新潟の冬にもおすすめできる理由
新潟の冬といえば、氷点下になることは少ないとはいえ、ひとたび雪に閉ざされてしまうと家が氷漬けにされてしまいます。

気温以上に寒く感じるのが新潟の冬の特徴ですね
そんな新潟の冬を「エアコンだけで乗り切ること」はできます。
- 寒冷地仕様は必須
- 寒いは寒い
- 灯油からの解放は人生を変える
- 設置場所は要注意
寒冷地仕様であることは大きい
まず、寒冷地仕様にするかどうか、で悩まれた場合は、間違いなく寒冷地仕様にしておいてください。普通のエアコンよりも確かに高いですが、価格差を埋めるだけの理由があります。
冬のエアコン生活はほぼ我慢大会

基本、我慢すればいけるよね
私はアパート暮らしの時はエアコンだけで乗り切りました。めっちゃ寒かったです。

これが、エアコンが違うだけでここまで快適に暮らせるのかってくらい、暖かくなりました。
家が変わったってのが一番大きな要因だと思いますけどね。

体感温度が全く違う
エアコンの風は、やはり温度差が結構ある感じですね。エアコン直風は「熱く」感じます。かといって、エアコンが当たりにくいところは、やはりひんやり感が拭えません。

部屋が暖かくなったのは本当にありがたいです。エアコン付近の温度差が課題ですね!
光熱費は尋常ではない
我が家は、2世帯なのであまり当てになりませんが。2018年の12月から2月までの電気代はこちらです。
新潟の2世帯光熱費比較表
光熱費 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
ガス代 | 9,000 | 13,000 | 16,000 | 17,000 | 15,000 |
電気代 | 12,000 | 18,000 | 35,000 | 31,000 | 28,000 |
我が家のスペック
2世帯自体がイレギュラー要素なのに、子供もジジババもいるから、どうしても光熱費は上がりがち。
- 2世帯住宅
- ズバ暖が各世帯に1台ずつ、計2台
- 温水ルームヒーター併用
- 赤ちゃんがいる
- 爺さん、ばあさんもいる
- 電気代のベースは1万5千円といったところ(春、秋平均)
省エネに過度な期待はしない
まず、どれだけ省エネのエアコンを使っても、電気代はかなりかかってしまいます。
冬場の「灯油」がないメリットは大きい

ただ、冬場に「石油」を買いに行かなくてもいい生活はかなり楽になったと思います。
配達してもらえるけれど、やはり少し割高感はあるよね
雪国でのエアコン設置時の注意点
室外機の場所は要注意
これは家づくりの時にも大切なことですが、新潟の冬は降雪に注意しないといけません。
室外機が埋もれない
まず、室外機の設置場所。賃貸ならもう場所が決まっているので気にする必要はありませんが、新築一戸建てとなると、室外機の場所にも十分に留意する必要があります。どこに設置するにしても、「埋もれない高さ」であることを確認してください。

何も言われないと、家電量販店の下請けの工事会社は言われたままにしか工事しません(いい会社は多いけど、いい加減な会社も多い)。冬が来てから室外機が埋もれてエラー連発、なんてことになりかねません。
屋根から落ちる雪
室外機はなるべく高いところに設置する、だけでもダメなんです。次に、屋根にたまった雪が当たる場所も避けたほうがいいです。

屋根にたまった雪が落ちてくると、埋もれやすいだけではなく、衝撃で故障する原因となります。
こちらも、プロの工事会社であればちゃんと忠告してくれますが、そんな会社ばかりでもないので設置する側がしっかりと注意するべきですね。
近所の家との兼ね合い
これも新築の時に注意することですが、室外機を隣の家にぴったり近づけすぎると、後々トラブルになる可能性があります。室外機の駆動音は響きやすいので、場合によっては騒音と捉えられることも。また、工事の際に、ある程度スペースがあったほうがやりやすいので、隣家との距離感をしっかりと取っておくことが大切です。
自分でもメンテナンスを
「室外機ってもっさりしてるから見えないところに置きたい」とお考えの方も多いでしょう。私もそうです。でも、いざ異常が起きた時、あるいは普段の点検としても、見えやすいところにあると「ヘンだな」に気づきやすくなります。

家電好きとしては、室外機も愛せるようになりたいところだね。
あると便利なガス温水ルームヒーター
うちは、寒がりなジジババのために温水ルームヒーターも導入しています。

これはエアコン以上に「快適」です!
結局、併用はしているのですが、ガス代もかかるので、おすすめはエアコン。

「エアコン」をおすすめする理由
さて、最高の温もりを提供いただける温水ルームヒーターよりも「エアコン」を勧める理由があるのです。
「エアコン」は進化し続ける
温水ルームヒーターを使ってるとわかるのですが、「機種更新がほぼない」のが大きなデメリット。

せっかく温もりのある風が快適なのに、操作性が一昔前。
スマホで操作が快適
エアコンといえば、「最もスマート家電として対応したい家電」第一位です(個人ランキング)。

帰宅前に部屋を温めておいてくれるのは当然のこと、操作なしでも自分で学習して温度調整してくれるAI機能が欲しい
と思うのは当然のこと。

温水ルームヒーターが対応してくれるのは何十年も先の夢物語。エアコンなら、明日からもう実装できます!
エアコン本体が進化しなくても、アプリ対応など「インターネットにつながる機能」さえあれば、アプリ側でアップデートできるのも魅力ですね。
AIが進化すれば省エネ効果は倍増
AIとビッグデータの時代はもう片足突っ込んでるところまで近づいてきました。この、AIを活用するとどうなるかといえば、こんな感じ。
- 住人の活動を学習する
- 住人の行動を予測する
- 日中の温度変化を学習する
- 快適な温度を学習する
- 電気代の変動を学習する
- 無駄な運転をやめる
- 快適さは保たれる
これらのデータ収集をして、操作やデータ入力をしなくても勝手に「最適」にしてくれるのがAIの凄さです。
壊れても「エアコン」の交換だけで済む
温水ルームヒーター含め、床暖房などの家の構造に取り入れてしまう暖房は、修理する時に「家」ごと直す必要が出てきます。当然、メンテナンスの度にかかる費用も、その分大きくなります。
新潟なら室外温度は「寒冷地」ほどではない
新潟の断熱等性能等級は3~5の地域区分で割り当てられています。3はいわゆる寒い地域で、5は(断熱において)寒冷地仕様は不要な一般的な等級です。
地域区分3
いわゆる、豪雪地。
- 十日町市(旧中里村に限る)
- 魚沼市(旧入広瀬村に限る)
- 津南町
地域区分4
3と5に含まれない地域になります。
地域区分5
いわゆる、住宅街や街の中心部は大体地域区分5の標準的な地域です。
- 新潟市
- 長岡市(一部)
- 三条市(一部)
- 柏崎市(一部)
- 新発田市
- 見附市
- 村上市(一部)
- 糸魚川市
- 燕市
- 上越市(一部)
- 阿賀野市(一部)
- 佐渡市
- 胎内市
- 聖籠町
- 弥彦村
- 出雲崎町
- 刈羽村
- 粟島浦村
https://www.flat35.com/files/300200680.pdf
新潟の気象環境を把握して対策する
あくまでも断熱性能の話ですが、新潟の問題はやはり「降雪量」であることに注目してもらいたい。雪さえなければ、それなりに暮らせるのが新潟の良いところ。夏も尋常じゃなく暑いのが新潟の悪いところ。

雪がどかっと降って、夏が暑い年は本気で新潟を出て行こうと思うよね。
三菱のズバ暖をおすすめする
サクッとズバ暖のいいところをおすすめします。
ズバ暖のメリット
ユーザー満足度が高い
2019年時点で、約92%が満足しています。私個人も満足しているので、ちょっと数値は上がります。ですが、私個人は「ユーザー満足度」指標は当てにしてないので聞き流してください。
外気温が低くても60℃の温風が出せる
これがすごい。実際に、新潟の冬くらいであれば、機能停止することなく温風を出し続けてくれます。

いちど大雪になったことがあったけど、それでも大丈夫だったので市街地クラスでの生活ならエアコンだけでも十分暮らせます!
急速に部屋を暖めるパワフルさ
室温5℃から15分で室温20℃まで上げてくれます。

うちも一応は高断熱だから、ほぼ同条件で毎日起動していますが、やはり寒い時は寒い。ただ、室温20℃近くなると、不快感がだいぶ取り除かれるので、助かってはいます。
三菱がおすすめ
ちなみに、このズバ暖でわかる通り、三菱のエアコンは「寒冷地」で絶対に負けないようにかなり開発に力を入れています。

フィールドテストが新潟の湯沢を含めて日本全国13ヶ所で行ってくれています。
ハウスメーカーも三菱をおすすめ
何故か、ハウスメーカーもごり押ししてたのが、三菱。もちろん、三菱が根回ししているからでしょうけど、これも考えようによっては、新潟地区に力を入れている、とも考えられます。
ハウスメーカーでエアコンは買わない
でも、ハウスメーカーに頼むより自分で買ったほうが安いです。なので、一部はハウスメーカーに依頼し、ほとんどの部屋は自分で購入して取り付けました。
家電量販店もおすすめ
ちなみに、そのハウスメーカーに依頼した分以外のエアコンについても三菱になりました。それは家電量販店も力を入れて説明してくれていたから。

まぁ、蓋を開けてみたら三菱の社員だったわけですが。
その分、交渉でかなり安くなったのでそれはそれで満足です。本社まで連絡入れてもらえれば限界値。
三菱と比較すべきメーカー
ダイキン
ダイキンは「スゴ暖」ですね。ダイキンは、暖房を考えなければ一番優良なエアコン会社です。私も家電量販店に探しに行ったのはダイキンでしたからね。エアコン総合力で考えたらダイキンもあり。寒がりの私は三菱に軍配をあげました。
スゴ暖DXシリーズの特徴
- 垂直気流
- 最大60℃の高温風
- 霜取り運転間隔が10時間
パナソニック
家電総合メーカーで独り相撲とってるパナソニック。エアコンもさすが機能性は十分。しかし、あまりにも器用すぎて「器用貧乏感」とエアコンにはそんなに機能はいらないという嫁の鶴の一声で破断。

床暖房やルームヒーターなど、別の熱源が得られる場合は、小器用なパナソニックを併用するのがおすすめです!
UXシリーズ
- 約60℃の温風が出る「もっとモード」で足元は約40℃に
- 自動学習機能で、予熱で事前運転
- 霜取り時はヒーターが補助し連続運転が可能に
- 室温10℃キープ
日立
私たちが日立を検討した理由は、ただ「しろくまくん」グッズが欲しかったから。
メガ暖 しろくまくんZDシリーズ
- 室外機に2つの熱交換器がある
- 霜取り運転時は使い分けて運転を途切れさせない
- 足元温めで高温風(約55℃)を吹き付ける
東芝
東芝は、ちょうど購入する時期にはどん底にいたので検討の余地も与えませんでした。しかし、今は少しずつ経営が安定してきているようなので、「東芝らしさ」が出せるかが見もの。
東芝はパナソニックとは違った意味で、小回りが効くモデル。ミリコンマ単位の温度調整に長けているので、敏感な人におすすめしたい。
DRNシリーズ
- 運転制御技術はピカイチ
- 睡眠時には眠りやすい温度まで下げて、起きるときにあげる「快眠」モード
三菱ズバ暖の使用レビュー
さて、実際に3年間使用したレビューです。エアコンはメジャーアップデートは少ないので、参考になると思います。
それなりに大きい
サイズ感は、6畳サイズなど見慣れたものより「1.3倍くらい大きい」ので、見慣れるまで「でかっ!」ってなります。

奥行きがね、結構あるんだよね。
使い勝手はまずまず
うちのは若干モデルが古くなったので恐縮ですが、リモコンなどの操作性については問題ないな、と感じたところです。
タイマー設定もありがたい
操作することといえば、タイマーくらいなもんですが、タイマーもちゃんと「前日の情報」を記憶しておいてくれるので、定時の起動設定は簡単でした。
やはりアプリ対応が無難
とはいえ、一度寝室で横になってから「あータイマー忘れたわー」と嫁がぼやき出した時に、「まじで、俺、ここからリビングまで行かないといけないの?」になるので、やはりスマホで操作できるに越したことはありません。
冬場は快適まではいかない
まず、私はかなりの寒がりです。家の断熱性能との兼ね合いもありますが、「家中ポカポカ」まではいかないのが、エアコンの限界だと悟りました。
足元はひんやり
打開策はたくさんあるので別に困ってはないのですが「素足で足元まで快適」ではないのでご注意を。
打開策
- 靴下を履く(おすすめ)
- 足元用のヒーターを設置
- ルームヒーター併用(コストばりたか)
脱衣所用のヒーターとしてパナソニックのセラミックヒーターのレビューを書きましたが、こういう小さめのヒーターは安くて手頃なのでありっちゃありです。電気代高いけど。

夏場はどうなの
冬場のエアコン事情は概ね解説したところですが、気になるのは「夏場も使えるのか」ということ。
2018年の魔の真夏日地獄も乗り切る
皆さんの記憶にも新しいと思いますが、2018年は未曾有の真夏日地獄でしたね。結論をいえば、この夏さえ乗り切れば問題ないと言っていいのではないでしょうか。
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