このページでは、「絶対にルンバにしておけば後悔しないんだけど、それでも他のロボット掃除機のことを知っておきたい」という方のために、ルンバにはない魅力を持ったロボくんたちを紹介していきます。
ルンバかそれ以外か
ぶっちゃけた話、ルンバを買っておけば後悔はありません。それくらい、満足度の高い商品です。


新築してから、家電で買って良かったものは、「食洗機、ルンバ、洗濯機」くらいなもんだよね。ブログ記事のためにいろいろ買ったけどさ。
という私の金言を無視して、ルンバ以外の掃除機を探そうというのは、なかなか肝っ玉の座った方だと感服致すところですが、実は、ルンバ以外のロボット掃除機も「コスパの良さ」から「日本の住環境に適した」モデルまで様々です。

あえて、ルンバを外してロボット掃除機を購入したい、という方に役立つ情報をまとめておきます。
ルンバを超える必要があるのかどうか
根本的に、「なぜ、ルンバじゃダメなのか」について考えていきたいと思います。
ルンバが高く感じたら
コスパに関しては、ルンバよりも良い製品はたくさんあります。というより、ルンバを選ばずにロボット掃除機を買う理由は「値段」との釣り合い以外に存在し得ないと言って良いのかもしれません。
ルンバにも普及モデルが

個人的には、ルンバの普及モデルほどコスパの良いロボット掃除機はないと考えています。
基本的なルンバアルゴリズムは備えておきながら、機能を削減したとはいえ家の掃除を勝手にしてくれるに変わりはありません。
ルンバの普及機を買ってから、ルンバのこう価格帯を購入するかどうかを悩んだ方がいいと思います。多分、そのまま廉価版を使い続けるくらいには、日常使用には問題ないはずです。
ルンバよりも安いモデルが欲しい場合
つまり、ルンバの廉価モデルよりもさらに安い「ロボット掃除機」が欲しい場合に、どのメーカーにするべきかを悩む、ということになってきます。

この辺りは価格との兼ね合いなので、セール情報なども合わせて確認していくと満足のいく買い物ができるかと思います。
ILIFE V8e

ロボット掃除機を探していると、必ず目に止まるのが、ILIFEのロボット掃除機です。

安すぎない?
そう感じたものの、買うには躊躇されている方も多いと思います。
中華人民共和国広東省深川市に拠点を置き、深川市と香港の二都市に研究開発センターを設け、大規模な製造拠点を構えています。
これは中国ロボット掃除機産業においてILIFEがトップとして君臨している理由といえます。商品デザインに関しては6つの特許を取得しており、深川市からはハイテクノロジー企業として公式認定されています。
https://iliferobot.co.jp/about/
どう考えても中国製なのですが、やっぱり中国製だったのが、ILIFEのロボット掃除機の特徴。

日本支店は札幌市にあるというのが、何というか、意外。

当たり前ですが、変な会社ではない。
細かいところにまでは手が届かない
しかし、レビューを見ると及第点と評価しているものが多く、買い物としての満足度は高いようです。
家電を買う時のワクワクがない
しかし、私個人は、家電を購入する際の「ドキドキ感」が得られにくいと感じたので、今回はスルー。

動画なども確認しましたが、完全なランダム走行、吸引力も普通、水拭きはおまけ程度、だけどやっぱりロボット掃除機って便利だな、と思った次第です。
他サイトは上位にランク付
MONOQLOのレビューでは一位になってたけど、確かに、コスパは異常。

「自分がいない間に、ランダム走行で適当でもいいから掃除しておいて欲しい」場合だと、どのロボット掃除機でもできるから、機能性は十分だと評価されているのかも。

部屋ごとの掃除だと、結局、自動帰還機能はいらないし、冷暖房などの空調効率も考えると、各部屋ごとにしか使用しないってこと、あるしね。
ECOVACS DEEBOT
特徴としては、「安い」が第一に、ロボット掃除機的なギミックは随所に施されている、そんな感じです。

かなり無難に機能をまとめてくれているので、あとは値段を安いと感じるかどうか、ってところですね。

DEEBOTの上位機種はそれなりに高いのですが、もっと値段を抑えようと思えば、下位機種にしてお試ししてみる、というのもひとつの手かと。
ルンバと機能で争いたい
値段との兼ね合いもそうですが、ロボット掃除機に求める性能が、ルンバの方向性と異なる場合に、他のメーカーも検討したくなるところです。
ルンバって本当に高性能
ルンバといえば、今はマッピング能力も高まって、アプリ上に自分で部屋の間取り図を作るくらいに進歩しています。
将来的には「マップ」からスマート家電の操作に
この能力は、今後、他の家電への情報共有などに繋がり、スマートホームの核となる存在になるのではないか、と考えられています。

ルンバの弱点は「片付けはできない」ことだけど、別のメーカーがお片付けロボットを開発したら、ルンバのマッピングと協力して「ここに絵本が落ちてる」などを指示することも、あるかも。
お手入れ知らずのホームドック
さらに、自動でルンバ内のゴミを回収してくれるホームドックも進化しており、向かうところ敵無しなんじゃね? と思うのですが、どうでしょうか。

全部、欲しい機能じゃない
というあなたのために、いろいろ探していきます。
水拭きがしたいなら
水拭き専用ロボット掃除機が本当は欲しいので、こちらの記事も役に立つかもしれません。

Anker Eufy RoboVac
基本的な性能は、ルンバと比べても「ハイスペック」に感じるくらいに豊富。ロボット掃除機の「できたらいいな」という部分は網羅しています。
ルンバの上位クラスと遜色ない機能性でありながら、AmazonのセールなどでAnkerが割引してくれるので、お得に手に入れるチャンスが多いことも好印象です。
Shark EVOROBOT
アメリカで大流行した、という情報だけがこっちにきて、いまだ使用している人に出会ったことはない、Shark。

Sharkハンディクリーナーの、ワインボトルみたいなやつが欲しいんだけどね。
ルンバの機能が多すぎると感じたら
コスパ部門での紹介でもいいくらいに安いのですが、シンプルなロボット掃除機という印象。

私はあまり欲しいとは思わないのですが、無駄な機能はいらない、でもある程度名の知れた会社のロボット掃除機が欲しい、という場合には選んでもいいかも。
吸引力は実績のある会社なので、「掃除機」の機能として魅力に感じたら、いかがでしょうか。
アイリスオーヤマ ロボット掃除機
アイリスオーヤマらしいロボット掃除機。
アイリスオーヤマは、他社が真似しないような(いるのかいらんのかよくわからん)「プラスワン」が特徴。ロボット掃除機ではどんな機能が、と期待してみてみたのですが、「水拭き」だったので、「普通やん」となってしまった。
無骨な専用リモコンが付属
スマホとは連動せずに、普通にリモコンで使用します。
Neato Robotics Botvac D8000

ネイトロボティクスを知らなかったのだけど、Botvacが主力製品らしく、これを知らないなら仕方がないというところでしょうか。
ネイトは最先端のテクノロジー企業が多い米国シリコンバレーに本社を持ち研究開発しています。そのため、他のロボット掃除機よりスマートな人工知能とパワフルな吸引力を兼ね備えています。
https://www.neatorobotics.com/jp/ja/
というわけで、シリコンバレーに会社があるらしいのだけど、シリコンバレーにあるだけでAIや吸引力が保証されるわけではないので、こういう文言があると突っ込みたくて仕方がなくなる。
独自のレーザーセンサーで、部屋の形や最適な掃除のナビゲーションを導いてくれるようです。

独創的な形状で、家にあると「おっ」となる点は、欲しいと思わせてくれます。
サイズを小型化したい
機能に通じるところではありますが、住環境次第では、「もっと小回りが効くモデルが欲しい」という場合もあろうかと思います。

サイズは小さくしたいけど、機能は妥協したくない!
性能はルンバか、それ以上のものが欲しい、という場合にお勧めのモデルをご紹介します。

小さいサイズを重宝するのは、日本の家屋を知っている、国内メーカーが多いね!
パナソニック RULO mini
小型でお勧めのモデルといえば、パナソニックのRULO miniです。
小型すぎて、おもちゃなんじゃないかと心配になりますが、ロボット掃除機の基本的な能力は遺憾無く発揮してくれます。
今は一人暮らしの荷造りで親が持たせてくれるらしい
小回りが効くモデルなので、一人暮らしのワンルームでも、二階の書斎など「ルンバ持ってくの面倒だな」という2代目・サブ機のような使用方法も検討可能。ただ、コストは嵩む。
本体サイズ
幅249mm×奥行249mm×高さ92mm
日立 minimaru
その名の通り、という感じがして紹介するのも恥ずかしいくらいなのですが、とにかく小さい。
先ほどのパナソニックと同程度の大きさ。でも、たぶん、パナソニック製品の70%くらいの値段で買えるコスパの良さは紹介しやすいところ。

小さいと、椅子の下でつっかえなくて、ルンバよりもお掃除がスムーズになるね。
本体寸法
幅250×奥行250×高さ92mm
Dyson 360 Heurist

価格さえ考えなければ、最強モデルであるDyson Heurist。
コスト度外視モデル
もちろん、価格しか考慮しないコーナーとも言えるので、お勧めモデルとしてはもっとも対極に位置した「帝王」的な存在。いつか、絶対、倒す、という気持ちで紹介だけはしておきます。

見た目小さそうですが、やっぱり小さいです。
本体寸法
幅230×奥行240×高さ120mm
Dysonの吸引力
小型というだけで選んでも最強クラスなのですが、さすがのDysonという吸引力と、Dysonだからといって許されるものではない吸引音は流石の一言。

果たして、そこまでの吸引力をロボット掃除機に求めるのか、というところかと思います。

基本的に、ロボット掃除機はこまめに掃除してくれるのがいいところだからね。一回の掃除ではなく、分散して効率よく掃除してくれるモデルがいいね。
粘着性の高い抜け毛を大量発生させるヘドロ的な生き物を買っている場合は、特におすすめと言えるかもしれません。
ロボット掃除機の選び方の基本

ここまで読んで、まだ悩まれている人は、いるのだろうか。
普段と違い、先に各メーカーの主力商品を紹介しました。機種を知ってもいまいち選びきれないのは、「自分の家にマッチするのは何か」の判断が難しいから。
自宅にフィットするロボット掃除機のチェックポイント
ロボット掃除機に関しては、以下の点だけチェックしておけば大丈夫です。
必要なのは別の掃除機かも
私個人の主観だと、掃除機の中で一番必要性が高いと言えるのが「ロボット掃除機」です。ただ、ロボット掃除機は「掃除できないところ」がある以上、他の掃除機と合わせて使う必要があります。
ハンディクリーナー
パートナーとして最も優秀なのが、使い回しのいい、ハンディクリーナーです。

スティッククリーナー
オールジャンルをこなせる現代の掃除機の基本系とも言えるのが、スティッククリーナー。ただ。フローリングやカーペットはロボット掃除機が掃除してくれる環境だと、案外使わないというのも事実。

水拭きロボット掃除機
ロボット掃除機ついでに、水拭きも対応するロボット掃除機の発展系。

高圧洗浄機
ロボットには絶対にできない「水圧での解決」を図る高圧洗浄機。

スチームクリーナー
高圧洗浄機とは違うけど、高温スチームを使った掃除方法についても要検討。

ロボット掃除機のサイズを考える
すでに小さいロボット掃除機についてご紹介していますが、「横幅」なのか「高さ」によって決めるサイズを考える必要があります。

言い換えると、ソファ下は自分でクイックルワイパーで掃除するのか、椅子の隙間などを縫うように進んで欲しいのかを決めること。

「小型」でも、高さを抑えるのか、最大幅が小さい方がいいのか、必要とするサイズが異なってくるということですね。
ダストボックスサイズもメンテナンスの手間に影響
また、サイズが小さくなれば、当然、ダストボックスの許容量も小さくなります。
掃除のしやすさを求めて小型ロボット掃除機を購入しておきながら、却って手間がかかる、なんて可能性もあります。

「ゴミ捨ての頻度」と、掃除したい場所を考えながら、サイズを決めていきます。
ダストボックスのサイズや、集塵容積なども一緒に確認することをお勧めします。
価格について
価格は変動するものです。基本的には、不要な機能は「いらない」と強い心で押しのけて、この価格で買えたらいいな、というラインはしっかりと設定しておきます。
悩むほど高級品買いがち
どうしても、選んでいると「やっぱりこの機能もあった方がいいかな」となりがちです。
できない子ほど可愛い
ロボット掃除機はランダム走行で、充電切れしているやつを適宜回収する手間があったとしても、便利だし「手間のかかるかわいいやつ」になっていきます。

価格は抑えておいても、自動掃除のあるなしだけで生活は十分に変わります。それ以上の機能は、それほど気にならないかも。
生活スタイルでの「部屋の構造」を考慮する
現在の住宅事情は、ロボット掃除機の稼働を考慮して間取りをとる、くらいに迎合しています。

ルンバ基地を想定して注文住宅の間取りを設計するところもあるくらいですよね。
ドアは閉めておきたい性
部屋のドアを開放してルンバを使用するのは、結構意識して生活する必要があります。

ルンバは自動で起動するのに、ルンバのために各部屋のドアを明け放しに立ち上がる必要があったりね。
だんだん面倒になって自分でルンバ持ち運んだりすることになるのも事実。

いくら断熱・機密性が上がったとはいえ、よほど対策されている家ではない限り「熱源のない部屋は寒い」ので、なんだかんだ各部屋のドアは閉めっぱなしにしますしね。

ロボット掃除機比較表
2020年の4月の情報になります。欲しいなと思ったら、また情報を書き換えます。未確認のものは「-」という表記になりますが、その機能は多分ないです。
メーカー名 | アイロボット | ILIFE | Neato(ネイトロボティクス) | Shark(シャーク) | アイリスオーヤマ | Dyson | Anker(アンカー) | パナソニック | 日立 | エコバックス |
商品名 | ルンバ e5 | V8e | Botvac D8000 | Evorobot R72 | IC-R01-W | heurist | Eufy RoboVac G10 | RULO MC-RSC10 | ミニマル RV-EX20 | DEEBOT N79T |
掃除方法 | 吸引 | 吸引・水拭 | 吸引 | 吸引 | 吸引・水拭 | 吸引 | 吸引・水拭き | 吸引 | 吸引 | 吸引 |
自動充電 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
自動再開 | × | × | ○ | – | – | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
部屋の形状把握 | × | × | ○ | ○ | 衝突防止のみ | ○ | × | ○ | × | ○ |
段差対応 | 2cm | ○ | ○ | – | 1.5cm | – | 1.6cm | 2cm | 2cm | 1.8cm |
落下防止 | ○ | ○ | – | – | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
進入禁止 | ○ | ○(仮想壁ブロック) | 磁気テープ | – | – | 詳細設定可 | × | ○ | × | ○ |
スケジュール設定 | ○ | – | – | – | – | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
サイズ | 351mm | 330×320mm | 32.1×33.5cm | 320mm×315mm | 約33.0×奥行約33.0cm | 幅230×奥行240 | 325mm | 幅249mm×奥行249mm | 250mm | 337mm |
高さ | 92mm | 81mm | 10cm | 90mm | 78mm | 120mm | 72mm | 92mm | 92mm | 95mm |
重さ | 約4.0kg | 2.7kg | 4.1kg | 3.3kg | 2.8kg | 2.51kg | 2.0kg | 2.3kg | – | |
遠隔操作 | 専用アプリ | 予約 | – | 付属リモコン | 付属リモコン | 専用スマホアプリ | 専用スマホアプリ | – | 専用アプリ(EX1はリモコン) | Alexa対応、専用アプリ |
稼働時間 | 最大90分 | 1時間 20分 | 180分~270分 | 1時間 | 約75分(静音) | 40~80分間 | 1時間 30分 | 1時間 | 2時間 | |
追記 | – | – | アレルゲンカットフィルター、 | ダストカップ丸洗い | HEPAフィルター | – | – | 音控えめモード | – | 静音 |
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