
ルンバが便利すぎるので、新築時は「ルンバ設置」は必ず計算に入れて、ルンバ設置スペースや動線を意識して設計するのがおすすめです。
ルンバは間違いなく、平成という時代を代表する発明のひとつでした。これから先の令和の時代を支えていくのもルンバだと言っても過言ではないでしょう。
というわけで、ルンバがいかに私の生活を支えてくれているかご説明したいと思います。
ルンバの基本的な説明
ルンバについて知っておくべきこと。
ルンバ(Roomba)とは
お掃除ロボットの代名詞。アイロボット社が発売し、世界累計2500万台以上を出荷しています。
ルンバの魅力
基本的には「手当たり次第に掃除するシンプルなアルゴリズム」ですが、最新のルンバは部屋の間取り図を作成して掃除を最適化する能力も持っています。
操作が簡単で、掃除する部屋に持っていき、基本的にはボタンを押すだけです。給電が必要になると自分でドックに戻るので手間いらずです。
ルンバの詳細については以降みっちりと説明していきます
iRobotとは
ロボット専業メーカーです。1990年にロボット研究の最高峰である、マサチューセッツ工科大学のロボット学者たちによって創設されました。
黎明期は、ロボットを用いた研究や、事故・紛争・災害で役立つロボットなどで世界中で役に立つものを作っていました。
その後、世界初の家庭用ロボットとなるルンバを、2002年に発売。

2002年っていうと、日韓W杯でベッカムが日本でプレーしてみんなソフトモヒカンになってた時代だね
ブラーバも忘れないであげて
ルンバに重労働を強いるくせに、さらに「水拭き」までさせようと企んで来る記事はこちらになります。

ルンバの持つ機能と性能について
ルンバの各種性能について。他のお掃除ロボットとの比較にどうぞ。
制御システム
ルンバがルンバたる所以、それは「自分で部屋の構造を理解して、効率よく勝手に掃除してくれる」ということですね。

でも、スタンダードモデルだと、それほどスマートに掃除はしてくれないので、どうせルンバを買うなら「制御システム」の機能面に注目するべきです。
高速応答プロセスiAdapt
すごそうな名前ですが、安めの機種はこれ。いわゆるランダム走行で手当たり次第に掃除していきます。各部屋を回るのも運次第なので、多少、人の手を介す必要があります。
iAdapt ビジュアルローカリゼーション
ルンバにカメラが搭載されている場合はこれ。ビジュアルローカリゼーションは「部屋の構造を自分で把握する」という、「あっ、ルンバだ」と思わせる機能です。

ルンバを買うなら、できればこの制御システムを持つものを選んだほうがいいでしょう。
2.0と3.0の違い
3.0は間取りを把握できるようになり、「各部屋」をしっかり区別できるようになりました。掃除の手順がよりスマートに「一部屋ずつ」掃除してくれるようになります。
1階と2階も区別
階層も認識するので、1階と2階でさらに間取りも作るという、忍者にして敵の城に忍び込ませたくなる高機能です。
掃除能力
ルンバはあのまるまるとした愛らしい形状のなかに、実に様々な「掃除機能」が盛り込まれています。

自動で掃除するだけではなく、「掃除性能の高さ」もルンバが人気である理由の一つですね!
デュアルアクションブラシ

デュアルアクションブラシ、というのはルンバをひっくり返した時に、真ん中に配置されているネジネジ状のブラシのこと。この二つのブラシが逆回転で回って、吸い出し口に効率よくゴミを集めて、真空状態にして吸い上げます。
3段階クリーニングシステム
- エッジブラシで隅っこのゴミを真ん中に寄せる
- デュアルアクションブラシでルンバの吸気口にゴミを集める
- モーターでホコリなどのゴミを吸い込む
上位機種のAeroForceはどう違うの

上位機種は、「真空エアフロー」構造を作って、より高い吸引力を実現しています。それがAeroForce3段階クリーニングシステムです。
専用アプリ「iRobot HOME」
600シリーズだとアプリは対応していないのですが、それ以外の上位機種ならアプリ対応です。e5くらいだと運転の遠隔操作くらいですが、やはりアプリも楽しいのは900シリーズ以上となります。
Clean Mapレポート
お掃除の軌跡をルンバが報告してくれます。
Imprintスマートマッピング

最上位のi7だけが持つスマートマッピングですが、「掃除する部屋の指定」までできます。やばいです。
部屋を認識するi7だと、「掃除したい部屋」を指定して、その順番についても指示することができます。
ルンバを買うなら押さえておきたい
ダストボックスの水洗いは地味に便利
実は、ルンバ600シリーズの最大の弱点は「ダストボックスを洗うことができない」ことです。上位機種になるとダストボックスの水洗いが可能になるのでありがたいです。

ダストボックス自体は、どちらにしても汚いものだから掃除しなくてもいいや、という意見もあるけどね。
ルンバのモデル
ルンバにも様々なモデルが存在します。今ままでは、数字だけで機種を判断していたので「上位機種は番号が強い」という点でわかりやすさはあったものの、機能面が把握しづらい問題がありました。

800シリーズとか言われてもピンとこない!
スタンダード600シリーズ
私が使用しているのは、このスタンダードモデル、という名の「ルンバの形をした何か」です。詳しくはこのページの後半で解説しています。
購入して後悔しているわけではありませんが、このくらいのモデルだと「ルンバじゃなくてよくね」ってなるので、購入の際には「他のメーカーの同価格帯のロボット掃除機」を検討することをおすすめします。
メリット
ルンバの魅力の半分も発揮できませんが、とりあえず安い。安さは正義。
デメリット
- ランダム走行で手当たり次第掃除していくので、無駄な動きが多い
- 掃除残しが多い
ルンバe5
- デュアルアクションブラシを搭載
- ダストボックスが水洗いできる
- アプリに対応
ルンバを買うならe5以上で検討
あくまでも個人の所感ではありますが、「ルンバ」はこのラインからだと思います。
ルンバ900シリーズ
カメラとセンサーで自分の位置を補足し、マッピングする。「掃除のやり残し」を自分で認識して、データのも残す。これぞルンバ、という感じがする。入り組んでいても、最大112錠までは掃除できるので日本の住宅であればほぼ網羅。
高性能ルンバ時代の幕開け
だいたい、ブログやらで使用レビューが多くなるのは、ルンバ900シリーズです。

やっぱり買ったぜどやっってやりたいもんね、これだからブロガーってのは節操がない。

ブログでレビュー書いて一発稼ぐから買ってって土下座していたのはどこのどなたでしょうか?
ルンバi7
最上位モデル。Imprintスマートマッピングを搭載。フロアマップを区別して、最大10の間取り図を作成して記憶する。これからの時代のルンバと言えるが、ほとんどの家庭では900シリーズで十分。
掃除の既成概念を根本から覆す革命モデル
価格を度外視するならば、当然おすすめはi7シリーズになります。これまでのモデルは、あくまでも「掃除を効率よく行うことを最適化しました」に止まります。

i7からは、「掃除はルンバから提案する時代」の到来を感じました。
ルンバi7+
クリーンベース搭載。ゴミ捨てすら不要になるが、クリーンベースにたまったゴミは捨てないといけない。とはいえ、ダスト容器の30杯分を溜め込めるので、負担感は激減。
ダスト容器のゴミ捨て頻度

余談ですが、600番台のルンバでは3日に1回くらいでダストボックスはいっぱいになります。

クリーンベース清掃は1ヶ月おきまで貯められるかも。ただ、ゴミを貯めるのは衛生上は良くないので、適度にゴミ捨てはしましょう。
ルンバ購入モデルの目安
先ほども申し上げた通り、600シリーズを買うなら他社メーカーも要検討、ルンバを買うならe5以上と説明しました。
モデル別価格リスト
時期的なものもありますが、セールが乗らなければこんな感じの価格帯です。
- ルンバ600シリーズ:3万円オーバー
- ルンバe5:5万円オーバー
- ルンバ900シリーズ:8万円前後
- ルンバi7:11万円
- ルンバi7+:13万円
コードレスクリーナー買えちゃう
この辺りの価格差をどう考えるか、というところですが、ルンバ単体だとどうしても掃除できないところがあるので、2〜3万円あれは「ハンディタイプの優秀なコードレスクリーナー」も買える、ということを覚えておいてください。
ルンバを買う際のワンポイント
ルンバを買う際の注意点やポイントなど。
ダイソン買うくらいならルンバを買え
ちなみに、我がサイトではなぜか「ダイソンを買ってはいけない」というニッチなキーワードで人気があります。ついでにそちらも覗いていってください。

ルンバと安めのコードレスクリーナーが最強
ダイソンはダイソンでいいところはあるのですが、活躍頻度で言えば圧倒的にルンバです。

ダイソンにお金をかけるなら、ダイソンをやめて安めのコードレスクリーナーを買い、ルンバをランクアップさせる方が優先です。
ルンバと相性のいい、ハンディタイプのクリーナー情報をまとめたページもあります。

んで、一番欲しいシャークのハンディクリーナーはこちら。

ルンバの買い時はいつか
ルンバは値段変動はそれほど大きくないのですが、セール戦略として赤字覚悟でルンバを放出して客を集めるパンダ商品です。

懸賞でも豪華景品の大当たりになりやすいですしね
セール時期
ルンバは人気があってネームバリューも強いので、「客寄せ効果が高い」家電です。家電量販店やネットショップのセールの際には高い確率でルンバがセール対象となるので、要チェックです。
福袋に乗っかる
我が家は福袋で勢いに身を任せて購入してしまいましたが、福袋商品としてもルンバは人気です。


サイバーマンデー・ブラックフライデーに乗っかる


他のメーカーとも比較しよう
珍しく、ちゃんと予定通りに「ロボット掃除機の他メーカーとの比較記事」も拵えました。えらい。

新築時に注意すべきこと
新築される場合、特に注文住宅の場合は「ルンバを使用すること」を想定すると間取りの参考にもなります。
ルンバが動きやすい動線とは
ルンバを最大限活躍させるための知識を。
横幅40cmはキープ
ルンバは、自分の横幅ギリギリくらいのスペースさえあれば果敢に入り込んでいきます。家具を配置する場合、この40cmの隙間だけは維持しておくと、大抵の場所はルンバが掃除してくれます。
隙間10センチあれば家具の下にも潜り込む
センサーが壁として反応する場合もなくはないですが、基本的にはルンバは自分の背丈以下の隙間があればソファの下にも潜り込んでいきます。足高のソファが購入したくなりますが、最近のソファもその辺りを意識してデザインされているようです。
ルンバの基地設計
ルンバ基地で検索すると、色々な画像を見ることができます。
ルンバの基地に必要なスペース
賃貸など「数年単位で居場所を変動する」場合はそれほどきっちり決める必要はありませんが、新築などで設計から考えてかつ長い年月の利用を想定する場合は、ルンバ基地のスペースについても要検討です。
今のモデルは参考程度
「今のモデルにサイズ感を合わせ過ぎると、今後別の機種が欲しくなったり、並べてブラーバをセットしたりしたくなると不便です。余裕を持った配置極めが10年単位の収納術の基本です。
ルンバのサイズ感
- 直径350mm(モデルによるが今後もこのサイズ感をiRobotは維持すると予想)
- 高さ92mm
ホームベースのサイズ感
- 高さ480mm程度
- 奥行き150mm程度
クリーンベース(i7プラス)
- 幅310mm
- 高さ490mm
- 奥行390mm
ルンバの重さ
- 4.0kg程度
スタンダードモデルだと少し軽い傾向にはありますが、今後のことも考えてルンバは4kgあたりで調整してくると思います。
ルンバ基地の画像イメージ
ツイッターは便利です。きっとインスタグラムはもっと便利なので活用してみてください。
ルンバ基地造作したいな~#まゆの妄想リノベ pic.twitter.com/ebRmBtDR3t
— まゆ (@Q1pLQ9rQs6tiRoY) 2018年8月27日
おしゃれな造作
ルンバをお持ちの方、どこに彼の居場所を決めていますか?
— LOHASTAhome(ロハスタホーム) (@lohastahome) 2018年8月31日
こちらのお家ではルンバ基地をデッドスペースを利用して造作しました。https://t.co/avYn1AmAdw pic.twitter.com/DNp33rJ05r
ルンバホームベースの設置場所
なぜか多いテレビ下のルンバ
見栄えとしては、リビングにデデンとルンバが居座っているのはあまりいただけない。何かの収納の下方にこっそり佇むのが基本的なルンバスタイル。
階段下のデッドスペース
階段下収納を生かす場合、以下の点には注意が必要
- ルンバの高さ10センチを過信しすぎない(今後の高機能化でホームベースが設置できなくなる)
- ルンバの導線が階段付近が多くなるので降りるときは邪魔
- コンセントはそもそもあるか

自動ゴミ捨て機能つきの基地についてはスペースの再検討が必要ですね。。。
「ルンバがあるから部屋を綺麗に保てる」は嘘
少なくとも、うちの奧さんには効果がありませんでした。むしろ、積極的に床に物をおくようになりました。

だって、床が綺麗ならいいでしょ

あなたのバッグ、ルンバに引かれてるけどいいの?
我が家のルンバ600シリーズのレビュー
本日、ご紹介するのはこちら、ルンバの600、シリーズ!
お値段はなんと(CMのあとで!)
最安機種の600番台

うちは「福袋」で購入したルンバを使い続けています。
先のルンバの種類についての解説でもありましたが、ルンバは上位機種ほど「無駄なく動ける」ようにプログラミングされています。
我が家は大きな部屋がないので無問題
例えば、1階を全て開け放しにして全てルンバに巡回してもらう、という使い方であれば絶対に900番台までグレードアップを検討したほうがいいです。ランダム走行のルンバでは、かけ残しが多いどころか「たどり着けない部屋」すら出てきます。

小部屋ごとにルンバを持っていってスイッチ入れて放置、という使い方ならそれほど問題はありません。
子供が小さいうちだと、どちらにしろ大きめの家具やバリケードやらなんやらでルンバの行く手を遮るものだらけ。
カーペットくらいならガンガン乗り越える
段差関連ですが、2センチくらいの段差であれば、ルンバの進行方向次第ですが、垂直に段差に突き進めば乗り越えます。

角度がつくと乗り越えずに壁だと認識して折り返していくね。
放置しているだけなのでいいっちゃいいのですが「おいっ」ってなるときは結構あります。
吸い残しはかなり多い
本当に、かなり多いです。我が家は綺麗好きな人がいないからいいですけど、潔癖の傾向がある人が見たら苛立つところ。
制御システムは「当たって砕ける方式」
最新のルンバならカメラなども搭載しているので、かなりスマートに障害物を回避してくれます。
我が家のルンバはセンサーはあるものの、「壁」と「階段の段差」くらいしか認識しないので、家具に全力でぶつかりに行きます。赤ちゃんがいても平気でひきます。赤ちゃんの方は、こういったロボットが大好きなので喜んで近づいていきます。
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