空気清浄機能でどこまでウイルスと戦えるのか

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空気清浄機を買おう買おうとして数年が経つわけですが、空気清浄機関連のブログ記事は読まれるのに、いまだに踏ん切りがつきません。というか、もう買わないんじゃないかと思っている。

2021年お勧めの空気清浄機は「赤ちゃんに最適」なDAIKIN
赤ちゃんでも花粉症になります。なんだったら、最近は花粉症が若年化してきていることが話題になっています。さらに、時代はコロナのウイルス・除菌対策や換気などへの関心も高まっています。そこで、子供も生まれたことだし空気清浄機を買うことにしました。お勧めはいつの時代もDAIKINです。

しかし、残念なことに世の中がコロナが蔓延したこと、加えて我が子のアレルギー症状がどうやら父親譲りだったことを受けて、「どうせなら少しいいやつ買おうか」なんて考えています。

このページでは、「ウイルス撃破」に特化して情報収集していこうかと思います。

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空気清浄機はウイルス感染予防になるのか

コロナ禍に始まり、医療職だけではなく一般的にも感染予防を生活習慣として落とし込む必要がある世の中になりました。

コロナに関する情報に関しては専門家の意見とごちゃごちゃになると混乱を招くだけなので控えますが、このページでは、「空気清浄機能はウイルス予防感染に役立つのか」という、医療的には一般的な見解レベルでの話をしていきます。

コロナに関しては、厚生労働省のHPを見ることをお勧めします。政府に批判的な方もいますが、厚生労働省が一番まともな情報源だと思います。

ウイルス感染予防としての効果について考える

まず、ウイルス感染を予防する、という意味合いを考えていきます。

ウイルスに感染するとはどういうこと?

コロナの時もそうでしたが、実はほとんどの人が「感染するということ」をほとんど理解していません。風邪をひく、というのは日常的に起こりうることですが、その機序となるとしっかりと説明できる方は少ないし、場合によっては間違えて考えている人も多く見受けられました。

感染するとは

根本的に、「感染する」ということは、体内に微生物が増殖する環境となっていること。一般的に、かんんせんにおいて大事な3つの要素があります。

  • 感染源(感染を起こす微生物)
  • 感染経路(微生物が侵入する道筋)
  • 感受性宿主(感染する人)
ウイルスは存在する

感染とは、ウイルスや最近といった微生物が体に侵入することで起こる状態のことです。感染源となる微生物が存在しなければ感染が生じないのは当然ですが、コロナのように「いるものはいる」のです。ここを否定する方も一定数いるのは驚きですが、これは信仰やイデオロギーとは別のものです。ウイルスはいます。

感染経路を考える

次に、仮にウイルスが存在したとしても、体の中に入ってくることがなければ感染は起きません。コロナ禍初期において感染予防が叫ばれたのは、この「感染経路を遮断すること」を目的としていました。

感染経路は飛沫感染や空気感染、接触感染などがありますが、今回は空気清浄機の話なので、「飛沫」か「空気(飛沫核)」感染をメインに取り扱います。実際に、空気清浄機がウイルスに対して有効に働くとすれば、「換気能力を高める」ことが第一にあると思います。

フィルターの性能についても語りはしますが、基本的には感染した人の唾液などを体内に入れさえしなければ感染は起きません。しかし、飛沫は目に見えるものだけではなく、空中に一定時間は浮遊していると考えられるため、気流を利用してこの飛沫を吸い込む/流し出すことで感染予防効果があると考えられます。

感受性宿主を考える

感受性宿主は、ウイルスが体内に入った時に「感染するかどうか」や「感染したとしても発病するかどうか」のようなことを考えるときの概念です。コロナウイルスの例で言えば、結局のところウイルスが生活圏に蔓延したため、ワクチン接種によって免疫をつけることで、重症化を防いだりする方向にシフトしています。

コロナの影響で、ウイルスが体内に入っても「症状が出ないことがある」ということは認知されるようになりました。一方で、免疫システムについてはまだまだ理解は不十分で、「ワクチンを打ったから感染予防はしなくてもいい」などの考えを持つ人は一定数います。

これはワクチンの効果によりけりなのですが、重症化しないことと感染しないことはまた別の話です。コロナワクチンの一部のものには「感染予防効果も認められるのではないか」と考えられるものもあるので混合して考えても仕方がないのですが、ワクチンを摂取しても体内にウイルスが生息・増殖している可能性はあります。

この辺りの「感染した人の体の状態」を感受性宿主といいます。感染予防に関しては、「感染源」「感染経路」「感受性宿主」のどれかが適切に処理されれば効果があるとされます。

コロナウイルス自体を撲滅させるのはまだまだ先の未来だとして、感染経路を絶ったり、免疫をしっかりとつけることで適切な感染予防はできるということですね。

珍しく、真面目に解説しました。

感染予防に効果があるって、どういうこと?

先述の通り、感染予防というのは「感染源を消滅させる」か、「感染経路を遮断する」か、「感染しない体を作る」ことに他なりません。

対応すべき病原性微生物は「コロナ」だけではありません。ただ、感染予防を徹底した年に「インフルエンザ」の流行がなかったことは記憶に新しいですね。つまり、感染は努力によってある程度は減らせるものなのです。

取り組みやすい「感染経路の遮断」

コロナが蔓延して痛感したのは、「感染源」は簡単にはいなくならないということ。そして「免疫をつけるにもリスクがあること」です。そもそも、ワクチンが必要分供給されるわけではないということも身をもって知る次第。

身近な感染予防というのは、「感染経路の遮断」です。ウイルスを体に持ち込ませないこと、ウイルスを運ばないこと。普段の手洗いや、マスクなどの咳エチケットを行うこと、人の多いところに行かないこと。

とはいえ、自分自身がどれだけ我慢しても、周囲の人がウイルスを持ち込むことで感染リスクを抑え込むことはできません。個人の取り組みには限界があります。

というわけで、環境面からウイルスを封じ込める手段として「空気清浄機」が役に立つのかを考えていきたいと思います。

空気清浄機で感染予防するってどういうこと?

実はすでに似たような記事を書いていたのですが、コロナも「蔓延」するフェーズに入り、コロナの情報云々よりも個人の行動レベルでの感染予防の重要性という段階に入りました。

私自身は、もともとレビュワーとして空気清浄機のことなどを発信していたこともあり、そういえば医療者だったので、少し空気清浄機とウイルス感染について深掘りした記事を用意しておきたくなりました。

感染経路を遮断するための空気清浄機

具体的に、空気清浄機でウイルス感染予防をするということはどういうことなのか。各社様々な方法で感染予防効果を謳っていますが、まずは一般的なレベルでの空気清浄機の利用が感染予防に効果があるかを考えていきます。

換気が重要とはどういうこと?

まず、空気清浄機っていうのはそもそもなんなのかと言えば、対流を作り出して室内に空気の循環を生み出し、その間にフィルターを通すこどで室内の空気に浮遊していた微小なゴミ・有害物質を集めている、というものです。

感染予防効果として期待されるとすれば、まず気流を人工的に作り出すことで、密室などで飛沫が空気中に散布されている状態を改善できるということ。誰かの唾液が、他の誰かに入る前に強引に押し流してしまおう、ということです。

風の向きによっては感染が拡大することも

当然、上流から下流に向かって空気は流れるので、上流から下流に人がいないことが条件とはなるのですが、空気の交換を意識して対流の向きを考えて感染予防策に取り込むことは重要だと考えられます。

逆に言えば、仮に換気されているという状況でも、例えばレストラン内で何も対策を取らなければ、上流の顧客のウイルスが下流に流れるので感染は発生する状況であると考える必要があります。

例えば、小型の空気清浄機を会話する人たちの間において、飛沫が空気清浄機内に流れるようになれば、この対話者たちの感染予防としては有効だと考えられます。

ただ、空気清浄機の特性上、自分が吸い込んでいる空気を吐き出す必要もあるので、この排気が外部に行けばいいのですが、室内で使う場合は廃棄の流れも考えないといけないので大変です。

空気清浄機のフィルターが完全にウイルスをキャッチできる構造になっていれば、廃棄された空気は「清潔」だとして、気流の向きを調整していけばいいだけなんですけどね。

フィルターはウイルスをキャッチできるのか

現在、空気清浄機の主流はHEPAフィルターを使用しています。HEPAは高機能フィルターのことで、製品によって性能差はありますが、JISの性能用件では0.3μmの粒子を捕まえられることが定められています。

実物のHEPAフィルターを見ると隙間が数10μmありますが、つづら折りになっているため粒子との接触機会が複数回あるほか、小さな粒子の捕集にはブラウン運動(不規則運動)や静電気力、重力など、さまざまな目に見えない現象が起きることから微細粒子を捕集できる仕組みになっています。

https://sanwa-renotech.com/information/1825/

では、このフィルターでウイルスを捕捉できるのかというと若干怪しいところはあります。ウイルスの本体に当たる核部分は0.1μmを下回るものもあり、簡単に言えば網目をすり抜ける可能性はあります。

ただ、一般的なウイルスであれば、核を包んでいる飛沫が5μm程度なので、ほぼほぼ捕集されると考えられています。飛沫が乾いた段階で多くのウイルスは感染効果を無くします。(空気感染と呼ばれる、空気中に長く浮遊するウイルスは、飛沫が蒸発して核だけになっても感染能力が保持されています)

今回は、飛沫感染を防ぐことを考えているので、しっかりと機能しているHEPAフィルターを搭載している空気清浄機であれば、大体の場合は吸気した空気よりは排気した空気の方が感染リスクが低いと考えていいと思います。

ぶちくま
ぶちくま

ただ、吸気されない空気には飛沫は存在しているので、空気清浄機があるから安全、というわけでもないのですが。むしろ、積極的に空気を攪拌しているので場所によっては飛沫が集まる場所もあると。

しろくまさん
しろくまさん

そもそも、密の状態で会話などしていたり、相手の唾液が衣服などについて手に触れたりしたものと粘膜が接触すれば、感染経路は成立するので、空気だけにとらわれても、感染対策は十分ではないんですね。

ぶちくま
ぶちくま

食事会なんてのは、どうせみんなおしゃべりするし、マスクは外すし、唾液・飛沫のついたものを食べるわけだから、感染しないわけがないんだけどね。

フィルターって効果あるの?

賢い方はすでにお気づきかもしれませんが、感染経路の間にフィルターをおけば、感染は防げます。つまり、それはみなさんが感染予防として真っ先に取り組まれていた「マスクの着用」に他なりません。

ぶちくま
ぶちくま

マスクは、感染者の唾液を手前でカットすることが1番の目的。咳エチケットとはそういうこと。小児などはマスクがあることで口元をいじる回数が増えて、感染リスクが高まる場合もあります。

しろくまさん
しろくまさん

とはいえ、誰が感染しているかもわからない状況になるのがコロナ感染だった経緯もあり、感染拡大期にはみんながマスクをしていることが安全、という見解ですね。

しかし、世の中には飲食店や歯科など、マスクを外さなければいけない場面は必ずあります。そういった環境下においては、マスクほどの効果は期待できないせよ、空気清浄機を稼働させておくメリットはあると考えられます。

陰圧対応できるってどういうこと?

一般家庭に必要なものではありませんが、簡易陰圧装置として利用できる空気清浄機も存在しています。家の換気の話でも少し触れましたが、陰圧の部屋は周囲の空気を吸い込んで室内の空気を外に出さない構造となり、逆に陽圧となれば部屋の空気が外に出ることになります。

例えば、家庭内で感染者が出た場合に、感染者を別室に隔離しておきたいシチュエーションはコロナでも考えられうる事態となっていました。コロナの場合には飛沫感染なので空気が漏れ出ると感染ウイルスを外に撒き散らす、なんてことにはならないのですが、先に書いた空気感染の場合には部屋の扉を開けた途端に空気が他室へと漏れ出て感染が広がるケースは十分にあり得ます。

家庭内で気にしすぎることはありませんが、感染し重症化するリスクの高い高齢者と同居している場合や、施設や避難生活などで緊急的に陰圧室を準備したい時なんかに、陰圧機能のある空気清浄機が求められるケースは、今後は必要になるかもしれない、ということだけ知識として仕込んでおいていただければ対応の幅は広がると思います。

湿度を保つっていうのはどういうこと?

空気清浄機の高価格帯では「加湿機能」のついたものが多く製品化されています。風邪の予防のために湿度管理をすることがありますが、高価格帯の空気清浄機だと湿度をモニタリングしながら室内の加湿を行うことができるモデルがあります。

空気清浄機の加湿機能の情報辺りは過去記事でも詳細に解説したので、そちらをご覧ください。

加湿器と空気清浄機、別々に持つか考えるべきこと
昨今の感染予防の観点も踏まえて、空気清浄機を買おうと思うのですが、加湿機能が必要かどうか悩みまして調べてみました。結論で言えば、加湿機能は便利だが不要で、その解説・説明に必要な情報をまとめました。

空気中のウイルスを無効化できるのか

ここまでは空気清浄機を利用することで感染経路を封じる効果が期待できる、という話をしてきました。しかし、巷では空気清浄機を設置しているだけで「ウイルスを殺菌できる」や「無効化」「抑制」「不活化」など様々な文言を用いてウイルスを撃退できるような効果を謳う商品もあります。

この辺りについて少し考えていきたいと思います。

感染リスクを空気清浄機の機能でなくすことはできるのか

まず、ウイルスを撃退する、ということを考えていきます。シンプルにウイルスから「感染する力」を奪い取れば、人間が発病することはありません。これはみなさんが普段当たり前にやっていることで、「ワクチン」について考えるとわかってきます。

ワクチンってなんだ?

ワクチンについて語る場合、まず「免疫」について知っておく必要があるのですが、この辺りまで解説し始めるとキリがないので、「病原生物をやっつけると、体は学習してやっつける武器を作れるようになる」というシステムが免疫になります。免疫の話をすると、本当は「アレルギー」などについても考えないといけないのですが、話が長くなるのでやめやめ。

ワクチンにも種類があります。割とテストに出ます。

  • 生ワクチン
  • 不活化ワクチン
  • トキソイド
生ワクチン

生きている病原体を用いる。病原性は弱められているが、感染した時と同じような症状が出ることもある。ウイルスをやっつけることを体が学んで、有効な免疫がつきやすい。

  • MR
  • 麻疹風疹
  • 水痘
  • BCG
  • おたふく
不活化ワクチン

病原性を無くした(死んだ)ウイルス・細菌を使う。「こいつがきたらやっつけてもいいよ」という免疫の学習のために人相書を渡しておくようなイメージ。生ワクチンのように病気をやっつけようとする効果は薄いので、何回かに分けて接種する。

  • DPT四種混合(ジフテリア、百日咳、破傷風、不活化ポリオ)
  • DT二種混合(ジフテリア、破傷風)
  • 日本脳炎
  • インフルエンザ
  • A型肝炎
  • B型肝炎
  • 肺炎球菌
トキソイド

病気にするもと(毒素)を抽出して、毒素を取り除いたもの。大きな分類としては不活化ワクチン。

つまり、浮遊しているウイルスの不活化はできるのか

では、病原性のある飛沫のなかにいるウイルスを不活化できるのか、というのが空気清浄機の役割になります。ワクチンだってウイルスを不活化して接種できるようにしているのだから、できそうな感じがしますね。

ウイルスに感染するということ

まず、根本的に、ウイルスは生物の細胞の中でしか生きていくことができません。空気感染する特別なウイルスもいるので一概には言えませんが、空気中に漂っているうちに、いつかは乾燥して、自然と不活化していくものなのです。

ワクチンは基本的には鶏卵から培養して、ホルマリンで不活化させるのですが、細胞を壊せば自然と不活化します。ちなみに、鶏卵から作る以上、ワクチンってのはアレルギーの症状が出る可能性はあるって話は、今回は割愛ですね。

イメージとしては、感染者の体内で、感染者の細胞を使って増殖し、外に出る時も感染者の細胞にのって旅に出ているわけですが、この乗り物(細胞)を破壊してしまえばウイルスは生きていくことはできません。

ちなみに、コロナウイルスのワクチンはRNAワクチンという少し特殊なやつで、コロナウイルスが人間の細胞に感染しようとするときに使う「スパイク蛋白」という特別なタンパク質の形を体に覚えさせて、このスパイク蛋白ができたときに抗体で封じ込めようとする作用、らしいです。知らなかった。

薬がない?抗ウイルス薬とは

ついでにお薬の話も少しだけ。

抗生物質(antibiotics)という用語は,ストレプトマイシンを発見した米国Rutgers大学のワックスマン(Waksman, Selman A.)博士が1947年に“微生物が生産し,バクテリアやそのほかの微生物の生育を抑え,さらには破壊するような能力を有する化学物質”であると定義した。

https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=3600

世間一般に言われる抗生物質、抗生剤というお薬は、ターゲットとなる生物が決まっています。抗生物質は、細菌などの代謝経路に作用して、例えば細胞壁を壊すなどして細菌だけに効果が発揮するように選択的に作用します。(人間の細胞に細胞壁はないので)

しかし、ウイルスはそもそもが「私たちの細胞に寄生している」ので、これを選択的に壊すことが難しい。抗菌薬は似たような構造の細菌を相手にとりあえず効果を発揮することがあるが、ウイルスの場合はウイルスごとに全く別の作用機序を持った個別の抗ウイルス薬が必要になる。

そういった背景もあって、抗生剤ほど積極的に使われないし、開発もされない。ウイルス自体が変容する性質が強いので、せっかく開発してもすぐに使えなくなる可能性すらある。

細菌・ウイルスに効果がある、は過信できない

つまり、例えば「細菌に効果がある」からといって、多くの場合「ウイルスにも効果がある」とは考えない方がいいのです。ウイルスにも効果がある場合、それは多くの生物にとっても効果がある=毒性がある可能性すらあるので、安易に飛び付かない方が安全だったりします。

コロナウイルス初期に、次亜塩素酸水の空間噴霧が話題となりました。根本的に「次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)」と「次亜塩素酸水(次亜塩素酸が溶けた水、一部は特定農薬)」が全く別物ではあるが混同されたことも大きな原因だったのですが、そもそもが次亜塩素酸についても知らないのに、人間が吸う空気に混ぜようという発想がかなり危険でした。

これに対して、急速に研究が進められており、生物への影響などがわかるようになってきました。同時にウイルスへの効果についてもわかってきているのですが、まだ確定的なことまでは言えない、というのが現状です。

ちなみに、野菜などの洗浄に次亜塩素酸水を利用すると殺菌効果があることはわかっています。高濃度の酸性電解水についてもウイルスの活性を抑える作用があるとされています。

空気中に散布してウイルスが不活化するかは、試験環境や試験方法にも差があり、確定的なことは言えません。

この辺りの次亜塩素酸水に関する情報は別にまとめました。大変でした。

次亜塩素酸水を使った商品の安全性を考える
コロナの影響で「アルコール消毒」の代替品が求められるようになりました。次亜塩素酸水が注目されているのですが、安全性もさることながら使い方が怪しいものが多く、記事としてまとめておくことにしました。

空気中のウイルス不活化は評価しにくい

とりあえず、次亜塩素酸水に関しては、厚生労働省も評価を据えおいたので、「仮に効果があるとしてもOKとは言い難い」状況にあると言えます。空気中のウイルス撃退というものは、つまり人体にも作用する可能性があり、簡単には評価し難いようです。

でも、空気中に作用することを謳っている空気清浄機はたくさんあるので、実際に商品の解説を読み解きながら、「本当にウイルス感染予防策として有効か」どうかを考えていきたいと思います。

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お勧めの感染予防できる空気清浄機

前置きがだいぶ長くなってしまいましたが、先に申し上げれば「マスクして手洗い、密を避ける」これに尽きると思います。

ただ、何かしらの打開策を打たないことには、一部の「人を集めないと商売にならない」人たちが困ると思うので、空気清浄機の販売促進も願って各メーカーの商品を紹介していきたいと思います。

ぶちくま
ぶちくま

人間に感染予防を期待しても、結局、個人の価値観によって感染予防が継続できないことはコロナ禍で実証されました。やはり、環境面からの対策を講じることが確実なような気がします。

プラズマクラスターイオンは有効か

プラズマクラスターといえばシャープですね。シャープのプラズマクラスターは、ついにコロナウイルスの減少効果を実証しました。

世界初、プラズマクラスターイオン(R) ※2技術が浮遊『コロナウイルス』を不活化

どんな実験をしたのか

この辺りはシャープさんの発表を読んできていただければいいかと思います。

https://corporate.jp.sharp/news/200907-a.html

信頼できる結果なの?

個人的には、実用面で「ウイルス感染が予防できるレベルか」というとなんともいえないところかな、という気はします。あくまでも、この研究結果だけを見たら、ということですが。

シャープの実験環境

この試験空間は約3Lということです。6畳の部屋でも概算2万リットルを超えるので、かなり狭い部屋になります。あくまでもプラズマクラスターの効果を測定するためのものなので、これでいいんだとは思いますが。

シャープのプラズマクラスターが有効に働いた

つまり、この実験結果から言えることは、「プラズマクラスターの濃度が異様に高い部屋の中で、30秒間をウイルス浮遊空間に照射できた時に感染する力が減弱した」ということです。

室内で誰かが会話をして、飛沫が他の人に付着するまでにプラズマクラスターが適切に照射されるのか、ということを考えると、「微妙じゃないか」という気はします。

ただ、ある程度限られた室内において、プラズマクラスターが照射されるだけでウイルスの効果が弱まる、ということ自体は有意義だと思います。

やっぱり、マスクを外して行動しなければいけない場所は存在しますし、空気清浄機は空気を巻き上げるため、なかなかウイルスを含んだ飛沫が降りてこない環境になりがちですから、滞空する飛沫に対する施策を空気清浄機がアプローチをかけてくれるのはありがたいと思います。

使用方法としては、会話のある室内環境の洗浄

基本的には、密の状態で会話をすれば感染経路は成立します。プラズマクラスターがどれだけ働こうが、十分な時間を照射できずに飛沫が他者に到達してしまえばNGです。

ただ、前述までの空気清浄機の機能として、意識的に対流を生み出して、感染を広げないための工夫としてはまず効果的です。飛沫をフィルターがキャッチしてくれます。さらに、プラズマクラスターの効果があれば、フィルターに捕捉したウイルスの感染価を下げてくれますし。

飲食店や歯科医などで、半個室空間での会話などを想定した場合は、各個室に用意しておき、飛沫が他の顧客に行かないように工夫しながら、個室内の空気洗浄という意味で使用する分には効果的かな、と思います。

ジアイーノは有効か

ジアイーノの新型コロナへの効果については以下のように言及されています。

ジアイーノは医療機器ではありません。従って法令(薬機法※1)により、新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザウイルスなど特定の菌・ウイルスに係る疾病予防や治療の効果については公表を差し控えております。
とは言え、その除菌効果もしくはその効果は、すでに、第三者機関で検証、実証されております。

https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/15275/~/%E3%80%90%E4%B8%80%E8%88%AC%E5%AE%B6%E5%BA%AD%E7%94%A8%E3%80%91%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%8A%B9%E6%9E%9C%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6

お茶を濁しているようではありますが、個人的には正しい回答だと思います。ただ、どうしても「除菌効果はあるんだぜ」ということは伝えたいという意図も見えて好意的にとらえています。

ただ、公式HPでも書いてある通り、ジアイーノは「空気清浄機」ではないので、今回のコンセプトからは外れるかもしれません。ただ、ジアイーノはいい製品です。

ジアイーノのウイルスへの効果

ジアイーノを使用した場合の細菌、ウイルスの減少

90%減少まで大体3時間くらいかかるので、こちらも「会話などの直接の飛沫交換」に関しては効果は発揮しないと考えていいと思います。やっぱりマスクって大事。

ただ、店舗や施設などで、頻回に消毒・除菌などの環境清拭を繰り返さないといけない昨今だからこそ、「つい吹き損ねた場所」や「なかなか手出しができない部分」なんかに対して、多少はウイルス減少効果が期待できるかもしれません。

どのシーンで使うと有効か

空気清浄機を使用するシーンを考えることで、使い勝手が向上するかもしれません。

睡眠の質を上げれば感染予防になるか

寝室で使用する場合の空気清浄機の考え方についてもまとめてみましたので、こちらもチェックしてみてください。

寝室用にベストサイズの空気清浄機が欲しい
寝室に空気清浄機を置く際に考えるべきことは全てここに置いておきました。

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