漫然とAppleMusicを使い続けて、不満もないし不安もない。

iTunesとの適合は当然これ以上ないし、AppleユーザーがAppleMusic以外を使う理由はない。
ただ、調べてみると、どうやらYouTube Musicの方がよっぽど汎用性が高くて、かつユーザーフレンドリーだなぁと感じたところなので、こいつはひとつ皆様と共有したいと思います。
定額制の音楽配信サービスについて
「どこのサブスクリプション型の音楽配信サービスが良いのか」について検討していきます。2020年の現状、以下の4社から選ぶだけで十分です。
- AppleMusic
- Google Play Music→YouTube Music
- Spotify
- Amazon Music

サブスク音楽サービス比較表
まずは、各サービスを比較する上で最低限、把握しておきたい情報をまとめておきます。
サービス | 月額 | 曲数 | 音質 | 無料期間 |
Spotify | ¥980 | 非公開 | 320kbps(HiFi予定) | 90日間 |
AppleMusic | ¥980 | 7,500万曲 | ロスレス対応 | 3ヶ月 |
YouTube Music | ¥980 | 非公開 | 256kbps | 30日間 |
Amazon Prime Music | ¥500 | 200万曲 | 256kbps | 30日間 |
Amazon Music Unlimited | ¥980 | 7,000万曲 | ハイレゾ対応 | 30日間 |

無料期間はキャンペーンなど適応されると延長されている可能性があります。公式HPをチェックしてみてください。
楽曲数の考え方
楽曲数に関しては、「Prime Music(Amazonプライム会員が無料で利用できる音楽サービス)」以外は遜色ない、と考えて良いと思います。

日本で生活していて、日本や世界の音楽で「認知できる音楽」に関しては、7,000万曲あれば十分です。それ以上のものは「アマチュアの投稿音楽」や「語学学習ツール」などで水増しされたようなものなのであまり気にしなくても良いです。
音質は高い方がいいの?
ざっくり言えば「高い方がいいけど、256kbpsと320kbpsは大差ない」と考えていいと思います。

ハイレゾ系でCD以上の音質を楽しみたい場合は、そもそもサブスク音楽配信サービスより「買い切り型」で一曲ずつ購入するしかないので。

コメント情報より、サブスクのハイレゾ音楽配信、始まってるとのことですよ!

日本人歌手はいるの?
2018年〜2019年にかけて、かなり多くのアーティストがサブスク解禁をはたしてくれました。
解禁された日本人アーティスト例
当方の環境はAppleMusicですが、近年は「サブスク解禁」は時間差程度の問題で、各社のサービスの差別化までは至らなくなってきました。

つまり、「好きなアーティストがいる」、で決める必要はなくなってきてるってことですね!
- バンプオブチキン
- 米津玄師
- B’z
- ラルク
- サザン
- スピッツ
- ミスチル
- 椎名林檎
- 宇多田ヒカル
- 星野源
と、上げたらきりがないのと、個人的にはもう満足いくくらいに解禁してくれているのでこのくらいにしておきます。1990〜2000年代という、私の青春はだいぶカバーしてくれました。
結局、どれがいいの?
何度か合間に結論を差し込んでますが、YouTube Musicを最初にダウンロードする。物足りないと感じたら、他のサービスを利用する、で大丈夫です。

ただ、個人のニーズってすごく大事で、あなたの最適のパートナー(サブスク)は必ずあります。いろいろ使ってみるのが一番ってことです。
実際のところ定額制、どうなのよ
今や定額制の音楽配信サービスはみなさんにとっても聞き馴染みのある言葉となったかと思います。

でも、今もまだ根強く「CDからリッピングしてスマホにダウンロードする派」が多いのも事実。
普段、どのような音源・音楽コンテンツを利用しているかを尋ねたところ、1位が「CDを買う」(37.5%)、2位は「YouTubeなど動画サイトを利用する」(31.8%)、3位は「CDをレンタルする」(25.2%)の順になった。「無料ダウンロード」は17.6%で4位、「有料ダウンロード」は11.8%で5位となり、今回調査対象となった「定額制音楽配信サービス」を利用している人は全体の3.8%だった。
http://ascii.jp/elem/000/001/569/1569195/
と、ありますように、いまだCD買う人多い。その割に、CDの売り上げは伸び悩んでいるんですけどね。

多分、CD買う人は、音楽を聞くことが目的にはなっていないのではないか、という気はしている。日本のアイドル層は根強い。
Google Play (YouTube)Musicは伸び代多し
また、再度上記サイトの引用にはなりますが、
直近1年間で利用した定額音楽配信サービスは、トップが「Amazon Prime Music」(40.7%)で、2位は「Apple Music」(14.7%)となった。「LINE MUSIC」「dヒッツ」「Spotify」「Google Play Music」はそれぞれ7~9%だった。過去調査と比べて、「Amazon Prime Music」は利用者が増加する一方、「Apple Music」は減少傾向にあることも明らかになっている。
http://ascii.jp/elem/000/001/569/1569195/
とあります。
意外とGoogle Play Musicの利用率は高くないんですね。

今日はその魅力を存分に味わってもらいますよ!
Google Play MusicはYouTube Musicと統合
Google Play Musicは2020年にサービス提供を終了し、YouTube Musicに統合していくことがアナウンスされています。記事更新時は移行期間中なので、まだの方はお早めにどうぞ。

Google Play Musicの基本的な設定は引き継がれます。アップロード保存可能な曲数も10万曲までに拡充されており、向かうところ、敵なしという感じですね。
Apple Musicとはどんなものなの
当サイトでは何度かキーワードとしては出してきましたが、ちゃんと説明したことはなかった気がする。
AppleMusicの料金
利用料は月額980円。一年分を一括で支払うこともできて、その場合は2か月分お得な9,800円からご利用いただけます。

9,800円っていうと、CDアルバム3枚分より安いくらい。1年間にアルバム3枚買うくらいならAppleMusicのがお得です!
もちろん、単純には比べられませんけどね。CDはCDで、コレクションしたいしね。

単純には比べられない値段の話
ちなみに、9,800円という価値を真剣に考えると、こんな感じ。
- 真面目な話をすればポリオワクチンが20円なので、490人の命が救えます。
- 不真面目な話をすると、卒業アルバムは1冊10,000円程度で売買されています。
- 個人情報の値段でいいますと、かつてベネッセの個人情報が流出して騒ぎとなりましたが、子供の個人情報は一件10円から30円で取引される場合があるとのことですので、こちらも概ね500人くらいの個人情報が買える算段となります。
これを安いと考えるか、高いと考えるか。そして、いったいこれはなんの話なのか。(おいおい)
ファミリープランはお得だけど不要
お値段の話をすると、ファミリー向けプランだと、6人まで1,480円となりますので、複数利用なら一人あたり250円を割り込むのでかなりお得。
トラブルさえなければグループ割り勘も
iCloudファミリー共有の記事にも書きましたが、Apple Musicにおいてもファミリー共有ができるとお得になることがあります。

お金のない学生さんは、「同じ釜の飯を食う中だから、ファミリーみたいなもんだろ」というノリで、ワリカンみたいなことしてるみたいだけど、6人もいると後々トラブルなるからやめとけ。

提供楽曲数

AppleMusicを利用するだけで、何と7,500万曲(2021年7月現在)があなたのスマホなどのデバイスで再生可能となります。

曲数が多いだけじゃなくて、音質も格段に良くなっているからなぁ。お得になりましたね。
ダウンロードできるのは通信節約につながる

契約中であればダウンロードもできるので、通信量が節約できるのも魅力。
MVNOとかで安く抑えるために低容量契約をしており、通信量気にしている場合でも、自宅のWifiで事前にダウンロードしておけば快適に再生できて安心して利用できます。

クラウド利用が便利
AppleMusicの、個人的な最大メリットは、これまでCDでPCローダーが擦り切れるまで溜め込んだ、膨大な音楽貯蔵庫まで、丸ごと専用クラウドにアップロードして、再生したいときに、再生したい曲を聴くことが出来るってことですね。
これまでCD録音したものも快適に再生

ぶちくまはもともとiTunesユーザーだったので、しかもほとんどの楽曲をApple ロスレス(ALAC)というコーデックに変換していました。
長い目で見れば、きっといつかこの形式で再生できると信じて、AppleMusicを使用しています。
AppleMusicの音質はいいのか
私は、家ではHomePod、お風呂ではBluetooth経由でJBLのCHARGE3で再生しています。外ではAnkerのLibertyというフルワイヤレスイヤホン、という環境でどこでもAppleMusicを楽しんでいます。
ロスレスオーディオで音質も随一に
AppleMusicの音質は、256kbps程度とされています。さらに、2021年6月からはロスレスオーディオに対応し、Apple Musicはハイレゾクラスの音源で再生することができるようになりました。

ワイヤレスイヤホンなんかで再生する場合には、Bluetoothを利用する都合、圧縮音源となります。
iCloud Music Libraryの保存曲数上限は10万曲は破壊的
AppleMusicユーザーになると、7,500万曲聴き放題に加えて、iCloud Music Libraryという、自分でCDから録音した楽曲をアップロードしておくことができます。

その保存曲数の上限が10万曲まで増設されました。

ありがたやー!
語学学習はトラック数がかさばる

語学習得のための付属CDとかまでアップロードすると、あれ、トラック数が尋常じゃないから意外とかさばるんですよね。
これで、10カ国語くらい勉強できそうです(時間とやる気があれば)
ちなみに、後でも書きますが、Google Play (YouTube)Musicだと10万曲、Amazon Musicだと25万曲のオンラインストレージが提供されるとのこと。

Googleは無料、Primeは付属サービス。
これも判断が分かれるところでしょう。
Amazon Primeミュージックについての考察
Amazonは「プライム会員」縛りが強いものの、会員費が毎月500円なので、かなり安価なサブスクリプションであるとも言えます。

私は楽天経済圏に加入することにしたので、Amazonプライム会員は現在は退会しております。
定額音楽配信サービスはAmazonが1位って意外
意外なわけでもない。Amazonのインターネット界隈のサービスはかなり手厚いです。ぜひ、Amazonの月額有料サービスであるKindle UnlimitedとUnlimited Musicについてもご一読ください。
Prime MusicはAmazonの有料会員数が多いだけ
実は、このAmazonのPrime Musicだけは定額音楽配信サービスとしては異例、というか異彩を放ってる。
これはAmazon Primeに付随しているサービスでして、そもそもお得なAmazon Primeというアマゾンサービスを利用している人が、言ってしまえばついでに利用できるだけのサービスとも言えます。
定額音楽配信サービスの利用率、1位が「Amazon Music」
Amazonはハイレゾに注目したい
ちなみに、Amazon Prime Musicに関しては、なんと言ってもコスパが魅力です。これは、今話題のハイレゾに関しても同様で、Amazon Music HDの方がSonyが提供するMoraよりも、コスパに関してはいいのではないのかと考察しています。

一般ユーザーがUnlimitedは少しもったいない
Amazonのサブスク音楽サービスを利用する場合、Unlimitedプランにすることで、Apple MusicやYouTube Musicと言った他のサービスと比較しても遜色ない仕上がりになります。
ただ、Unlimited プランに関してはセールでワンコインで数ヶ月体験できるパターンが近年傾向として見られるので、そちらも是非チェックしてみてください。

YouTube Musicが汎用性高くてオススメできる理由
本題です。もう本題に行き着くまでにやり尽くした感はある。
楽曲数は問題なし
YouTube Musicは公式発表の曲数は不明ですが、YouTubeにアップロードされた曲が対象となっています。
Google Play Musicの段階で6,000万曲を超えていたはずで、しかもアレンジ・リミックスなど楽しみ方が無限大なのでカウントは不可能かと思います。
iOSも対応でiPhoneユーザーも利用可
iOSでもアプリ提供があるため、まぁほぼ全ての端末で利用可能と考えていいでしょう。

ダウンロードもできるのでオフライン再生可能は当然のサービスとなりましたね。
最大10万曲アップロードは他サービスを一線を画する
先にも書きましたが、無料で音楽コレクション(CDから録音した音楽データ)を最大10万曲までアップロードして、利用することができます。
ここまでの情報で、すでにAppleMusicとサービスが同等、かつAndroid利用を想定すればそれ以上の価値があるのではと感じていただけるでしょうか。
いや無料で10万曲アップロードできるってすごいじゃん
これ、利用法考えるとすごく便利ですよ。

仮にAppleMusicユーザーだとしても、Googleに楽曲を預けておくだけで、バックアップ的な役割を果たします。
そしてAppleのサービスが悪化したときに、いつでもGoogleに逃げることができます。端末容量を気にして、無理に大きい容量のスマホを買わなくていいんですよ。
YouTube Music統合で、10万曲に拡充
私は面倒くさがりで、記事を書いている時が最高風速で駆け抜けているので、一度書き終えた記事を更新するのとか死ぬほど嫌いなんです。それでも、流石にGoogle Play Musicがなくなるということで記事にテコ入れしているのです。

そんなこんなでYouTube Musicに移行するとアップロード可能数が10万曲までとなります。
古い情報と新しい情報が混在しているので、また気が向いたら記事を直します。
YouTubeの利用も便利になるとか
上述してありますが、音楽を聴く方法の2位が、「YouTube利用」なんですぜ、そんな世の中。

実は、このGoogle Play Musicに契約すると、今後YouTube Redというサービスが始まった場合、動画視聴すら快適になる、という可能性が秘めています。
YouTube Red
まだ、日本ではYouTube Redはサービス提供されていませんが、他国ではすでにこのGoogle Play MusicとYouTube Redのユーザー情報は、契約情報が共通とされており、まぁつまり特に別料金が取られることなく有料会員として扱われるのです。
Youtube Redは、広告再生がない(情報負荷が減る)メリットはかなりストレス軽減につながりますし、何だったら、オフライン再生もできるようになるというなかなかに優秀な会員利得であります。

動画を見たりはしないので羨ましくはないですけどね。
YouTube Musicが始まる
と、YouTubeRedの可能性を論じているうちに、YouTube Musicというサービスがリリースされました。
YouTubeのサービスにサブスク音楽配信がくっついたような形です。
- 月額980円
- 広告なし
- オフライン再生可能
- バックグラウンド再生可能
結局、統合
はい。統合しました。
AppleとGoogle、どちらを選ぶべきか
結論としては、Androidユーザーは当然、Google。iPhoneユーザーは、まずGooglePlayMusicを試してみてから、メインで利用するのはどちらかを決めるのがベストだと思いました。
Androidユーザーは圧倒的にGoogle
結論として言えば、サービスの面で「スペック的なことだけ考えれば」GooglePlayMusicを使っていくのが一番、得策だと言えます。

利用していて損することがない上に、サービスが安定しており、OSとの連携も問題ない。
YouTube Musicを選ぶ利点まとめ
AppleMusicで全くストレスなく使えていますし、手持ちの音源がACCとALACで、楽曲を人質に取られているような状況(苦笑)なので、AppleMusic以外を使用するつもりは特にないです。

逆に、楽曲を担保に取られておらず、全くもって自由に選べる状況にある人であれば、AndroidユーザーならGoogleで決定。
iPhoneユーザーも「一生Apple」じゃなければGoogle
iPhoneユーザーでも、次の機種がどちらになるかと特に考えていない人であれば、Google利用が無難と答えを出しました。
何せ、先ほどあげたYouTube Musicのメリット、無料で使えますからね。
iPhoneユーザーは「どちらも使える」が便利と考える
もちろん、無料という枠組みを取っ払い、音源はしっかりと手元のHDDやNASあたりにバックアップしてあれば、Appleに縛られることなく利用することも可能です。
邦楽はどっちが豊富なの
これもいろいろなサイトで書いてありますが、これに関してはあまり深く考えすぎないほうがいいような気がします。

今後も契約アーティストはどちらも増やして行くと思いますし、ただ「どちらが早いか、多いか」の情報に踊らされて契約するのは早計です。

AWAなんかに魂握られているアーティストもいますが、一部のアーティストのレコード会社の事情に関しては、いちいち気にせずCD借りた方が早いわ。
参加アーティスト一覧
参考サイトを載せましたのでこちらをご覧ください。
https://tokyo-indie-band.com/2015/09/music-streaming.html#jmusic2
アーティスト一覧に汗と涙が浮かんで見える傑作です。
アーティストで決めない方が無難
アーティスト参加に一喜一憂するより使いやすさを求めた方が吉ですな。
あえてAppleにとって厳しい回答を出したのは、今後、AppleがAppleMusicをもっと発展させてほしい、という希望を込めてもいます。
コメント
ハイレゾ音源のサブスクリプションは既に存在してますし、
(”mora qualitas” “Amazon music HD”)
ALACは可逆圧縮方式なのでFLACやWAV等に変換して他のプレイヤーでも使えます。
nanashiさま、コメントありがとうございます。
ハイレゾ音源のサブスクサービス、確認しました! 記事に反映させるより記事書いた方が早そうなので、簡単に情報まとめておきます。
ALACの可逆圧縮方式、さっと情報集めましたが、音質の劣化なくFLACなどに変換できる(可能性がある)こともわかりました。もう少し勉強しないと理解できないこと、自分では拾い上げられない情報もありますので、情報提供は本当に助かります。ありがとうございました!