが商品化されています。
- カードタイプ
- キーホルダータイプ
- シールタイプ
高機能なものほどどうしても大型化しがちですが、今やシールでつけられるほどに小型化されていることに驚きを隠せません。
有効範囲を考える
スマートタグの機能面で大事になってくるのは、通信の有効範囲です。
使用場所を考える
スマートタグを室内だけで使用する場合(つまり、リモコンや家の鍵などを探すだけ)なら、有効範囲は10m程度でも大丈夫です。
例えば、重要書類などの入ったUSBメモリなどを管理する場合に、持ち出しがわかるようにするだけであれば有効範囲は「室内」だけでいいとなります。
家の鍵なども「カバンから出たかどうかわかる」くらいなら、スマホとの距離が保たれる有効範囲内で「紛失通知」が出れば十分ということになります。
より広範囲での捜索が必要なものなら
外出先で「紛失」した場合に、ある場所を探したいという時には「GPS機能」や「コミュニティ機能」に対応したものが必要になります。
GPS機能とは
GPS機能は通信する必要があるので、消費電力が大きくなるのと、筐体が大きくなりがち。どちらかといえば子供の見守りなどで使うキッズケータイやスマートウォッチなどの機能に近いと思います。
コミュニティ機能・クラウド追跡機能とは
コミュニティ機能やクラウド追跡機能と言われるものは、各商品のメーカー独自の機能・サービスになります。
例えばMAMORIOなら「MAMORIO spot」という検知レーダーを設置して、忘れ物で届けられた時に通知がいくような仕組みです。TileだとTileのアクセスポイントをタクシーなどに設置しており、落とし物になったTileを探すことができます。
また、アプリなどと連動している場合に、他の人が近くを通った時にスマートタグの通信を感知したら居場所を特定できる、というものも多くみられます。MAMORIOの「みんなで探す」機能や、Qrioだとメンバーを指定しての捜索などに役立てることができます。
価格についてはどう考える?
今回は、比較対象とするのはAirTagです。皆さんには申し訳ありませんが、私が記事を書くのは誰かのためというよりは「自分が買うかどうか」です。参考になればいいな、とは思いますが。
AirTagは税込3,800円
いや、これはすごく安いんです。ただ、スマートタグの平均価格帯が2,000円前後なので、スマートタグカテゴリの中では高価格帯ということになります。
最終的には「コスパ」の話になるわけですが、「みんなが使っているデバイス」でなければ紛失タグの高性能機としては役に立ちません。iPhoneはスマホ端末としては圧倒的に世界シェアNo.1です。(OSのシェアとしてはAndroidと二分しますが、Androidは製造メーカーごとに端末のモデルはバラバラなので)
田舎で使うならAirTag一択
他のスマートタグだと、どうしても「都会」などでの捜索に限定されます。田舎だとスポットもなければタクシーも少ないし、そもそも対応していないしで機能しません。Appleデバイスを所持している人ならまぁまぁいるので、捜索してくれる人数として利用圏内となるのは、AirTagしかあり得ないんです。
低価格帯なら1,000円以下から
例えば、山善あたりだと「紛失予防」くらいの役割にはなりますが、スマートタグが1,000円以下で購入できます。
基本的には2,000円程度
あとは有名メーカーの基本的なモデルは2,000円前後です。例えば、忘れそうなもの全てにスマートタグを取り付ける場合は、2,000円と4,000円は倍近いコスト差になるので、企業などで一括で購入する場合には使用目的に合わせてスマートタグを選んだ方が懸命です。
ただ、商品によってはプレミアムサービスなどで月額利用料が必要なものもあるので、購入時は注意が必要です。
スマートタグのおすすめランキング
他のサイトで紹介されているものも併せて「いや、本気で忘れ物に悩んでいる人だったらこれくらいの機能は必要だよ」という視点で解説していきます。
Appleのスマートタグ
AirTagの情報は別記事にあります。

AirTag
基本的に、機能面でAirTagに敵うものはありません。さらに、Appleユーザーというだけでコミュニティとして(AirTagを捜索するデバイス数が)最大級になるため、今後も他のスマートタグと比較してもトップであり続けることは間違いありません。
というか、AirTagが出てしまったことで、これまで他のスマートタグのコミュニティ/クラウド追跡機能を利用していた方もAirTag一本になってしまう可能性があるので、他のメーカーからするとAirTagの登場によって厳しい状況となりそうですね。
Chipolo(チポロ)
ヨーロッパ生まれのスマートアクセサリー。ヨーロッパ生まれっていうと、製造だけヨーロッパを拠点にして、本社は中国にあるイメージ。
日本の販売代理店はBlueGreenGroupというところでした。Chipoloはスロベニア生まれということで、確かにヨーロッパではありました。
Chipolo ONE
Chipoloのスマートタグの現在(2021年4月現在)の主力商品はChipolo Oneです。
特徴としては、「防水対応」で「電池交換可能」で、何より「小さい」ということでしょうか。カラーバリエーションが多いいことと、音量は大きい。このあたりが差別化できるポイントだと思います。
ChipoloOneの仕様
- サイズ : 直径38㎜ 厚さ6.5㎜
- 音量 : 120db ※旧Chipolo:100db
防水 :IPX5 ※旧Chipolo:非防水 - アプリ:iOS/Android 対応(日本語)
- OS:iOS11.0以上/Android7.0以上
- Bluetooth:Bluetooth4.0以降
- バッテリー : 約2年(交換可)
- ※旧Chipolo:9ヶ月
- メーカー保証 : 1年(保証書付)
Chipolo Card

世界最薄のカードタイプとのこと。本当に最薄かどうかはわからんです。
ChipoloCardの仕様
- サイズ : 縦37㎜ 横68㎜ 厚さ2.15㎜
- 音量 : 95db
- 範囲 : 60m
- 防水 : IPX5
- アプリ:iOS/Android 対応(日本語)
- OS:iOS9.0以上/Android4.4以上
- Bluetooth:Bluetooth4.0以降
- バッテリー : 1年(交換不可)
- メーカー保証 : 1年(保証書付)
Tile
Tileはカリフォルニアを拠点とするベンチャー企業の商品。230の国や地域でコミュニティを持つ世界最大級の「スマートタグ」メーカーです。
Tile 製品比較
Tile製品比較 | Mate (電池交換版) | Mate(2020) 電池交換版 | Pro(2020) 電池交換版 | Slim(2020) | Sticker(2020) |
カラー | ホワイト | ホワイト | ホワイト&ブラック | ブラック | ブラック |
電池タイプ | 交換可能(CR1632) | 交換可能(CR1632) | 交換可能(CR2032) | 交換不可 | 交換不可 |
電池寿命 | 約1年間 | 約1年間 | 約1年間 | 約3年間 | 約3年間 |
最大接続距離 | 約45m | 約60m | 約120m | 約60m | 約45m |
商品サイズ(mm) | 35×35×6.2 | 35×35×6.2 | 42×42×6.5 | 86×54×2.4 | 27×7.3 |
防水性 | 防滴(IP55) | 防滴(IP55) | 防滴(IP55) | 防水(IPX7) | 防水(IPX7) |
音量 | より大きい | より大きい | 最も大きい | より大きい | 大きい |
重さ | 7.5g | 6.0g | 12.0g | 14.0g | 5.0g |
Mate

Tileのスマートタグの中でもベーシックなモデル。価格も安定してリーズナブル。
Tile Mateは特に「スマホを見つける」場合に便利。スマートタグは基本的には「スマホ」などと通信しながら使用するのですが、肝心のスマホが見つからないということがままある。

タイルのボタンをダブルタップすると、スマホの音を鳴らして探すことができます。タイルはスマホだけじゃなく、AlexaやGoolgeHomeといったスマートスピーカーからも操作可能です。

Tile Mateの仕様
- 電池寿命:約1年 / 電池交換可能
- 接続範囲:最大約 75 m
- 防水性能:防滴 (IP67)
- 商品サイズ:38 x 38 x 7.2
Slim
Slimタイプの宿命として、電池が特殊なものになるため交換はできない。しかし、カードタイプにスマホを見つける機能としてのボタンを搭載したのは技術力が素晴らしい。個人的にはMateで十分だとは思う。
Tile Slimの仕様
- 電池寿命:約3年 / 電池交換不可
- 対応デバイス:Bluetooth 4.0を搭載したデバイス
- 接続範囲:最大約 60 m
- 防水性能:防水 (IPX7)
Pro
圧倒的に伸びた接続範囲と、果たしてそれに見合うコスパなのかは疑問。
Tile Pro(2022)の仕様
- 電池寿命:約1年 / 電池交換可能
- 対応デバイス:Bluetooth 4.0を搭載したデバイス
- 接続範囲:最大約 120 m
- 防水性能:防滴 (IP67)
Sticker
電池交換ができない、超小型、超軽量モデル。どんなものでも張り付けて使えるシールタイプ。
小さい気球や鳩なんかにくくりつけて旅させたい。鳥の生態を調べたりする調査に使えるかと一瞬思ったが、感知するセンサーが近くにないから括り付け損になる。
- 電池交換不可/最大3年使用可能
- Bluetooth接続範囲:約75m
- サイズ:27 x 8.2 (+ボタン突起1mm)
- 防水(IP67)
MSソリューションズ(Leplus)
MSソリューションズはスマホのアクセサリなどを作っている会社。スマホアクセサリはLeplus(ルプラス)というブランド名で展開。
Mikke
特徴的な機能としては「リモートシャッター機能」で、ボタンを押せばシャッターになる。Bluetooth接続しているのでそれほど難しい機能ではないが、スマートタグをただのアクセサリーではなく実用性を持たせのは、なんとなく日本の会社っぽいなって思った。
MAMORIO
商品名かと思ったら、社名でもあった。
私たちは「なくすを、なくす」をミッションに、紛失防止デバイス「MAMORIO」を始めとした
https://company.mamorio.jp/
様々な製品・サービスを提供するIoTカンパニーです。
落し物ドットコムなども運営しているようです。


個人的にはこのような会社を応援する意味ではMAMORIOを購入したいのですが、やっぱり本気で紛失物を見つけたいと思ったら、AirTag以外にあり得ないんだな。ワンチャンあるとしたら、Android標準機能に盛り込まれる「トラッキング要素を持った何か」になるんだろうけど。
MAMORIO
スタンダードなモデル。MAMORIOというよりは、MAMORIO SpotやMAMORIOユーザーに見つけてもらうことになるので、果たしてMAMORIOユーザーがどれくらいいるかってのが問題。道を歩いても誰にも出会わない私には選択圏外。
MAMORIO FUDA
札かと思ったら「フューダ」だった。いわゆるシール型。使い勝手はMAMORIO。
MAMORIO RE
Me-MAMORIO
ボタン型。
Qrio
Qrioはずっと海外の会社だと思っていたが、日本の会社なのか?
スマートロックとして、玄関の鍵にセットするだけでスマホで開閉可能にすることができるQrio Lockが人気。我が家の玄関がサムターンだったら、我が家も対応してたんだけどな。




Qrio Smart Tag
なんかどこかで見たことがあるような、と思ったらなんとSONYのデザインチームが担当したらしい。あぁ、そうか、これがSONY。
コメント
「タグ card card finder」に関する最新情報です。
厚さ1.9mmの忘れ物防止タグ「Micflip Card Finder」が発売されました。このタグはAppleの「探す」に対応しており、現在の場所を地図で表示し、距離が離れると音やスマートフォンへの通知で知らせてくれます。楽天市場では価格は4480円(税込み)で取り扱われています。
https://news.google.com/rss/articles/CBMiPmh0dHBzOi8vd3d3Lml0bWVkaWEuY28uanAvbW9iaWxlL2FydGljbGVzLzIzMDkvMDcvbmV3czE1OC5odG1s0gEA?oc=5
「発売 10 glasses」に関する最新情報です。
中国のLenovoは、10月に欧州でスマートグラス「Legion Glasses」を499ユーロで発売することを発表しました。これは、Windowsゲーム端末やスマートフォンに接続して使用することができるグラスであり、仮想ディスプレイを提供します。具体的な詳細はまだ発表されていません。
https://news.google.com/rss/articles/CBMiPGh0dHBzOi8vd3d3Lml0bWVkaWEuY28uanAvbmV3cy9hcnRpY2xlcy8yMzA5LzAyL25ld3MwNDguaHRtbNIBAA?oc=5
「airtag airtag 位置 位置」に関する最新情報です。
AirTagの位置情報を利用して自動車泥棒が逮捕されたという報告があります。複数個のAirTagを設置することで、犯人が見つけるのを断念するという意見もあります。これにより、地上と空から盗難車を追跡し、犯人を逮捕することが可能となります。
https://news.google.com/rss/articles/CBMiJGh0dHBzOi8vaXBob25lLW1hbmlhLmpwL25ld3MtNTUwODA1L9IBKGh0dHBzOi8vaXBob25lLW1hbmlhLmpwL25ld3MtNTUwODA1L2FtcC8?oc=5
「探す アラート アラート 登録」に関する最新情報です。
HYPERは、Appleの「探す」機能を搭載したビジネス・普段使い用バッグ「HyperPack™️ Pro」の発売前事前アラートを開始しました。このバッグはシンプルでモダンなデザインに21のポケットを備え、圧倒的な収納力と利便性を実現しています。HYPERは、2023年8月10日11時にHyperPack™️ Proの事前アラートを開始しました。
https://news.google.com/rss/articles/CBMiOmh0dHBzOi8vcHJ0aW1lcy5qcC9tYWluL2h0bWwvcmQvcC8wMDAwMDAxNDEuMDAwMDg5MjYzLmh0bWzSAQA?oc=5
「samsung samsung 新製品 わかる」に関する最新情報です。
Samsungは新しいスマートフォンとタブレットを発表しました。注目すべき製品にはGalaxy Z Flip 5、Galaxy Z Fold 5、フレックスウィンドウ、Galaxy Watch 6、Galaxy Watch 6 Classicがあります。これらの製品はスペックも向上しており、期待が高まっています。
https://www.lifehacker.jp/article/2308everything-samsung-announced-at-unpacked-2023/
「gps 盗難 検知」に関する最新情報です。
自動車の盗難を防ぐために、カメラとGPSトラッカーが利用されています。カメラは移動を検知し、GPSは盗難先を確認することができます。特に、防じん・防沫カメラやLED付き防犯カメラが注目されています。また、GPSトラッカーは常に車の位置を確認することができ、盗難を素早く検知することができます。これらのデジタル技術は、自動車のセキュリティ対策を強化するために活用されています。
https://news.google.com/rss/articles/CBMiPGh0dHBzOi8veHRlY2gubmlra2VpLmNvbS9hdGNsL254dC9jb2x1bW4vMTgvMDI1MTYvMDcwNDAwMDA0L9IBAA?oc=5
「apple モノ pro」に関する最新情報です。
Appleが発表したVR/AR対応のゴーグル型ヘッドマウントディスプレイ「Apple Vision Pro」は、空間オーディオ体験にも注目している。音楽制作をする筆者が、「音」に焦点を当てて考察している。Appleは空間コンピューティングの重要性を強調し、VR/AR対応のHMDであるVision Proの存在感をアピールしている。2023年のWWDC23で発表されたApple Vision Proは、空間オーディオの体験をもたらす工夫が凝らされているとされている。
https://news.google.com/rss/articles/CBMiQGh0dHBzOi8vYXRtYXJraXQuaXRtZWRpYS5jby5qcC9haXQvYXJ0aWNsZXMvMjMwNy8yMC9uZXdzMDA4Lmh0bWzSAQA?oc=5
「iot iot デバイス us」に関する最新情報です。
バイデン政権は、IoTデバイス向けの新しいセキュリティ基準準拠ラベル「USサイバートラストマーク」を発表しました。このラベルは、一定のセキュリティ基準を満たしたデバイスに付与され、消費者が安全な製品を選択するための目印となります。このプログラムは、アメリカ国立標準技術研究所(NIST)がセキュリティ基準を策定し、2024年に開始される予定です。また、スマートホームデバイスやスマートフィットネストラッカーなど、ネットワーク接続デバイスが対象となります。この取り組みは、消費者の保護とセキュリティ強化を目的としており、国家安全保障会議の顧問であるアン・ノイバーガー氏も関与しています。
https://news.google.com/rss/articles/CBMiRGh0dHBzOi8vZ2lnYXppbmUubmV0L25ld3MvMjAyMzA3MTktdXMtY3liZXItdHJ1c3QtbWFyay1pb3QtbmlzdC1mY2Mv0gEA?oc=5