こちらは「とりあえずAppleWatchを買った、買い替えたけど、最新の機能ってどんなものがあるの?」と気になる方(私)のために、最新OS情報を「実際に使うとしたらこんな感じ」という視点で紐解いていくドキュメンタリーブログです。
https://www.apple.com/jp/watchos/watchos-preview/
Watch OS 10の新機能「何が変わるか」
まずは、Watch OS 10で実装された「これはみんなのためになる!」という機能を厳選してお届けします。
現在は噂段階やベータ機能の情報になり、実装される時は仕様が変わったりそもそも実装されない可能性もあります。
Watch OS 10:「NameDropのサポート」
「Watch OS 10」の新機能である「NameDrop」について紹介します。
NameDropの機能とは?
- NameDropは、デバイス同士を近づけるだけで、お互いに共有したい電話番号やEメールアドレスを瞬時に交換することができる機能です。
- iOS17で追加された「NameDrop」は、AirDropの新機能として、デバイス間の連絡先交換を容易にしました。watchOS10ベータ5から、この機能がApple Watchでも利用できるようになりました。
- iPhoneとApple WatchでNameDropを使用する場合は、iPhoneの上部とApple Watchのディスプレイを重ねる方法で操作します。また、Apple Watch同士の場合は、お互いのディスプレイを接触させることでNameDropを行うことができます。
過去のWatch OS更新情報
過去のWatch OSの変更点などをまとめています。Watch OSでできる意外なことなどを探す際にご活用ください。
Watch OS 9の概要
Watch OS 8の概要を簡単にまとめておきます。
- 新文字盤が追加
- ワークアウトの視認性が向上
- 睡眠アプリ:睡眠ステージの追加など
- 通知:バナー調整
- リマインダー
- カレンダー:Apple Watchでの作成/編集
- ホームアプリに対応
- 心電図アプリ:心房細動に対応(要確認)
- 服薬機能の追加
- QWERTYキーボードが日本語対応
新文字盤は何が変わる?
watchOS 9では 「ユーティリティ」 「シンプル」 「アクティビティアナログ」 などの文字盤に、新たに強化&現代化されたコンプリケーションが追加されます。
また、「モジュラー」 「モジュラーコンパクト」 「特大」 の背景色を編集できるになるみたいです。
集中モードを利用する場合にも、特定の文字盤に切り替わるように設定可能。集中力は自分で維持する工夫ができる時代となりました。
「ワークアウト」の変更点
AppleWatchがほしい、というかたは、程度の差はあれ「運動の習慣化」に興味があるはず。
AppleWatchではアクティビティをサポートする機能として「ワークアウト」を把握しやすいように改良されています。
心拍数範囲を把握できる

運動の際、セミプロレベルのアスリートであれば把握しておきたい「心拍数の範囲」がAppleWatchのワークアウトで簡単に把握できるようになります。
あらゆる運動をサポート
「ランニング」に関しては、どのスマートウォッチでも対応していることが多いのですが、Watch OS 9では「ラン」「スイム」「バイク」のトライアスロン競技に関しても「自動で切り替えて」対応してくれます。
ついでに、スイミングに関しては「キックボード」が登場予定。
「ヘルスケア」の変更点
運動と強く関連しているのが「健康」、つまりヘルスケアになります。
私自身は看護師だったので「ヘルスケア」とデバイスの融合的なものにすごく弱いのですが、AppleWatchはおそらく病院から支給されるレベルの普及を目指していると考えられます。
服薬機能ってどんな?
WatchOS側の機能としては、ちょっと高度なリマインダーくらいなものですが、これは「ヘルスケア」全体の機能で考えると、ものすごく画期的な機能になります。
とりあえず、WatchOSとiOSで服薬管理機能が追加されますが、まだまだ期待されるレベルのものではありません。
ただ、最終的にはお薬手帳のフォーマットをAppleが作ることで、処方箋からそのままヘルスケアアプリにデータを飛ばしてリマインダー及び服薬機能として利用できるようになります。
服薬機能は「共有」もできるようになっていて、これはつまるところ内服状況を医師や看護師が把握することも簡単にできるようになる、ということ。(内服忘れる人、わざと飲んでいない人には耳が痛いですが)
毎日の薬ぐらい忘れない、と思う方もいらっしゃると思いますが、自分の薬ってのは案外大丈夫なんです。ただ、子供の薬とかになるとよくわからなくなって、それが複数人になると、「誰に、どの薬?」って勘違いが起きることも。
睡眠スケジュールの管理/可視化
AppleWatchは常時、心拍数から体の動き、さらには酸素飽和度(SpO2)までモニターしています。これらのデータを利用して、睡眠の質を測定することができます。
実際に、睡眠の質を測るためには脳波データは必須ですが、日常的なモニタリングに脳波測定は現実的ではありません。脳波っていうと、ヘルメットみたいな装置を被るか、頭中に電極をつけないといけないので。
体動や酸素の値は、呼吸の深さや睡眠ステージの把握に役立ちます。点のデータとしては有用とは言えないものの、毎日継続したデータの積み重ねとなれば、毎日の微妙な違いから眠りの質を評価することは可能だと言えます。
ファミリー共有機能の変更点
ファミリー共有機能に関してはこちらのページにもまとめています。

Podcastが利用しやすく
WatchOSからPodcastが利用しやすくなります。「検索」や「今すぐ聴く」が利用でき、学習にも役立つコンテンツにアクセスしやすくなります。

学習は継続が鍵です。親が代わりに学習することはできませんが、学習環境を最適に整えることは親の務めだと言えます。
スマートホームにもアクセスできるように
日本のメーカーがそれほどHomekit対応製品に熱心ではないのでおすすめとまでは言えませんが、HomePodスピーカーや、Homekitに対応した家電の操作がAppleWatchからできるようになります。
スマートホームに関する記事はこちら。

HomeKitに関してはこちらの記事になります。

より操作性が高まる(アクセシビリティの改善)
クイックアクションや、障害があっても操作しやすい方法が工夫されたようです。
2021年のWatch OS 8の概要
- マインドフルネス機能の強化
- 睡眠追跡機能
- ワークアウトアプリの機能追加
- 集中モードの追加
- お気に入りの写真が活躍する「Portraits watch face」
- メッセージ機能も強化!
2020年のWatchOS 7
Watch OS 7は、おそらく2020年秋に投入されるであろうAppleWatch Series6に合わせて機能を盛り込んだOS ver.です。

全部読むのが面倒な方へ、一言で変化を表すなら「健康って大事」というアップデートになりました。革新的な機能はあまりなさそうですが、コロナにも対応したモデルとなりましたね。

文字盤のカスタマイズ機能
文字通り、Apple Watchの顔なわけですが。

AppleWatchがおしゃれなのかどうかさておき、AppleWatchが似合う人間になりたいと常々思っています。
文字盤のカスタマイズにより、さらにデザインを向上させ、見た目がよく、お洒落ハードルが上がる仕様となりましたことを報告します。
クロノグラフプロ
タキメーターまでカスタマイズ可能。タキメーターは文字盤の外周に設けられた目盛りのことで、ざっくり言えば時速を測ったりするのに使用します。

必要に応じて必要なタキメーターを
ちなみに、ナースウォッチには、外周に心拍数が書き込まれて、15ないし20回心拍を打った際のタキメーターを見ることで心拍数がわかるようになっているものがあります。

ということで、デザイン的な意味合いの方が大きそうなタキメーターですが、カスタマイズ可能となると使用方法が広がりそうですね。

看護師必携になりそうな機能だけど、腕につけると患者にぶつかったり感染源を増やすことになるから、なんだかんだ使わないんですよね。
自分に本当に必要な表示に絞る
デザイン性もあるのですが、先に述べたように、文字盤に表示させておきたい情報は人それぞれです。

最低限の情報に絞ることで、iPhoneを見る時間が減らせて生産性が向上した例もありますしね。(Apple Watchが欲しい理由参照)

仕事の時は必要なメールやリマインダーだけ表示、時間は適宜アラームで処理して、PC画面に向かう時間を1秒でも増やしたいと思いながら、なんやかんやTwitterチェックし始めてしまう悪い習慣が、断ち切れそうですね。

作った文字盤は共有できる
作った(カスタマイズした)文字盤は共有することも可能です。

メッセージ、Eメールでリンクを送る事で共有できます。
これは、アプリベンダーやディベロッパーが専用の構築をした文字盤をリリースすることもできますし、個人レベルで「かっこいい文字盤」を作って家族や知人と共有することもできます。
先に述べた「ナース専用文字盤」で仕事にも使いやすいフェースにしておいて、点滴の滴下計算(自分でやれ)や「瞳孔収縮のサイズ」チェックに使用しても良さそうですね。

これで、Apple Watchで血糖測定から心電図、動画撮影とリマインダー登録、看護記録作成と入院業務あたりをこなしてくれると、世の中の看護師はすごく助かりそうですけどね。

半分くらいはできそうだけど、Apple Watchでは解決できないものもあるね。
というわけで、専門職をサポートするために、ディベロッパーが文字盤をブラッシュアップしてくれるとありがたい、という話でした。

AppStoreでも探せる
AppStoreで「販売」なのか、「検索」なのかは分かりませんが、とりあえず、AppStoreでエディターがおすすめをリストアップしてくれるみたいです。
ショートカットをワンタップで呼び出す

文字盤ついでに、ショートカットが使えるようになりました。

HomePodを使って声だけで家電を動かせるようにするのにショートカットを使用しましたが、手元にあるAppleWatchで操作できれば、リモコン感覚で使えますね。

健康をサポートする
Apple Watchのテーマの一つに、「ヘルスケア」があります(たぶん)。

健康というキーワードは、人類で最も安定して稼げるジャンルとして名高いです。Appleが本気でとりにきているのは明白なので、機能更新は期待したいところです。
睡眠アプリ
当然、睡眠アプリをぶっ込んできましたね。
まだ、睡眠の改善というよりは「公式の睡眠トラッカー」くらいのものですが、不眠に悩まされる現代人は多く、日本人においては国民病と言ってもいいくらいです。
睡眠チャート

睡眠記録として最も妥当な睡眠チャートですが、これはおおよその睡眠時間を把握するものです。
こればかりはアプリをいじってみないとなんとも言えませんが、睡眠で大事なのは量より質なので、時間で一喜一憂することのないように気をつけたいものです。
睡眠をモニタリングする意味
AppleWatchの睡眠トラッキングは加速度センサーを利用しているようです。
先ほども書いたのですが、睡眠は「本人がよく眠れたかどうか」という、主観的なもの。浅い睡眠では体動回数が多くなる傾向にはありますが、この辺りはアプリが使われるごとにブラッシュアップされていくような気がします。

Appleは個人情報にうるさいのでデータ収集などは同意なく行わないと思いますが、Apple側で睡眠データを蓄積していきたい気持ちはあると思います。
睡眠トラック

ちなみに、比較すべき睡眠トラッカーや、睡眠トラックにも利用できるウェアラブル端末などの情報は別記事にあります。

睡眠習慣をショートカットに落とし込む
これはユーザーの設定次第ですが、Appleとしては、Homekit家電・照明・スピーカーあたりと連動して、瞑想・マインドフルネスなどの準備に活用してもらいたいようです。

「Hey,Siri、そろそろ寝る準備をするね」と声をかければ、照明は暗くなり、心地よい音楽がHomePodから流れ始めて、家の窓・ドアの鍵が施錠されて、カーテンは閉まる。こんな使い方に持っていきたいのだと思います。

そのためには、あまりにもHomekit対応製品が少ないのが現状ですけどね。

iPhoneで睡眠データを確認する
この辺りの一貫したUI設計は、流石のAppleですね。
手洗い補助


コロナウイルスの影響で、感染予防策が一般の人にも浸透してきました。

とはいえ、専門職でも正しくできないスタンダードプリコーション。AppleWatchというサポーターがいることで忘れずに、正しく行うことができます。
ちなみに、コロナウイルスの感染予防が広まってから、幸か不幸か、他の感染病が例年ほど流行しなくなっています。

これ、ちゃんと感染予防を意識することで、毎年多くの方が亡くなるインフルエンザなどにも効果があるという裏付けになると思います。
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、3月ごろから埼玉県内で他の感染症にかかった人が例年に比べて大きく減っていることが県衛生研究所(吉見町)のまとめで判明した。
https://mainichi.jp/articles/20200427/k00/00m/040/013000c
耳の健康を守る
Watch 6からノイズ対応はしていましたが、さらにWHOが定めたリスニング許容量に対応した「聴覚へのケア」をAppleが真剣に取り組み始めました。
Apple Watchでできる耳のケア
- リスニング許容量を超える場合、自動で音量調整
- dB表示
- 最大音量の設定
DRM音源のストリーミング再生に対応
WatchOS 7より、FairPlay(Appleのデジタル著作権管理)のサポートがDRM音源のストリーミング再生にも対応するとのこと。このことから、AppleWatchに最適化された音楽アプリが増えるのではないか、と考えられています。
フィットネスに活用する

睡眠に加えて、ヘルスケアで重要なのは「アクティビティ」であり、言い換えると運動です。
ワークアウトの追加
- ダンス
- 機能的筋力トレーニング
- コアトレーニング
- クールダウン
ワークアウトとして上記項目が追加されたそうです。
機能的筋力トレーニングとは
検索する場合は、ファンクショナルトレーニングの方がたくさん出てきます。
一般的な「筋トレ」と区別する場合もありますが、ファンクショナルトレーニング自体に明確な定義があるわけではないようです。
ただ、ゴリゴリと筋肉量を増やすだけの運動ではなく、「体を動かしやすくするためのトレーニング」のようです。
そのため、例えば高齢者が介護予防に行うような運動もファンクショナルトレーニングと行ってもいいし、軽めのアクティビティがファンクショナルな目的で行われれば、それもファンクショナルトレーニングであると言えます。
コアトレーニングとは
コアトレーニングとは身体のコア(核)となる脊柱(体幹)に近い部分から意識的、優先的に鍛えるトレーニング様式。インナー・マッスル・トレーニングともいう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/コアトレーニング
コアトレーニングは、わかりやすいですね。体幹のトレーニングです。
どのスポーツでも重要で、バランスをとったり、動作の補助をするためにも活用されます。インナーマッスルを鍛えることで怪我しにくくなり、とにかくいいことづくめです。

ただ、どんなトレーニングをしていいかがわかりづらく、必要量や適正量もわかりづらい。その点をAppleWatchがサポートしてくれるのはありがたいですね。
具体的に、AppleWatchが運動を支持してくれるかどうかは、対応するアプリ次第になりそうですけどね。サブスクリプションで儲かりそうな分野です。
現在のワークアウトリスト
意外とあってビビった。ので、手抜きにリスト化します。
- ウォーキング
- ランニング
- サイクリング
- エリプティカル
- ローイング
- ステアステッパー
- HIIT
- ハイキング
- ヨガ
- スイミング
- 車椅子
https://support.apple.com/ja-jp/HT207934
エリプティカルマシンってなんだ?
これでした。なんとなく、下半身を中心としたウォーキングに似たトレーニングですね。
高強度インターバルトレーニング (HIIT)
短時間の休憩 (リカバリータイム) を挟みながら、エクササイズを集中的に繰り返し行う場合は、「HIIT」を選択します。たとえば、45 秒間の縄跳びと 30 秒間の休憩を交互に繰り返します。
https://support.apple.com/ja-jp/HT207934#elliptical

私が最も嫌いなトレーニングですね。だらだらしたいタイプにはかなりしんどい。
だらだらするなと言われれば元も子もないのですが。
自転車用のマップ表示
自転車用のマップが表示できるようになります。アクティビティにマッチしたApple Watchにふさわしい機能更新です。
- 高度の変化
- 自転車レーン
- 渋滞表示
Siriのアップデート
前の記事でもそうでしたが、Siriあたりのアップデート内容で力尽きるみたいです。

翻訳対応
正確にいえば、SiriはiOS11から翻訳に対応しています。iOS12で日本語も対応しましたが、翻訳対象は英語・中国語に限られています。

大事なのは、これが腕時計でできるということ。つまり、近未来。
Siri翻訳の対応言語一覧
10か国語に対応しています。
- 英語
- 中国語
- スペイン語
- フランス語
- ドイツ語
- イタリア語
- アラビア語
- ロシア語
- ポルトガル語(ブラジル)
- 日本語
ただ、相互関係は不明。
Watch OS 7の互換性
- Series 3
- Series 4
- Series 5
サポート対象外となるSeries 1・2
AppleWatchの発売が、2015年のことなので、Apple Watchの賞味期限はメーカーとしては5年程度を想定しているということになりそうですね。
Apple Watch Series6はどうなる?
Series5の追加が昨日のことのようですが、2020年モデルとなるであろうSeries6の発売が、コロナの影響に揺れ動きながらも迫っている模様。

コメント
「apple アプリ アプリ コンプリケーション」に関する最新情報です。
Apple Watchの「天気」アプリのコンプリケーションに関するバグについてのサポート文書が公開されました。このバグは、watchOS 10以降のバージョンで継続しており、天気アプリのコンプリケーションが正しく表示されない問題が発生しています。Appleはこの問題の解決策として、iPhoneの設定をリセットする方法を提供しています。このバグに関する最新情報を受け取るために、公式サイトやTwitterなどをチェックすることが推奨されています。
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