家づくりの資料集めは順調でしょうか。

家の中に山と積まれた住宅カタログ、読むのは楽しいけど処理には困る。
今回は、住宅資料のチェックポイントをお伝えしますので、いらないカタログと、今後役立つカタログを仕分けていきましょう。
カタログをカテゴリで仕分けしてみよう
「カタログ」と「カテゴリ」、なんだか似てますね。
「グレゴリ」と「グラコロ」もなんだか似てますよね。
まぁ、だからなんだと言われちゃそれまでですけど。
住宅資料、カタログはかさばるから困る
しかし、住宅カタログ、邪魔じゃないですか?
ぶちくまは、家づくりに「あれ、失敗したかな」と思ったあたりで、どうせ失敗するならブログにしよう、と思い立ってブログを始めました。
ブログ更新のネタになる大事な資料だと思って、住宅会社からもらったカタログを溜め込んでいました。

いや、これ邪魔じゃね?
住宅資料が邪魔になる理由
- でかい
- 分厚い
- サイズがまちまち
家づくり中は、まったくブログ更新も捗らず、引っ越しを経てわざわざ新築先まで持ってきましたよ。でも、ちゃんと最初から仕分けておけばこんな苦労はせずに済みます。
カテゴリ分け、始めていきましょう。
一番大きなカテゴリは「価格帯」にすべき理由
一番大きなカテゴリは、住宅会社の「価格帯」です。これには大きな理由があります。
予算決定後に不要なものは全部捨てる
計画通りに、順調に住宅資料を集めた皆さんは、まだ家づくりの予算計画まではしていないはず。
予算計画は、確かに自分たちの「収入」である程度は決まりますが、「家に何を求めるか」「自分たちの生活で重視したい部分」によって、予算のバランスは大きく変わってきます。

それこそ、余暇の過ごし方が「アウトドア」か「インドア」かでも違うし、「子育てにかける情熱」でもだいぶ変わります。
なので、家づくりのための予算決定はとりあえず後回し。

ただし、住宅会社の資料に関しては、「高価格帯」「想像する予算で適正だとおもわれるあたり」「低価格帯」で、ざっくりですが仕分けちゃいましょう。そして、予算決定が済んだら、予算より上のカタログは全て捨てます。

あぁ、スッキリした!
「坪単価」をチェックする
住宅情報雑誌は1冊くらいあったほうがいいと思いますが、住宅情報雑誌には、標榜している坪単価が書いてあります。
雑誌を買うのも読むのも面倒な場合は、こちらを参考にされるのがいいと思います。情報が少し古いので参考までに。


坪単価で40万円代以下を名乗れるのが「低価格帯」、70万円以上は「高価格帯」、がぶちくま的な「坪単価」による仕分けのポイントですね。
はい、だいたい分けられましたでしょうか。
全国レベルで立派なテレビCMをつくっているところは高価格帯、規模は大きくなくても、デザイン性に富んだ会社は中価格帯、「ザ・ローコスト」を売りにしている会社は低価格帯になったかと思います。

実際に建築依頼するとなると、この価格はまったくあてにならないんですけどね。
カタログを開く前に準備してもらいたいもの
これから説明することは、効率よく「家づくりノート」を作成するための準備です。

ノートとかまとめるの苦手なんだよね
という方こそ、準備だけしておくと、初回見積もり時のアンケートや、家に欲しいデザインを担当と打ち合わせしたいときに、すっごく便利ですよ!
スマートホンさえあればなんでもできる
スマホ、ですね。これさえあれ、簡単に「スマホで家づくりノート」が作れちゃいます!


機種は問いませんが、操作に慣れているお使いのスマホであればOKです。
クラウド対応のフォトフォルダ
はい、ここでちょっと面倒になりましたね。
「クラウド対応」っていうのがミソです。何故かというと、家づくりをする家族みんなで、協力して家づくりを楽しんでもらいたいからです。
これは、のちに詳しく説明しますが、「自分の気に入ったもの」を、とにかく画像にして貯めていくための、共有フォルダになるわけです。
「共有フォルダ」がつくれるおすすめアプリ
今はいくらでもクラウドサービスがあるので、お好きなやつを利用してもらって構いません。
すでにアカウントがあるものが便利ですが、家族で共有してもいいアカウントをつくってしまうのもいいかもしれません。
使い勝手がいいのは、iPhoneならiCloudに共有フォルダをして家族を招待するのが一番シンプルだし、簡単にフォルダもつくれて好みですね。

あとはGoogleアカウントを新規につくって、Googleフォトを利用するのが一番楽チンだし、アプリ1つで使えて共有もしやすいのでオススメですね!

はい、準備できましたでしょうか。スマホ1つでOKでしたね。では、作業に移りましょう。
「スクラップブック」にしてもいい
ぶちくまは、面倒くさがりなのもあって、実際にノートする作業はあんまり好きではなかったのですが。

好きな写真で「スクラップブック」にしたい方はノートやハサミ、カタログを実際に切るのは面倒、という方は付箋なんかもあってもいいですね。
住宅カタログを使って「家づくりノート」をつくろう!
画像の共有フォルダさえあれば、あとは簡単です。
お父さん、お母さん、子供、おじいちゃん、おばあちゃん、みんな「いいな」と思ったカタログの写真があれば、それをスマホで写真をとっていくだけです。
そして、共有フォルダに入れていくだけ。実に簡単ですね!
共有フォルダは部屋ごとに分ける
共有フォルダも、カテゴリに分類すると読み返すときに、便利です。

「キッチン」「トイレ」「リビング」「玄関」「収納」のように、家のパーツごとにフォルダでわけておくと探すときに便利です。
たとえば、カタログの中に、リビングで真似したいなぁ、と思うような写真が掲載されて入れば、その場でパシャっと写真を撮ってしまえば、あとはデータを共有フォルダに入れるだけでOK。
写真じゃなくても、「この会社のメリットはここだよね」と、画像メモに説明文を付け加えることもできます。
OCRアプリで文字認識してPDFにもできる
ついでに、もし説明文をデータで残すなら、文字を認識できる、「OCR」アプリがおすすめです。
一応、自分が普段使っているアプリも紹介します。ただ、面倒だなと思う方も多いので需要は少ないと思います。読み飛ばしでOK。
CamScannerは簡単に写真をPDFにできる
基本的にはアプリを開いて写真をとるだけで、写真にうつった文書を勝手にPDFファイルにしてくれます。
紙が多少斜めになったりしていても、アプリの方で勝手に修正してくれるので楽チン。A4ファイルならもちろんのこと、住宅資料に多い大判の紙でも大丈夫です。
一度読み終わってしまえば捨てられる快感
画像で残しておけば、読み終わったカタログはすぐに処分できます。「もしかしたら後で読むかも。。。」なんて心配になることもないんです。
捨てられないお化けにとりつかれたぶちくまはこの方法で捨てることができました。

断捨離、断捨離!
スクリーンショットを駆使してサイトやアプリの画像も参考にしよう
これ、何がいいって、カタログ以外にも使えるんですよね。
スマホで、住宅系のサイトを見ているときに、いいなと思ったらスクリーンショットしておけば、それも振り分けてあとで見返すこともできるんですよ。
今後、住宅会社の担当と打ち合わせをするときなんか、画像があると

こんな感じで!
の一言で伝わるから、お互いにやりとりしやすいんですね。

口下手なぶちくまにもぴったりの方法やで!
家の画像を集めたいときにオススメしたいアプリ
そうなると、家の画像がもっともっと欲しくなります。
「Pinterest」を使うとおしゃれな画像がたくさん手に入る
家づくりに必須のアプリが、Pinterstです。これ、ネット上にあるおしゃれな家の画像、部屋の間取りなんかも一網打尽にできます。

しかも、海外の利用者も多いので、セレブのガチクールな部屋の画像なんかも見つかるのでいいですね!
RoomClipは「部屋の写真」を厳選
奇しくもアイコンの風味も似ていますが、RoomClipは部屋写真のSNSのようなものです。こちらの方が、「こんな部屋を作りたい!」の参考になると思います。
今回は詳しくは解説しませんが、とりあえず上記二つはオススメです。
住宅カタログの利用法まとめ
「好きなデザイン」ばかり集めても、好みの家は建てられても、住みやすい良い家は建ちません。やはり、「家の性能」も十分にチェックしておくことが重要です。
必要な住宅性能はピックアップして格付けする
この作業は、予算が決まってからでもいいのですが、家族では話し合っておきたい「家に求める性能」。変な話、「いい性能は全部欲しい」になるのは当然なんです。
建てる前から「別に耐震性なんかいらないし」「寒い家でもいいや」なんて思う人はいません。
でも、家づくりは「理想」をつくると同時に「妥協」も必要になります。
例えば、実際にはあまり利便性を感じない「ソーラーパネル」は簡単に諦められるけど、「寒い家」は我慢できないですよね。
あるいは、心配性なあなたは「地震に怯えるのは嫌だ」と耐震性を一番重要視するかもしれません。ただ、全てを盛り込んだら、今度は「住宅ローン」の心配が増えるだけです。
この辺りのことを、すこし考えていただけたらと思います。
住宅カタログでチェックしたいところリスト
まとめとして、住宅カタログでチェックしたいポイントをおさらいしてばいばい。
- 価格帯は「幅広すぎ」ないか
- カタログが過度に豪華ではないか
- カタログに載せている家は「実例」か「モデルハウス」か
- キッチンやトイレの「標準装備」のグレードはどれくらいか
- 地域性は反映されているか
- 家の性能についての説明も「具体的」であるか
- アフターサービスにもちゃんと触れているか
- 営業担当のコメントはあるか
- 「得意なデザイン」がはっきりしているか
資料請求はSUUMOで一括が一番お手軽
サービス的には、SUUMO以外にもいいサイトはたくさんあるのですが、住宅会社の契約数が一番多いのは、私が把握している中ではSUUMOが一番いいんですよね。

小・中規模の会社となるとなかなか一度に全部請求するのが難しくて。
失敗の少ない家づくりの手順
- 資料請求
- コスト選定
- デザイン選定
- 住宅会社を3〜5社まで絞る
- 見積もりと間取り相談
- 対応力とデザイン力、提案力を比べて住宅会社決定!

近所でイベントやってて、ついついモデルハウス見学から始めがちですが、一番体力を無駄に使うパターンとなります。
楽しいカタログ集めから家づくりをストレスなくスタート
資料請求はただで胸踊るカタログもらえるから、まずはとにかく集めて、色々な家を見ていくことがスタートです。

カタログ見てる時間が一番楽しいですよね!
他におすすめの資料提供サイトは
他にもいろいろ資料を一括で請求できるサイトはあります。
専属契約なのか、それぞれに対応している会社が違うので、もし気になる会社がなければ、他のサイトでも探してみるといいかもしれません。
TOWN-LIFE
タウンライフでは、ただの資料請求ではなく、様々なサービスを複合して行ってくれます。
大手ハウスメーカーを視野に入れている方であれば、自分に合うハウスメーカー探しのお手伝いをしてくれます。
情報過多で混乱しているあなたにこそ、おすすめしたい
たとえローコストメーカーで検討中であっても、一度は大手ハウスメーカーについても調べる価値はあると思っています。

ローコストは取捨選択になりますから、「何を捨てて、どれだけ安い家にできるか」ということになります。
一度、大手ハウスメーカーで見積もりを取ってもらうと、あまりの価格の高さに驚きますし、また、その金額を出しても惜しくないと思わせる大手メーカーの魅力もあります。
ちなみに、タウンライフでは、
- 希望条件の間取りプランの作成
- 注文住宅の資金計画・見積もりの無料作成
- 土地探し
をしてくれるので結構お得です。
ハウジングバザール
大手メーカーだけではなく、星野工務店(見附市)、クーディーホーム:アスカ創建(上越市)、石澤建築事務所(新潟市東区)、大滝工務店(新潟市東区)などの工務店が参加しているのが特徴です。
工務店の情報を一度に集めるのは大変
小規模なので情報も閉ざされがち。また、1年間の建築棟数も少ないため、せっかくいいと思ったところも「3年待ち」なんてことも。

小規模の住宅会社の方が、ハウスメーカーよりも施主の希望に寄り添ってくれることも!
個人的には大規模HMで建てるよりも、ずっと自分らしい家に出会える可能性があると思います!
住宅カタログ編はこんな感じです。
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