我が家の次の狙い目は、この「水拭き機能」のあるロボット掃除機なんです。
わざわざ、他のロボット掃除機の総集編みたいな記事を作る必要はなかったのですが、最近はハイブリッド利用できるモデルも多く、「これはいらない」というものを候補から外しておきたい、という狙いもありました。

このページでは、我が子がこぼしたケチャップを、バレないように自分のズボンで頑張って床に擦りつけた挙句、タオルをかぶせて偽装工作された汚れを、水拭きしてくれる超高機能なロボット掃除機を探していきます。

できれば、自動で我が子を叱りつける機能も

それは、親の務めです。
ハイブリッド式ってどうなの?
この記事の一個前が、「ルンバを買わないでどうして他のロボット掃除機探してるの?」という煽り記事だったのですが(違う)、最近のロボット掃除機は、「水拭きも吸引もできる」というハイブリッドなモデルが登場しています。

そんなことやるのはアイリスオーヤマくらいだろ、と思ったら、本当にアイリスオーヤマも出してました。
まずは、ハイブリッド式を候補から消すために、簡単に解説します。
手間が増えるだけ
先に申し上げておくと、ハイブリッド式のロボット掃除機は、確かにひとつの筐体で全てをやってくれるので、便利といえば便利です。
ですが、水拭きモードを使用するときには、単一モードで水拭き運用となる場合がほとんど。さらに、別のアタッチメントを装着する手間などもあり、「2in1だけど、作業量は変わりない」というのが正直なところです。
水には強くなる
水タンクなどを装着して、モップを湿らせたりする都合、筐体は水に強く設計される傾向にあります。
どのロボット掃除機も水濡れの危険性とは隣り合わせ。さらに、我が子くらいになると、ルンバが走り出すと水鉄砲に玉を込め始めるスナイパーになるので、「意図的に濡れる危険性がある」ことも十分に承知しておく必要があります。

なんか、動く的みたいで楽しいみたいね
もちろん、ハイブリッドモデルだからといって、故意に濡らされたら故障する原因にはなりますが、床の水濡れくらいなら想定内の構造となっているため、お子様のいるご家庭なんかでは安心して使える、かもしれません。
拭き掃除の評判は、割といい
あくまでも他所のレビューを眺めた結果でしかありませんが、もっと「期待外れだった」コメントが多いのかと思いきや、「割と床がきれいになってよかった」というのが多かったです。

もちろん、否定的なコメントがないわけではありませんが、Hybridモデルの購入満足度は、私が想定しているよりはずっと高いようです。
チェックしておきたい水拭きハイブリッドモデル
簡単にハイブリッドモデルのロボット掃除機を紹介していきます。
Anker Eufy RoboVac L70 Hybrid

Anker製の家電ブランド、Eufyから、最先端をいくカッティングエッジなモデルを。

というか、普及版を別記事で紹介しているので、記事を書くモチベーションを保つためにも高級ラインをチョイス。
ルンバ越えも名高い
さすがAnker社、という性能をまとめてきました。
アイリスオーヤマ IC-R01

アイリスオーヤマも前回の記事で触れたのでサクッとご紹介するに留めます。
ダストボックスは水洗い可能
割と大事な点なので説明しておきますが、ダストボックスが水洗い可能というのは、重要です。
各自、勝手に水洗いすればいいじゃないか、という気がしなくもないのですが、先にも説明した通り、「水濡れに自信があるかどうか」で、水洗いの対応が変わってきます。
前方は吸引、後方は水拭き
どうやって水拭きするのかと思ったら、ゴミを吸い取った後の床を、後方に貼り付けたモップで拭くという芸当を成し遂げてくれます。
ECOVACS DEEBOT OZMO 950

ゴールデンカムイの牛山のような、おでこにぽつっとしたタコ、ではなくてマッピング可能なレーザーがあるのが特徴。
水拭き性能がすごい
最も理想に近い「吸引・水拭き」の二刀流を成し遂げてくれたモデル。
水拭きならではの爽快さは、足裏細菌(Bacillus subtilis, Staphylococcus)を92%除去してくれたという衛生微生物研究センターの試験に裏付けされている、かのようです。
Bacillus subtilisとは
ちなみに、こういうの気になっちゃうんですけど、除菌試験の標的になったグラム陽性菌は、ひとつは枯草菌という、どこにでもいる常在細菌のひとつ。食中毒、というより食品汚染(コンタミネーション)の原因となる場合があります。研究にも用いられやすいモデル細菌。
Staphylococcusとは
こちらは、ブドウ球菌、という意味です。黄色ブドウ球菌は、食中毒の原因菌として有名。エンテロトキシンという毒素を産生するので、細菌学なんかの試験でよく出される。
素足でのびのびとした在宅ライフを
私は家の中は素足で歩きたい派なんですけど、水拭きしてくれるとありがたいなとは思います。
除菌というよりは、「拭き取り」という使い方ですけど、何にせよ「目に見える汚れ」ではないものであれば、しっかりと拭き取ってくれるようです。

目に見える汚れをゴシゴシこそぎ落とすのは、人間の仕事のようですね。
ハイエンド機の比較
少し気になったのですが、920と950の違いはほとんどないようです。
モデル名 | DEEBOT OZMO 950 | DEEBOT OZMO 930 | DEEBOT OZMO 920 | DEEBOT OZMO 901 |
マッピング清掃 | ● | ● | ● | ● |
バーチャルボーダー | ● ※水拭きあり/なし 指定可能 | ● | ● ※水拭きあり/なし 指定可能 | ● |
カーペット認識 | ● | ● | ● | ― |
スケジュールタイマー | ● | ● | ● | ● |
スマホアプリ対応 | ● | ● | ● | ● |
水量調整水拭き | ● | ● | ● | ● |
吸引力変更 | 3段階 | 2段階 | ● | 2段階 |
高さ | 9.3cm | 10.2cm | 9.3cm | 10.2cm |
段差乗り越え ※モップ未装着時 | 2cm | 1.5cm | 最大2cm | 1.5cm |
バッテリー容量 | 5,200mAh | 3,200mAh | 最大110分 | 2,600mAh |
水拭き専用ロボット掃除機のすごさ
ハイブリッド機を紹介しましたが、欲しくなりましたか?

私はうっかりエコバックスをカートに入れましたが、さすがに高すぎるのでやめました。

水拭きは要所で使うくらいでいいので、もう少し、お安くなりませんかね。
というわけで、ここからはようやく本腰を入れて、水拭き専用のロボット掃除機を調べていきます。
最強のブラーバジェット
まず、比較対象というよりも「今はここまで進んでるぜ」モデルとして、ブラーバジェットの最上位機種を例にとってみます。

絶対に、買いませんけどね。
ブラーバジェットm6

もはや職人芸
さすが、アイロボットというか、ルンバの機能はしっかりと詰め込んだという最上位機種の貫禄。
ルンバと連携できるのは、ブラーバだけだね。

200シリーズで事足りる
そろそろ現実に戻って、お値段以内のものを探します。
拭き掃除を自動でやるくらいなら200シリーズでも十分です。
でも、ブラーバジェットを充電器に繋いだりしている作業があると、だんだん「あれ、もうウェットシートで自分で拭けば」という気にならなくもない。

ある程度広い部屋で、ペットなどを飼って毎日派手に汚れるくらいから、需要が生まれるのかもしれません。
300シリーズとの違いは?
300シリーズは、水がプシュッと出ない「ジェットではない」モデルです。
しっかり水拭きするなら、「ジェット」印、使い捨てシートで衛生的に拭き掃除がしたいなら300シリーズといった感じですね。
パナソニック ローラン MC-RM10
パナソニックは、本当に家電なら手当たり次第に出してきますね。
ルンバと異なる特徴
割と構造から違うので、拭き掃除の中でも「汚れをこそげ落とす」ことを目的とするなら、パナソニックのローランが良さそうです。
https://panasonic.jp/soji/products/rollan.html
回転式ローラーが強そう

強そう。
回転式ローラーは、汚れを擦り落とすものではなく、「綺麗な面」を使えるように回転していくためのものです。

キン肉マンのサンシャインみたいに、ジェロニモの腕を粉砕するような力技ローラーじゃないんだね。
使い捨てシートで楽々お掃除
専用のモップがあり、ウェット・ドライ兼用なので使い勝手が良さそうですが、いざ洗濯が必要になると面倒になってしまう怠惰な人間です、私は。

ローランのいいところは、使い捨てシートを使うモードもあり、ボタン一つで自動巻き取り、ゴミ捨ても簡単ときました。
レイコップ ミズロボ
レイコップも水拭きロボットをリリースしてましたが、実際のところ、どうなのよ。
モップの回転を推進力に

少しグッときたのが、モップの回転でウィンウィンしながら進むのですが、なかなか愛嬌があります。動画を撮っておけばよかった。
多彩な動きを独特な形状で行うミズロボには少し心惹かれるものがあります。
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