家計簿アプリは二択です。

マネーフォワード(Money Forward)かZaim、どちらか一個で十分!
わたしはこの2つを2年間使用してみました。

現在は、マネーフォワードを使い分けて、Zaimはまったく使わなくなりました。
その理由についてご説明します。
2年間使ってマネーフォワードがよかった
まず、マネーフォワードとZaim、いま家計簿アプリはこのふたつが人気を二分しています。あと、MoneyTreeも人気がありますが、少し力不足なので今回は除外しています。
このふたつのアプリでも、わたしが最後まで使い続けたのは「マネーフォワード」でした。
マネーフォワードを選んだ理由
これらが、わたしが2年間使い続けてマネーフォワードを選んだ理由です。マネーフォワードを選ぶまでの経緯を説明していきます。
家計簿アプリが死んどる
今までがiPad2を使って家計簿をつけていましたが、使用していたアプリがなかなかアップデートされないなと思ったらサービスが終了していました。

こりゃまずい
つまり、ここから得た人生の教訓はこんな感じ。
人気の3つの家計簿アプリを比較してみた
「Zaim」、「マネーフォワード」、「moneytree」のどれかにしておけばとりあえずのところは間違い無いようです。

この中でも、お勧めは「Zaim」か「マネーフォワード」の2択になります。
利用者が多く経営が安定していることが第一条件
今回、もともと使用していたアプリが更新されなくなったことを踏まえると「利用者が多くて」「経営母体が安定している(個人開発じゃ無い)」というところが大事だと気付かされました。

家計簿って、長く使いますからね。

iOSの更新のたびに使えなくなってデータ参照もできなくなってはツライ!
紹介したMFもZaimも、末長いお付き合いはできそうです。
ユーザー数も群雄割拠
マネーフォワードは2019年に利用者数750万人越え、2020年9月現在、1050万人を突破しています。Zaimは確認できるところでは850万ダウンロード(利用者数ではない)を突破しています。
無料でもしっかり使える
そして、無料でも利用できるが有料版も優秀なので、どちらも安定した経営が見込めそうです。

ちゃんと収益にもならないとアプリの開発ができないよ
何より、どちらも銀行などの大手金融会社が提携しているので、安心感があります。
「Zaim」と「マネーフォワード」を徹底比較
どちらのアプリも総合的に今現在必要とされている家計簿アプリの機能は網羅しております。
- レシート撮影で簡単入力
- クレジットカード、銀行口座と連携し自動で収支を出してくれる
- グラフなんかも自動生成
- PCでもスマホアプリでも簡単連動と、いいとこ取りで尚且つ無料。
なので、ぶっちゃけた話、どちらを選んでも後悔はしません。

でもやっぱり答えが知りたいんです!
しかしあえてどちらかを選ぶとするなら。ということで、それぞれの特徴を簡単に説明していきます。
ZaimとMoneyForwardの特徴
それぞれの特徴を端的に説明していきます。
Zaimの魅力は「入力のしやすさ」
まず、Zaimは「使いやすさ」ではマネーフォワードよりもいいと思います。
Zaimをお勧めしたい人
どんな人におすすめかというと、「とりあえず使いやすい家計簿」を求めており、かつ「基本的には現金管理」という方にオススメです。
Zaimは本当にレシート撮影が優秀なので、今までの家計簿が一段と優秀になった、そんな印象を受けます。

600万人の登録数は伊達ではありません!
zaimの最新情報、レビューが知りたい
手前味噌で恐縮ですが、Zaimは大型アップデート後からかなり家計簿として使い勝手が良くなっています(ただ、有料のプレミアムなユーザーのみ)。

マネーフォワードよりも、「普通の暮らしで使いやすい」家計簿アプリにzaimは成長しましたね。

マネーフォワードは「資産管理」まで運用範囲を広げる
一方のマネーフォワードの特徴です。
連携の幅が、広い!
証券口座やFXにも対応しており、「本格的な資産運用に耐えうる」家計簿アプリです。

積立NISAなど、若い世代も簡単に資産運用できる時代だからこそ、マネーフォワードの家計簿アプリは魅力的に映ります。
2,600ものサービスと連携し、銀行や証券会社、最先端のFintech企業なんかがバックについているのだから、安心感もあります。
ただし、その強みの外部連携も無料版では10件までの制約があります。クレジットカードや銀行口座、証券、FXと、がんがん連携させていく方は、有料版(月500円)に移行した方が良さそう。
レシート撮影は及第点
ちなみに、レシート撮影もできますが、Zaimほど優秀ではありません。
マネーフォワードをお勧めしたい人
お勧めの利用者は「クレジットカードやネットショッピングが中心」で、「FX,証券なども利用する」、比較的お金周りに関してもネット上でアクロバティックに活動する方向けですね。
最新のマネーフォワードの情報が知りたい!
zaimが、アプリの使い勝手が良くなって、マネフォはあまり変わらないなと不満が出てきたのでいろいろ調べたら、もうZaimとマネフォは目指す方向が違うんじゃないか、という結論に至った考察記事はこちらにあります。

アプリの使いやすさを比較する
この辺りは、実際に使ってみて、の方がわかりやすいのですが、アカウント作るのも面倒だと思うので私のアプリ画像で比較していきます。
アプリの見やすさ・操作比較【画像付き】
これからふたつのアプリの画像をみながら比較していきます。
ホーム画面の比較

家計簿って、できれば開きたくないんだよね、入力が面倒だし、いえのお金のことを考えると萎える。。。
開きたくなるホーム画面ってのは、結構重要です。お金が溜まっていく実感ができ、操作の煩わしさの少ないものがいいですね。
zaimのホーム画面

まずはzaimの方から。

まぁほとんど記録されてなくて申し訳ないのですが(汗)
シンプルな感じで、本来ならカテゴリごとに色分けされた収支グラフが表示されます。

すぐに入力画面にいけるのが、いかにもZaimらしいですね。
マネーフォワードのホーム画面

マネーフォワードだとこんな感じ。
どちらかといえば、情報を羅列していて「ホーム画面をみれば大体の情報が手に入る」ともいえますし「どこ見ていいかよくわからない」ともいえます。

ちなみに、情報の合間合間に広告を入れ込むのはマネーフォワードの方が上手(笑)
家計簿画面
続いては、家計簿のグラフや表がみやすいかどうか。

出費の見直しがしやすいものがいいと思います!
zaimの家計簿画面

ザイムはビビットなカラーが多いですね。メニュー画面は地味目に抑えているから目立つような感じがします。
カテゴリアイコンはわかりやすいですし、支出のバランスも一目で把握できます。
マネーフォワードの家計簿画面

うん、まぁほとんど変わりはないですね。

色合いに関してはわたしの支出バランスが悪いという見方もあるな(苦笑)。

アイコンもほとんど差はないですね。
入力画面
続いては、支出などの入力画面。

レシート撮影もあるけど、手入力が必要になる場面は多いから、ここが簡単でわかりやすい方が継続して使えると思います。
zaimの入力画面

カテゴリを選んで入力していきます。上部にレシート撮影を選択するメニューが設置されていますね。

注目すべきは、だいぶカテゴリが細かく分かれていること。カテゴリさえ選択すればある程度内容把握できるので、数字をいれていくだけでも十分そうです。
ちなみに、zaimはレシート入力も秀逸です。

なかなかわかりやすいUIといえそうです!
マネーフォワードの入力画面

マネーフォワードのカテゴリはざっくりですね。この大カテゴリは事前に設定されています。そしてカスタマイズ性は薄いです。
上の方に申し訳なさそうにレシート撮影機能もあります。
体感としてはzaimの方が上でしたが、正直、どちらも使い勝手がいいと言えるほどのものではないな、と思いました。

もう総額さえあってりゃいいや
楽したいユーザーなんて、家計簿に対する熱意はこんなもんですね。
口座管理画面
zaimの口座管理画面

zaimは円グラフが表示されています。
それぞれ登録されている口座・金融商品などがずらーっと続いていきます。
マネーフォワードの口座管理画面

こちらは円グラフなしで、口座情報がずらーっと並んでいきます。
口座情報など見やすいグラフや推移は「有料会員」様の特権であります。

わたしはざっくり把握できればいいのでまったく困っていません。
有料会員比較
話題に出ましたが、有料会員についても比較してみます。

わたしの所感ですが、zaimは無料会員の段階で「家計簿」としては十分使い勝手はいいと思います。
少し高くなりますが、あえてプレミアム会員になるなら、マネーフォワードの方が得られるメリットは多くなると思います。
zaimの無料・有料会員比較 2020年
久しぶりに記事を見直して直しておきました。
大項目 | 小項目 | zaim無料会員 | プレミアム会員 |
– | 月額 | 0円 | 月額480円 |
アプリ | 広告非表示 | × | ○ |
– | 複数アカウント | × | ○ |
– | スタンプ省略 | × | ○ |
– | 残高グラフ | × | ○ |
コンテンツ | 給付金検索 | × | ○ |
– | 医療費控除 | × | ○ |
金融機関 | 優先更新 | × | ○ |
– | 手動更新 | × | ○ |
データの表示 | 手入力 | △ | ○ |
– | レシート入力 | △ | ○ |
– | 金融機関入力 | △ | ○ |
データの入出力 | ダウンロード | △ | ○ |
– | ScanSnap | △ | ○ |
念のため公式HPを合わせてごらんください。
マネーフォワードの無料・有料会員比較 2020年
こちらも更新しておきました。
項目 | 無料会員 | プレミアム会員 |
月額 | 0円 | 月額500円 |
データ閲覧可能期間 | 過去1年分 | 制限なし |
連携可能数 | 10件まで | 制限なし |
グループ作成 | 1件まで | 制限なし |
連携口座の自動更新頻度 | – | 高い |
連携口座の一括更新 | × | ◯ |
カードの未確定利用残高表示 | × | ◯ |
家計診断 | × | ◯ |
家計資産レポート | × | ◯ |
資産内訳・推移グラフ | × | ◯ |
負債内訳・推移グラフ | × | ◯ |
ポイント・マイルの有効期限の表示・通知 | × | ◯ |
カード引落し時の残高不足の確認・表示 | × | ◯ |
広告非表示 | × | ◯ |
CSVダウンロード | × | ◯ |
サポート・保証 | – | – |
プレミアムサポート | × | ◯ |
新機能優先リリース | × | ◯ |
データバックアップ保証 | × | ◯ |
サービス継続性保障(SLA) | × | ◯ |
家計簿アプリのセキュリティについて
セキュリティ面、心配されている人、かなり多いみたいです。別記事に家計簿アプリのセキュリティについてまとめましたが、面倒な人はこのまま読み進めてOKです。

そもそも家計簿アプリってセキュリティ面って安心なの?
どちらも大規模家計簿アプリとなっていますので、情報漏洩なんぞの事故が起きた場合、一発退場になりかねません。

セキュリティにも力を入れているのは安心です。
セキュリティの観点からすると、いつかは情報漏えいをやらかしそうな気はしますが、それは今のネット社会、どこのサイトを利用しても起こりうることでしょう。
漏洩してもログイン情報まで

それでも漏洩のことは心配ですね。
基本的にはログイン情報のみの入力までしか、どちらのアプリでも要求されません。出金・払込の場合は、どこの金融機関もログインパスワードとは異なるパスワードを設定していますしね。

でもただのログイン情報じゃなくて全財産ですぜ?
直接的に送金などされてお金が抜かれるとはないにせよ、大事な口座情報をネット上に置くことにはなるので、パスワードなどの情報管理は徹底した方が良さそうです。
大事なのはスマホのセキュリティ対策
つまり、家計簿アプリのセキュリティを心配するより、自分のスマホが安全に使用できているかを心配することの方が先決です。

ふたつのアプリのお勧めな使いわけ方
実際の使用感や、どういう使い分けをするべきか説明します。
どういう利用方法がお勧め?
それぞれ特徴があることがわかった両アプリを、あえて二刀流で使うならこんな感じになりました。
家族用にマネーフォワード
ちなみに、私は、家族用アカウントとしてマネーフォワードを利用しています。

理由は、クレジット、銀行口座の登録が限られており、利用時はクレジットカードやネットショッピングが主なので、口座管理を一元化できるから。
自分用にZaim
そして、個人的なお小遣い帳としてZaimを利用しています。

私個人の買い物はほぼAmazonなので不便はないですね。
どちらのアプリも、家族共有などの使い方をすると有料版じゃないとできないのですが、「家族用アカウント」を作成することで解消できるのでオススメです!
2020年、3年間使用してみて
わたし自身の変化として、資産運用をはじめました。

その結果、マネーフォワード一択となりました。ロボ投信なんかも連動できるので、やはりマネーフォワードは便利でした。
家族用にもマネーフォワードを使用していたので、ごちゃごちゃするのが嫌でしたが、マネーフォワードはグループの選択もできます。
家族と個人用の使い分けは別アプリで対応もできる
今までは家族用をマネーフォワード、自分用をzaimとしてきましたが、個人用もマネーフォワードとするにあたり、対策を講じる必要がありました。

上に書いたように、グループ選択でもいいのですが、わたしはシンプルに「アプリ」をわけました。
マネーフォワードって、それぞれの口座用に特別なアプリもあるんですよね。
家族で「家のお金情報」を共有するならOshidori
基本的には、「Moneyforward」のアカウント共有がお勧めですが、「それぞれの資産を管理したい」けど「結婚や家づくりの資金作りなどの目標は共有したい!」という場合にはOshidoriというアプリがお勧めです!

口座ごとに「自分だけが知っておきたい」データと、「家族と共有したい」データが選択できるのが特徴!

お金を増やすアプリにも注目
2020年に記事を見直しているのですが、資産運用に興味がある人が増えすぎて、やはりマネーフォワードが頭ひとつ飛び抜けた感じになりました。
そこで、一時期精力的に「アプリレベルでお金を増やせないか」ということで一生懸命調べておりました。

昨年は「株価が大幅に下がって」からの、「株価回復」の流れだったので、資産運用していた人は100万円から10万円くらいの儲けが出ているはず

口座を作るのが面倒なんだけど、そこ乗り越えると資産運用の敷居はグッと下がるから、取り組めそうなものを選んでおくといいかも
トラノコ
例えば、アプリで簡単に投資したい、というユーザーの希望は、トラノコなどの投資アプリがお勧めです。

投資ならウェルスナビ
ついでに少し宣伝ですが、WealthNavi もアプリを使って簡単に投資ができるサービスが魅力的です。

AIロボの資産運用で有名ですね!

ふたつのアプリはこちらからダウンロードできます
結論は「情報漏洩って、怖い」
こんな感じでございました。
実際にやってみると、外部連携で銀行口座やクレジットカードの収支が簡単にできて、かつそれが勝手に家計簿に記入されるので、感動を通り越して、なんだかちょっと怖いですね。
便利な世の中になったなぁ、と感慨ぶかい所もあるのですが、何より、こんなに簡単にクレジットや銀行口座が筒抜けになるのがあな恐ろしや。

しかし、病みつきになるほどに便利で、もう手書きの家計簿なんてつけれませんな。
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