先に、スマートウォッチをご紹介しましたが、最近ではこれをウェラブル端末のひとつとしているようです。
なので、少し、というかかなり手間ですが、ウェラブル端末についても少し調べておきました。本当に、面倒なのですけども。
ウェアラブル端末とは何か
そもそも、ウェアラブル端末について、どのくらいのことをご存知ですか?

あーあれあれ、最近みんな腕につけているスマートウォッチのことでしょ?
正解だけど、15点くらいの回答です。まずは80点くらいの知識を蓄えましょう。
ウェアラブルデバイスなどの意
ウェアラブルコンピュータ(wearable computer)とは、装着もしくは着用出来るコンピュータのこと。ラップトップやスマートフォンなど単に持ち運べるコンピュータとは異なり、主に衣服状や腕時計状で身につけたまま使えるものを指す。 ウェアラブルデバイス、ウェアラブル端末、ウェアラブル、ウェアラブル製品と呼ぶこともある。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ウェアラブルコンピュータ
ウェアラブル端末、といえばリストバンド型の「活動量計」しか検索に上がってこないけど、メガネ型の近未来的なものから、靴型とか色々あるのが特徴です。
端末の形状
端末の形状ごとに、どのような開発が進んでいるのかフォローしてみます。
リストバンド型
リストバンド型は、ほぼ「スマートウォッチ」か「活動量計」なのでここでは割愛します。
メガネ型
メガネ型は近未来的で大変に素晴らしいものですが、実用レベルではどうなんでしょうか。AR拡張や、マップが目の前に透けて浮かんでくるあの感じ、実現できるのでしょうか。
メガネスーパー b.g.

なんか、メガネスーパーが独自のウェアラブル端末を開発していました。

どうしても、アンドロイド型の鼻眼鏡にしか見えないんだよなぁ。

鼻パッド部分が大きくなったようにも見えるね
ただ、取り入れやすさでいえば一番現実とも言えるモデルだと思います(フォロー)。
Google Glass
まだまだ開発段階、といったところ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Google_Glass
製品テストが2012年に始まっていますから、7年ほど経過しています。この辺りは音声操作ができるようにならないことには始まらない、ということもあるので、そろそろ軌道に乗ってもいいんじゃないかとは思いますが。楽しみです。
- 2017年にグラス・エンタープライズ・エディションを発表
産業向けGoogle Glassの新モデル「Google Glass Enterprise Edition 2」を発表しました。単眼レンズの本体ユニットそのものの印象は前モデルから変わってはいませんが、プロセッサの強化やOSがAndroidになるなど、その中身は大きくアップデートされています。
https://japanese.engadget.com/2019/05/21/google-glass-enterprise-edition-2-os-android
かなり、近づいてきてはいますね。
Moverio BT-200AV
なんとなく、コレジャナイ感もあるのですが、どちらかというとメガネ風プロジェクターといったところでしょうか。
Recon Jet
一番、実用的な範囲で、しかも想像している世界に近いのが、Recon Jetでしょうか。
指輪型
スマートリングとも呼ばれています。
Smarty Ring
いわゆる、スマホの通知を端末のディスプレイに表示するというもの。着信も取れる、らしい。
他にも、NFCタグを利用するタイプのものや、指紋認証でロックするものや、なんだか色々ありましたが胡散臭いので紹介するのはやめておきます。
靴型
FUMM

KDDI(今度はまとも)が子ども用のシューズとして開発している(らしい)。「加速度」「気圧」「カラー」「感圧」のセンサーを仕込んでいて、Bluetoothでスマホなどの端末に情報を送る。動きに合わせて反応したり、地面の色を読み取って、遊びに使ったり、見守りグッズとしての展開を目指している(らしい)。
https://theguild.jp/archives/1165
ORPHE TRACK(CORE)
こちらは6軸モーションセンサー、気圧センサー、振動モーターを搭載し、運動解析などを目的とした「取り外し可能」な靴型デバイス。靴と一緒にORPHE COREが販売されています。
ウェアラブル端末の何を買うべきか
ウェアラブル端末、がいかに漠然とした概念であるかはご理解いただけたと思います。では、これから、少し現実的に、ウェアラブル端末として販売されている主力商品である「活動量計」と「スマートウォッチ」について説明していきたいと思います。
活動量計は買うべき?
先ほど、ウェアラブル端末のなかに「リストバンド型」というものがありました。実は、これのほとんどが「活動量計」としての役割を持つデバイスであることが多いです。
活動量計とは
本体のセンサーにより、装着している身体の動きや移動距離を測定することができる機器のことを言います。古くは万歩計から始まり、フィットネストラッカーとも言います。現在では、運動量から消費カロリーを計算したり、GPSを搭載し、マップと連動して活動の軌跡を記録したり、端末のセンサーの進化で心拍(脈拍)を測定して運動強度を調整することもできます。
「活動記録」にとどまらない活躍ぶり
さらに、必要な運動をアプリなどを通じて算定してオススメの運動プログラムを用意してくれるものや、「休息」にも目を向けて睡眠の質や改善方法を助言してくれる端末まで登場しています。
リストバンド型、だけでもない
主流は装着しやすく、かつ脈拍の取りやすいリストバンド型です。しかし、クリップタイプ(服に取り付ける)や胸部バンド型(心拍をモニタリングしやすい)もの、ポケットに入れるだけの簡易なタイプなど、様々な種類で展開しています。
スマートウォッチと活動量計の違い
健康を管理するスマートウォッチについては前回も記事にしたのですが、このスマートウォッチと活動量計の違いは何でしょうか。

時計に主軸を置くかどうか
実は、スマートウォッチと活動量計は、定義は異なれど突き進む方向が一緒であったため、現在はほぼ同様のものとして扱われています。スマートウォッチは、スマホのようにアプリを起動させたり、ディスプレイ表示させて操作したりすることができる「スマホのような腕時計」のことです。
フィットネスのサポートは活動量計
活動量計は先述の通り、健康管理のために運動をサポートするいわば健康器具です。しかし、当然、ストップウォッチやタイマーの機能は必要であり、時計機能がないはずもなく、これがリストバンドの形をしてディスプレイまでついているので、これはもうスマートウォッチみたいになってしまうんですね。
結論としてはどっちでもいい
なので、あえていうなら「腕時計型ディスプレイに主軸があればスマートウォッチ、運動用に開発されていればフィットネストラッカー」となります。当然、重なり合うところもあるので、フィットネストラッカーの機能を持ったスマートウォッチ、という商品もあってしかるべきです。
ウェアラブル端末の社会展開
ちなみに、ウェアラブル端末が社会に浸透すると、どんなことが起きるか、ご存知でしょうか?

便利になるだけなんじゃないの?
と、胡座をかいていると、ウェアラブル端末に寝首を掻かれますよ。
ウェアラブル端末に管理される社会
ウェアラブル端末は間違いなく普及しますが、例えばどんなふうに変化するのかというと、まず「あらゆる活動が記録されるようになる」ということが考えられます。
今回は、ほとんど健康面の記録しか考えていませんが、社会はあらゆるデータを欲しています。あなたの健康情報は当然のこと、これからは顧客との会話から音声データが拾い上げられて、視線の動きは解析され、あなたの行動は全てマップ上に軌跡を残していくことになります。
会社にはすこぶる居づらくなる
行動がデータ化される、というのは、管理者からすると大変にありがたい情報を手に入れることができます。つまり、あなた(というか私)が、いかに会社で働いていないかが筒抜けになってしまい、しかもそれが人事評価として妥当だと判断されてしまうのです。
人事はAI上司
AI上司は冗談ですが、人事権の大部分は、AIがあなたのデータ化された仕事ぶりを評価します。
表立って悪いことさえしてなければ、減給や解雇なんてことはない世の中でしたが、これからはAIがバッサリと切り捨てていきます。
必要な人材だけが会社(企業)の軸となり、ほどほどに仕事ができる人はフリーで働きながら興味のある分野の企業と連携したり一人で働いたりして必要分稼ぎ、仕事のできない(私のような)人間は、雇用保険が守ってくれる限りは「会社に在籍」はするものの、外部の人間に仕事を奪われて「必要分すら稼げない」ようになってきます。
ウェアラブル端末で仕事ぶりがデータになる
そんな中で、仕事ぶりをどう評価するかといえば、あなたが会社から持たされた「ウェアラブル端末」で、全ての仕事ぶりをデータ化されていきます。もちろん、仕事ができるあなたはより評価されるようになるので、安心してそのまま、働き続けてください。

しかし、私のような怠惰で大したスキルも資格も持っていない方は要注意です。
AIが評価するアルゴリズムは絶対
これまでは「あいつは人柄だけはいいからな」と恩赦を施してくれる優しい上司は引退しています。その時、私は初めて「あっ、俺って本当に仕事できないんだなな」と気付かされます。AIの評価は絶対的、とは限りませんが、少なからずあなたの仕事は今までよりも可視化されていきます。
人間が評価するよりも「平等」であるため、まともな会社であればAIの評価に人間の主観性を介入させるような仕組みは作りません。ただ、昔ながらの会社であれば、多少の容赦をしてくれそうですが。そういう会社に限って、「人の繋がりを大事にする」というのがただの馴れ合いになりがちなので、長く生き抜ける会社にはならなさそうです。
単一的ではなく交差的かつ階層的なデータがつくられる
例えば、「営業は歩いてなんぼ」とかいって万歩計だけ導入されれば、人間も隙をついて万歩計を犬にくくりつけて走らせたり、同僚のカバンに仕込んだりとズルすることばかり考えてイタチごっこの変革にしかなりません。しかし、ウェアラブル端末のもたらすデータはもっと複雑で、多角的といえます。
休みなく働くのは端末も一緒
なにせ、ウェアラブル端末はあなたと一緒に行動しながら、常にあなたの会社にデータを送り続けています。ズルがしづらい構造が出来上がり、可能な限りデータは公開されるようになるため、上司の目だけを気にしていればいい時代は終わりを告げます。
ウェアラブル端末対策は必須

、、、これ、何の話?
私が言いたいことは、つまり、「なるべく早いこと、ウェアラブル端末と仲良くなっておくべきである」ということです。敵を知り、味方を欺くことで、ようやくあなた(と私)は、このデータ社会をサバイヴできるようになる、というわけです。

何じゃそりゃ。
ウェアラブル端末のメーカー紹介
さて、壮大な長文でのお遊びはここまでにして、「実際に買うべきウェアラブル端末」について考えていきたいと思います。

まずは、どのようなメーカーが、どんな製品を出しているのか見ていきましょう。
ガーミン
主にアクションカメラやドライブレコーダー、ウェアラブル端末などの製品を開発をしていたが、自社の機能をフル活用できるウェアラブル端末にも力を入れています。

元々は、GPSを世界に広めようと意気込んだ二人の会社(GaryとMin)で、合わせてGarminとなったそうです。
ウェアラブル端末、というか活動系については以下の3種類で展開。プラスして、さらに上級の機能性を備えたものが「スマートウォッチ」として価格帯が変わってきます。
ガーミンが展開するウェアラブル端末
- vivofit:スタンダード
- vivosmart:スマホとの連携
- Vivosport:スポーツ特化
- Vivomove:スタンダードな「スマートウォッチ」
- vivoactive:スポーツ特化の「スマートウォッチ」
Vivofit
- 常時表示
- バッテリー寿命約1年
- ステップ数、距離、消費カロリーを記録
- 睡眠をモニタリング
- 水泳OK
- アクティビティ記録の共有可能
- スポーツ自動検出
https://www.garmin.co.jp/mobile/products/intosports/vivofit-4-black
vivofit解説
Vivofitは一言で表現するなら、「シンプルでサポーティブなアクティビティレコーダー」です。とりあえず、買ってみる、が可能なリーズナブルな価格帯、かつガーミンの技術は必要十分に詰め込まれて、「とりあえずやりたいことはできそう」な活動量計です。
Vivosmart
- 光学式心拍計測
- 1日のストレス計測
- 最大酸素摂取量
- Body Batteryエネルギーモニター
- アクティビティごとの専用アクティビティタイマー
- レム睡眠計測
- 通知連動
- 最大7日間使用できるバッテリー稼働
- 水泳OK!
https://www.garmin.co.jp/mobile/products/intosports/vivosmart-4-black-r
vivosportの一言補足
ほんで、これからの活動量計には是非とも導入させたい、というか必須なスマホとの連動を強化したモデル。
あくまでもリストバンド型にこだわりたい、つけ心地は軽いほうがいい、という方は是非vivosmartを第一候補にあげてもらいたい。逆に、「もう、スマートウォッチでいいんじゃね」と感じてくるのもこの辺りから。
vivosport Slate
- 複数GPSで正確に捕捉。
- フィットネスモニタリングツールを搭載
- ストレス記録
- 常時点灯
- 通知、音楽操作などのスマホ操作もできる
- スマートウォッチモードで最大7日間、GPSモードは最大8時間バッテリーが持つ
https://www.garmin.co.jp/mobile/products/intosports/vivosport-slate
vivosmartの魅力
ガーミンのアクティビティトラッカー(活動量計)としては最高峰に位置付けられるモデル。
なんども言うが、じゃあスマートウォッチでよくね、となるが値段を見ると尻込みをする難しいライン。GPSを搭載し、音楽も操作したい、というスマートウォッチ的な使い方まで望む方、かつ3万円は絶対に出さないという方にはオススメしたい。
Fitbit
先のGarminと「活動量計業界」の人気を二分している片割れでもあるFitbitをご紹介。
どんな会社(メーカー)
もう、名前にFitを出しているあたりで御察しの通り、かなり「フィットネス」に特化した商品を提供してくれています。
早くから、センサー・ワイヤレス技術を健康分野に活用しようと動き始めたEricとJamesの二人が立ち上げた会社。本社はサンフランシスコにあり、日本には東京の渋谷に支社を展開しています。
https://www.fitbit.com/jp/about

特にこだわりがないようであれば、FitbitかGarminか二択で選べば間違いはありません。
Fitbitが得意なこと
アプリが秀逸

これは私もレビューを見て察するしかないのですが、Fitbitのアプリは大変使いやすいようです。

アプリの土台が整っていれば、、将来的に新商品に買い換えていっても、データを活用して長く使い続けていけるから魅力的なポイントではあるよね。

Apple純正の「Healthケア」アプリよりも、デザインがまとまっているし、使い勝手にもこだわっているのがわかるよね
先ほども触れましたが、日本に支社を置いて言語的なサポート体制も整っているので、安心して使い続けられると思います。
Fitbit Inspire
個人的には一番お勧めできる活動量計。シンプルで飽きのこないデザインに、先に述べたように「アプリ」がしっかりしているから、使い勝手がいいのはもちろんのこと、活動量計に求められる機能はしっかり押さえてくれている。
Fitbit Inspireでできること
- 1日のアクティビティを記録
- 睡眠の記録に対応
- エクササイズ自動認識
- 運動リマインダー
- 消費カロリー計算
- 水泳に対応できる防水性
- 5日間のバッテリー駆動
- 心拍モニタリング可能(HRのみ)
Fitbit Charge 3
スマートウォッチに近い活動量計。というか、もう差別化できないくらい定義も曖昧なんだけども。私としては、活動量計はあくまでもレコーダーで、操作などは行わないものだと定義づけています。

なのですが、このFitbitは、FitbitPayでお買い物ができたり、スマホのアプリのちょっとした操作を行えたりと、「これもうスマートウォッチじゃん」という機能性を発揮しています。
それなのに、ある程度価格を抑えて、水泳なんかにも対応しているのはすごいね(安くはない)。
タニタ
タニタと聞けば、「食堂」と体重計ですが、いずれにせよ健康志向が高めのパワーワードです。
タニタが展開する「カロリズム」は、時代から取り残されたようなデザインですが、「ポケベル世代」には何となくグッとくるものがありますね。
タニタ(TANITA)カロリズム AM-161
アプリも少し前時代的な感じがしますが、平成を生きてきた方には馴染みのあるデザインとも言えます。

というか、安すぎませんか?
SONY
ウェアラブルで検索していたりするのですが、そういえばSONYにはウェアラブルスピーカーがありましたね。過去に記事を書いてますのでこちらもよろしくどうぞ。
SONY SWR30

ソニーの順当なウェアラブル端末(活動量計)です。さすがソニーと言わざるを得ない用意周到に機能面を押さえてきたモデル。故に、あえて特筆すべき点もないので全く筆がのらないという。

防水もあるし、電話もできるし、デザインもまずまず。言うことなしは褒め言葉だけど、ブロガーゴロシでもあるよね。

個人的には、ソニー製ならwenaブランドの方が面白いのでそちらも是非、チェックしてみてください!

Wena Nervは、もう少しエヴァ熱が高い時だったら即買いだったね。
ポラール(POLAR)
ポラールも存じない会社だったのですが、HPを見たところ、(作り込みは割と丁寧なのに)何となく翻訳とフォントに違和感を感じ、「中国か?」と念のため調べてみました。
Finlandに1977年に誕生したメーカーでした。なんか、すいませんでした。
なんか、そうなると途端に気になる、ポラールから感じる、運動に関する「ガチ」な姿勢。
A370
アクティブトラッカーとしては最高峰の質と、サポートを誇る。ですが、高い。高いよ。逆に、安くなってたら買いの一品です。
Mio Slice
公式のメーカー情報が404エラーを起こし、FacebookもTwitterも公式アカウントにつながらないという。何といっていいかわからないが、商品だけはしっかりと販売され続けているという。
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