Moneytreeを利用してみたので、他の家計簿アプリと比べてよかった点、いまいちだと感じた点などをまとめていこうと思います。
Moneytreeの簡単な説明
まずは、Moneytreeついて知っておきたいことを簡単にまとめておきます。ここだけ読めばいいように、善処します。
Moneytreeの使い勝手を評価する
Moneytreeの使いやすさに関する評価をしていこうと思います。
家計簿アプリの「使いやすさ」
家計簿アプリの使いやすさは、以下のようなポイントで整理してみるといいと思います。
- クレジットカード、電子マネーとの連携で自動入力ができる
- レシート読み取り機能がある
- 手動入力は「テンプレート」などが利用できると効率化できる
- 電卓入力ができる
Moneytreeは上記のポイントと比較して考えると「無料では及第点」だと言えます。
使いやすさに関しては、家計簿アプリはどっこいどっこいですが、Moneytreeはシンプルで使いやすいのは間違い無いと思います。
ただ、マネーフォワードやzaim、Dr.Walletなどが無料でも利用できる「レシート読み取り」機能が有料プランの一部でしか採用されていないのは少し残念。

ただ、マネフォなどで自動連携使うと、レシート読み取り機能すら滅多に使わないですからね。レシートも手入力の方が早いし。
マネーツリーに関しても、レシート読み取り機能を使うかどうか、よりも「口座連携機能を使うかどうか」でまずは考えるのがいいかと思います。
家計簿アプリの「読みやすさ」

まず、一般的なアプリで「家計簿として読みやすいな」と感じるのは以下のポイント。
- 収支グラフや予算設定が読みやすい
- 過去のデータとも比較しやすい
- カテゴリを自分好みにカスタマイズして差別化しやすい
- 広告表示が操作の邪魔にならない
Moneytreeは上記のポイントで考えると「広告表示がない点で一歩リード」していると言えます。
使いやすさのデザインは人それぞれで、電卓くらいシンプルな方がいい方もいれば、機能を使いこなして多少ごちゃついていても利便性を優先する方もいます。
マネーツリーに関しては、他のアプリと比べても使い方で悩むことがないくらいにはシンプルでわかりやすさがあると思います。
家計簿アプリの「続けやすさ」
- 続けることでメリットがある工夫がされている
- 家族とデータを共有してみんなで利用できる
- Excelなどで出力できればサービス終了後も家計簿データを利用できる
Moneytreeは上記のポイントで考えると「普通の家計簿と同等かややありがたみがあるくらい」だと言えます。
基本的には家計簿をつけるだけなので、いくらアプリで入力が簡易化されているからとはいえ、家計簿つけ続けるのは割と忍耐のいる作業です。
例えば、アプリを使うことでインセンティブとなるポイントを貯めることができるアプリもありますが、Moneytreeは目立ったインセンティブがあるわけではありません。
続けやすさで言えば、口座・クレジット連携ができるので、放っておいても大体のデータは記録されるのはメリットです。クレジットの明細を記録するのとか、案外面倒ですからね。
マネーツリーだから、というよりは昨今の家計簿アプリならではの続けやすさはあると思います。
Moneytreeのコスパについて
Moneytreeのコスパについて考えていきます。
Moneytreeの価格

Moneytreeは「基本無料」で利用することができます。
家計簿アプリを評価する上で、大切なことは「家計簿入力の手間が最小限」であることと、「家計簿をつけることによる経済効果がある」ことです。

ぶっちゃけ、時間をかけて家計簿つけても、節約や出費の適正化ができないんだったら時間の無駄になるだけだもんね。

必ずしも「節約」に結びつかなくても、マネーリテラシー(お金の正しい使い方)が理解できるだけで価値はあると思いますけどね。
Moneytreeに関して言えば、「基本無料」で利用できる上に、家計簿の入力の手間が抑えられるので、少なくとも「時間の浪費」ということはないと思います。
また、お金の使い道を意識することで、自然と節約につながったり、成果が視覚化されることで使い過ぎれば反省に繋がり、節約効果があれば自己肯定感も得ることにつながります。
Moneytree Grow(個人の有料プラン)では何ができるの?
Moneytreeのプランには「パーソナル(個人)」と「ワーク」に分かれており、いわゆる経費処理などに特化したプランと、個人の家計簿に向いているプランがあります。
個人利用を前提とする場合、無料プランと有料プランである「Moneytree Grow」の違いは以下の通りです。
- GrowはiOSでしか利用できない
- データの自動更新頻度
- カテゴリ別予算設定
- 月次レポート
- データ出力
正直なところ、無料プランでかなり使い勝手がいいので、あえて有料にしなくても、という気はします。

おカネレコのような「有料プランと無料プランの差が激しい」家計簿アプリもあるので、その点ではMoneytreeは利用者が多いので広告収益がメインなのかもしれません。

それが、Moneytreeには無料版でも広告がないんですよね、どうやって収益化しているんだろうか?
moneytreeのプラン一覧表
サービス | Moneytree | Moneytree Grow | Moneytree Work | Moneytree Corporate |
年額 | 無料 | 3,600円 | 5,400円 | 11,400円 |
月額換算 | 無料 | 300円 | 450円 | 950円 |
割引率(月払いに対して) | 無料 | 16% OFF | 16% OFF | 16% OFF |
月額 | 無料 | 360円 | 500円 | 1,400円 |
対応プラットフォーム | iOS/Android/Web | ※iOSのみ | iOS/Android/Web | iOS/Android/Web |
広告非表示 | ○ | ○ | ○ | ○ |
50社まで金融サービスを登録可能 | ○ | ○ | ○ | ○ |
データの永年保存 | ○ | ○ | ○ | ○ |
データの一括更新 | ○ | ○ | ○ | ○ |
カテゴリ自動振り分け | ○ | ○ | ○ | ○ |
グラフ表示 | ○ | ○ | ○ | ○ |
通知設定 | ○ | ○ | ○ | ○ |
集計期間の設定 | ○ | ○ | ○ | ○ |
データの自動更新 | △ | ○ | ○ | ○ |
カテゴリ別予算設定 | × | ○ | × | × |
月次レポート | × | ○ | × | × |
データ出力 (XLSX/CSV) | × | △ | ○ | ○ |
経費のAI自動検出 | × | × | ○ | ○ |
経費精算書の作成 | × | × | ○ | ○ |
連続スキャン (PFU社製) ※iOSのみ | × | × | ○ | ○ |
レシート保管 (Cloud Safe™️) | × | × | ○ | ○ |
レシートと明細の自動照合 | × | × | ○ | ○ |
カレンダービュー | × | × | ○ | ○ |
法人口座 | × | × | × | ○ |
Moneytreeの機能

Moneytreeの代表的な機能は以下の通りです。
- 無料プランから広告なし
- 登録可能サービス数は50社
- データを永年保存
- 各カテゴリに自動振り分け
- グラフで可視化
- 集計期間の設定・カスタマイズ
- 入出金の通知(残高注意)
- ポイント管理
一般的な家計簿アプリに搭載されている機能と比較してみます。
一般的な家計簿アプリの機能
- 複数の銀行口座・金融サービスと情報を共有・連携することができる
- カテゴリの自動分類
- 支出・収入の自動グラフ表示
- レシート読み取り機能(商品カテゴリまで分類してくれるものも)
- パソコンのソフト・ブラウザでも利用できる
- データのダウンロード機能
- アカウント共有機能
- アプリUI(ユーザーインターフェース=デザイン)のカスタマイズ
これらすべての機能が備わっている家計簿アプリは有料サービスである場合があり、アプリを選ぶ際には「どの機能が自分に必要か」を考えることが重要だと思います。
Moneytreeは基本無料の家計簿アプリであることを考えると、一般的な人が必要とする機能に関しては十分に備わっていると考えていいと思います。
Moneytreeのおすすめポイント
Moneytreeが他の家計簿アプリよりも優れている点について簡単に解説していきます。
個人と経費(事業・仕事)の使い分けが簡単

Moneytree、どうやってマネーフォワードやZaimと戦っていくのかなと思ったら、早々に「事業との併用」方面で差別化を図ってきました。

私のような個人事業主の場合でも、個人の支出と事業用の支出がゴチャゴチャしやすいので、ここが簡単に切り替えできるのはありがたいですね。
無料で広告表示なし
家計簿アプリで広告表示がないのは、かなり珍しい。

というのも、家計簿アプリの場合は特に、「金融系広告」との親和性が高いので、広告収益が大きいジャンルでもあるわけなんですよね。
口座連携数も無料プランから50サービスと連携できてしまうので、ほとんどの方にとっては無料で利用し尽くせるようになっています。
ただ、ネットで評判などを調べていても「なんだかんだ有料版を利用するようになる」という方が多く、家計簿サービスはまずはダウンロードしてもらって「使ってもらって信用を得る」ことが大事なんだと気付かされます。

マネフォもザイムも無料で利用できるけど、正直、無料枠だけで考えるならMoneytreeが頭ひとつ抜け出して便利ですからね。
レシート読み取り機能が一部プランのみ
これも珍しいのですが、レシート読み取り機能が有料サービスなのはMoneytreeの負のポイントのひとつ。ただ、逆にそうでもしないと有料で使ってもらえないので仕方がないとは思います。
しかし、このレシート読み取りプランも一癖あって、複数ある有料プランのうち、以下のような違いがあります。
- レシート自動読み取り:「Work」または「Corprate」のみ
- 経費精算書の作成:「Work」または「Corprate」のみ
- カテゴリ別予算設定:「Grow」のみ
この有料サービスの違い、レシート読み取りは「経費・会計」での利用を想定してサービス提供されていることがわかります。

家計簿としての利用の場合、ざっくりとカテゴリ分類さえされていれば十分、という方も多いですからね。

レシート内容を細かく読み取っても、無駄遣いの把握のために細かに分析することって、実際はそんなにないですからね。最初は楽しくて見ちゃうけど。
ダウンロード会員数
ダウンロード会員数と、実際に利用しているメンバー数には若干の乖離がありますが、Moneytreeは2022/12/16時点で「550万人」の利用者がいると発表されています。
比較すると、他にユーザー数が多い家計簿アプリは以下の通り。
- Money Forward Me:2021年時点で1,200万を突破(課金者は30万)
- zaim:2021年時点で900万ダウンロード
- おカネレコ:2022年時点で450万人
- Dr.Wallet:2021年時点で150万件
- OshidOri:2021年で15万人
ユーザー数だけの比較で言えば、Moneytreeは大御所と言っていいクラスです。
ユーザー数の多さは、アプリ運営が続くかどうかを占う重要な指標です。家計簿アプリは何年も続けることを想定して利用するので、途中でサービスが終了するような人気アプリを選ぶことも重要なポイントであると言えます。
セキュリティ・プライバシー配慮は意識高め
家計簿アプリで心配なのは、セキュリティのこと。家計簿アプリの個人情報の漏洩は、口座情報も含めて致命的なダメージとなりかねません。

実際、家計簿アプリで連携し始めると、複数の金融機関と取引している場合が多くて、一度漏洩したらパスワード変更するだけでもかなりの手間になりそう。
具体的な取り組みとしては、以下のような対策が公表されています。

セキュリティに関すること
- 電子決済等代行業者の登録
- グローバルスタンダードのセキュリティ対策
- 金融機関が求めるセキュリティレベルの PCI DSS / ISMS 認定済みのインフラを採用
- 通信情報を暗号化
- 認証ピンニング(電子証明書を通したサーバーへの接続)を採用
- Touch IDなどの生体認証を取り入れ
- 第三者機関による定期的な侵入テストを実施
- 最小限の情報以外は取得しない
- 公開バグ報奨金プログラムを導入
- ISO/IEC 27001:2013の認証を取得
- 入出金機能のない閲覧専用のサービス
プライバシーに関すること

- 個人情報保護認証「TRUSTe」の定期更新
- プライバシー・バイ・デザインに基づく適切なデータの取り扱い
- Moneytreeアプリ内で属性に基づく解析データを利用した広告の表示はしない
- 利用者の行動を元にしたリターゲティング広告の配信はしない
- 年齢、性別、居住地、職業などの個人を特定できる情報は取得しない
- 利用者の承諾なしに第三者へ個人データの提供を行うことはない
- 退会手続き後、24時間以内にご登録の金融機関情報や取引明細など、すべてのデータを削除
- サービス利用に関する情報の明示
- 利用規約と個人情報保護方針をユーザーが読みやすく改良
- 規約の変更がある場合は、変更日の1か月前までに変更内容をお客さまに通知または告知
- 退会をノーストップでスムーズに
- メール配信や通知方法をお客さまの用途に応じて設定可能
家計簿アプリも金融機関並みのセキュリティが求められているのは当然で、「これくらいはやっていても」と思うのですが、実際、やっていない家計簿アプリも多々あるわけで、その点ではMoneytreeは「かなり意識高め」だと評価できると思います。
さらに、個人情報に関しては、家計簿アプリはユーザーの消費行動を利用したデータ化という「匿名化さえ配慮すればなんだっていいでしょ」という方針が顕著になってきています。ただ、同時に「それってどうなの?」ということで、Appleはトラッキングの許可を表示するようになっています。

Appleに関しては、自分達がAppleユーザーの情報を独占したいという狙いは少なからずありそうだけどね。
私個人としては、世の中が便利になり、かつ自分達にメリットがあるのであれば個人情報は利用してもらって構わないのですが、「どの情報を」「どの程度利用しているのか」については事前に説明してもらいたいとは思っています。
Moneytreeはかなり意識高めで、利用規約を通してもこの辺りの説明がわかりやすいと思いました。
Moneytreeの口コミ・評判が知りたい
Moneytreeの口コミ情報や評判についてまとめます。
Twitterの評価
適度な量のテキスト情報を集めるなら、やはりTwitterの出番。
他のアプリとの比較
便利な家計簿アプリ
— トゥッキー (@tautokie) August 11, 2022
⭕️Zaim
日本最大級の無料オンライン家計簿
スマホカメラのレシート入力可能
⭕️マネーフォワード
食費や光熱費などを自動で分類
複数の口座残高や利用明細を管理
⭕️moneytree
銀行、クレカ一元管理できる
基本機能は無料#読書メモ#ちょっとしたこでうまくいく発達障害
MoneyForward ME に代わる家計簿アプリを探しているけど機能的に近いのは Zaim か Moneytree ぐらいしかなさそう…
— Mayuki Sawatari (@mayuki) August 10, 2022
Moneytreeの取り組み
おもしろそうな動き!
— Tatsuya|Climate Change Geek🌏 (@weather_style) August 15, 2022
もっと、身近に環境の影響を教えてくれて、変わり方を教えてくれるアプリだとヘビーユーザーになりそう。https://t.co/fJlpVqNJGl#Moneytree #Cogo
資産運用の補助
資産運用、何からはじめたらいいですか?って聞かれたら。
— あぁ (@Ox5Xf) August 16, 2022
・Moneytree、登録して、その後は
・お金を極力、クレカor電子決済に。
・じぶんが何に、いくら使ってるか
・改めて数字で見るのが大事。
・資産運用は、その後で十分だよと伝えるかな。
💳資産管理アプリ💳
— じょーず@アラサーパパの家計管理 (@_ZYOZU_) June 13, 2022
❶Moneytree
マネーツリーをメインで使っています💡
知人からはマネーフォワードを紹介されましたが、とりあえず無料のマネーツリーを選択🙋♂️
銀行・証券口座、クレジットカードを連携して、支出管理、総資産(楽天証券ジュニアNISAは未対応)の把握をしています🧮#家計簿アプリ
アプリストアの評価

少し手抜きで画像引用します。詳細はアプリストアでご確認ください。
アプリストアの評価を読む時には、単純にレビュー内容を読み取るだけではなく、レビュワーをレビューするユーザーの読解力も必要になります。
- 短すぎるレビューはサクラの可能性
- 長文すぎるレビューは当てにならない
- レビュワーのアカウント名もチェック
- レビューが短期間に集中していないか
- アプリの更新頻度もチェック
アプリの不具合などはユーザーにとって不利益な事象ですが、レビュワーが使い方を理解していないだけで評価を下げている場合もあります。
使い勝手が悪いことは評価を下げる理由としては妥当ですが、怒りをぶつけるために不当に評価を下げるようなレビューをする方も多く見受けられます。そして、怒りに身を任せると、文章がまとまらずに長文化しやすい。
いいレビュワーほど、誰かに読まれることを想定して文章構成を考えます。プロのレビュワーかもしれませんが、結局は、自分が納得できるかどうかが大事だと思います。
あとは、短期間・短文で連続した評価がされる場合は、意図的に評価を釣り上げるための行為(サクラ)である場合があります。
Moneytreeの使い方を確認する
自分にとって使いやすいアプリかどうかを確認しやすいように、アプリのダウンロードから最初の設定までにやることをまとめました。
Moneytreeのダウンロードはこちらから
Moneytreeのダウンロードはこちらからできます。
最初にやっておくべき設定

Moneytreeの最初にやっておく設定や操作方法などを簡単にまとめておきます。
- 金融機関やポイントサイトの登録
- カードの次回支払日
- ポイントの有効期限
- 大口取引の金額設定
- 預金残高の通知設定
- カテゴリ別予算設定
Moneytreeの使用方法

- まずはアプリをダウンロード
- チュートリアルに沿って設定を行う
- 各種設定を必要に応じて行う(各種通知設定は「通知」→左上歯車マークより)
- カードの次回支払日
- ポイントの有効期限
- 大口取引の金額設定
- 預金残高の通知設定
- カテゴリ別予算設定
- アカウントの設定を見直す
- パスコードの登録
- 必要な個人情報の入力(収入など)
- 給料予定日などの設定(締日)
- 家族などの個人情報を必要に応じて入力
- 有料プランの利用を検討する
Moneytreeを利用する場合は、無料で利用できる範囲が広いので、どうせなら金融機関の口座や電子マネー、クレジットカードなどと連携して使いたいところです。
家計簿アプリについて知っておきたいこと
Moneytreeの解説ついでに、家計簿アプリについても簡単に説明しておきたいと思います。
安全性に関すること
家計簿アプリを利用する上で気になるのが「データ連携で口座情報を入力しなければいけないのが怖い」「データが盗まれたり、口座から勝手に引き落とされてしまうのではないか」ということ。

知らない人に「口座情報は教えちゃダメ!」って教わったけど?
家計簿アプリを使う上で不安となるセキュリティやプライバシーに関することについて調べてみました。
家計簿アプリのセキュリティは大丈夫?
家計簿アプリのセキュリティに関する情報はこちらにまとめましたので、参考にしてみてください。

オンラインは心配だから、オフラインの家計簿がほしい
オフラインの家計簿をお探しの方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

アプリの方が安全でも、やっぱり紙がいい
アプリの方が使い勝手がいいと言われても、やはり慣れた紙の家計簿を利用したい。そんな方のために使い勝手の良い紙の家計簿についてもまとめる予定です。
コスパに関すること
家計簿アプリのコスパを決めるのは「有料」であるかどうかがまずひとつ。加えて、お金を払ってでも利用したい「機能」についても考慮しておくに越したことはありません。
紙の家計簿でも毎年買い換えていたものですが、無料のアプリがある以上、あんまり有料サービスは利用したくないな、というのが本音。
家計簿アプリのコスパに関することをまとめていきます。
家計簿アプリの価格に関すること
家計簿アプリは、ほとんどが無料で利用することができます。
ここで考えておきたいのが、「どうして無料で利用できるのか」ということ。無料でもアプリが利用できるのは「広告」と「個人情報収集」がアプリ運営上で有益だからです。
広告で選ぶおすすめ無料アプリ
広告の表示が気にならない方であれば、広告表示がされるだけの家計簿アプリを利用することをお勧めします。
Moneytreeのような、無料で使えて広告も表示されないという家計簿アプリもあります。逆に言えば、広告以外の収益源があるということであり、個人情報などのデータ(消費行動のビッグデータ)を利用している可能性がある、ということにもなります。
匿名化された個人データの利用は「不正」や「詐欺」ではないので、納得した上で利用する分には無料で使えてラッキーくらいなものですが、個人情報の取り扱いにシビアでありたい場合には、広告収益で運営している家計簿アプリを選んだ方が納得はできるかもしれません。
個人情報を利用するアプリ
個人情報を利用すると言っても、いわゆる「詐欺」のような偽アプリのようなものもあれば、家計簿を利用する方の情報を匿名データ化して消費行動をリサーチするアプリもあります。
データ運用により収益化している後者は、マネーフォワードやZaimのような、ユーザー数が圧倒的に多い大手家計簿アプリの特徴とも言えます。
逆に言えば、ユーザー数がそれほど多くない、けれども広告などでも収益化していないというアプリに関しては個人情報を狙った詐欺アプリである可能性があるので、利用は控えたいところです。
Moneytreeと比較したい、おすすめの家計簿アプリ
Moneytreeと比較すべき、当サイトおすすめの家計簿アプリをご紹介します。
Money Forward Me
Money Forwardは私がZaimから乗り換えて利用している、最もおすすめの家計簿アプリです。

とはいえ、Money Forwardが一番良い家計簿アプリかと言えば、投資などで「お金を積極的に動かす人」のためのアプリだと言えます。ただの家計簿アプリが利用したい場合にはZaimの方がおすすめです。
ドコモユーザーなら「スマー簿」もおすすめ
ドコモならマネフォから「スマー簿」に切り替えた方がいいかな、と感じるくらいにはマネーフォワードのいいところと、ドコモユーザーであるメリットが生かされた家計簿アプリに仕上がっていると思います。
スマー簿の広告配信は停止しています。 スマー簿のアプリリンク提供は終了しました。マネーフォワードに関する記事
Zaim
Zaimに関して言えば、「今の家計簿アプリでできることが、とりあえず網羅できる機能性」を求めており、かつシンプルで使いやすいものがいい、という方におすすめです。
zaimに関連する記事
OshidOri
OshidOriに関しては、「これから二人で共同生活を始める」という夫婦やカップルにおすすめしたい家計簿アプリとなっています。

ややニッチな需要にはなりますが、これまで異なる財布で過ごしてきた二人が、共同生活をしたからといってお金の価値まで一緒になることはそうそうありません。必ず揉めます。
どうせ揉めるなら早いほうが後腐れがなく、その対策として「二人でお金を管理する」アプリが便利だと思います。その点でOshidOriは抜群にニーズに応えてくれます。

家計簿アプリ
今年おすすめの家計簿アプリ「レシート読取は時代遅れ」という記事でアプリの選び方やおすすめについてまとめています。

家計簿アプリの選び方
- パソコンでも家計簿アプリを使う場合はどうしたらいい?
- 家族で共有して使いやすい家計簿アプリはどれ?
- 家計簿が続かない時に「諦めるべき項目」をまとめました
- 小学生、これからお小遣いをあげるなら「家計簿アプリ」を利用しよう
- 中学生にスマホ持たせる時に「家計簿アプリ」を仕込むべき理由
- 年金の管理にも使える!シニア世代におすすめの家計簿アプリ
- 家計簿の選び方「デジタル、アナログ、お手軽アプリ」どれにする?
- 連携しない家計簿アプリ|このご時世でもオフラインがいい
- 家計簿アプリが安心な理由と、危険な不正Appの違いを見極める
- 夫婦・カップル・パートナーと一緒に使える、おすすめの家計管理アプリ
この家計簿アプリはどう?レビュー記事
- ドコモならマネフォから「スマー簿」に切り替えた方がいい?
- 子供のお小遣いでも大丈夫?家計簿プリカ「B/43」レビュー
- OsidOriで家族・夫婦・パートナーの貯金を把握できるようにする
- 家計簿アプリ「Dr.Wallet」は現金会計多めの方におすすめ
- 「おカネレコプラス」使い勝手で選ぶなら無印で十分か
- 「らくな家計簿」はシンプル系の中では格段にいいアプリ
- 家計簿recemaru [レシマル]の残念なポイント
- 家計簿アプリ「Moneytree」がいまいちと感じるところ
- 「おかねのコンパス」は家計簿としてはイマイチでも資産管理はピカイチ
MoneyForward ME
- スマー簿とマネフォ、有料プランも考えるならどっち?
- マネフォ乗り換え先のおすすめ「連携数4で継続、併用ルートも検討」
- マネーフォワードME、プレミアム会員に移行するか悩む
- マネフォ、資産管理に特化したプランが始まる
- 家計簿アプリ「マネーフォワードME」の不満と心配事
- 家計簿アプリを2年間使用してZaimをやめた理由【マネーフォワードと比較】
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おこづかいアプリに関する記事一覧
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- スマホの保険は入らないほうがいいのか「修理・紛失・盗難補償」
- 貯金ができる・増やせるアプリ「意志ではなくシステムの問題」
- 「バンドルカード」と「B/43」子供に持たせるならどっち?
子供に使わせるなら「Moneytree」と比較したいアプリ
少し用途は変わりますが、子供のお小遣い管理に「B/43」というチャージ型カードを利用してアプリで家計簿として管理する方法もあります。

子供の利用で問題となりやすい「バンドルカード」と比較しても安心なオンライン決済環境が整えられるのでおすすめです。ただ、将来的に有料化するらしいので、使用感だけでも早めにチェックしておくのがおすすめです。
まとめ:Moneytreeは利用すべきか否か
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
家計簿アプリであるMoneytreeについての情報についてまとめましたが、結局のところ、Moneytreeを利用すべきかどうかなんだかよくわからない、という方もいらっしゃると思います。
最後に、簡単にこのページの内容をまとめますので、悩んだ際の参考にしてみてください。
Moneytreeは利用すべきか
Moneytreeに関して「利用するかどうか」悩んだ時にここだけ読めばいいというポイントを押さえておきました。

家計簿アプリは長く使うほど他のアプリを利用しづらくなるので、時間を決めて、どのアプリを使うかしっかり選ぶのがおすすめです。
- 口座連携ができる家計簿アプリを探している
- 無料で広告表示がない家計簿アプリがいい
- レシート読み取り機能は不要
Moneytreeを選ぶ際のポイントは「無料で安心して使える」であると言えます。
マネーツリー、利用者が多いアプリの中でも圧倒的に「無料でできる」ことが多いです。
唯一気になるポイントである「レシート読み取り」に関しては、正直、クレジットカード会計がメインの方は気にすることないと思います。というか、家計簿アプリ使ってると記帳の手間を考えてクレジットメインになりますから、あまり気にならないと思います。
無料で利用できて、実質デメリットゼロなので、Moneytreeはどのユーザーにもおすすめしやすい家計簿アプリだと言えます。
Moneytreeを利用しない場合のお勧め家計簿アプリ
MoneyForward Meのダウンロードはこちらから
当サイトでのマネーフォワードアプリの掲載は休止しています。Zaimのダウンロードはこちらから
OshidOriのダウンロードはこちらから
Moneytreeに関するQ&A
- QMoneytreeは安全に利用できますか?
- A
Moneytreeは他の家計簿アプリに比べて、セキュリティやプライバシーに対する配慮がされていると評価できます。
ただ、家計簿アプリの安全の基本はユーザーの意識次第で変わります。個人情報や金融に関するデータなどは、どんなに対策をしても漏出する可能性はゼロではありません。必要最小限の情報提供で、自分にとって使い勝手の良い機能を利用できるのが一番です。
ただ、データを活用しないことには利便性も生まれないので、この辺りはリスクとベネフィットを天秤にかけて「家計簿アプリで会計処理を時短しつつ、セキュリティ対策には常に気にかける」ことが大切だと思います。
- QMoneytreeは本当に無料で利用できますか?
- A
Moneytreeは無料プランが充実しており、有料と大きな違いはないと言えるくらいに無料で利用できます。
ただ、ユーザーの多くが有料プランに移行しているデータもあり、実際に使ってみるほどに「お金を出して使い続ける価値がある」家計簿アプリだと言えるかもしれません。
- QMoneytreeが一番おすすめの家計簿アプリですか?
- A
「無料で口座連携できるアプリ」としては最もおすすめできるアプリのひとつです。マネーフォワードMEやZaimと比べても遜色ないと思います。
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