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加湿器と空気清浄機、別々に持つか考えるべきこと

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我が家は加湿器を持たないことに決めて2年ほど経ちましたが、コロナウィルスの影響もあって、リビングの「乾燥」が気になるようになってきました。

しろくま
しろくま

私自身は気にならないのですが、喉が痛くなりやすいのと、子供の肌が目に見えて乾燥しているので、やはり一定の湿度は保ちたいなぁ、そう考えています。

そうなると、一度お蔵入りした「空気清浄機」の購入も検討範囲となりましたので、空気清浄機と加湿器の違いや「結局、どれ買えばいいのか」あたりの情報をまとめてお届けしていきます。

赤ちゃんがいて新築の我が家で加湿器は必要か【結論は不要】
赤ちゃんにおすすめの加湿器はダイニチ。加湿器に必要な機能は揃えておきながら、シンプルベストなデザイン。かつ静音性が抜群なので赤ちゃんの眠りを妨げない。
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空気清浄機の加湿機能ってなんだ?

まずは、空気清浄機に加湿器がくっついていることってどういうことなの、ということから解説していきます。

しろくま
しろくま

ただ適当に機能を詰め込んで高く売る、というだけでもないみたいです。

加湿器とは

以前、子供が生まれる前に「加湿器」の購入を検討していたのですが、新築だったこともあり、湿度で家が傷むリスクと「加湿器自身の汚れによってカビが蔓延する」という本末転倒な可能性を考慮して加湿器は購入しないことになりました。

赤ちゃんと家と加湿器の関係についてはこちらの記事をご参照ください。

赤ちゃんがいて新築の我が家で加湿器は必要か【結論は不要】
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加湿するだけの機種であれば、数千円からデザイン性の高いものまでたくさんあります。

しろくま
しろくま

湿度計と見比べて常時40%を下回っている状態なら、子供のアトピーなどのリスクも考えて湿度調整の方法については検討した方がいいと思います。

加湿で感染予防できる?

乾燥によるデメリットはいくつかあるのですが、とりあえず昨今、我々を悩ませるコロナウィルスのことも考えて「感染予防」という観点で加湿するメリットを考えていきます。

ちなみに、別記事に「空気清浄機で感染予防できるのか」という記事も書きました。

空気清浄機能でどこまでウイルスと戦えるのか
感染予防策は、どうしても個人の価値観で偏りが見られてしまう。少しでも安全に過ごすために環境面にアプローチをかけたい。つまり、空気清浄機で空間ごとウイルスをやっつけられないか考えてみました。

乾燥で体が弱る理由

しろくま
しろくま

一応、私は看護師なので、医療に関係することをそれっぽく話すのは得意です。それっぽく聞いてみてください。

人間を含め、生物は外部の微生物から身を守るための防御機能を自然に備えています。まず、乾燥状態であると、この「防御機能」が弱るということをお伝えしておきます。

粘膜の防御機能が弱る

風邪の話をするとよく耳にする「粘膜」は、体を守る皮膚の種類で、目や喉の表面を覆っている膜です。

体の外側で目にする「皮膚」はより頑丈に皮膚の層が重なってできていますが、粘膜と呼ばれる部分は膜が薄く、表面は分泌物で覆われています。

かめ
かめ

乾燥することにより、この分泌物の湿潤環境が失われ、粘膜が傷つきやすくなります。

しろくま
しろくま

私は口呼吸で家族からよく叱られていた幼少期を過ごしましたが、この「口呼吸」は口腔内の乾燥を招きやすく、風邪をひきやすくすると考えられています。

線毛の働きが弱まる

こちらも粘膜の働きに関係するものですが、乾燥している環境下では、体内に入り込んだ異物を掻き出す役割を持つ「線毛」という細かい毛の働きが弱まると考えられています。

湿潤した空間では微生物が舞いづらい

乾燥によるデメリットは、人間の体内だけではなく、ウィルスを含めた微生物の侵入を許しやすくする環境にもなりやすいことが考えられます。

かめ
かめ

微生物の中でも、細菌や真菌(カビ)に比べて、ウィルスは特に小さいものになります。

感染経路の話をすると少しややこしくなるので割愛しますが、大部分のウィルスは、感染宿主となったヒトの細胞内で増殖します。この感染した人のくしゃみや咳から、ウィルスに感染した細胞を含んだ唾液などが飛散します。

しろくま
しろくま

このウイルスが感染した細胞を含む唾液などが他の人の体内に入ることで、感染が広がっていきます。

基本的には、この飛沫の水分が失われる(乾燥)すると感染性も失われていくのですが、中にはウィルスをのせた飛沫核だけになっても感染性を保つ特殊な奴もいて、これらは「空気感染」という特殊な経路で感染を引き起こす可能性があります。

ほとんどのウィルスは数分間、ふよふよと空気中を漂ったあとはウィルスを含んだ飛沫が乾燥して感染力を失います。コロナウィルスに関しては、この感染性を保つ時間が他のウィルスに比べて長いのではないか、という見解も示されており、爆発的に感染者を増やしている原因の一部として挙げられています。

湿度が高いと飛沫が重くなる

室内の湿度との関連としては、湿度が高いほど室内での飛沫核が水分を多く含んで重くなり「空気中に漂う時間が短くなる」と考えられています。湿度が高い方が感染しにくいというのはこれを理由にしたものです。

乾燥させてウイルスを倒す、という対策はない

一方で、乾燥環境ならウィルスを含んだ飛沫核がすぐに乾燥するので、感染性自体はすぐになくなることも期待されるとも考えられます。ただ、乾燥は人間の防御機能を弱めることもあることもあって、感染予防として乾燥状態を奨励するケースはほぼないはずです。

乾燥によりハウスダストも舞う

また、空気中には飛沫以外にもハウスダストなども多く存在しており、乾燥により舞い上がりやすくなります。ハウスダストが多いことで、体の防御機能がハウスダストにも対応する必要が出てきて、ウィルスの侵入を許しやすくなります。

長々と書きましたが、基本的には一定の湿度を保った方が、感染予防としてはいいということになります。

インフルエンザは湿度に弱い

冬にインフルエンザが流行する理由の一つに、ウィルスの生存しやすい環境が関係しています。インフルエンザウィルスは湿度の低い環境の方が生存しやすいという報告があるらしいです。

特に絶対湿度を概ね倍増すると,ウィルスの生存率を1/10まで低下させる効果があることを見出した。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/shasetaikai/2009.2/0/2009.2_1339/_pdf

インフルエンザの感染に影響するインフルエンザウィルス生存率と絶対湿度の関係について

湿度対策が感染予防になる理由まとめ

  • 粘膜が傷つきやすい
  • 線毛の働きが弱まる
  • 飛沫・ハウスダストが舞いやすい
  • ウィルス自体が湿度に弱い場合も

今回はウイルス感染の観点から高湿度を保つ必要がある、ということをお伝えしましたが、赤ちゃんなどと同居する場合の湿度との兼ね合いについては別記事をご参照ください。

赤ちゃんがいて新築の我が家で加湿器は必要か【結論は不要】
赤ちゃんにおすすめの加湿器はダイニチ。加湿器に必要な機能は揃えておきながら、シンプルベストなデザイン。かつ静音性が抜群なので赤ちゃんの眠りを妨げない。

たまに、医療従事者らしく風邪とかの情報も発信してみたりしています。

どのシーンで使用するか

加湿器に関しては使用シーンにも気を配りたいところです。

寝室で使用する空気清浄機

寝室に特化した空気清浄機情報をまとめました。概ねここに買いてある内容と大差ありませんので、このまま読み続けても支障ありません。

寝室用にベストサイズの空気清浄機が欲しい
寝室に空気清浄機を置く際に考えるべきことは全てここに置いておきました。
コスパのいい加湿器をとりあえず用意するなら

PR記事ですが、5,000円くらいで買える加湿器をとりあえず使ってみる、ということであればお勧めのHysureというメーカーの加湿器があります。

Hysureの加湿器を使ってみたらコスパに関しては申し分なかった
Hysure、5,000円前後で手に入る格安加湿器なのですが、多機能モデルではないにせよ「長時間、部屋の湿度を上乗せする」という使い方であればおすすめできるレベルで使いやすかったのでレビューしていきます。

空気清浄機の加湿機能と加湿器の違い

本題に入ります。空気清浄機の多くのモデルには「加湿機能」がついているものがあります。

しろくま
しろくま

前述の話からすると、空気清浄機の機能を高めるために、つまりいわゆる「小さい浮遊物もキャッチできる」という空気清浄機脳のためには、一定の湿潤環境を保った方が効率が良いことが考えられます。

かめ
かめ

ハウスダストも、PM2.5も、湿度をある程度高めておくことで浮遊物自体を大きくして捕まえやすくしているような感じですね。

空気清浄機自体が、風を送って室内の空気を循環させてフィルターを通させるものなので、加湿との相性がいいのと、浮遊物の体積・質量を大きくしてフィルターに引っ掛けるという目的とマッチしているので、メーカーとしても利便性や広告効果も考えて、つけたくなる機能なんでしょうね。

空気清浄機の加湿機能

空気清浄機の機能についてはこちらの記事にはまとめてあるのですが、記事が少し古いのと実際、いろんなページ行き来するのって面倒だよね、ってことで簡単にまとめますと、こういうことが書いてあります。

2024年お勧めの空気清浄機は「赤ちゃんに最適」なDAIKIN
赤ちゃんでも花粉症になります。なんだったら、最近は花粉症が若年化してきていることが話題になっています。さらに、時代はコロナのウイルス・除菌対策や換気などへの関心も高まっています。そこで、子供も生まれたことだし空気清浄機を買うことにしました。お勧めはいつの時代もDAIKINです。
空気清浄機の機能面で大事なポイント
  • 風量・風域
  • 加湿
  • フィルター能力
  • 部屋の汚れ・湿度を察知するセンサー
ぶちくま
ぶちくま

空気清浄機の機能で大事なのは、「空気を循環させること」と、「異物を通過させない優秀なフィルター」、これだけです。

加湿機能は基本、おまけ。加湿器は別に用意した方が、空気清浄機本体が必要とする手入れや故障リスクは抑えられます。

ただ、部屋が乾燥している場合はいずれにせよ加湿する必要性があるのは上述の通り。

最近の高機能モデルは加湿機能も搭載しているので、加湿器がない状態でそれなりに良い空気清浄機を購入するなら、無理にふたつとも購入する必要はないと思います。

空気清浄機能を維持するなら、フィルターも1年ごとに交換するタイプのBlueairのような空気清浄単機能のものがおすすめですが、メンテナンスコストが高くなるので、結局、空気清浄機いらないってなったのが前回のお話。

大人気のブルーエアはフィルター交換が購入のポイント【暴力的に維持費高い】
ブルーエアが思いのほか人気になってしまいました。維持費はめっちゃかかります。ただし、空気清浄機の機能としては格別。この辺りを天秤にかけて「子供の健康が大事」と言える(収入の)大人になりたい、という記事です。

今回は、このまま加湿についての機能面を紹介していきます。

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どのメーカーの空気清浄機の加湿機能が安心か

根本的に、空気清浄機は「加湿機能」で選ぶものではないのですが、良い空気清浄機を買うなら、どうせなら良い加湿器でもあってほしい。そんな方のために、各メーカーの空気清浄機の加湿機能を調べておきました。

SHARPの加湿(除湿)機能

SHARPに関してはプラズマクラスターと最も相性の良い家電が空気清浄機ということもあり、かなり力の入れている分野になります。実際、空気清浄機を買うならSHARPがいいんじゃないかと今は考えているくらいです。買ったらレビューします。

シャープの加湿機能の特徴

SHARPの空気清浄機は人感で加湿量を調整する
  • Agイオンカートリッジで加湿に使用する水がキレイ
  • 加湿フィルターにカビが生えるのが抑制される構造
  • 人の動きをセンサーで察知して加湿を自動制御
  • 高機能空気清浄機の風量を生かした室内均質な湿度調整
かめ
かめ

SHARPに関しては、空気清浄機のバランスがいいので、コストを抑えながら機能も満足させたい方にはおすすめです。

https://jp.sharp/kuusei/products/kinp100/

各ショップボタンを押すと「KI-RX100」と検索できます。

Panasonicの空気清浄機

Panasonicに関しては、当サイトでも取り上げている通り、「除湿・衣類乾燥機」で独壇場の高機能モデルを出しています。

ふくろう
ふくろう

つまり、総合面で「加湿器」「除湿器」「空気清浄機」「エアコン」あたりを全てPanasonicで統一したときに連携されたらこれ以上ない空調システムが作り上げられるわけです。

ただ、空気清浄機単体ではそれほど多機能ではありません。というか、空気清浄機で全部できるようになったら、除湿器やエアコンなどのパナソニック自社製品が売れなくなっちゃうので。あくまでも連携が強み。

Panasonic空気清浄機の加湿ポイント

  • エオリア(Panasonicのエアコン)と連携し、部屋が乾燥する暖房使用時は自動で加湿モードに
  • 最大870ml/h
  • 加湿フィルターが「ヒュージョン」素材を使用
  • イオン除菌・防カビユニット搭載
しろくま
しろくま

個人的には今回紹介する他社よりは魅力に感じる部分が少ないですね。むしろ、オールパナソニックにする方が何かと心配。

各ショップボタンを押すと「F-VXV90」と検索できます。

DAIKIN空気清浄機の加湿(除湿)

DAIKINはさすが空気清浄機の総本山。

シャープやパナソニックとは違い「空調」に特化したメーカーならではの機能面の魅力に注目。パナソニックやシャープは何かとイオンで片付けたがりますが、DAIKINはストリーマを推しています。似たようなもんか。

全自動湿度コントロール

これはフラッグシップモデル、いわゆる高級路線の空気清浄機の機能になります。

空気清浄機だけじゃなく、衣類乾燥やエアコンも手がける総合家電メーカーの強みとして、「もう、持てる力は全部出し尽くした」と言える、置き型空調の最高峰のような作品に仕上がっています。

前述の「風邪予防」のためにも湿度は重要なのですが、湿度が高いと、過去記事にも書いた「カビ」や「家を傷める」という問題も発生します。つまり、一年中、最適な湿度を保つ必要があるのですが、部屋干しや室内で料理をすれば湿度は上がるし、加湿器は基本的に除湿はしないので「調整」となると意外と面倒だったりします。

先のSHARPであれば、湿度の調整は「加湿をしない」ことで調整しますが、空気清浄機のセンサーに湿度が依存するため、食事を作るところと生活するところでは誤差が生じやすく、加湿器を併用したり室内で調理する環境ではやや過剰に加湿を制御することになります。(空気清浄機がある部屋は基本的には空気は攪拌されるので、本当に誤差の範囲ですけどね。)

これが、DAIKINの空気清浄機なら、一台以上の働きをしてくれます。

DAIKIN空気清浄機の加湿ポイント

  • 除湿ができる(圧倒的)
  • 加湿フィルターが抗菌仕様(KOBA-GUARD)
  • 水トレーは銀イオン剤
  • 加湿に使用する水と加湿フィルターはストリーマで最近の増殖を抑制
各ショップボタンを押すと「MCZ70Z」と検索できます。

BlueAirなどの空気清浄単機能だけのものもある

フィルター交換で毎年のメンテナンスコストが嵩むのを嫌って採用する予定はないのですが、逆に、この「高いフィルターの空気清浄機」の加湿機能ってのは少し気になるところなので調べてみました。

単機能タイプが多い海外製

Blueairは単機能タイプの空気清浄機のため、加湿機能などはありません。

湿度のモニタリングなどは行えるモデルはあるのですが、湿度が分かっても自分で対策できないなら飾りのディスプレイでしかないので、この辺りは機能を詰め込みたがる日本のメーカーの方が使いやすい、という視点もありそうです。

かめ
かめ

個人的には機能は分けた方がいいので、Blueairのコンセプトの方がしっくりくるのですが。

Blueairに関しては以下のような製品を紹介しています。

最も高機能モデルとなるのがProtectですが、維持コストもかかる上に本体価格も高いとなると悩ましいところではあります。

ダイソンの空気清浄機の加湿機能

ダイソンは日本と海外専門メーカーの間に位置するようなコンセプトのメーカーで、必要な機能を選べるようにタイプが多くあります。

ダイソンの空気清浄機は羽無し扇風機のコンセプトからの延長モデルなのですが、あれこれと機能をくっつけた挙句に加湿機能もくっついたという形になりました。

https://www.dyson.co.jp/air-treatment/purifier-humidifier/dyson-pure-humidify-cool.aspx

ダイソン加湿ポイント

Dysonの空気清浄機で加湿機能がついたもの
Dyson加湿器は紫外線で除菌する
  • タンク内の水を除菌(UV-Cライト)
  • 抗菌・某カビフィルターを使用(銀糸)
  • 室内湿度をモニタリング(加湿制御)
  • 遠心ポンプでタンクの水垢を落としやすくする
  • Dysonアプリでモニタリング結果がスマホでわかる
しろくま
しろくま

日本のメーカーと違うのは、除菌効果を持つUV-Cライトを使用していることですね。確か、ウォーターサーバーの除菌なんかにも使われているはず。

ウォーターサーバー
ウォーターサーバーに関する情報をまとめたカテゴリページです。

フィルター交換式なので、Blueairのようにお手入れは簡単ですが、フィルター交換の費用は嵩みます。

かめ
かめ

日本メーカーと比較する場合は、5年使用してのトータルコストで考えるといいですね。

しろくま
しろくま

日本の空気清浄機メーカーは、フィルターの機能が落ちないための機能を搭載して、多機能になりがちだけど、実際、10年も使用する前に機械の方が先に壊れるし、放っておきがちの自動洗浄は手入れをしないとむしろ不衛生ですよ。

各ショップボタンを押すと「Dyson Hygienic Mist」と検索できます。

デザインでバルミューダとcado

ちなみに、私が愛するcadoやバルミューダに関しては、デザインは良くても単機能モデル。

ただ、どちらの会社もおしゃれな加湿器もあるので、上質な単機能モデルを並べて楽しみたい家電マニアにはそれぞれ購入することをお勧めしたいです。

cadoに至っては除湿機もあるので、それぞれの製品を購入して、最終的にはスマホなどのハブ機でスマートホーム化していくのが今後の家電の流れなのかな、と思っています。

各社の特徴まとめ

個人的な感想ではありますが、ここまでの情報をまとめておきます。

  • 家電は多機能より必要な機能を選ぶ力が大事
  • コスパも含めた総合力で言えばシャープが無難
  • パナソニックは総合メーカーとして各機種が連動した時に驚異だが、2021年はまだまだ
  • DAIKINは空気清浄機単品の力は群を抜いている
  • ダイソンは永遠にインテリアに馴染まない
  • バルミューダとcadoで揃えてブルジョアぶりたい

結局、どれ買えばいいの?

予算次第ですが、コスパよければ全て良しなら使用する部屋のサイズにあったSHARPの安いものを、加湿機能付きでしっかりとした空気清浄機が欲しいならDysonでフィルター交換していくのがおすすめです。

かめ
かめ

根本的に、使用する部屋にどのくらいの湿度が必要なのかによって、空気清浄機の付与機能で足りるのか、しっかりとした大容量の加湿器が必要なのかを考えないとダメですね。

しろくま
しろくま

Dyson自体はそれほど好きではありませんが、フィルターは交換式がいいです。だって、フィルターは消耗品だもの。掃除は面倒だもの。

以上です。ここまで読めば、おそらくもう必要な情報は得られていると思います。お疲れ様でした。

加湿機能がなければすごく安い空気清浄機

ここまで読んでお気づきの方もいらっしゃると思いますが、空気清浄機には「しっかりとした風量」と「微粒子を逃さないフィルター」さえあれば空気は十分に綺麗にすることができます。

あまり余計な機能はいらないけど、埃とか花粉、PM2.5はなんとかしたい、という場合にお勧めのHEPAフィルターを搭載したコスパ良好な空気清浄機があるので、参考にしてみてください。

Afloia KILOが低価格帯の空気清浄機でお勧めできる理由
AfloiaのKILOという空気清浄機を実際に使ってみたレビュー記事になります。1万円以下だとちゃんと起動するかどうかも心配になるところですが、空気清浄機の本来の役割は「フィルターに空気を通すこと」なので、コスパ最高でフィルター交換もしやすいKILOはおすすめできる、という内容になります。
同価格帯で比較したいなら

ちなみに、当サイトでは同じくらいの価格帯として、AirRobo(エアロボ)のAR-400という空気清浄機も消化しています。

afloiaのKILOとは違うデザインで、もう少し選んでみたいという方はこちらも参考にしてみてください。

「フィルター交換が簡単、コスパも最高!」AiRROBOのAR400レビュー
AiRROBOのAR400レビューになります。買い求めやすい価格帯で、高性能フィルターを搭載、他の機能は少なめですがこれで十分なんじゃないか、というあたりの使い勝手について解説しています。
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加湿機能つき空気清浄機を買う上で注意したいこと

この辺りは対して面白くもない文章なので是非とも率先して読み飛ばしてください。

空気清浄機の加湿機能のデメリット

一応、ネットの検索意図を組むためにデメリットだけはまとめておきます。空気清浄機に加湿機能はいるのかな、と疑問に思ったらここを読めば大丈夫です。いりません。

  • 必然的に「加湿フィルター」が必要になる
  • 加湿機能は汚染・故障のもと
  • 加湿機能は手入れが大変になる
  • 加湿機能分、コストが高くなる

空気清浄機を加湿器として使用するメリット

  • 空気清浄機だけのスペースがあればいいので場所を取らない(ただ、空気清浄機自体は大きくなる)
  • 空気清浄機で湿度がモニタリングでき、加湿のタイミングなどが自動化される

メリット、あんまりないですよ?

まずは、自室の湿度の変化をモニタリングして、加湿の必要性を十分に精査してから、加湿機能をつけるかどうかを考えるのがお勧めです。

空気清浄機は感染予防でとやかく言われる時代なので「換気方法」をひとつの着目点として、また新たな空気清浄機のイノベーションが起きると思います。

しろくま
しろくま

きれいな空気ってなんだろう、というのが、ウイルス・除菌などの作用や対流をどう工夫することで、人間にとって優しい環境ができるのか、という視点ですね。

かめ
かめ

むしろ、エアコンのように室外機と連動して、外の新鮮な空気を、温度差なく取り入れる方法が検討されるような気がします。

しろくま
しろくま

つまり、すでに記事にしている「エアコンの空気清浄機能」の進化を遂げたものが、これからの時代の「空調」として活躍するということですね。

空気清浄機能付きのエアコンって実際のところどうなの?
結論で言えば、空気清浄機能でエアコンを選べばSHARPが圧勝でした。でも、空気清浄機ではSHARPは一番じゃないので、もう別で用意すればいい、という内容を8,000字で解説します。

あるいは、当サイトはもともと家づくりブログでしたが、根本的に能動的に空気を入れ替える「24時間換気システム」の意味合いがガラッと変わるような、住環境の変化の時なのかもしれません。

24時間換気システムとMITSUBISHIのJファンのレビュー
じんわりうるさく、電気代も気になる換気扇。新築した我が家にも小さいエアコンみたいな機械がついてるけど、この換気システムの電源は切ってはいけません。理由を解説します。

これからの時代はスマートホーム化

スマートホームになると空気清浄機や加湿器はこう動く図

スマートホーム、すでに着手している方はかなり自動化された生活を満喫されていると思いますが、設定がめんどそうだし、そもそも何ができるのかいまいち想像がつかない方も多いと思うので、今回の「空気清浄機と加湿器」を例に考えてみます。

スマホ・タブレットが司令塔に

まず、みなさんお手持ちのスマホが、各家電と連携して指示を出すようになります。

情報収集を行う「センサー」

スマートホームで大事なのが、行動の起点となる「トリガー」を決めることなのですが、スマホであれば「時間」や「居場所」などはチェックできるのですが、人感センサーや温度・湿度計などと組み合わせた方がより「AIが提案してくれるっぽい生活」ができます。

これまでは、各家電に必要なセンサーが搭載されていましたが、センサーを自宅に設置した方が無駄がなくなります。また、自分にとって必要なセンサーを適切に設置することで、家電への指示がより正確になります。

しろくま
しろくま

家の温度・湿度・照明・時間・人の動きなど、専用のセンサーが登場していて、スマホに情報を送れるようになっています。

家電を操作する方法

今回は加湿機能と空気清浄機の話なので、「湿度」と「空気の綺麗さ」をモニタリングできれば良さそうです。空気の汚染度のモニタリングは空気清浄機に必須の機能で、各社が開発に力を入れている部分なのでこちらはデータを拝借。湿度に関しては、湿度計を部屋に設置すると仮定します。

単機能の空気清浄機は、空気の汚れモニターして適宜運転します。基本的に空気清浄機は24時間運転になるので、特に操作は不要、空気清浄機のことは放っておきます。

家電が動くシーンを細かく設定可能

生活をしていると、エアコンなどを使用して空気が極端に乾燥することはよくあります。ちなみにエアコンの稼働も「温度」でモニタリングすれば、「朝起きた時」に「気温10度以下」なら自動で運転する、という指令が出せます。

エアコンが稼働したら、空気が乾燥します。湿度計で40%以下を感知したら、自動で加湿器が作動するように設定できます。あるいは、最初から同時に起動するようにすることもできます。

この時、加湿器の機能にもよるのですが、リモコンで作動するものならNature Remoのようなスマートリモコンと連携させるだけで自動化できます。

NatureRemoが便利すぎて歓喜|スマートリモコンのレビュー
NatureRemoを買ってみたので、レビューします。スマートリモコンについての便利な使い方とオススメの製品についても解説しています。

今時はあまりありませんが、電源スイッチをOn/Offしたり、コンセントに抜き差しで電源を入れたり切ったりするタイプの場合はスマートコンセントを使用します。

しろくま
しろくま

シンプルな加湿器に関しては、ボタンもなく電源抜き差しで火災防止装置だけ、なんてものもあるよね。

【HS105レビュー】スマートプラグで家中快適にはならない
TP-Linkのスマート(WiFi)プラグであるHS-105を購入して実際に使っているのでそろそろレビューしたいと思います。まず、スマートプラグに過信しすぎていたこともあり「思った以上に使えねぇな、こいつ」といったところですが、あったらあったで便利なので、オススメは指定おきます。

この辺りは各記事の詳細を読んでいただければいいのですが、とりあえずは「こんなことができるよ」ということだけ覚えておいてください。多機能モデルよりも、単機能モデルで十分な理由がわかることがこの記事の目的ですから。

司令塔のスマホはどんどん賢くなる

かめ
かめ

今説明した、スマートホームの家電自動化の流れは一見すると近未来的な、いわゆるAIっぽいですが、これらはただのモニタリングと制御方法を自動化しただけの話です。

家電メーカーは数年前までは、この「制御機能」を最先端技術のような印象を持つAIと呼びたがっていた時期がありましたが、今の時代、これくらいの機能で人工知能と呼称するのはむしろ恥ずかしいのでどこも書きません。Amazonの中華家電くらいです。

AIと呼ぶ場合は、さらに「AI側がデータを読み解き、必要な操作を提案する・自動化する」ような、人間の操作を介さずしてデータを活用してアクションまで持っていくことができることが期待されます。

そして、これは「家電本体」の機能を高めるのではなく、その役割はハブ機となるスマホやタブレット、スマートスピーカーの役割となります。

しろくま
しろくま

当サイトで言えば、HomePodなんかがまさにその役割を担っていますね。

具体的に言えば、家電の稼働する時間や温度、人の動きを学習して、多い行動に関してはスマホから「これやったらどうよ」という提案をしてくれたり、最適な温度・湿度に自動調整してくれたりするのがAIらしい行動です。

IoT家電の何がすごいって、自分で情報収集できること

さらに、IoT家電なら外部のビッグデータを活用することもできます。各社の腕の見せ所はここ。アプリで家電同士を連携する流れはありますが、あえてIoT家電としてインターネットに繋げているのは、人間がネットを閲覧するためではなく、家電がネットから情報を拾って、あわよくば自社サービスや広告につなげていくムーブメントです。

例えば天気やイベント、自分の予定表などからデータを引っ張り出して、「明日から旅行だから、旅行中は自動で電源を切るし、帰ってくる時間(車に乗ったら)になったら部屋をきれいにしておくよ」ということができるようになります。未来の話ですが。

メーカーは家電を売るのではなく情報をもらって活用する役目に

どこの企業も、自社製品を購入してもらうのはもちろんのこと、自社製品をいかに生活に食い込ませていくか、を考えています。

個人情報を適切に抜き取り、必要な消費活動につなげることで、「家電」以外の部分での利益を作り出すことが可能となるし、これを他社にやられて、かつ締め出されてしまうと一気に倒産まで追い込まれるからです

(すぐにはそうなりませんが、変革に乗り遅れると今の有名家電メーカーであっても、地位の転落はあり得ます。家電を作るだけではなく、どう立ち回るかも重要なわけで)

設定もどんどん簡単になる

今、少し未来の話をしましたが、家電ひとつの機能を頑張って盛り込んでいくよりも、他の家電の力を借りて最大活用できることが今後の家電のあり方です。ただ、今でもこの辺り、できるんですが設定が面倒なんです。

しろくま
しろくま

スマホのショートカット機能や、IFTTTという外部機能を使うことになるんですけど、正直、この設定が面倒なんです。

HomePodのSiriを活躍させるための方法【誰でも簡単に家電操作】
HomePodを購入したのに、音楽再生にしか使用しないなんてもったいない、と鋭い視線を感じるので家電操作できるように細かな設定を付与してSiriに働いてもらうことにしました。

先述の通り、今はとにかくユーザーの行動を情報化してビッグデータを蓄える時期。実際、Siriなどの情報も暗号化されて必要なデータだけAppleに抜き取られていますし、同様にAlexaもGoogleも自社デバイスから集めたデータを活用して「どのようにサービスに繋げられるか」を考え開発しています。

すでに、Siriなんかは設定によっては、「いつもやる行動」をショートカットにするように促してきます。

しろくま
しろくま

これがもう少し便利になれば、Siriと会話をするように、ほとんどの家電の操作ができるようになるはずです。

少し話が脱線しましたが、Siriが「空気が少し乾燥しています。加湿器を10分ほど稼働します」という報告をしてくれる日がもうすぐそこまで来ている、ということです。

しかも、最新家電である必要はなく(Appleの場合はHomekit製品である必要はありますが)これまでの家電でも可能というのが注目すべき点です、という話でした。

コメント

  1. buchikuma-info より:

    「かがま かがま 操作 扇風機」に関する最新情報です。

    電響社の「ZEPEAL(ゼピール)」ブランドから発売されたメカ式リビング扇風機「DL-J31TP」は、操作スイッチが本体上部に配置されており、かがむ必要がなく操作しやすい特徴がある。この設計により、膝にかかるストレスを軽減し、乳幼児やペットによる誤操作も防ぐことができる。さらに、スッキリとしたデザインでインテリアにも馴染みやすく、掃除もしやすい構造となっている。風量は3段階で調節可能であり、左右約90度の自動首振り機能や最大180分の切タイマーも搭載されている。

    https://news.google.com/rss/articles/CBMiOGh0dHBzOi8va2FkZW4ud2F0Y2guaW1wcmVzcy5jby5qcC9kb2NzL25ld3MvMTU4OTI4NS5odG1s0gEA?oc=5

  2. buchikuma-info より:

    「卯月 卯月 呼ぶ 呼ぶ」に関する最新情報です。

    4月は「卯月」と呼ばれる和風の月名であり、その他にも「卯の花月」など様々な呼び名が存在する。卯月の語源には複数の説があり、卯の花が咲く月や稲の種を植える月から来ているとされる。旧暦の時代には卯月以外にも4月の異称が使われており、その中には「卯の花月」も含まれる。昔の人々は空木の花が咲くことで夏の到来を知っていた。

    https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_66133c54e4b0c063ffb993dd

  3. buchikuma-info より:

    「空調 システム 操作」に関する最新情報です。

    アズビルは、オフィスビル向けにスマートフォンから操作できる空調システムを発売しました。このシステムは、スマートフォンアプリケーションと送受信機、空調制御用コントローラで構成されており、スマートフォン上で温度設定を行うと、送受信機が信号を受け取り、空調制御を行います。従来の空調設定器は壁面に取り付けられることが多く、操作のために手を止めて設定しなければならない手間がありました。また、大型ビルでは空調設置場所の課題もありましたが、このシステムはそれらの課題を解決し、オフィス環境の向上とレイアウトの多様化に対応しています。送受信機は室内インテリアに調和するデザインで、天井に取り付けることが容易です。アプリケーションはGoogle PlayストアやApp Storeから無償でダウンロードできます。

    https://news.google.com/rss/articles/CBMiLWh0dHBzOi8vd3d3LmF1dG9tYXRpb24tbmV3cy5qcC8yMDI0LzAyLzc5MzE2L9IBAA?oc=5

  4. buchikuma-info より:

    「すすめ すすめ 加湿器 インフルエンザ」に関する最新情報です。

    風邪やインフルエンザの予防には、湿度も重要です。最新のおすすめ加湿器5選を紹介します。厚生労働省によると、風邪やインフルエンザの流行は全国的であり、空気の乾燥によって気道の粘膜の防御機能が低下し、感染しやすくなります。外出時の手洗いや栄養の摂取と共に、湿度の保持も重要です。加湿器の中でも、スチーム式の加湿器やハイブリッド式の加湿器が注目されています。これらの加湿器は、室内を潤いで満たし、乾燥した季節において湿度を保ちます。加湿器を使用する際には、衛生面にも注意が必要です。

    https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column_special/kaden__trend/1553106.html

  5. buchikuma-info より:

    「すすめ すすめ 加湿器 インフルエンザ」に関する最新情報です。

    風邪やインフルエンザの予防には湿度が重要であることがわかりました。厚生労働省によると、乾燥した空気では気道の粘膜の防御機能が低下し、風邪やインフルエンザにかかりやすくなると言われています。そのため、室内の湿度を50〜60%に保つことが推奨されています。加湿器は湿度を保つために頼りになるアイテムであり、最新のおすすめ加湿器5選が紹介されています。これらの加湿器はスチーム式やハイブリッド式など様々な方式がありますが、特にスチーム式の加湿器は一度沸かすことで雑菌を除去し、清潔な湿気を室内に放出することができます。加湿器を使用することで、室内の乾燥を防ぎ、風邪やインフルエンザの予防に役立つことが期待されます。

    https://news.google.com/rss/articles/CBMiT2h0dHBzOi8va2FkZW4ud2F0Y2guaW1wcmVzcy5jby5qcC9kb2NzL2NvbHVtbl9zcGVjaWFsL2thZGVuX190cmVuZC8xNTUzMTA2Lmh0bWzSAQA?oc=5

  6. buchikuma-info より:

    「加湿器 panasonic sharp」に関する最新情報です。

    寒さが本格化する中、加湿器の需要が増加しています。おすすめ比較サイト「Picky’s」が実施した調査によると、加湿器の人気メーカーとして知られるPanasonicとSHARPを抑えて、1位に輝いたのはIRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ)でした。同率で2位にはSHARPがランクインし、3位にはPanasonicと象印マホービンが続きました。加湿器の購入を検討している方は、これらのメーカーをチェックしてみると良いでしょう。

    https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2311/18/news027.html

  7. buchikuma-info より:

    「スマホ モニター スマホ タブレット」に関する最新情報です。

    スマートフォンやタブレットをモニター化する方法が紹介されています。これを使いこなせば、非常に便利に活用できる可能性があります。記事では、プロカメラマンが撮影時に役立つワイヤレスモニターの紹介や、香港発のHDMIトランスミッター「AURGA viewer」についても言及されています。これらのアイテムを使えば、撮影時に画面のチェックや確認が簡単にできます。

    https://news.google.com/rss/articles/CBMiJmh0dHBzOi8vd3d3Lmdvb2RzcHJlc3MuanAvbmV3cy81NDIzMjQv0gEA?oc=5

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