ピタットプランとauのお姉さんの誘惑に負けて、私も月に1GBしか使えない体になってしまいました。
汚れちまった。。。
というわけで、モバイルデータを極力使用しないで通信生活を送る必殺技を伝授します。
モバイルデータを節約するための7つの方法
具体的に、モバイルデータ通信量を節約するための方法は7つあります
- モバイルデータ通信設定
- バックグラウンド通信設定
- デベロッパー解析設定
- iCloud設定
- ミュージック個別設定
- 写真個別設定
- ビデオ個別設定
この中でも、「モバイルデータ通信」と「写真」の設定は絶対にやっておいた方がいいですよ。
以下、iOS12に準拠した内容となります。
モバイルデータは不要な時には切断する
モバイルデータ通信をするかしないか、アプリ毎に設定することができます。
ゲーム関連はほぼ通信しっぱなしじゃないとできません。ただ、必要ない時にも通信していることもあるので、不要なゲームに関してはモバイル通信をOFFにしておくことをおすすめします。
設定方法は「モバイル通信」で
- 設定アプリから、「モバイル通信」を選択する。(結構上の方にあります)
- モバイル通信をオフにすると、Wi-Fiでしか使用できなくなります。
- ローミングはオンでOK
- アプリごとにモバイル通信時にオフにするかどうか設定していく
バッググラウンド通信はOFF
バックグラウンド更新は、使用されていなくてもコンテンツ更新を行うかどうか決める設定です。
アプリ毎に設定することもできます。別に使ってないアプリは更新しなくてもいいや、という場合は、Wi-Fi時のみの設定にしておくといいでしょう。
バックグラウンド通信をオフにするやり方
- 設定アプリから、「一般」へ
- 「Appのバックグラウンド更新」をタップ
- 最上部項目の「Appoバックグラウンド」はWi-Fiに設定しておく
- 各アプリごとに設定しても良い
解析設定は切っても不都合ないが貢献度も低い
1日1回、Appleにデータを送信することで品質向上に協力することができます。
それほど容量を消費することはないので設定をかえることもないですが、「今月やばいな」くらいの時には設定を見直すことも考慮します。
iCloud設定はONでいい
iCloudはいざという時のバックアップになるので、これをオフにすると確かに通信量は制限をかけることができますが、iPhoneにするメリットの半分くらいが死んでしまうと言っても過言ではないのでこちらはONのままで。
しかし、あんまり使っていないアプリや「メールと写真は自分でバックアップとるって決めてるんだ」みたいな固い信念がある場合は、各々の判断に任せます。
その代わりミュージック、写真とビデオのモバイル通信をOFFに
ここが大事。
ミュージック、写真、ビデオは個別でモバイル通信の設定をおこなっていきます。後半でも詳細に解説しますが、ここでもOFFにする方法だけ書いておきます。
後回しにすると、大体やらないで終わっちゃうからね。
ミュージックのモバイル通信をOFF
ミュージックアプリの通信設定は、「設定アプリ」から、「ミュージック」の項目(中段くらい)を選んで「モバイル通信をOFF」にすればOK。
写真アプリのモバイルデータ通信を設定
写真やビデオに関しても、同様にモバイルデータ通信をOFFにします。詳細は後ほど解説します。
データ節約のための「ミュージック」設定
音楽を普段から聴いている方の場合、オフライン再生可能(ダウンロード済み)の音楽であれば通信には大きな影響はありませんが、ストリーミング再生をされている場合には通信容量を圧迫している可能性があります。
音楽に関しては設定を少しいじるだけで普段の使い方で通信量節約できるのでお試しあれ。
ミュージックアプリの設定方法
ミュージックアプリの設定方法は「アプリのアカウント設定」からではなく、「設定アプリ(歯車アイコン)」の「ミュージック」項目から行なっていきます。
- 「設定」アプリを起動する
- 中段ほどにある「ミュージック」をタップする
あとは各種項目の設定をいじっていきます。おすすめの設定についてはこれから解説していきます。
iPhoneのデータ容量に合わせた設定
iPhoneやiPadなどのiOSでデフォルトで設定されている公式アプリ「ミュージック」の設定を少しいじっていきます。
ミュージックの設定は「スマホの容量」に合わせて行う
私は128GBの容量を持ったiPhoneなので、データ容量としては多くも少なくもありませんが、音楽は必要な分だけダウンロードしておきます。
ただ、何でもかんでもダウンロードすると容量圧迫するので、容量も最適化する設定にしておきます。
iPhone容量の目安
最近のiPhoneで言えば、128GB以下は音楽をダウンロードする容量を設定しておくことをお勧めします。データ容量を減らすことで端末の料金を抑えることはできますが、端末にダウンロードしておけるデータの容量が減ることは将来的に「データのやり取りを通信に依存する」ことにつながります。
簡単に言えば、データ容量の少ないスマホは「やりくり大変で通信量が増える」一方で、データ容量を豊富なスマホは「とりあえずダウンロードして日常の通信量は減らせる」ことができます。
面倒な方は、通信量を諦めて普通に使っているのが一番ストレスがなくなると思いますけど。この辺りは「面倒くささ」とのトレードオフなわけです。
ダウンロード設定は自動
ダウンロードは自動でおこなっています。ただ、この設定にすると、際限なくダウンロードしてしまうので、容量は制限をかけることにします。
ストレージ最適化でミュージック容量を決めておく
「ストレージを最適化」する項目があるので、こちらを有効にしておきます。
- なし
- 8GB
- 16GB
- 32GB
- 64GB
のなかで設定することができます。
64GBくらいであれば、ミュージックは8〜16GBくらいに設定しておくのがお勧めです!
プレイリストを細かく設定しておく
プレイリストでもさらに制限をかけます。プレイリストごとにダウンロードするかしないか決めることができるので、「お気に入りのプレイリストだけあればいい」という方にはお勧めです。
アルバムごとでもダウンロード設定できますが、1枚1枚設定するのは面倒です。
私の場合ですが、スマートプレイリストを随分昔に設定してまして、ずっと愛用しています。
スマートプレイリストは条件をつけて勝手にプレイリストができる
あくまでも私の場合ですが「お気に入りの曲」と「最新追加曲」については勝手にプレイリストに登録するように設定しています。
お気に入りの曲の場合は、条件を「再生回数が多い」や「レートが高い」なんかに設定するだけでOKです。
容量に合わせて100曲や300曲など、選ぶだけで良くて、それだけで勝手にプレイリストが出来上がります。
「最新曲」の場合は、「最後に追加した曲」の条件でいいですよ。
さらに細かく「英語学習用」や「睡眠用」、「耳コピ用」など、色々プレイリストを作ったりしてました。
プレイリスト単位でダウンロードしておく
この、勝手に作られるプレイリストの「クラウドからダウンロードマーク」をタップしておけば、あとはプレイリストが更新されたら勝手にダウンロードしてくれます。
最適な音質について考える
Apple Musicが、ALACでの音楽配信を開始しました。
これだけだといまいちよくわからないのですが、一般的な人間が認知できるレベルでは最高品質だと考えていただいてもいいと思います。
これ以上の音質に関しては、本当に聞き分けられる方も一部いらっしゃいますが、「聞き分けられる気持ちでいたい」方の音楽通としてのエゴである場合がほとんどです。
ロスレスオーディオの聴き方
まず、ALAC(ロスレスオーディオ)は、以下の条件では完全な再現にはなりません。
簡単に言えば、iPhoneがあるだけでは聞けないと思ったほうがいいです。しかし、普段から音楽を有線接続で聴いている方にはチャンスがあります。
モバイル通信の設定を考えればALACはOFF
ほとんどの方が聴けないであろう理由は、「データ容量」がネックとなるからです。今回は通信の話をしているのでなおのこと。
データ容量は5倍くらい必要になる
普段聞いている音楽のビットレート設定にもよるので一概には言えませんが、ざっくり伝えるなら、現在の音楽データ容量が5倍くらいになる、と考えてもらって間違いはないと思います。
大体、普段が128kbps(標準)〜256kbps(高音質)で利用されていると思います。これは圧縮(非可逆)されている状態。ALACも圧縮「はされるのですが音質を損なわずさらに「元の音質に戻すことができる=可逆」ので、実質、スタジオで収録されたままの状態で配信することも可能です。
受け取り側の再生環境によって、「スタジオとまるっきり一緒」というわけにはいかなくなるけど、少なくとも現在の技術で配信可能なところでは「最高品質」と言っても間違いはないと思います。
ALACも楽曲によってビットレートが変わってくるところがあるので一概には言えませんが、大体600〜1,000kbpsと言われています。必要なデータ容量が5倍くらいになると、一気にiPhoneのデータ残量がパンクしてしまう可能性はある、ということです。
モバイル通信にも影響
音楽の品質が上がるということは、音楽のデータが大きくなるということ。この高音質の音源をモバイルデータ通信時にダウンロードしようとすると、大変なことになります。
そのため、「データ容量を節約する」という目的においては「ロスレスオーディオ」の設定はオフにしておく必要があります。
ただ、少しでも音質良く楽しみたいなら
モバイル通信を利用してのロスレスオーディオ再生は危険ですが、Apple Musicは他の音楽配信サービスと比較しても、格段に「音楽を楽しむ」ことに特化してきました。ありがたい。
データ通信量には注意は必要なものの、設定さえしっかりしていれば、アーティストが「スタジオで自分だけのために演奏してくれている」と錯覚できるレベルで没入できます。この体験は本当に貴重!
Apple Musicは月額料金は並くらいですが、今回の音質向上によってトップクラスのコスパとなりましたので、蛇足ではありますがお勧めはしておきます。
他のサービスと比較することを考えると、無料期間をしっかりと使って他社サービスを含めて半年くらいは無料で楽しめるので、早めにトライしておくことをお勧めします!
写真・ビデオのモバイル通信設定
写真は設定しておかないと確実に「パケ死」します。これ、動画も勝手にアップロードし始めるので、モバイル通信を有効にしているとかなり通信量を消費します。酷使で即死です。
このモバイルデータ通信をオフにしておけば、アップデートはWi-Fi使用時に制限されます。
「写真」アプリのモバイルデータ通信節約設定
- 設定アプリから、下の方にある「写真」項目を選択
- 「iCloud写真」は、iCloudで家族で写真を共有する方が便利なのでオンにしておく。
※各々写真を撮って保存しておくのは、同じ写真だらけになって無駄が多く大変だからです。 - iPhoneのストレージを最適化をチェック
- 「バースト写真をアップロード」はしない。バースト写真は連続して同じような写真を撮った時に、好きなものだけをアップロードするようにします。
- 「モバイルデータ通信」はオフ
バーストした写真を選択する
少しわかりづらかったので、追加で解説します。
バースト写真については、写真アプリから複数ある似たような写真の中から1枚を選んで、その1枚だけを残すようにすることができます。
ちなみにiOS12を使用しています。
- 写真アプリを起動する。
- 下部のツールバーから「アルバム」を選択する。
- アルバム下部にある「メディアタイプ」から「バースト」を選択する。
- バーストしている写真群を選択する
- 1枚だけを選んで右上の「完了」をタップ
- 「全て残す」か「1枚だけ残してあとは破棄する」を選択できるので、データ節約するなら「1枚だけ〜」を選択
普段の写真データを外部サービスに移動しておく
iCloudのデータ容量は有限です。別途、課金することで容量を増やすことはできますが、個人の利用の場合は少し躊躇してしまうところ。
家族利用なら共有作業も簡単にできるようになるのでメリットも多いんですけどね。
個人利用の場合は、以下の方法で写真データを外部に移しておくことで、iCloudのデータ通信回数を減らすことはできます。気付かぬうちにダウンロードなどしたくない場合にはお勧めです。
- 外付けHDDやNAS(ネットワークにつながったHDD)を利用して写真データを移行する
- iCloudではない外部写真系クラウドサービスを利用する
NASを利用する
個人的にお勧めなのは、NASを構築して基本的に写真データはWiFiとつながった時に自動バックアップされるようにすること。そうなると、写真アプリに画像が溜まったら消せばいいだけなので、データ管理の面倒臭さがかなり緩和されます。
ただ、設定が面倒なので「ラクになる」までが遠いのも事実よね。
外部クラウドサービスを利用する
iPhoneしか使わない、という方なら「外部のデータクラウドサービスを使う」という方法がお勧め。
Google Photoが(一部)有料になったので、今のおすすめはAmazon Photoを利用すること。
画像データの移行作業自体はそれほど面倒ではないのですが、時間がかかることとうっかりするとデータ全焼損という可能性もあります。長く使えるサービスで考えると、Amazonのサービスはお勧め。
Amazon Photosならプライム会員になるだけで基本的には「画像のデータ保存は制限なし(動画は制限あり)」です。これ、プライム会員の特典のひとつなので、他のサービスも含めて月額500円なので激安なわけです。
プライム会員には罠がある、という記事もたくさん読まれている通り、少し抵抗感がある方も多いと思いますが、プライムビデオとプライムフォトだけで月額500円の価値はあるので、データ通信系で面倒だなと感じ始めたら、プライム会員の入会も視野に入れてみてください。
サブスクリプションは節約のためにはなるべくしないほうがいいんだけど、先に紹介したNAS構築の手間と、NASにもメンテナンスコストが必要なことを考えると、月額500円で写真無制限ってすごいサービスなんですよね。
ビデオのモバイル通信制限
ビデオも一応設定しておくことをおすすめします。
「再生にモバイルデータ通信を使用」という項目をオフにしておくだけでOKです。
まとめ:設定さえ乗り越えれば放っておくだけ
お疲れ様でした!
これらの設定はけっこう大変だったかと思いますが、一度やってしまえばあとはほったらかしでいいので、ご活用ください。
データ通信節約でやることまとめ
データ通信節約方法をまとめておきます。
iPhoneで設定すること
- モバイルデータ通信は可能なものはオフにする
- 写真データ・音楽データなどは「端末に保存するデータ」にも注意
- iCloud通信の負担もなるべく減らす
面倒なら、とりあえずモバイルデータ通信をオフにして、必要性を感じたアプリなどだけ順次許可していくようにすればいいと思いますよ!
iPhone以外のサービスも利用する
個人的には、iPhoneじゃないところにデータを逃しておく(バックアップを取る)と、iPhoneじゃなくなった時の設定なども便利になるのでおすすめです。
- 写真データサービスはAmazon Photos(フォト)でまとめておく
- ビデオデータはiCloudの写真共有アルバムを利用してもいい
- 音楽サブスクは「ダウンロードできる」ものにして通信料は節約
おすすめのまとめ
毎回、長いばかりの記事を書いてしまって恐縮なのですが、お読みいただき光栄です。本当にありがとうございます。
色々な設定方法をまとめましたが、やることは「モバイルデータ通信」の設定を見直すこと。これだけは実践してみて、あんまり面倒だったら通信契約を見直すことも大事だとは思います。
私はなんとか1GBでやってますけど、外出機会が増えるとまたどうなることやら。
コメント
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