子供のアルバム作成もアプリで簡単にできるようになりました。この、「アルバム・フォトブック作成アプリ」は、写真印刷の技術を利用しているので、「年賀状作成アプリ」とも大変に仲がよろしい。

私自身は「年賀状なんてこの世の中からなくなってしまえばいい」と願う世紀末論者でしたが、令和という時代に変わり、本当に年賀状が減ってきました。


1949年に始まった年賀ハガキ、ピークは2003年の44億枚だったのが、2021年は18億枚と半分以下に。
いざ減り始めるとなんだか心寂しくもあり、今後は一転して「自分の子供の姿を口実をつけて送りつけることができる奇怪なイベント」として活用していこうと考えている次第です。

子供が産まれると、本当に人って変わるんだね。
というわけで、このページでは、おすすめの年賀状アプリをお勧めしながら、写真加工なんかも一緒にやることで超絶オリジナリティの高い子供の画像配布イベント=年賀状作成を楽しむ方法なんかを紹介していきます。
おすすめの年賀状アプリを紹介する
最初に、年賀状アプリはどれがいいのか、という話もしていきます。後半で「年賀状を安く、簡単に作るコツ」みたいな話もします。

ぶっちゃけた話をすれば、どのアプリも優秀ですし、大差はありません。毎年調べていますが、どれを選んだから悪い、ということはほぼありません。
とはいえ、普段使わない年賀状アプリで失敗なんかしたら一年の始まりが台無しになってしまうので、無難なところくらいは紹介しておこうと思います。
つむぐ年賀状
2022年の年賀サービスが開始しています。

もともとテンプレートも豊富なので、そのまま使ってもかなり凝った仕上がりになり、他の利用者とテンプレ被りがあったとしてもスタンプなどでオリジナリティが出せるのでお勧めです。
手書きスタンプ

テンプレートが充実していても、ひとつくらいは「手作り」感を出したくなるのが年賀状。これはつむぐでは紙に書いた絵をスキャンできるので、自分のテイストを簡単に年賀状に入れることができます。
動画メッセージ

こちらも新しい機能で、二次元コードを年賀状に載せることで、動画をみてもらうこともできます。
しまうま年賀状
しまうまプリントに関する記事も書いています。

写真プリント系サービスの中でもコスパで定評のあるしまうまプリントの年賀状サービスなので、単価については間違いないと思います。
ちょこちょことセールをやっているので、価格に関しては随時公式HPをチェックしてみることをお勧めします。

コスパはいいけど、アプリ自体の機能はベーシックなものになります。

逆に、デザインはある程度他のアプリで作っちゃえば、他のサービスよりもお得に年賀状が作れるとも考えられますね!
スマホで年賀状
基本はテンプレートと写真を選ぶだけというベーシックな年賀状作成アプリ。
主な機能
- 宛名帳・宛名スキャン
- 宛名印刷無料
- サンプル注文が無料

宛名は自動スキャンかと思いきや、専門オペレーターの作業によるものなので、読み取り間違いの可能性は少なそうですね。
サラ年賀状
Sarahはフォトブックでも人気のサービスですが、2022年も年賀状アプリが登場しました。

サラ年賀状を選ぶポイント

個人的には、年賀状アプリのデザインについては、操作性に馴染めるかどうかくらいでどのアプリもオシャレな年賀状作成はできます。私としては決め手は価格だけです。

サラのいいところは、料金体系が非常にわかりやすいところです。印刷には当然お金がかかるのですが、サラを利用して作った年賀状の画像データをそのまま無料で利用できるので、自宅でプリンターで必要分だけ印刷しても良いですし、なんだったらそのままLINEで画像添付するだけで新年の挨拶を済ますことができます。
年賀状アプリで可愛いお年賀を作るコツ
まずは、年賀状を極めます。昨今は年賀状総数が減っているので、年賀状をちゃんと作ることはそれなりに重宝されるスキルになります。

昔は「送らないといけないもの」属性があったので、どちらかといえば面倒な挨拶に近いものでしたが、ここまで減ってくると物珍しさもあって届けば嬉しいものでもあるよね。
最近は、アプリを使えば簡単に年賀状が作れるし、住所録もPCで管理していればそのまま宛名書きまで依頼できてしまう時代なので、気軽に年賀するのもいいなと思うようになりました。
厳選した一枚を保管する〜フォトストレージ〜
年賀状、私は下手くそでも自分で絵を描いたりして一球入魂した少し重ための年賀を作ってしまう困ったちゃんでしたが、最近ではスマホで簡単に写真を撮れる時代。素材作りにはそれほど悩むことも無くなってきました。

むしろ、普段から写真を撮っておけば、素材は豊富。おっさんの自作の干支よりも、子供の成長の方が喜ばれるのです。
さて、子供の写真は成長とともに増え続けていきます。子供が産まれたときは「ここが可愛さのピークだろうな」と思っていたのですが、困ったことにいまだに衰えることなく子供はずっと可愛いものです。そして、画像データは指数関数的に膨らみ続けます。
画像データの保管に関しては、シンプルにフォトストレージサービスを利用することをお勧めします。共有も簡単で、何より無料のサービスが多いので。
とりあえずお勧めのアプリだけ紹介しておきますので、流し読みしてみてください。
Google フォト
改悪されるまでは圧倒的に利用しやすさもストレージ量もNo.1だったGoogle フォト。有料化へ移行した後も使い勝手はいいのでストレージ購入されている方も多い。
Amazon Photos
Amazon Photosは、Amazonのプライム会員でさえあれば最も使いやすいフォトストレージサービスです。

プライム会員は諸々の有料コンテンツを薄めに手広く利用できるのが魅力ですが、なんやかんや他の課金サービスへの導線も強いので、お勧めしやすいわけでもない悩ましいところ。
Amazonプライム会員だけで動画も音楽も、フォトストレージも楽しめればいいのだけど、動画や音楽は他の有料サービスの方が利用しやすいのも事実。
ただ、Amazon Photosに関してはプライム会員のおまけ以上の価値があって、シンプルに価格に見合ったサービスだと思うのでお勧め。
家族アルバム みてね
「家族アルバム みてね」は無料でありながら、写真も動画も容量無制限でアップロードできます。
この点だけでかなり使えるのですが、サービスがいつ有料化するかは「みてね」の有料サービスの売り上げに影響するので、「ずっと使えるフォトストレージサービス」かどうかははっきりしない。
複数の写真を一つに合わせる〜コラージュ系〜
年賀状アプリって、無料のテンプレートだと味気ないものってけっこうあります。
テンプレートはいいんだけど、写真一枚しか載せられずに、そうなるとどの写真なのかを決め難い時ってありますよね。私が優柔不断なだけなんですけど、どうしてもこの二つを利用したい、みたいなことはあります。
年賀状アプリの場合、基本的にはアプリの負担を減らすために、写真を加工するソフトまでは入っていないことがほとんどです。
複数の画像を処理すると、アプリの開発費用がマシマシになってしまうのでコスパが悪い。さらに、アプリが落ちやすくなってしまうとクレームの元にもなってしまう。だから、年賀状アプリは集金できる「有料テンプレ」以外に余計な機能をつけたりはしません。
ひとつの写真だとしっくりこないな、という場合には、複数の画像をいい感じにまとめてくれる「コラージュ系アプリ」を利用することをお勧めします。

簡単に言えば、コラージュアプリで複数の画像を一枚の画像に仕立ててから、年賀状テンプレートにはめ込むという感じになります。

年賀状じゃなくても、一枚の写真しか取り扱えないフォトブックサービスなんかに使うという手もあります!
PicCollage
テンプレがあるので写真を選ぶだけでそれっぽい画像に仕上がる。
Mixgram
写真コラージュ以外にも豊富なテンプレがあるので、やろうと思えば年賀状アプリも不要になる。
April-Layouts Photo Collage
操作が簡単なのもいいのですが、それなりに仕上がるコラージュアプリ。
異世界で思い出の写真を撮ろう〜AR系〜
少し発展させたお年賀遊びとして、特に「どこにも行けなかった年」だと、どの写真を使おうか悩んでしまいますよね。
コロナ感染が流行した年は、どうしても外出ができないし、外出先のエンターテインメントも制限されていました。つまり、「思い出の一枚」ってのがそもそも存在しないんですよね。
そんな時には、おうちでできる楽しい遊びとして、AR(拡張現実)を本気で利用した写真を撮影する日、というものをやってみるといいと思います。
目的は年賀状撮影ではあるんですけど、身近な素材を使って楽しく写真撮影するのって、これからの楽しみ方のひとつなんだと思います。我々世代は、どうしても「開催されているイベント」に合わせて自分たちを動かすわけですけど、これからの時代ってなんでもできるから、自分の手の届く範囲で、できることを「イベント化」して楽しんでいこうよ、ってスタンスに変わってくるんだと思います。

AR写真を年賀に使うのはなんだか寂しい感じもするけど、こんな時代があったからこそ、いろんな楽しみ方が許容されるといいなと思います。いいじゃん、ARの年賀があっても!
Google 検索
シンプルに、Google 検索でARが体感できます。干支なんかは相性がよくて、2022年は寅年なので「トラ」を検索してみます。


ここに、3Dで表示できるボタンがあると、スマホ上に3Dのトラが表示できます。
さらに、「実際の風景に表示」をタップすると、スマホのカメラが起動して背景にカメラに映った景色の中に虎を表示することができます。すごくね?
Google アプリ
iPhoneの場合は、Googleアプリのダウンロードが必要です。
各種ゲームアプリ
ゲームアプリの中には、AR撮影に対応しているものもあります。手元にあるので言えば、「ドラクエウォーク」なんかがAR撮影が充実しているアプリになります。
ドラクエウォーク
ドラクエのモンスターと一緒に撮影することもできます。うっかり普通に好きなスライムナイトにしてしまいましたが、どうせなら年賀に寄せて虎っぽいキラーパンサーにしておけばよかった。


ARの博物館
最近のARのすごいところは、家にいながら博物館巡りができるということ。
博物館側が展示解説用にアプリを提供してくれているものも多いのですが、一番手っ取り早いのは、世界の有名な作品をARにまとめ上げている「Google Arts & Culture」です。

年賀状の素材に使えるかどうかはセンスが問われるところですが、Googleアースなんかも使えば擬似的に行った感じになる素材は拾えるので、組み合わせ次第だと思います。
Google Arts & Culture
機能をひとつひとつ紹介するのは面倒なので端折りますが、アプリ内のカメラボタンを押すだけでARに関する項目が選択できるようになっていて、好きなモードで拡張現実を楽しむことができます。




画像を仕上げる〜画像編集系〜
最後に、写真をきれいに整えていきます。
簡単に言えば、写真の明るさや色味を少し調整してプロの仕上がりに変えていきます。フォトショップなんかでガッツリと写真の仕上げ作業をやってもいいのですが、流石にそれは手間なので、アプリなどを使ってなるべく簡単に写真を仕上げていきます。
Lightroom
Adobe の写真の編集アプリといえばLightroomが一番使いやすいと思います。無料でダウンロードはできますが、全ての機能を使うには有料版へのアップグレードが必要になります。
Fotor
フィルター数が多いのも魅力ですが、スタンプやフレームなんかも無料で使用することができるので、気合が入った年賀状ではなくても、いろんな場面で使用することができる、ダウンロードしておいて損のないアプリです。
PicsArt
写真加工系でだいたいやりたいことができるというアプリ。
Snapseed
こちらはGoogle系の写真編集アプリ。ぼかしやフィルターなども豊富に利用でき、使い方もわかりやすいので手軽に始めつつ、ある程度のクオリティで仕上げたい方にお勧め。
年賀状アプリにアップロードする
あとは、自分が利用する年賀状アプリにアップロードして、テンプレートに当てはめるだけです。
作業としては面倒ではあるのですが、こういうのってやりこむからこそ楽しくて、家族を巻き込んで「今日は年賀状撮影の日です!」ってイベントにしちゃうことで、体験型のイベントにすることもできるわけです。
子供と一緒にやれば、楽しいし勉強になる
今回使った技術って、例えばフォトショップ系なんかはそのまま仕事に行かせるスキルになるし、AR系のアプリなんかはこれからの時代のエンタメのあり方に寄与するものだから、子供も巻き込んで一緒にやっておくと、子供の方で色々と学んでくれることもあるんですよね。
というわけで、お勧めの年賀状アプリの素材作りの話でした。
結局、どの年賀状アプリがお勧めなの?
長文になってしまいましたが、簡単に言えば、今は年賀状の素材はほとんど全て無料で利用できますし、年賀状という形式でLINEやメールで気軽に新年の挨拶に投稿するのもありかな、と思います。

ただ、私の経験から、それなりにしっかり作った年賀状、やっぱり形にしたくなるんですよね。記念に数枚だけでも、少数の知人や親戚・家族だけでも印刷した年賀状があっても良いのかな、と思うようになりました。
このページで紹介したお勧めアプリのまとめ
まとめとして、紹介したアプリのリンクを貼っておきますのでご活用ください。
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