Apple Arcade全体の評価に関しては前回の記事をご参照いただき、このページでは「こどもにもおすすめしたい」、わかりやすくてやりごたえのあるゲームを特集してみることにしました。

こどもにおすすめしたくなるゲームの基準
Apple Arcadeは月額制なので、手当たり次第にダウンロードしてはゲームをプレイしていけることが醍醐味。他人の、しかもよく知らんブロガーのおすすめなんかを聞くよりも、実際にプレイしてみるのが一番です。

ですが、クソゲーほど無駄に時間をかけてしまい、お子さんの宿題の進捗状況に差し支える可能性があります。
なるべく「シンプルに面白い」もので、少しくらいためになるものを選んでいきたいと思います。
こどもにお勧めできる要素
- 頭の体操になる
- 難しい(わかりにくい)操作は少ない
- みているだけで楽しい
- 短時間で楽しめる
- パーティー要素がある

こども自身が、ゲームをプレイする上で「大事なこと」を勝手に学んでいければいいのですが、保護者が道標を用意してあげることも大切です。

ゲームとしては、みんなで経験を共有できて、頑張った分だけ達成感が得られるものがいいですね。
こどもには向かない要素
逆に、こどもには相応しくないというゲームは、あまり大人にも勧めたくないようなものなのですが、いちゲーマーとして「プレイする価値のない、プレイして欲しくないゲーム」についての忠告だけはしておきたい。
- 時間の浪費が激しい
- 攻略に工夫がない
- 達成感が薄い
- 価値観が合わない
- 暴力・性描写が激しい
Apple Arcadeには少ない
Apple Arcadeには、年齢制限のつくようなコンテンツはほぼないのですが、記事投稿後にはどうなるか分からないので、大人の目でもチェックしておくことをお勧めします。
こどもにやらせる前にやっておきたい設定
Apple Arcade、定額制で「ベータ版のような中途半端な作りの、お金を払う価値のないゲーム」ばかりだと思ったら大間違いで、どれも熱中してしまうものばかり。

自省のできるこどもであればいいのですが、残念ながら我が子は我慢の効かない、いい意味では熱中しやすいタイプのようです。
まずはルール作りを
こどもにゲームをさせるのは、実社会に出る上で重要なルールを学ぶ上では重要だと考えています。

大人になっても、意図して時間を上手に運用することは難しいものですが、こどものうちから「やるべきこと」と「やりたいこと」を、いかにバランスよくやっていくかを訓練していくのは重要です。
家族の方針によって、「最初は厳しく徐々に緩和」するのか、ある程度自由にやらせてみて、必要時にルールを付け足していくのかは、判断の分かれるところだとは思います。

ゲームを遠ざけるのではなく、共存できる生活スタイルを
このご時世、スマホやタブレットなしに生活していくことは難しいので、しっかりと慣れておくほうだ重要だと思います。
こども用アカウントの作成
後述する「ペアレンタルコントロール」にもつながるのですが、「親のアカウント」のタブレット端末などでゲームをさせるのは思った以上に危険です。
ペアレンタルコントロール設定
まず、子供がゲームをする場合、最初に設定しておきたいのがペアレンタルコントロールの設定です。詳細は別記事にまとめておきましたのでそちらをご参照ください。


子どもがゲームをやりすぎたりしないように、プレイ時間を制限・チェックすることができます。

また、ダウンロードするコンテンツについても親の承諾が必要になる設定もあるので、やる前には一度相談しておくことで、ルールを守った健全なプレイが可能になります。
コントローラの設定
iOS13から、MFiコントローラに加えて、PS4、Xbox Oneのコントローラも使用できるようになりました。
Apple Arcadeのお勧めゲーム
前置きがクソ長いのが私の記事の特徴なのですが、そろそろ本題のゲーム紹介を始めていきたいと思います。
シンプルに評価の高いゲーム
こどもも含めて、全年齢で楽しめるおすすめのApple Arcade Gameです。評価が高いので、どこのサイトを見ても上位にランクインしています。なので、当サイトで詳しく紹介する必要はないと思いますが、念のため載せておきます。
LEGO Brawls


レゴだからシンプルに評価が高い、というのはもちろんあります。世界的に大人気なLEGOということで、わかりやすい操作方法と、それなりに爽快なアクションが魅力。

プレイ感を想像しやすいのが、スマッシュブラザーズでしょうね。
パーティーゲームとしても最適ですが、マッチングに難があるので家族で楽しむ場合には工夫が必要です。
Oceanhorn2


こちらはシンプルに人気が高いアクションアドベンチャー。フィンランドのデベロッパー、Cornfox & Bros が開発。
Cornfox & Brosってどこだ?
正直、調べるまで知りませんでしたが、プレイしてみると安定感がある、日本人にも馴染みの深いアドベンチャーゲームで、ゲームとしてのプレイは充実したものでした。
ゼルダのようなアドベンチャー体験
最近のゼルダは未プレイですが、感覚としては昔ながらのゼルダを今のプレイ環境で楽しめる、そんな感じでした。

単品でOceanhornがAppStoreにありますが、定額でチョコチョコプレイするのも楽しそうですし、大人でもしっかりプレイできるのでお勧め。
Sayonara Wild Hearts


「サヨナラ」と書いておきながら、国産ではなくAnnapurnaが開発したリズムゲーム。
ビジュアル買いで後悔もさせない
ビジュアルは、きらびやかな色合いとCGデザインがマッチしてみているだけで楽しい。それでいてスピード感があり、リズムゲーとしてアップテンポに進むゲーム展開はどハマり注意です。

Apple Arcadeの月額で、これだけでも元が取れる価値がある、と多くの方がレビューしている通り、まずはここから始めてもいいというくらいにApple Arcadeのあり方を示してくれたコンテンツです。
深世海
深海を探るゲーム。このように書くと実にシンプルなのですが、かなり独特。世界観は一品で、カプコン頑張ったなと思う。

日本のディベロッパーがスマホコンテンツで狙わないあたりを、うまいことAppleの資金を使って作り込んだ感じがします。
こちらも、まずはプレイしてみてほしい作品リストに入れたい。ただ、キャッチーであるよりは、何だかよくわからんがやっているうちにのめり込んでいく、という体験になるので、プレイは少し我慢が必要。

あんまり興味が湧かないと思っても、「スマホゲーで、定額制で、ここまで作るか」というだけで心動くものはあると思います。
試行錯誤を楽しむゲーム
こどもに勧めたい、パズルや謎解きを中心に楽しむゲームです。
エンチャンテッド・ワールド


パズル系アドベンチャーゲームです。

親しみやすいキャラクターでとっかかりやすいのがいいところ。

難易度は徐々に上がっていき、最終的には手も足も出なくてヤキモキする、そこをさらに乗り越えて攻略したときの達成感は一入です。
詰まってしまうと、攻略法がわからずにそのままになってしまうのですが、定額制で長く楽しんでいくなら、気が向いた時に再度プレイしてみる、というのも新しい楽しみ方と言えそうです。
タケシとヒロシ



人形アニメーションだけでもみていて楽しい、弟のために奮闘するお兄ちゃんで心温まるロールプレイングゲーム。

物語の主軸としては、病気がちの弟のために、適切な難易度で弟が楽しくプレイできるように配慮していく、今までにはないタイプのゲームになります。
レビュー評価に対してレスポンス良くディベロッパーが対応しているのも好印象で、適宜アップデートもされています。Apple Arcadeでは沢山のゲームに触れることになりますが、その中には入れておきたいゲームと言えます。
Where Cards Fall
謎解きというか、パズルを楽しむゲーム。趣があり、味わい深いストーリーがありそうですが、いまいち理解しづらい世界観とも言えます。
幼児から楽しめるゲーム
記事制作前にカテゴリ分けしたのですが、幼児向けのゲームってのは割と剪定が難しいですね。

我が子がまさに幼児ですが、「プレイングを楽しむ」というよりは、触って反応を楽しめればそれでOKみたいなところで良さそうに感じました!
Frogger in Toy Town


フロッガーというゲームのリメイクですが、リメイクというよりはコンセプトを踏襲した新しいゲームです。

私はフロッガーを知らないので何とも評価しがたいのですが、ゲームとしての分かりやすさはあると思います。ただ、操作感がいまいち馴染めず、爽快とまではいきませんでした。
幼児カテゴリに入れましたが、幼児がサクサクプレイするというよりは、まったりプレイしながら絵を楽しむ、と言ったくらいでしょうか。
WHAT THE Golf?


ゴルフゲーム風のパズルゲーム、という感じのおふざけゲーム。
頭を使うというよりは、とにかく試行回数を増やして、あらゆる展開をただただ楽しむという、ある意味ではわかりやすいゲーム。

失敗した方が面白いという、ユーモアの詰まったゲーム。ネタバレするともったいないので、とにかくプレイしてみてほしい。
幼児向けカテゴリに入れましたが、指で弾いて変化するギミックはこどもでも楽しいと思います。
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