マネーフォワードMEに新プランが登場しました。
このページでは、新プランの登場に伴い「プランをアップグレードするか」「このまま使い続けるべきか」に対して参考になるような情報をまとめていきます。
マネーフォワードMEのプラン、どれが最適?
資産形成アドバンスコースを選ぶべきかどうか、マネーフォワードのプランについての情報をまとめておきます。
マネーフォワードMEのプラン
マネーフォワードMEのプランについて解説します。
そもそも、マネーフォワードMEとは
家計簿アプリ「マネーフォワードME」について簡単におさらいします。
- 家計簿・資産管理アプリ利用率No.1
- パソコンでもアプリでも利用できる万能家計簿アプリ
- クレジットカードや銀行口座と連携して自動記入
マネーフォワードMEのプラン種類
マネーフォワードMEには以下のプランがあります。
- 無料プラン
- スタンダードプラン(旧プレミアム)
- 資産形成アドバンスコース
マネーフォワードMEの標準機能
無料プランで利用できる主な機能は以下の通りです。詳細は公式HPでご確認ください。
Web機能
項目 | 無料会員 | スタンダード | 資産形成アドバンス |
データ閲覧可能期間 | 過去1年分 | 制限なし | 制限なし |
連携可能数 | 4件まで | 制限なし | 制限なし |
グループ作成 | 1件まで | 制限なし | 制限なし |
連携口座の自動更新頻度 | – | 高い | 高い |
連携口座の一括更新 | × | ◯ | ◯ |
カードの残高表示 | × | ◯ | ◯ |
家計資産レポート | × | ◯ | ◯ |
資産内訳・推移グラフ | × | ◯ | ◯ |
広告非表示 | × | ◯ | ◯ |
CSVダウンロード | × | ◯ | ◯ |
アプリ機能
項目 | 無料会員 | スタンダード | 資産形成アドバンス |
負債内訳・推移グラフ | × | ◯ | ◯ |
ポイント・マイルの有効期限の表示・通知 | × | ◯ | ◯ |
カード引落し時の残高不足の通知 | × | ◯ | ◯ |
配当履歴・予測・内訳 | × | × | ◯ |
資産のタグ付け | × | × | ◯ |
Myポートフォリオ | × | × | ◯ |
株式の業種別内訳 | × | × | ◯ |
株式・投資信託の配当利回り別内訳 | × | × | ◯ |
サポート・保証
項目 | 無料会員 | スタンダード | 資産形成アドバンス |
プレミアムサポート | × | ◯ | ◯ |
データバックアップ保証 | × | ◯ | ◯ |
サービス継続性保障(SLA) | × | ◯ | ◯ |
「資産形成アドバンスコース」について知りたい
今回、新しく導入された「資産形成アドバンスコース」についての情報を簡単にまとめていきます。
「資産形成アドバンスコース」の概要
以下のふたつのページが利用できるようになります。
- 「ポートフォリオ」ページ
- 「配当」ページ
「ポートフォリオ」

- 国内株式、米国株式の業種別、配当利回り別の資産内訳を見える化
- 自分好みのタグ付けと、自分だけの「My ポートフォリオ」が作れる
「配当」

- 配当履歴および今後の予想、その内訳を見える化
- 銘柄の偏り、その配当額、利回りを一度に把握
「資産形成アドバンスコース」のメリット
「資産形成アドバンスコース」を利用するメリットについてまとめます。
資産管理は人によって正解が異なるので、短期保有で売却益を取りに行く場合には資産の動きは簡単にチェックできた方がいいと思います。
一方で、中〜長期保有で「資産を日本円以外で所持してリスクヘッジする」というタイプの方は、それほど頻回に資産の動きをチェックすることもないと思います。むしろ、減っていく資産にストレスを感じてしまうかも。
連携数が多いスタンダードタイプで十分か、あるいは連携数無制限の「おかねのコンパス」などを利用して、家計簿と資産管理を分けてもいいかもしれません。
「資産形成アドバンスコース」のデメリット
「資産形成アドバンスコース」を利用するデメリットについてまとめます。
資産形成アドバンスコースを利用する方は、家計簿としての利用方法はあまり考えていないかもしれませんが、家計簿は「節約指向=出費を抑える」であるのに対して、資産管理は「投資」の意味合いが強く、リスクをとって利益を取ることが目的になります。
家計簿の場合、出費を抑える目的で「定期購読の出費を増やす」ことは本末転倒だと考えるのですが、資産管理の場合は「経費」と考えて、利益を増やすことができれば月額料金が発生すること自体はマイナスにはならないと思います。
もし、まだ「資産管理には興味があるけど、銀行にお金を預ける以外の何かを始めたい」くらいの場合であれば、NISA枠分の管理として「おかねのコンパス」などのアプリくらいから始めることをお勧めします。
「資産形成アドバンスコース」を利用する上での注意点
「資産形成アドバンスコース」を利用する場合に注意したいことについてまとめます。
「資産形成アドバンスコース」とスタンダードプランとの違い
私は「資産形成アドバンスコース」にすべき?
資産形成アドバンスコースの利用を悩んでいる際に、シチュエーションや利用者の特徴を踏まえた上でお勧めできるかどうかを考えていきます。
「資産形成アドバンスコース」を選ぶべきポイント
- 現在、すでに「スタンダードプラン」を利用しているかどうか
- その上で、追加で倍額課金が可能かどうか
- 複数の証券口座を利用しており、管理が手間だと感じている
基本的には、家計簿アプリとしてのマネーフォワードMEと、資産形成アドバンスコースのプランは切り分けて考えた方がいいと思います。
「資産形成アドバンスコース」を選ぶべき方
- 証券口座を複数利用しており、運用成績の視認性を向上させたい
- 家計簿アプリの中で資産管理も一緒にやりたい
マネーフォワードMEはあくまでも「家計簿アプリ」であるので、資産運用の管理を「ひとつにまとめたい」という方が利用すべきサービスだと思います。
正直なところ、価格980円、スタンダードとの差額480円に見合うサービスかどうかはかなり微妙なところだと思います。グラフなどで視覚化はできますが「何ができるようになるか」という体験の変化までは提供できていないのが現状かと。
「資産形成アドバンスコース」の評判・口コミ
「資産形成アドバンスコース」がSNSでどのように話題になっているか、参考になった情報などをまとめておきます。
Twitter情報
マネーフォワードの資産形成アドバンスコース、少なくとも今は課金するに値しない状況でした。なんでこんな状態でローンチしたんだろう⁇コース変更のキャンセルをマネーフォワード社に要望したので、対応を待ちます。
— フクロウ🦉個人投資家×リーマン建築士 (@fukurou8512) March 1, 2023
マネーフォワード「資産形成アドバンスコース」月額980円(年1万700円)登場。これまでの月額500円の機能に「加えて」、日本株や米国株のポートフォリオや業種、配当などを〈見える化〉。いろんな金融機関で個別株を買って、とっ散らかってる人に。正直な感想としては…月680円くらいがよかった(・_・) pic.twitter.com/UjG3oQNBD2
— 綾小路麗香/マネー編集者 (@reika_amoney) March 8, 2023
マネーフォワードで配当金の管理出来るようになったみたいなので資産形成アドバンスコースにしてみましたが…
— rosshi (@oshushi1980) February 27, 2023
未確定分が表示されない仕様みたいなので配当金アプリでいいと思う。配当の管理したい人って推定の値でもいいから先行きが知りたいんだと思うんですけどなんでこんな仕様にしたんだろ pic.twitter.com/xLR6C0sHDZ
最新情報、「資産形成アドバンスコース」の更新情報
「資産形成アドバンスコース」に関する更新/アップデート情報をまとめていきます。
2023年のアップデート情報
2023年の更新情報になります。
2023年2月27日
- 「配当」ページの追加
- 「ポートフォリオ」ページの追加
過去の更新情報
過去の更新情報はこちらのボックスに入れておきます。
まとめ:知っておきたい「資産形成アドバンスコース」
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
「資産形成アドバンスコース」を利用する際に知っておきたい情報をまとめておきます。
「資産形成アドバンスコース」のポイント
- 月額980円のサービスでポートフォリオや配当がまとめて見ることができる
- スタンダードコース500円との価格差分のサービスの価値が見出せるか
- 今後のアップデートの方針だけでも見えてくれば楽しみ
「資産形成アドバンスコース」に関するよくある質問
- Q「資産形成アドバンスコース」はお得なプランですか?
- A
「資産形成アドバンスコース」はお得なプランだとは言い難いです。
「資産形成アドバンスコース」の特徴は以下の通り。
- スタンダードコースは500円で、アドバンスコースが980円
- 価格差480円に「ポートフォリオ」「配当」が見やすくなるだけ
- 今後のアップデート次第では金融サービスを跨いで管理しやすくなるかも
家計簿アプリについて知っておきたい情報リスト
当サイトで取り扱っている家計簿アプリに関する情報をまとめておきます。
家計簿アプリ
今年おすすめの家計簿アプリ「レシート読取は時代遅れ」という記事でアプリの選び方やおすすめについてまとめています。

家計簿アプリの選び方
- パソコンでも家計簿アプリを使う場合はどうしたらいい?
- 家族で共有して使いやすい家計簿アプリはどれ?
- 家計簿が続かない時に「諦めるべき項目」をまとめました
- 小学生、これからお小遣いをあげるなら「家計簿アプリ」を利用しよう
- 中学生にスマホ持たせる時に「家計簿アプリ」を仕込むべき理由
- 年金の管理にも使える!シニア世代におすすめの家計簿アプリ
- 家計簿の選び方「デジタル、アナログ、お手軽アプリ」どれにする?
- 連携しない家計簿アプリ|このご時世でもオフラインがいい
- 家計簿アプリが安心な理由と、危険な不正Appの違いを見極める
- 夫婦・カップル・パートナーと一緒に使える、おすすめの家計管理アプリ
この家計簿アプリはどう?レビュー記事
- ドコモならマネフォから「スマー簿」に切り替えた方がいい?
- 子供のお小遣いでも大丈夫?家計簿プリカ「B/43」レビュー
- OsidOriで家族・夫婦・パートナーの貯金を把握できるようにする
- 家計簿アプリ「Dr.Wallet」は現金会計多めの方におすすめ
- 「おカネレコプラス」使い勝手で選ぶなら無印で十分か
- 「らくな家計簿」はシンプル系の中では格段にいいアプリ
- 家計簿recemaru [レシマル]の残念なポイント
- 家計簿アプリ「Moneytree」がいまいちと感じるところ
- 「おかねのコンパス」は家計簿としてはイマイチでも資産管理はピカイチ
MoneyForward ME
- スマー簿とマネフォ、有料プランも考えるならどっち?
- マネフォ乗り換え先のおすすめ「連携数4で継続、併用ルートも検討」
- マネーフォワードME、プレミアム会員に移行するか悩む
- マネフォ、資産管理に特化したプランが始まる
- 家計簿アプリ「マネーフォワードME」の不満と心配事
- 家計簿アプリを2年間使用してZaimをやめた理由【マネーフォワードと比較】
コメント