自分の疑問に自分で答えるスタイルです。

まだ新築なのに、苔が生えてきたせいで築何十年という雰囲気が出てきてしまいました。
家を建てる時には、外壁のスペックにも気を配って「よし、こんなに完璧なコーティングがされているならしばらくはメンテナンス入らずだな」なんて思っていた矢先ですよ。

ただ、高圧洗浄機を使用すると「外壁が傷つく」なんて書いているサイトもあって、結局どうしたらいいものやら
というわけで、もし同じような疑問をお持ちの方であれば役立つ情報、普通に高圧洗浄機が欲しいだけならAmazonあたりで検索すればいいことを書いていきます。
高圧洗浄機って何するの
ちなみに、外壁の苔落としなら、高圧洗浄機よりまずは苔落としスプレーあたりを試せば良さそうです。

にもかかわらず、家電好きの血が騒いでしまってなんとか強引に「高圧洗浄機を買う」動機付けをしていきたいと思います。
どの性能に注目すべきか
高圧洗浄機、だいたい海外製のゴツいやつで、家ごと破壊されそうなパワフルなスペックをお持ちなのですが、「力で全てを解決する」という原始的なやり方に異議を唱えたい私は、高圧洗浄機のどこに着目すべきかを調べていきます。
吐出圧力をチェックする
高圧の名前の通り、高圧洗浄機は高い圧力で勢いよく水を出して汚れを吹き飛ばす機械です。
この圧力が高いほど力が強いことになりますが、洗浄場所によっては水圧で凹んだり付着しているゴミなどで傷がつく可能性もあるので、調整しやすさなども検討する必要があります。
家庭での使用であれば2MPa~7MPaで十分です。落ちない汚れは、そもそも圧力で解決できるものではない可能性が高いです。
水圧は調節のしやすさで選ぶと、自分の使い勝手が向上するベストチョイスが可能となります。
力が強いほど、遠くの目標に向けて噴射もできます。当然、距離があれば水圧が弱まり「ただの水撒き」になってしまうので、掃除用途に合わせて目的の水圧が出せるものを選びたいです。
吐出水量
1分間当たりに吐き出せる水量のこと。一般的な家庭用の高圧洗浄機は10L程度までがよくあるモデル。タンクの絶対的な水量と、吐き出す力と吐き出せる量に依存する数値で、比較はしづらい。
用途によって多くとも少なくともいいのですが、少ない場合は節水を意識したコンパクトモデル、大容量であればより業務的に幅広い範囲に対応できます。
静音性
私のようなコミュ障の場合、あまりにも大きな起動音だと周辺住民への影響も考えて掃除をしり込みしてしまいます。
騒音とならない程度の機種を選ぶのは、とりわけ高圧洗浄機のような「周囲の人が使っているわけでもない器具」に関しては理解を得るのは手間なので、大人しく静かなモデルを選んでおいた方がトラブル回避できて無難です。
許容水温
高圧洗浄機の種類によりますが、キッチンの換気扇周囲を掃除したい場合には、お湯を使用した方が汚れが落ちやすくなる場合があります。
許容水温などの表記がないモデルもありますが、基本的には40℃を目安に、高温にも対応しているかどうかを判断していきます。
対応洗剤
高圧洗浄機には、洗車用の洗剤が使えたり、専用の洗剤で泡を吹き付けたり、場合によっては水だけではなく砂の吹き付けにも対応していたりと、「水以外のもの」を使用できるかどうかも性能に大きく関わる要素です。
基本的には高圧洗浄は水圧での洗浄方法なので、洗剤などは事前に塗布したりして汚れを溶かしたり柔らかくしたりすればいいだけの話なのですが、人間、楽したいもので、一緒にできると時短できます。
本体で対応していなくても、専用のノズル、アタッチメントを使用することで洗剤塗布ができるものもあります。

私はダイソンでもいろいろアタッチメントを付け替えたい派なので、掃除好きなら「この汚れにはこれ!」と決めて、洗剤なども利用できた方が楽しいですね。

高圧洗浄機の選び方
既に「ご利用の用途に応じて」と書き連ねましたが、そもそも高圧洗浄機は、なんの掃除に使うのでしょうか。


私の場合は、外壁の苔退治以外は予定していませんが、どうせなら洗車などにも使えたらいいな、とは思っています。
用途が多いほど(あるいは使うかもしれないと欲張り始めると)、アタッチメントが必要になったりオーバースペックのものを選ぶ必要が出てきて「高額化」していってしまう傾向にあります。
しっかりと利用目的を見つめ直して、ベストチョイスを考えていきます。
給水方法で選ぶ
水道接続
洗浄したい場所が決まっている場合は、水道に直接繋ぐタイプの「水道接続式」の高圧洗浄機がおすすめです。
タンク
家の周辺や持ち運びをして使いたい場合は「タンク式」がおすすめ。タンクが必要なので収納に困ること、一定量の水しか使用できずに手間はかかること、持ち運びも大変であることは大きなデメリットではありますが、使用場所を制限されないので、掃除したい場所が決まっていないならタンク式を検討することになります。
水源だけではなく、電源を必要とする高圧洗浄機の場合は、コンセントへのケアも必要なので、タンクかどうかだけではなく、使う環境をしっかりと想定してモデルを選んでいく必要がありますね。
自吸
水が溜まっているところなら自分で吸い上げて散布できる。お風呂の残り湯などを無駄なく使えるが、お風呂の残り湯自体が汚れ物なので、散布した場所にカビや苔が生えやすくなったりはする。
モーターで選ぶ
私は電気工学は学んでいませんので、情報収集した内容だけ貼り付けていきます。
モーターの比較
インダクションモーター | ユニバーサルモーター | |
電源 | 50Hzか60Hzのどちらか専用 | 50Hzと60Hz共用 |
耐久性 | 高い | 低い |
静音性 | 高い | 低い |
価格 | 高い | 安い |
インダクションモーター
いわゆる電気式のモーターで、詳細な特徴は省略しますが、大事なのは「電源の取り方」です。つまり、東日本と西日本の周波数の違いで悩ましい「50Hz」「60Hz」の違いで使用できるかできないかが決まってしまうモデルがあります。
ユニバーサルモーター
周波数の壁を乗り越えた電流式のモーターがユニバーサルモーターです。
インダクションの方がシンプルでて堅牢なモーターであるのに対して、ユニバーサルモーターは「ノイズ」が出やすい構造で、かつ「ブラシの寿命」にモータの耐久性が制限されています。
ただ、ユニバーサルモータ(交流整流子モータ)はインダクション(誘導、直流)に比べて高速での回転がしやすいという特徴もあります。
私も詳しいことは知らないので、モーターが気になる方はモーターに詳しい人に聞いてみましょう。
ガソリン駆動のモータ(エンジン)
ガソリンエンジンは、車やバイクのようにガソリンをエネルギーとするため、かなりパワフルですが、パワフルである分、かなりの騒音となります。家庭用と言うよりは豪邸か業務用に使用するイメージです。
逆に、ガソリン式の高圧洗浄機があれば、副業として周辺住民の壁掃除などを請け負って小銭を稼ぐことができます。人がやらないレベルのことをできれば、報酬が得られるので、近所の「高圧洗浄おじさん」になるならおすすめ。


結局、近所の人だとお金は取れずにただ働きになるんですけどね。
高圧洗浄機の使用用途
前項とのつながりから、お掃除場所、汚れなどを考えて高圧洗浄機の選ぶポイントを模索していきます。
掃除したい場所を考える
- 洗車
- 農業器具などの道具など
- 家の外壁、塀など
- テラス、ウッドデッキ、ベランダなど
- 店舗キッチン周辺(油汚れに)
室内での使用は勇気がいるところですが、実質屋外のような店舗などの清掃には使用できると思います。


当然、水が出るので、水没したらまずいものに関しては洗浄できません。


家庭用具、例えばキッチンなどでは、むしろ「スチームクリーナー」なる、掃除用のアイロンのようなものがおすすめです。油汚れなどを高圧の水蒸気でふやかして拭き取り掃除でお手軽簡単です。
汚れ別で最適解を考える
我が家は「苔」が目的で、あわよくば「洗車」がしたいと考えているのですが、用途をしっかりと把握することで、最適な選択ができるようになると信じています。
カビ
高圧洗浄機では表面のカビしか取れません。しっかりと根付いているカビに関しては根本的な解決法をとる必要があります。
どちらかと言えばスチームクリーナーの出番ですが、まずはカビの洗浄剤などを使用して対策する方が良さそうです。
我が家では、新築時から浴室のカビに悩まされていたのですが、その奮闘記はこちらになります。



苔
我が家はコレ。新築して数年ですが、やはり立地条件で日陰が多く、苔が繁殖しています。
苔の繁殖場所は、日陰で適度な湿り気がある北側・日陰の外壁やベランダなど。
苔掃除の場合、苔の本質を踏まえた上で、一網打尽にしたいところですが、苔の勉強は面倒なので簡単に説明すると「塩素系」の漂白剤などでやっつけるか、熱湯などでやっつけるのが良さそうです。
我々が「苔」と呼んでいるものは、必ずしも「コケ植物」ではないので、カビのような菌類を苔と呼んだり、藻のようなもの、それらの共生体である地衣類と呼ばれるものを指したりします。
ただのコケであれば、我々の考える「根」はなく、目に見える緑色の部分を完膚なきまでにやっつければミッションコンプリート。とは言え、苔が繁殖する環境は苔の胞子が飛んできやすく、かつ生育しやすい場所なので、例えその時倒したとしても、新たに群生する可能性はあります。
苔を生やすという取り組み
余談ですが、都市部の緑化活動に苔を利用する取り組みがあります。
苔は土要らずで、コンクリート上でも生育し、水分を適度に保ち、植物なので二酸化炭素も吸収する。緑化運動に使用できるわけです。
このような取り組みを我が家では推進しているというていで何食わぬ顔で掃除しないでやり過ごそうとも考えていますが、実は、苔が生息することで外壁や建物の躯体に悪影響が出る場合があります。
中性化現象で壁が弱る
苔が壁を弱らせると書いているサイトが見受けられ、私も外壁にはよくなさそうだとは思うのですが、いまいちしっくりくる解説がないので、紹介するにとどまってしまいます。


中性化現象で、アルカリ性の壁は、酸性のカビ・コケが付着すると性質が変わってしまうということらしいです。
加えて、苔は水分を多く含むことで生活しているわけで、苔が付着しているということは濡れたスポンジがくっついている状態と同じ。外壁にじんわりと浸水していき、外壁が反ってしまったりすることがあるようです。
外壁のコーティングなども効果が薄れてしまい、徐々に建物の躯体が湿り、腐ってしまう原因にもなってしまうとか。
土埃、黄砂
これも、土埃や黄砂が付着しやすい場所は、根本的に汚れやすい場所だと言えます。
中国に文句を言っても黄砂が飛んでくる環境に変化はないので、こまめな洗浄をすることで対策していくほかありません。
コンパクトで持ち運びがしやすい、扱いやすい高圧洗浄機であれば対処しやすいと思います。
葉っぱ、木屑など
葉っぱや木屑などがベランダの床などを覆っている時は、高圧洗浄機ではなく、ブロワバキュームなど「吹き飛ばして掃除する」器具の方が便利です。狭い場所であれば普通に、ほうきと塵取りで回収した方が手っ取り早い。
油汚れ
皮脂(指紋のあとなど)も含めて、油分を含んだ汚れに関しては、高圧洗浄機だけでの対策は難しいです。


洗剤などで油分を浮かせるか溶かすかしたり、あるいはお湯を使用して汚れを柔らかくしないといけませんね。
前述の黄砂やホコリなどの微粒子系の汚れと一緒になって固着していることもあり、強引に擦って落とそうとすると、砂などで研磨されて傷となる可能性があります。


高圧洗浄機は「水のほうき・ブラシ」くらいに考えて、擦っても落ちにくい汚れには弱いと考えておいた方が良さそうです。
アタッチメント・付属品を考える
高圧洗浄機は、どうやらアタッチメント(付属部品)で汎用性を高めていくのがよろしいようです。まずは基本セットにして、必要時に買い足すことができるモデルを選んでおくのが無難なのかもしれない。
車には車用のアタッチメントを
高圧洗浄機での洗車は注意が必要です。車は雨の中でも雪の中でも走ることを想定して作られているので当然防水ですが、高圧洗浄機の使用を想定して作られているものではありません。
うっかり窓を開けたまま洗車しちゃった、なんてのは笑い話になりますが、車内が浸水すると割と取り返しがつかない故障になりかねません。
水圧が強すぎて凹みになったりする可能性もあります。
なるべく専用の洗剤を使う
高圧洗浄機に洗剤を入れて、泡などで洗うことができるモデルもあります。
あなたにおすすめの高圧洗浄機
記事を作っている段階では、あなたという私のために、おすすめの高圧洗浄機を探していきます。買ったらレビュー追記します。今回は、メーカーごとに取り上げていきます。
ケルヒャー
高圧洗浄機は、悩んだらケルヒャー。ヨドバシあたりの福袋に入ってくることもあるので期待している。


アタッチメントが豊富なので、洗浄力が気に入ったら買い足していくのも楽しそう!
K2 クラシックプラス
ケルヒャーの家庭用高圧洗浄機としてはベーシックなモデル。前述の通り、高圧洗浄機に過度な期待をしていない分には十分な働きをしてくれる。
ベーシックなモデルなので、水圧自体は及第点といったところで特段褒めるところでもありませんが、その分、コンパクトで扱いやすいというのはメリットにもなります。


自吸も可能で、別途必要なものはあるものの、あらゆる場所で使えるというのは高圧洗浄機を始めて買う方にお勧めできるモデルだと思います。


ただ、メーカーが推奨する清掃場所は「網戸」や「自転車」「普通車」の3箇所だけ。「高圧」よりも「水」で洗うだけと考えた方が良さそう。
K3 サイレント ベランダ
K2がベーシックラインで「とりあえず高圧洗浄機らしき働きをする」モデルであるならば、K3は「一般的な人が高圧洗浄機に期待する働きをする」モデルと言えます。
「最大許容圧力が10MPaなので、家庭用として期待される力は十分に発揮できます。持ち運びがネックになり始めるサイズではありますが、高圧洗浄機ってこういうものだよね、という感じはします。


我が家の利用目的とする「苔退治」にはサイクロンジェットノズルが推奨されているし、まず我が家はこれを買うべきかな、とは思います。
K5 サイレント カー&ホームキット
K4は上位モデルでサイレント仕様のものでしたが、上位モデルはどちらかと言えば「業務用レベルの力強さ」を求めるべきかと思ったので割愛。K4買うならK5かなと思います。


フラッグシップモデルらしく、アタッチメントも盛り盛りですが、実際、使いこなせることができるのは一握りかと。
合わせて買いたいコネクタ・ホース
ケルヒャーの標準セットに、水道蛇口と繋ぐホース、コネクタは付属されていません。ついてくるホースは、本体と放水口ノズルを繋ぐものだけです。


蛇口の形は様々だからねぇ。洗濯機と蛇口がつながらなかったことを思い出したよ。


上位モデルになると「自吸水用のホース」は付属するので、バケツに水を貯めて、という方法はできます。
自給水用のホースのコネクタ部分を調整して蛇口に取り付けることはできそうですが、いずれにせよ蛇口とホースを繋ぐ「カップリング」というものは必要になるので、大人しく同時に購入した方が良さそうです。
チェックすることが多いと「高くもいいから純正品でいいや」となりますが、純正品の蛇口はないので、ここはしっかりとチェックしておきましょう。
タカギ 送水ホース 2m PH002NB
ケルヒャーの純正品だと、ケルヒャー本体とホース部分まではあるのですが、蛇口とホースを繋ぐものは別途カップリングが必要です。(ホースサイズが蛇口にフィットすればいいですが、圧力かかると外れちゃうので)簡易なものだとタカギが良さそうです。
ケルヒャー純正品ホース
なるべくケルヒャーの外観とマッチさせたい場合は、純正品が気になるところです。ホームセンターなどで安く売っている場合もあります。純正品じゃないと水漏れがするという口コミもありますが、ものによるとしか言いようがないところかと思います。
ケルヒャー 逆止弁付マルチコネクター
こちらはマルチコネクター。ノズルとホースの間に使用。逆止弁付きなので、ホースから取り外した時には水が出てこない。
ケルヒャー ワンタッチカップリング 本体側
これは本体側。なぜ、本体とホースをくっつけるのにオプションのものを購入する必要があるのか。海外製品はこれだから困る。
リョービ(京セラ)
リョービは2018年に京セラグループに入り、高圧洗浄機以外にも、パワーツールプロダクトを幅広く生産しています。
プロレベルのものがほとんどですが、DIYなどでお手軽に使える機種の取り扱いもあり、「ケルヒャーは情弱が買うもの、本当のプロはRyobi」という格言があるとかないとかない。
家庭用のものでも、なんとなく業務用っぽい厳つい様相のある製品が多いですが、使い勝手や気配りある機能性は「本当に使っている人たち」から支持される納得の製品ばかりです。
AJP-1210
Ryobiの普及版・スタンダードなエントリーモデル。サイズ感は取り回しが効きやすい小型のモデルですが、小型で5.2kgあるので持ち歩くことはあまり考えない方が良さそう。
AJP-1420ASP
少しグレードを上げるとこんな感じになります。ケルヒャーでいえばK3クラスに相当。
この辺りからアタッチメントも「家での掃除にはだいたい使える」ものが入ってくるので、小型のメリットがあまりないリョービならエントリーモデルよりも1420番台以降がお勧め。
AJP-1620ASP
リョービのハイグレードモデル。持ち歩くことは諦めて、小旅行にでも行けそうな佇まいには貫禄を感じる。ゴルフ場に持って行っても違和感はないかもしれない。ついでにクラブも洗浄できる。
スペックもセット内容もケルヒャーのハイグレードに近いものがありますが、コスパはケルヒャーとは段違いにいいので、「普通に掃除したい」人が選ぶべきモデルだと思います。
ただの掃除ではオーバースペックですが、ただの掃除ではないものを掃除するために高圧洗浄機を購入するわけで、パワー不足の心配はなく、使い勝手も評価が安定しているので、リョービ買うならこれくらいのモデルに挑戦してもいいのかな、という感じがします。
ただ、やはりサイズは大きいので、ご婦人が休日に手軽に掃除するならケルヒャーK2まで。子供が庭先で遊んでママが縁側に座って朗らかに見守りながら、父親が画面の端っこで巨大なリョービの高圧洗浄機でフォレスターを洗車している、そんな風景が想像できます。
アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマの開発部門がどうなっているのか知りませんが、ホームケア家電のベストプライスはいつだってアイリスオーヤマ。最新性能ではなく安定性能。劣化製品ではなく廉価製品、チープではなくリーズナブルなアイリスオーヤマです。
FBN-301
本当に、高圧洗浄機なの?という佇まいで、ある意味では気合入れて掃除しているようには見えなくていいかもしれない。
圧力さえ高まれば大丈夫、というコンプレッサーと、水圧さえあれば掃除ができるように設計されたアタッチメントを組み合わせることでコスパは最高にしてそれなりに掃除ができるという着地点に到達した。
水圧は他社スペックには劣りますが、エントリーモデルですし前述の通り基本的に「水ほうき」が高圧洗浄機の役割なので、これで十分というご家庭がほとんどだと思います。


ただ、家電を買うワクワク感はないですけどね。
FBN-401
アイリスオーヤマの「高圧洗浄機」の体裁が得られる実質的なエントリーモデル。ただ、先ほどの301とスペックは大差ないので、このグレードを選ぶかどうかはもうAmazonやホームセンターのセール次第としか言いようがない。
FBN-601HG-D
アイリスオーヤマは最高グレードが複数ありますが、使用する地域によって若干スペックにも誤差があるので全国対応のモデルを実例に「アイリスが本気で作ったら高圧洗浄機はこうなる」というグレードもご紹介しておきます。
業界トップクラスの吐水圧力と謳っておりますが、やはり他社のハイグレードモデルに比べると数字上は見劣りはします。ただ、何度も申し上げる通りに家庭用でハイグレードモデルはオーバースペックなので実用レベルならトップクラス。
個人的には、ハイグレードよりも「静音仕様」のミドルバランスなグレードの方がお勧めできそうな気はしますが、アイリスオーヤマがいいという人はコスパで秒速で選んでいると思いますし、私のサイトまで検索することなくホームセンターで購入していそうな気はします。
FIN-901E
せっかくコスパがいいアイリスオーヤマで高価格モデルを買うこともないような気はしますが、静音にまでこだわるとやはり値段にも反映されてきますね。
36V充電式 SDT-L01N
本当に、開発陣はどうやってこんなに多様なモデル・グレードを展開しているのか疑問ですが、充電式モデルもアイリスにはあるのです。


後述する「HiKOKI」でもお伝えしますが、高圧洗浄機にポータビリティを求めると本末転倒になり始めるので、あくまでも「こんなのあるよ」というご紹介程度に。
ボッシュ
一度は挑戦してみたいボッシュですが、高圧洗浄機もやはりパワフルでした。
EA110
洗浄力ではなく「コンパクトモデル」として売り出しているのがEA110なのですが、コンパクトモデルの中では桁違いの破壊力がある高圧洗浄機。焼畑農業用の火炎放射器としても使えそうですが、そんな機能はありませんでした。


ボッシュらしい統一感のあるデザインですが、このデザインに合わせられる外観の家ではないので、我が家では見送られそうです。
UA125
こちらがハイパワーモデル。狩猟などに持っていくのに最適なサイズ感だと思いますが、仕留めた獲物を入れたりする収納はありません。
あまりふざけるとボッシュに怒られそうなのでそろそろやめますが、洗浄力が高いのに価格はそれなりに抑えられており、アタッチメントも使いそうなやつはちゃんとついているのは便利なところだと思います。
Fontus(フォンタス)
てっきりスーツケースか、あるいはハイパワーモデルかと思ったらコードレスでした。
コードレスタイプの中で一番しっかりとしたデザインで、本当に旅行にも持って行きたくなるようなまとまった感じが好印象です。
何度も言いますが、旅行にまで高圧洗浄機を持っていくことはないと思いますが、アウトドアガッツリやる人の需要には突き刺さるのかもしれません。バーベキューとかの道具をピカピカにしてから持ち帰りたい、とか。家でやるじゃダメかね。
マキタ
MHW0800
少し大きめのホースリールのようなコンパクトさで、割と本気で欲しいと思ったモデル。
水圧などスペック上は特筆すべきことはないのですが、ある程度のスペックをコンパクトにおさめたデザイン性はいいと思います。
高機能タイプ MHW0820
マキタの高機能モデルの魅力的なところは、なんと言っても手元の水圧調整ノズルだと思います。無段階調整バリオスプレーランスという、異世界ならそれなりに強そうな武器みたいな名前ですが、手元で簡単に圧力を調整できます。
高機能ではあるけど、簡単なレバー操作なので昨日に振り回されるということはなさそう。
充電式 MHW080D
マキタはバッテリー関連が強いのであるだろうなと思ったらあったよ、コードレスタイプ。
外に置いておいたら宅配の人が気を遣って「置き配」利用もできそうな収納ボックス、これがそのままタンクになります。
ポータブルモデルでありながら、アタッチメント周りはかなり充実しており、これが収納ボックスにきれいに片付けられるので、高圧洗浄機にモバイル性はいらないと言いながらも少し欲しくなってしまいました。
HiKOKI(日立工機)
日立工機が2018年に工機ホールディングスになって、電動工具ブランドが「HiKOKI」に。ヒコーキじゃなくて、ハイコーキらしい。
電動工具系に強く、リチウムイオンに定評がある。気になるところでは自動細胞洗浄遠心機なるライフサイエンス器具も取り扱っている。
https://www.koki-holdings.co.jp/csr/report/18_esg.pdf
FAW105(S)
スペック上は目立つものはないのですが、恐ろしく口コミが安定した評価を叩き出しているので気になるところ。ケルヒャーは悪評も目立ちますが、日立工機は「買うべき人が買っている」ということで、掃除の満足度などは高いようです。
コードレス型 AW18DBL
前述の通り、リチウムイオン電池に定評があるので、無理だろうと思ったけども意外とあったコードレス高圧洗浄機。


外観が「タンク感」が強すぎて心は惹かれませんが、電源も水源も取れない時に、手軽に高圧洗浄を楽しむことができるモデルです。


それはもう高圧洗浄を諦めたらどうだろうか?
水圧はそれほど強くないので、ベランダ付近のサッシや窓の洗浄、エアコン洗浄なんかにも使われることがあるそうです。
ビューティテック
KB007
これまでの高圧洗浄機とは一線を画すサイズ感、やっぱり劣る洗浄力、だけど見た目のインパクトはあるので紹介だけしておきます。
蔵王産業
ZAOHでAmazonで検索すると出てきます。勝手に中国企業かと思ってしまいましたが、蔵王産業株式会社は日本の会社でしたごめんなさい。
どうやら業務用の清掃機器を作る会社のようです。
Vittorio Z1-655-5
見た目はすっきりとしていて大変に好みです。
Z4-755-20R(ハイエンドモデル)
ちょっとメモ程度に。ハイエンドモデルもあります。
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