Amazonファミリーは、楽天のママ割のようなもので「登録しておくだけでお得なセールに参加できたり、クーポンが利用できる」サービスです。

少しややこしいのが、「プライム会員の特典を家族アカウントで共有する」という話ではないんですよね。

プライム会員の特典共有もできるんですけどね。今回はその辺りの違いも掘り下げつつ、Amazonを家族で利用する際に得する情報をお届けします。
私自身は、長らく利用してきたAmazonプライム会員を退会して楽天経済圏に天下りしたような人間ですが、このページでも「Amazonいいよね」的な情報だけではなく、騙されちゃいけないよ、というところにも深掘りしていきたいと思います。
Amazon ファミリーは家族がお得ではなくこどものためのサービス
見出しの通り、Amazonファミリーは、こどもの情報を吐き出させて新生児から幼児あたりをターゲットにした商品を売りつけるためのサービスです。言い換えると、Amazonと赤ちゃんのためのサービスであり、親が得をするようなものではありません。

とはいえ、私もAmazonファミリーを利用していますが、登録していて損するようなことでもないので、特に「これから子供が生まれる」という方に関してはチェックしておいていいと思います。
Amazonファミリーってなんだ?
Amazonファミリーとは、Amazonの登録サービスのことで、家族の情報をアカウント情報に登録して利用します。

プレママ向けの「らくらくベビー」に関する情報はこちらにまとめました。かつてはBabyRegistryという名前のサービスだったのですが、2022年にリニューアルしています。

Amazonファミリーに登録して得すること

このAmazonファミリーに登録すると、ざっくりと以下のような得点を受けることがでいます。
- 対象商品を購入するとポイントがもらえる
- 登録者限定セールが開催される
- 対象商品が割引になるクーポンが利用できる
- ベビーレジストリ、マイベビー・マタニティストアが利用できる
- お試しセットがもらえることも
プライム会員限定
プライム会員だとさらに以下の得点があります。
- おむつ・おしりふきがいつでも15%OFF
- ベビー用品のお試しボックスプレゼント(実質無料)
- プライム会員特典の全て
ここまでの情報で既にお得だと感じた方は、とりあえず登録してしまっていいと思います。
「正直、何がお得かわからんわ」という方はたぶん私と気が合います。このまま記事を読んでみてください。
登録料はかかるの?
Amazonファミリーは無料で利用できます。有料になるのは「プライム会員」です。
お得なポイントをじっくり解説
さて、Amazonファミリーがお得じゃないと見抜いた方はさすがです。Amazonファミリー専用のセールがあろうが、クーポンが配られようが、本当にお得かどうかはちゃんと自分で比較してみないといけません。

生活習慣も、収入も、買い物利用頻度も、みんな違うんだから、自分の目でしっかりと確認しないと「お得」かどうかはわからないですよね。
私は比較的疑り深い性質で、というよりは気をつけていないとうっかり騙されることが多すぎるので、情報を操る立場にいる以上、慎重に情報収集します。自分が発信することで誰かを騙すことになると困るので。
今回は「Amazonファミリー」が無料サービスなので、特に「本当にお得になるのか」を慎重に検討したいところです。ここからは、お得と言われるポイントが「自分にとってもお得なのか」をじっくり検討していこうと思います。
オムツは実際に安いのか

先程のまとめでもご紹介しましたおむつ、これは安いかどうか。結論から言えば「安くはない」です。
- パンパース1枚11円〜
- メリーズ1枚13円〜
- ムーニー1枚11円〜
- グーン1枚11円〜
- Genki!1枚19円〜
- マミーポコ1枚15円〜
この辺りの価格を見て「そこまでじゃないな」というかた、いらっしゃると思います。ただ、思い返して欲しいのが、どこのドラッグストアが安いのか、場合によってはハシゴで店を回ってまで「少し安い」を購入しているということを。

個人的には、「ちょっと得した」くらいが幸福度としては一番高いと思うので「一円安いために頑張るのとか無駄じゃね」とか言うつもりは毛頭ありません。セール・割引、私も大好きです。

ただ、幸福度を別の方向に広げるために、買い物を減らす方法は一度試してもいいと思います。我々夫婦も共働きですが、「家族一緒の時間が毎回買い物」で終わっちゃうのは、少しもったいない気がします。
常に15%オフという安心感
Amazonで定期便などで頼んだ方がまとめ買いも捗るし、買うタイミングを狙ったりもしないで「必要な時に」気にせずに注文できると言うのも別の形の幸福度が高まります。
ちなみに、先の「いつでも15%オフ」と言う特典もあって「まぁ、15%オフならいいか」と背中を押してくれるので、個人的にはAmazonのファミリー利用、ありだと思っています。
お尻ふき、箱で買うとクソ重い
お尻拭きって、あれほとんど水なんですよ。つまり、箱買いするとめっちゃ重い。
お尻拭きはなんだかんだお尻以外も拭くことが多く、さらにお出かけの際に鞄には常に1ケース入れておきたい。なんだったら、各部屋にそれぞれ置いておきたい。なんてことをしていると、お尻拭きがただの渇いた紙になったりしている。仕方がないからティッシュがわりにしたりする。

お尻ふき、あっという間になくなってしまいます。山羊の大群に襲われたんじゃないかって思う。
度重なる箱買いの末に、腰がつらい。腰は一生ものなので、一度痛めるとそう簡単には治りません。こんな多大なるリスクを背負うなら、箱買いなんかやめればいいけど、安いのもあるけど「買い物は一度に終わらせてしまいたい」と言う気持ちと、夫がいるうちに済ませたい妻の事情を考えると断るわけにもいかない。

結論としては、家に運んでくれると言うのはそれだけで価値がある。
当然、お尻拭きだけではなく、おむつも運んでくれるし、あの「かさばり大使」が買い物から除外されるだけで、ショッピングがちょっと楽しい気分になります。なりますよ。
限定セールはお得なのか
Amazonファミリー会員限定のセールに参加できる特典もあります。これが、外からだとわかりづらい。

先ほども載せましたが、このように「表示価格」からさらに値引きパターンです。
Amazonをはじめとして、ECサイトを利用している方は「どうせ値引きとか言って定価から値引きしているだけなんでしょ」と考えると思いますが、販売されている価格からの割引で、実質Amazonが負担してくれているようなもんなので、とにかくお得。

セールを気にしないためにAmazonを利用したけど、やっぱりセールがお得ってことは、セールから開放されることはないと言うことだね。

セールはお得ですが、まとめ買いしてもAmazonが家まで運んでくれるので、この機会に一気に買ってしまう、と言う作戦でもいいかも。
ベビー用品の割引ってどうなの?
ベビー用品の割引、かなり幅広い対象です。おもちゃやベビーゲート、抱っこ紐や子供用の踏み台など、「赤ちゃんや子供に関連するものなら、とりあえず何でも割引にしてみました」くらいに幅広い。

保育園が始まると、服も余分に必要になるし、外履きに内ばきはもちろん園庭用の別の靴まで必要になるし、スタイもハンカチもお弁当箱だって、何セットあればいいのかわからん。

ネット通販ならまとめ買いの方がお得だし、受け取る手間も減るのでいいですね。

Amazonファミリーの登録に関する情報
Amazonファミリーの登録や解約に関する情報です。
登録フローチャート
ベイビーレジストリとほぼ一緒ですが、簡単に説明します。詳しい手順が必要な場合は下記の記事をご覧ください。

- 登録画面に進む
- 子供の情報を入力する
いや、まぁ、これだけなんですけどね。画像がないとわかりづらいってのはありますよね。
何歳から登録できるのか
妊娠中から登録は可能。Amazon baby registryと言うサービスで、出産予定日を登録するだけでOK。

年齢に関しては(2019年時点で)2001年から2020年までの生年月日で入力が可能。
2021年現在に確認したら2004年まで対応。おそらく16歳を目安に設定されていると考えられます。
いつまでもオムツが必要な世帯って、結構いるよね
実際、知的・発達に課題がある子供など、子供用のおむつを買う必要がある家庭ってのは結構いるわけで。
子供が大きくなるとオムツ買うのがなんとなく恥ずかしい気持ちになるけど、Amazonなら気にしないで、しかもお得に購入できるからいいですね。
解除方法が知りたい

Amazonファミリーの「あなたのお子様情報」登録画面から、子供の情報を削除するだけです。
Amazonファミリーとプライム会員との違い
プライム会員とAmazonファミリー登録の違い、加えて「プライム会員の家族共有」について解説していきます。
Amazonファミリー、なぜ無料なの?
Amazonファミリーは、アカウントの情報をより鮮明にするための情報収集のために行われているので、基本的にはユーザーが負担するのは「登録する作業・手間」と「こどもの情報」であり、金銭的には無料です。
クーポン・セールはあくまでも撒き餌
クーポンなどの配布も、「会員登録してくれよ」という撒き餌なので無料で使えていいのです。どんなサービスでも、「顧客の初動」に弾みをつけるために無料会員登録だけで初回クーポンがゲットできたりします。同じことです。

これはAmazon主催のセールなので、卸側にも負担はないはず。広告のようなものです。

後述する「楽天ママ割」などと競合するサービスになりますが、楽天ポイントが大好きなママばかりではないので、シンプルで使いやすいAmazonがいい、という方もいると思います。
個人情報漏洩・セキュリティは大丈夫なの?
Amazonなので、個人情報を登録したから訪問販売が増えたり、謎のDMが増えたり、学習教材の資料が送られてくるようになったりはしません。AmazonのDMは届きますが、こちらは設定で変更できます。

Appleなどの世界的なIT大手は「セキュリティ」の取り扱いに関してはどの企業よりも慎重に行なっています。顧客情報漏洩は仮に企業側に過失がなかったとしても、この手の業界にとっては致命的です。ガイドラインもしっかりしています。


確かに、Yahoo!Japanなんかのアカウント情報が漏洩するニュースはよく目にするけど、どちらかといえば「学校」や「施設」などの管理が「個人レベル」での対策で甘いところが圧倒的に多いですよ。

そして、ほとんどのアカウント情報の漏洩は、個人のパスワード管理の甘さ、セキュリティ対策がざるということの方が問題だよね。
リモートワークも始まったので、企業スパイは個人を狙って情報を盗みにやってきます。Amazonの心配をするよりも、ご自身のセキュリティ対策を見直した方がリスクヘッジになります。

Amazonプライム会員との違い
では、Amazonプライム会員とは何なのか。
プライム会員は無料期間はありますが基本的には有料サービスです。月額500円ほどかかりますが、NetflixとAppleMusic、各種データクラウドサービスなど、一般的な家庭で利用するであろうサブスクリプションサービスを全部合計して3,000円くらいのサービスが、500円だから激安です。

激安ではあるのですが、とにかく有料に変わりありません。月額固定費は安くても後々響きますからね。
プライム会員はサブスクリプション契約であるのに対して、Amazonファミリーは「Amazonアカウント」の登録を促すだけ。サービスというほどのものでもないのです。
ただ、Amazonプライム会員に契約してAmazonファミリーにも登録することで、子育て必需品であるおむつやお尻拭きなどのアイテムがお得なクーポン利用できたりポイントキャッシュバックを受けられたり、サンプル提供があったりするサービスが利用可能になったりもします。

まとめると「アカウントに子供や家族の情報を登録するだけで、赤ちゃんや子供にお得なセールの通知が来るようになる」くらいのサービスだと考えればいいと思います。
Amazonプライム会員にはなった方がいいか
ならなくてもいいです。プライム会員はすごくお得なのでサービスとして損することはありませんが、無理に入るようなものではありません。
仮にプライム会員になるにしても、基本的には無料登録期間だけでやりくりできます。あるいは、Amazonプライムデーやブラックフライデーのようなお得なセールが開催される時にだけ登録するくらいでOK。


プライム会員についての情報はこちらにもまとめているのでチェックしてみてください。

セールの時にだけプライム会員という選択肢
プライムデーはプライム会員のための祭典ですが、プライムデーの時だけプライム会員が一番コスパがいいんじゃないか、ということを検討した記事。私自身も楽天に天下りしてからはプライムデー限定会員です。

Amazonファミリーの登録がおすすめできる方
独断と偏見ですが、あなたがAmazonファミリーに登録すべきかどうか、私が占ってみます。
プライム会員の方はもっとお得に
これは前述の通り、すでにAmazonに財布を握られているのですから、受けられるサービスは余すことなく享受すべきです。
子どもの情報が生贄になるとも考えられますが、個人レベルで損するようなことはありません。AmazonWebサービスが意図的にハッキングされるというときは、全世界のWebサービスがハッキング可能ということなので、Amazonの個人情報取り扱いだけを警戒しても仕方がない話なのです。
お得な定期購入を利用する
Amazonファミリーのサービスというわけでもないのですが、Amazonには「定期お得便」というサービスがあり、これに登録して月1回定期的に選んだ商品が届くサービスがあります。確実に購入するものに関しては登録しておき、買い忘れのないようにしておくだけで思考回路の処理負担が軽減されます。

やってみないとわかりづらいところですが、買い物のことを考えないようにするのは節約効果も高い。「どうせ後で来るから」と思うと、注文しないし、他に買いたいもの探すとかがなくなるからいいんですよね。

買い物、行くから無駄遣いするんであって、Amazonのサイトすら見ないで定期的に必要物品が補充されるのは、時間とお金、両方の節約になりますよ。
買い忘れないということ
何より、登録しておくだけで買い忘れがなくなるのは「物忘れが激しい」ADHD気質の方には本当におすすめ。子育て中は考えることが多すぎるからこそ、買い物の負担は定期便のようにシステム化して、少しでも負担を減らすことをお勧めします。
定期便の場合は、とりあえず放っておいても割引が10%程度適用されるので、これもいい。セールが始まるのを待つのって結構苦痛。買い物が好きな人ならいいけど、買い物終わった後の「無駄なことしたな」感はなくなるので、この辺りは買い物に対する依存度で考えてみるのがいいと思います。

我が妻は買い物は買い物で楽しみたいようで、基本的に必要なものはAmazonで思考停止定期便、楽天経済圏に生活しているので溜まりやすい楽天ポイントは好きなものを買うようにしたら、結構楽しんでいましたよ。

楽天だとついつい他のものも買いまわりしちゃうけど、Amazon、私はそんなに興味ないし。
追加注文はダッシュボタンとAlexaが解決

さらに、購入をさらに簡単にするために「ダッシュボタン」というものがありました。
これ、本当にボタンを押すだけで注文できる、ある意味では「子どもに触らせるとやばい」やつだったんですが、サービス終了となりました。
現在はバーチャルダッシュというアプリなどで使用できるもの、さらにAlexaなんかも購入してくれるのでハードウェアとしてのダッシュボタンは不要になりました。
これも同じ理由になりますが、「他の余計なものは買わない」ことにつながります。

Amazon家族会員との違い
Amazonファミリーとは違うのですが、少しややこしい「家族会員」についても簡単に説明しておきます。正確には「Amazonプライム特典を共有する」項目になります。
プライム会員の特典は、同居家族を二人まで追加して特定の特典を共有することができます。我が家の場合は妻と同居している祖父母のどちらかまでは一緒に登録できます。

なんとなく、妻に自分のアカウントを使わせるのはいいけど、義父母にまで利用させるのは抵抗を感じますね。うちだけか。
家族会員になるとできるようになること
家族会員(プライム特典を家族に共有)になると、以下のAmazonプライム特典を利用できます。
- お急ぎ便が無料
- お届け日時指定便が無料
- 特別取扱商品の取扱手数料が無料
- プライム会員限定先行タイムセール
- Prime Now
- Amazonパントリー
- Amazonフレッシュ
プライムビデオは端末のアカウントを会員本人でログインすればいい
プライムビデオなどのサブスク系サービスに関しては共有できないので、この場合は利用する端末をプライム会員本人のアカウントでログインするしかないですね。

例えば、我が2世帯の場合、義父母の両親のテレビに関しては、私のアカウントでログインしておいて子供がテレビを見たいときにプライムビデオを見せたりしています。
極論、他人でも自分のアカウントを貸してあげればプライムビデオなどは視聴できますが、この場合はあまりにもリスクが大きいのは説明不要かと。

妻が相手でも、財布の心配はしなくても「視聴履歴」まで共有されてしまうので、やはり別にしておきたいところですけどね。
家族会員の登録方法(共有方法)
- 「Amazonプライム会員情報」にアクセスします。
- 「プライム特典を共有する」を選択します。
- 特典を共有する相手の名前とEメールアドレスを入力します。
- 「登録案内を送る」を選択します。 招待相手にはAmazon.co.jpからEメールが届きます。登録に進むには、このEメール内にあるリンクをクリックする必要があります。
特典共有の解除方法
解除方法は、Amazonプライム会員情報から削除するだけです。
アカウントに特典を共有するってどういうこと?
では、実際の生活で、プライム特典を家族で共有するとどんな感じになるのかを説明します。
家を出ないで欲しい自粛期間に効果的
Amazonが使えると、コロナウイルスを始めとして、感染症が流行った時などに自宅での買い物機会が増えます。

厄介なことに、こちらの世帯がどれだけ気をつけていようが、我が家の高齢者は「買い物に行かないと仕方がない」と言って家を出ます。そして、風邪をもらって帰ってくるわけです。
Amazonを使えと言ってもなかなかできるものではありませんが、同居しているのでこっちで買いたいものを聞き取って注文すれば外出機会を減らすことができます。まぁ、理由をつけて家を出たいだけなので、買い物以外でも結局外出するんですけどね。
他のECサイトなどの似たようなのサービス
ついでに、Amazonがそもそもお得なのか、ということについても少しだけ説明します。
楽天:ママ割

楽天にも「ママ割」と言うサービスがあります。こちらは私も利用していますが、毎回「ママじゃねぇよ」と思いながら利用しています。ただ、楽天市場のメインターゲットはママらしいママだと思うので、大人しくママになって利用しています。
- ポイントキャンペーンに参加できる
- 限定クーポンが贈られる
- サンプルボックスが届く
- 抽選・懸賞チャレンジあり
Apple:各種ファミリー割引あり
プライム会員と競合するサービスとして「プライムビデオとAppleTV」、「プライムミュージックとApple Music」などがあります。最近では「AmazonLunaとApple Arcade」というゲームサブスクリプションでも競合しましたね。
Appleデバイスを使っている場合、Apple系のサービスを全てまとめたAppleOneというサービスがあります。ファミリープランもあって、Apple MusicやApple Arcadeなどのサービスを利用する場合はかなりお得になります。

我が家の場合は、家族がiPhone利用で統一されていたこともあり、Amazonプライム系よりも少し質の高いApple系のサービスをファミリー共有して利用しています。Amazonも好きですけど、「買い物」まで縛られたくないですからね。

Appleのファミリー共有について
Appleは有料アプリを購入したら家族で共有できたり、写真も無料で、簡単に共有できる機能が備わっています。端末代は高いけど購入後に必要なアプリなどは少なく、しかも機能がアップデートしていくのがAppleのいいところです。
ファミリー共有についてまとめた記事もありますのでお時間ある時に読んでみてください。

Google:ファミリーは情報共有程度
Androidユーザーの場合は、Google系のサービスが相性がいいです。Googleのファミリー系プランをまとめた記事もあるので、そちらも参考にしてみてください。

Google Stadiaなどが日本でも普及すればメリットありそうですが、ゲームサブスクリプションは家族の抵抗が強そう。

どうしてAmazonは家族情報を欲しがるのか
ここからは蛇足です。なぜ、「ファミリー」の情報をAmazonが欲しがっているのか。我々一般消費者にはどんなメリットがあるのか、など、「記事を書きながら考えたこと」などを共有しておきます。
Amazonの狙いを探る
Amazon側のメリットなんかを考えていきます。このあたりが納得できると「サービスを利用すべきかどうか」が見えてきます。
顧客の囲い込み効果
Amazonだけに限りませんが、どこのECサービスも囲い込みに必死です。昨今では「経済圏」という言葉も頻繁に耳にするようになりましたが、これはつまりポイントなどによる囲い込み政策です。
どんなサービスでも顧客がいなければ商売になりません。逆に言えば「サービス」自体に利益が出なくても「顧客」となりうるような人を集めること自体がビジネスになりうる、とも言えます。
ターゲットマーケティング
また、利用者の属性を調べることで、「お勧めしやすい商品」の精度を高めることが期待されます。Amazonの強みの一つである「おすすめからのついで買い」を加速させる目的ですね。
後述するマーケティング利用できるビッグデータを構築するためでもあるのですが、直接的な目的としては「この人にはこの商品を売る」がよりわかりやすく、正確にできるようになること。顧客側としても「余計な商品データ」で買い物が煩わしくなるよりも、本当に欲しくなるようなものが厳選された方が「商品に対する注意力」を維持することができます。

「おすすめの商品」とか、関係ないものばっかりだとみるのをやめるけど、「おっ」と思うものがあったり、セットで買わないといけないものの情報がわかると目を通そうという気になりますね。
Amazonが「売りやすいECサイト」であり続けるために
この「ターゲットに売れる商品の制度をあげる」というのは、ユーザーだけではなく出品者にとってもメリットがあります。Amazonは楽天とは違って、商品に対しての情報がまとまっており、ショップを横断して買い物がしやすい構造になっています。

逆の楽天のようなECサイトを考えた方がわかりやすいですけど、あっちは「ショップ」の中から商品を探すのが基本で、同じ商品でも複数のショップから販売されていて、しかも価格も「クーポン」や「ポイント還元」を考え始めると「どこがお得か」がわかりづらいんですよね。
逆に言えば、楽天でショップを出した方が顧客が逃げにくい構造に落とし込みやすかったりはするのですが、新規参入者にとっては難易度が高い。これがAmazonだと商品に対しての情報さえしっかりと載せておけば、あとはAmazonがうまいこと売ってくれる(可能性がある)ということです。
情報が足りない家族にこそ「売れる」情報でまとめ買いを誘う
話を戻して、「消費者としての家族」からの視点で言えば、特に第一子の場合なんかは何を買っていいのかわからない、ということがあります。ここで、自分から「子供が生まれる」「3歳男児がいる」などの情報を伝えることで、その時その時に「買うといいもの」がおすすめされるようになります。
余計なものを買わせるのがショップの仕事ですから財布の紐は閉める必要がありますが、正直、赤ちゃんの時にのんびりネットショッピングなんてできるわけがないので、必要なものが向こうからおすすめされるということは、そう悪いことでもないのです。
ビッグデータビジネス
ユーザーアカウントのデータが整うことで、Amazonの顧客データ・販売データがより鮮明になり、正確に顧客像を描くことができます。Amazonのサービスは巨大で、もはやAmazonストアというのはユーザーにとっての入り口に過ぎません。

Googleなんかもユーザーのデータをしこたま集めて、広告事業だけでも自社でネットユーザーを寡占できるレベルで儲けています。Google検索を使わない生活は想像できませんからね。
世界一「顧客の購買行動」データが蓄積されるAmazon
Amazonの場合は、ECサイトにおける顧客の販売行動に関するデータが全世界で蓄積されています。加えて、日常生活においても(匿名性は保たれているとはいえ)Alexaから生活行動レベルで顧客の生活データを集めています。(具体的な会話内容はマスキングされるとしても、Alexaに話しかけた時間や、スキル、質問内容などが収集できれば、このデータは十分に活用できます)
さらに、実はAmazonの提供するAWSというクラウドコンピューティングサービスというものがあります。これ、ゲームアプリなんかをしているとわかりますが、このサーバーが落ちるとかなりのゲームで不具合が起きます。つまり、Webサービスの根幹となる「通信」部分においても、Amazonはかなり大きな役割を担っているということです。
言い換えると、ウェブに関するサービスはビジネスレベルでも深く関与しています。顧客の購買行動どころの話ではなく、ビジネスにおける情報を網羅していると言っても過言ではなく、これが自社サービスをさらに成長させるであろう「ビッグデータ」として育っているわけです。
次に話しますが、Amazonというサービスに人を集める・留めておくだけでもAmazonは十分に価値のあるサービスを提供できます。AmazonがECサイト以上の存在まで成長した理由がわかります。
「Amazon」というサービスを成熟させる
簡単にいえば「Amazon」であることがビジネスであるという話をします。楽天は「ポイント」の経済圏でしたが、どうもこの手のブランド化はあまりうまくいかないような兆し。Amazonはどうなのか。

ポイント囲い込みは、消耗戦へ
顧客の囲い込みは今後はもっと難易度が上がります。というのも、ECサイト参入ハードルがあまりにも下がって、Amazonで買えるという商品の独自性はほとんどありません。過去には、Amazonでしか買えない、あるいは簡単に輸入品が買えるというのもAmazonの魅力だったのですが。
楽天の場合は「ポイント」で独自の経済圏を作り、かつサービスも楽天だけに収束するように金融から通信など、網羅的に手を広げています。しかし、独自の経済圏を作り上げた「ポイント」に関しては、出店側としては「税金」のような枷となって、以前ほど効果的に経済圏が機能しているとは言い難い状況になっているのではないか、と考えています。

確かに、楽天サービスでまとめるとポイントの面ではお得だし、ポイントは実質現金として楽天で使えるからいいんだけど、サービスの質が向上しているかっていうと、ポイント利率も下がったり、他のサービスへの誘導が強過ぎて「楽天一本に依存するのはやめた方がいいんじゃないか」という気にはなってきてますね。

ポイント還元率も以前ほどではないし、「囲い込みが終わった」後に「ポイント還元率」が変わるなら、ちょっと騙されたような気になります。時代が終わった、と感じました。
プライム会員であることは「サービスの担保」でもある
話を戻してAmazonサービス。
基本的にはAmazonは逆に「プライム会員」として有料サービスにして顧客を囲んでいます。有料なので最初の敷居は高く感じますが、他のサービスが有料でやるようなサービスがプライム会員なら無料になるので、「普通に暮らす分にはむしろ安い」というAmazon独自のサービスを展開しています。
AmazonプライムビデオとかはNetflixと比べてもわかりやすく安いですし、同じような定額サービスのAmazon Prime Musicもやはりお得です。プライム会員で利益を上げようというのではなく、プライム会員というのはあくまでも「Amazonサービス」としての入り口でしかないわけです。
実際、プライムビデオを体験してからNetflixとか割高に感じてしまうからね。もちろん、視聴できる動画は全く別物なので、サービスとしては棲み分けもされているんだけど、家族の暇潰しとして、しかもプライム会員なら無料で見られるとなれば、「プライムビデオも見るし、プライム会員はまだ続けていてもいいか」となる可能性が高まります。
プライム会員の人数がキープできるということは、つまりAmazonのECサイトの価値も維持できます。これは卸やショップにもメリットのあること。新規参入でも商品が売り易ければ、商品の多様性が維持され、開発・改良に専念できます。
プライム会員側にも、プライムビデオなどのコンテンツの質を高めるなど、利益を還元し続けることでメリットを実感させやすい。ビジネス構造としての「プライム会員」は、ポイントでの縛りつけとは差別化されたサービスであるといえます。
プライム会員の無料コンテンツは、有料コンテンツへの同線にもなっており、さらにショップへの販促という意味もあります。全てが複合されて機能的に影響しあうことで、「Amazonサービス」が成熟に向かっていると考えました。
そのほか、知っておきたいAmazonの家族利用方法
Amazonを家族で利用している方におすすめの情報をまとめておきます。
子供におすすめタブレットが知りたい
私が子供の利用にお勧めしているのはiPadなのですが、これは「教育目的」の場合。
普段使いというか、「エンタメ系」目的なら、それほどスペックの高いタブレットは不要なので、AmazonのFireHDは結構お勧めです。やすい。

お祝いのお返しAmazon編
子供が生まれると、何かと頂き物が増えます。我が家ではAmazonギフト券500円を複数常駐させておき、何かあった時に「即お返し」できるようにしています。

多分送る方も「そろそろギフト券がなくなってきたからぶちくまのところに何か送るか」みたいな感じで色々くれるんだと思います。いつもありがとうございます。
あとは、まとめついでにamazonプライム会員がお得かどうかを調べた記事リストをご紹介します。
プライム会員に入るか、やめ時か知りたい
プライム会員の特典についてまとめた記事と一緒に、プライム会員に興味がある方、無料期間を体験するタイミングを悩んでいる方に「今が入りどき」「やらなくてもいいよ」という判断になる情報をまとめています。
ちなみに、漫然とプライム会員を続けているのが一番損になるので、サブスク関連の継続・退会についても是非とも検討材料としてみてください。
無料体験から有料支払いとならないように事前に継続利用をキャンセルする方法についてはこちらにまとめています。
記事の内容までは読みたくない、という方のために、簡単に画像テキストでまとめたinstagramも埋め込んでおくので、興味のある記事だけチェックする感じでも参考になれば嬉しいです!
「ファミリー世帯で利用する」時にお得な情報
家族でamazonを使うときに、家族アカウントの設定や「赤ちゃん登録」などをし忘れている方も多いみたいなので情報共有しておきます。
「らくらくベビー」の利用方法
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らくらくベビーに関する情報はこちらの記事にまとめています。

「amazonファミリーアカウント」に関する情報
amazonを家族で利用する際に知っておきたい情報をまとめました。

「amazon photos」の利用方法
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家族で写真を共有する際に「amazon photos」を最大限活用するのがお得です。スマホの容量が足りていない時には解決できるかも。

Amazon Kids+はお得かどうか
Amazon Kids+も「いつの間にか会員になっている」ことが多いサービスですが、色々利用し放題なんだけど本当にお得なのか気になったので情報をまとめました。

子供にFire HDタブレットはお勧めできる?
子供用にお勧めできるタブレットとしてアマゾンデバイスでもある「Fire HD」に関する情報をまとめています。


子供にiPadを使わせたい時の情報はこちら。

「読み放題サービス」のお得な情報
「読み放題サービス」がお得かどうかについてまとめています。
「プライムリーディング」に関する情報
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プライム会員の特典として利用できる「プライムリーディング(Prime Reading)」に関する情報です。結論から言えば、「プライムリーディング頼めに月額課金はしないけど、活用方法はあるよ」という感じです。

「アンリミテッドプラン」に関する情報
プライムリーディンをやっていると、「アンリミテッドプランがいいな」と思うことが多くなるのですが、実際のところKindle unlimitedプランがお得かどうかの線引きについて考えてみました。

「プライムビデオ」のお得な情報
プライムビデオに関する情報をまとめています。

子供とVOD(動画配信サービス)を楽しむなら
2歳までの子守り用動画配信サービスはAmazonプライムビデオで十分【Netflixと比較】という記事もあるので参考にしてみてください。プライムビデオは特定の番組に執着するまでは本当に優秀。特定のアニメを見分けるようになると厳しいけど。

英語学習をするなら
私はかつては英語を専門に学んでいた学生だったのですが、帰国子女に勝ち目がないのに時間を投じるメリットを見出せずに挫折、ただ、挫折した経験から「我々、普通の日本人がゴールとすべき英語学習」についても色々考えるようになりました。
簡単に言えば「英語の授業で英語を嫌いにならないこと」と、「自分が専門とする分野で活用できること」が英語学習のゴールだと言えます。
ただの英会話でよければ、これからはスマホがあればある程度は意思疎通は取れるようになります。
しかし、第二言語を学ぶことは「言葉の構造」を客観視することができて、どちらかといえば「プログラミング」などの論理的思考につながる学習になっていくと思います。
「英語に馴染む」ことを目標とするなら、VODで好きな動画をひたすら再生するのが一番です。反復学習は記憶に定着しますし、表現の雛形はバリエーションを増やすほどに効果が倍増します。
余談でしたが、英語学習におすすめのVODサービスについてまとめた記事もありますので、こちらも参考にしてみてください。

「Amazon Music」のお得な情報
Amazon Musicに関する情報をまとめています。
「プライムミュージック」の実用的な使い方
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プライム特典である「Amazon Music Primeプラン」についての利用方法についてまとめました。

「Amazon Music Unlimitedプラン」と比較対象
聴き放題サービスであるUnlimitedプランに関する情報はこちらになります。

加えて、AppleMusicと比較しても遜色ないサービスに関してはこちらの比較記事にまとめました。

「amazonセール」のお得な情報
amazonのセールに関する情報をまとめています。
「先行タイムセール」の攻略方法
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プライム会員特典である「先行タイムセール」が、本当にセールに役立つサービスなのかどうかを考察しました。

「amazonセールの準備」
amazonの大型セールの際に準備しておくべきことをまとめました。セール時のチェックにどうぞ。

「Amazonとファッション」のお得な情報
amazonとファッションやアパレル、洋服などに関する情報です。
Prime Try Before You Buyで「無限着回し」は可能か
Prime Try Before You Buyに関する情報をまとめています。無限は無理ですが、プライム特典の中では結構気軽に使えてお得なんじゃないかな、と思います。

Amazon初売り・福袋情報
amazonの初売りに関してはこちら。

amazonの福袋情報はこちら。

「Amazonと配達」のお得な情報
配達関連の情報です。通販サイト利用すると、何だかんだトラブルに巻き込まれることありますよね。
「特別取扱商品」とamazonで大型家具・家電を注文すべきかどうか
プライム会員になると、「特別取扱商品」という、いわゆる大型家具・家電の配送にかかる特別費用を(一部)無料にすることができるのですが、これはお得なのかどうかを考えてみた記事です。

「無料配達」って本当にお得?他のサイトと比較
プライム会員といえば「配送無料」でお得だなってのが初期の感想だったのですが、最近では無料配送自体が当たり前になったり、配送業界のマンパワー不足が社会問題になったりして「どこのサービスが、いつまで続くか」みたいなのに気をかける必要がある時世となりました。
プライム会員特典で「無料配達」はお得かどうかについてまとめた記事はこちらです。

ついでに、無料配達の満足度がものすごく高いオンラインショップで「ヨドバシ.com」があるのですが、このヨドバシとamazonどっちがいいか、みたいな記事も書いているので参考にしてみてください。

amazonと置き配に関する情報

宅配ボックスのおすすめに関する情報や、宅配ボックスをどこに設置するか、工事はどうしたらいい、みたいな記事もあります。
色々情報はまとめますが、一番手っ取り早いのは「体験」してみること。あるいは、体験した後に「一度は辞める期間」も作ること。そうしないことには、比較ができないですからね。

余談ですが、プライム会員の無料体験はやめてから1年〜1年半くらい経過すると復活します。

それで、セールの時だけ利用する、みたいな使い方でも楽しめるので、悩んだらまずは試してみるのがおすすめです!
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