こどもが生まれることだし、空気清浄機について調べていたのおりました。
「DAIKIN最高やでーぐへへ」とよだれを垂らしながら喜んでおったのですが、新モデルの発表がまだということもあってややしり込みしておったそうな。
そんな最中、買う直前になって「某掲示板」で「ブルーエア以外に人権なし」とまで言われる製品があるとのことで調査してみました。
ブルーエアとは
スウェーデンの空調メーカー。スウェーデンというだけで、圧倒的なデザインの優位性がある。北欧ということで、なんとなく空調も凄そう。
北欧デザインが正義
日本人はとかく北欧デザインに弱いところがあって、「本当にそれデザイン性高いの?」というものまで、北欧製だからとオサレの烙印が押されるほど、日本人はとにかく北欧好き。
かくいうぶちくまも、家づくりをする際には意識したわけじゃないけど、ナチュラルな素材を取り入れようとするたびに、
いやぁ、北欧系ですねぇ
などと、にやにやされる始末。
意識しているわけじゃないから、どちらかというとディスられているのかと思っているのだけど。日本人にとって北欧気取るのはセンスの表れです。そう言い聞かせてる。
さらに言えば、ぶちくまは無類の白熊好きだし、野生のシロクマがちゃんと北欧に生息しているかはしらない。
まぁ、とにかくその北欧初のオサレ家電メーカーが日本に殴り込みをかけて4,5年。
国産メーカーよりシンプルに質がいい
日本もかつては高い技術と、頑固な職人と、もったいない精神で長く使えるものを作り続けてきた国だと思っていたのだけど、ビジネスがへたくそな癖に手広くやろうとするから、結果として「シンプルに使えるものを」見失って、様々な家電シェアを他国に取られる始末。
ブルーエアHPには、「北欧のモノづくりで重要な“いいものを長く使う”という発想に基づいて設計」されているブルーエアの製品なのだけど、
それ、もともと職人気質の日本のウリなのでは?
とは思う。
故に、日本人本来のニーズとマッチしているのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
もう機能も価格も詰め込まれた製品はいらない
日本のメーカーは、とかく開発した機能を使いたいもんだから「いろいろもりもり」機種をフラッグシップモデルとして売り出す。
消費者も「いろんな機能がついているからいいもの」という意識が根強かったところもある。仕方がないのかもしれない。
それで「機能もりもり合戦」を国内で繰り広げて内輪でつぶしあっているうちに、海外の「シンプルで安いもの」「単機能で高いのにとにかくいいもの」、に負けるようになってしまったんですね。
ただ、昨今は我々も、「それ、本当にいるの?」という疑問をもって選別できる消費者も増えています。
ある種の知識層が、知らぬ海外製であっても以前よりも安心して購入して「これまじでいーぜ」と拡散します。
さらには一部購入者のレビューが一つのウェーブとなって、こうやってバカ売れする製品も出てくるわけですね。
いや、知らんけども。
ちょっと長くなったのでまとめると、
ブルーエアのデザイン性
とにかく、空気清浄機能だけはどこにも負けないといった気迫がみられるBlueairです。
最新「Protect」は家電っぽさが強まる
ブルーエアの最新の技術が詰め込まれた空気清浄機であるProtectは、ある意味ではブルーエアらしくない、最新テクノロジーが詰め込まれたモデルで、デザインもちょっと寄せてきています。
Classic=Blueairの空気清浄機
基本の「Classic」は、シンプルなスタイルで価格はシンプルではない「Blueairといえばまずはこれ買っとけ」という製品です。リビング向けです。
BluePureは小型でポップ
また、ポップなデザインで個室や寝室に添えておくと、「随分大きな水筒を買いましたね」と言われるのが、「Blue by Blueair のBlue Pure」になります。
まずはこの2つの製品をしっかり比較するといいかと思います。
寝室に置くならBluePure
我が家としては、「リビングでパワフルに稼働する空気清浄機」よりも、まずはお試しで「寝室で空気清浄機を使用して睡眠の質を高める」という視点で空気清浄機の導入を考えてみることにしました。注意点などもまとめていますのでこちらもぜひ。
また、BlueAirの小型機についての情報をまとめたページもあります。
ブルーピュアとクラシックの違いがわかる比較表
Blue PureとClassicの代表的なモデルを比較してみます。
製品名 | Blue by Blueair Blue Pure221 パーティクル 200168 | Blueair Classic 280i |
フィルター種類 | 独自フィルタ(ウイルスレベルの 0.1μm の微細な粒子も除去) | HEPA |
最大適用床面積 | 47 畳 | 25 畳 |
HEPA Silent Technology | なし | あり |
フィルター寿命 | 0.5 年 | 0.5 年 |
騒音値 | 55 db | 56 db |
PM2.5対応 | ○ | ○ |
PM2.5除去率 | – | 0.1μmの微粒子も99.97%除去 |
対応センサー | なし | ニオイセンサー/ホコリセンサー/温度センサー/湿度センサー |
WiFi接続/アプリ利用 | なし | あり |
幅x高さx奥行 | 330x522x330 mm | 440x530x210 mm |
重さ | 7 kg | 10 kg |
ブルーピュアの方がコンパクトで使い勝手は良さそうだけど、やはり空気清浄機の機能としてはClassicがベストバイだろうね。
Blueair Classicのいいところ
3シリーズ展開していますが、基本的には大きさ(とお値段)の違い。使用する部屋を考えてサイズを選ぶだけで大丈夫です。
- 「680i」(推奨フロア面積:~44畳) 130,000円
- 「480i」(同:~24畳) 90,000円
- 「280i」(同:~16畳) 70,000円
悩む必要がないというのはいいのですが、悩まなきゃいけないくらいの値段ではある。
クラシックはこんな方にお勧め
価格面さえ折り合いがつけば一番いい機種ですね。もちろん、欲しいよね。欲しいけどね、やっぱり折り合いなんかつかないよね。
ブルーピュアをお勧めしたい方
こちらの方が、わたしなんかはちょうどいいのかもしれない。
Blueairのレビューが気になるので調べる
やはり気になるのがレビューや口コミですね。実際に使用してみるのが一番なのですが、わたしの家の近くではまだBlueairに出会えていないんです。
クラシックの気になる口コミ
前モデルの450Eと比べて、以下の点が改悪されてしまっています。
・フィルター交換扉が背面に変更され、掃除やフィルター交換の際に、いちいち重たい本体を裏返す必要がある。(相変わらずキャスター無し)
・液晶がなくなり、現在の動作状況がわかりづらくなった。
・シンプルなボタンだけの見た目になったが、そのボタンがカバーで隠れており、分かりづらい上に押しづらい。
・リモコンがなくなった。
もちろん、素敵なレビューもありました。
初めてレビューに書こうという気持ちになった製品です。
鼻炎歴20年以上になりますが、朝起きて普通に呼吸が出来るようになったのには、大変驚きました。
以前の450Eは知りませんので、その比較は私には分かりませんが、本当に朝起きてこんなに楽な日が来るとは思いもしませんでした。
ブルーピュアはやっぱり空気清浄機の評判が気になる
空気清浄機は部屋を占領してしまうので、小さく更に高性能を求めたい方にはうってつけの商品です。
ブルーエアの割にフィルターが安いのも特徴で更に消臭の活性炭層までついています。
普段は1で使用すればいいのですが2-3のパワーが少し音が大きいので4つ星とさせていただきました。
フィルターが安いのはとても魅力的ですね。ブルーエアの場合、やはりランニングコストが心配になってしまいますね。
弱中強の切り替えができるが、弱と中の差が激しすぎる上に弱だとまったく吸わないのに中で一気に風量が上がるため騒音もひどいことになります。
BlueAirの機能を紐解く
Blueairについてみていきましたが、「この値段帯まで許容するなら、他のメーカーにはもっといい機種があるんじゃないか」と思いませんか?
わたしはこれほど巨大な額を動かしたことは一度もないので、もう少し慎重に調べてみます。
空気清浄機に加湿機能はいるの?
そもそもの論点がここなんですね。
日本のハイグレード機種には、とりあえず加湿機能も付けているのだけど、実はこの機能がついているがために、本来の「空気をきれいにする」という作用が逆に薄まってしまう、、、
という、ストレートが得意なピッチャーがカーブを覚えようとしたら肘を壊した、みたいなことになっているのです。
?
加湿用の水は汚染しやすい
どういうことか説明しますと、加湿機能を付けると、その加湿するための水が必要になります。
その水だって、放っておけば汚れますし、腐りますし、カビます。 そこにカビだのなんだの汚いものが繁殖するわけですよ。
それを空気清浄機の風に乗せてしまったら、ただ汚い空気をまき散らしているだけになってしまうわけですね。
だから、加湿機能を清潔に使用するために、本来不必要であったメンテナンスを要求されることになります。
そして、これが意外と骨が折れる。
せっかくメンテナンスいらずの構成にしたところで、この加湿機能を付けてしまうがために、面倒なお掃除の手間が生まれてしまうわけです。
加湿機能つき空気清浄機のことなら
日本のメーカーは加湿機能をつけがちですが、割と理にかなっている加湿器一体型空気清浄機。ただ、結論としては必要なら加湿器買えばいいということにはなるのですが、最新の情報が欲しい場合はこちらもご参照ください。
DAIKINとの比較〜多機能にも意味はある〜
特に、先日紹介したDAIKIN製品は、せっかくフィルター交換不要だったり、電気集塵でフィルター機能を長持ちさせたりと、空気清浄機のメンテナンスを簡潔にしているにもかかわらず、この加湿機能のために「付け置き洗い」という手間がかかるようになっています。
これは面倒だよね。
つまり、空気清浄機に無理やり加湿機能を付けるよりは、メンテナンスのしやすい、「加湿器」を別途用意したほうが楽だったりする、ということです。
そもそも、家を建てた立場からすると、無駄な湿気は家の寿命を縮めるだけなんだけどね。
加湿機能も便利なんだけど
もちろん、メーカーだって全くいらない機能のために単価を上げてまでそんな機能を搭載しているわけではありません。
空気清浄機に加湿機能をつけるメリット
- 空気中の水分に微粒子が吸い付いてゴミがまとまってくれる
- 乾燥した空気だとのどを痛めやすいし、インフルエンザ予防にも湿度管理が重要
- 加湿器のメンテナンスも結局必要になる(一台分のメンテナンスでいい)
- コンパクトに収まる
なので、加湿機能がすべて害悪か、というとそうでもないことも、私は承知せねばなるまい。
高性能フィルターは高性能であるほどつまりやすいという矛盾
そもそも、DAIKIN、パナソニック、シャープあたりが10年寿命のHEPAフィルターを搭載しているけど、これって本当に10年持つの、っていう話ですよね。
いや、きっと持つとは思うんですよ。でも、それはそこに存在するっていうイデアとかそういう哲学的な話であって、我々はそんな話をしたいわけではない。
当初予定していた機能が保たれているかっていうと、当然そういうわけではないはずです。
フィルターは、詰まるもの
DAIKINの電気集塵も、フィルターが詰まることを想定してそんな機能を開発したわけですから、使用すればするほど、あるいはフィルターが高性能であればあるほど、フィルターは詰まっていくはずです。
10年間、使用することはできても、その機能は最初の数年間で半減している可能性だってあるってことだよね。。。
高性能フィルターっていうのはそういうものなんだ、って割り切って、フィルターを交換できる形になっているほうが、ある意味では親切なのかもしれません。
フィルター交換方式が清潔
ブルーエアの製品は、半年寿命の高性能フィルターを交換していくスタイルです。だから、空気をきれいにする、という機能は保たれるわけです。
もちろん、その分維持費もかかってくるわけですが。
ブルーエアの維持費について
フィルターを交換したほうがいい、ということはわかりましたが、我々が問題とするのは「いくらかかるのか」ということです。
フィルター交換は10,000円を覚悟する
Blue Pureは少し安くすみますが、Classicになると半年交換で、一回5000円~8000円くらいします。
つまり12,000円/年くらいはするわけですね。
10年で12万円ですから、その間にDAIKINの空気清浄機が3回買い替えられるということになりますね。
ただ、フィルターを替えるだけなのでメンテナンスは簡単ですし、空気清浄自体の能力はシンプルなので、そうそう壊れなさそうです。
なにより、フィルターが毎年きれいになるのですから、気持ちの面でもさっぱりしますしね。
♪
Blueairと他のメーカーの空気清浄機を比較する
じゃあ、ブルーエア的な、ほかの製品ってどうなの
この、加湿はしないで、フィルターは交換していく、というスタイルは、バルミューダ、CADO、Dysonも取り入れていますね。
バルミューダ AirEngine
バルミューダのデザインはずるい
デザインはかなりすっきりしています。そして、そのデザインが活かされた、というか理由のある洗練した形になっています。
気流のつくりかたが特殊で、周囲の空気を巻き込んで吸入し、上部に排気します。イメージデザインがかっこよす。
The Pureが新登場
デザインはさらに洗練されて、シンプルではありながら存在感のある、書いていて矛盾しかないのにそれが共存するバルミューダらしい仕上がりになっています。
花粉など微細なゴミをしっかりキャッチ
花粉にも強いとのことで、最大風量は6.0m3/分となっていますが、数値以上の効果を特殊な気流によって生み出しています。
あと、フィルターも特殊で酵素フィルターを360°に張り巡らしており、キャッチした微生物・微粒子を分解し不活化するとのこと。
やばい、素敵すぎる。
個人的には、本当に効果があるのかわからないイオン系よりも酵素のほうが信用なる。信用なるけど、いつまで有用かはしらん。
ちなみに酵素フィルターはおおむね10,000円程度するので、1年間1回なので、こちらも10年使うとメンテナンスで10万円くらい。
機種代が5万円くらいするから、こちらもコストはそれなりにしますね。
cado 【カドー】AP-C200
これも掲示板では人気だったりする。通称「灰皿」。
灰皿フォルムが愛おしい
その形状もさることながら、部屋の中央に置くスタイルなので、まさに灰皿的レイアウトが確立されております。
そのゆるぎなき灰皿的フォルムは、やはり灰皿らしく全方位吸気に上方排気というバルミューダスタイルの
超高性能な灰皿です。
バルミューダと違うのは、酵素ではなく光触媒でフィルターを自己再生できます。
さらに、プレミアムモデルとしてステンレスの輝きが際立つ立派な灰皿は3年間保証に延長できます。
LEDの輝きは割とセンシティブで、ぼんやりと闇夜に浮かぶその姿はまさに月光に浮かぶ灰皿そのもの。
フィルターはやっぱり8000円くらいする高級灰皿でした。
さすがにしつこいね。
前の記事でも書いたけど、個人的にはどれだけ揶揄されてようがデザインは秀逸、最高にクール。
ただし、残念なことに機能的な面ではいまいち一歩踏みでてこない感じが器用貧乏。
Dyson pure cool
お掃除メーカーダイソンの空気清浄機です。
空気清浄機の性能としては及第点
お掃除メーカーらしく、吸排気とフィルターはお手のものというところで、PM0.1レベルの微粒子もとらえて離さない変態気質。
ほぼ扇風機なので、空気循環はかなり強い。デザインはさすがダイソンといった形状、個人的には別に好きではないが。12時間稼働で1年ごとの交換が目安となっています。(7000円/年)
個人的には、小型の温風も出るタイプが欲しいと思っています。あくまでも温風器としてね。
でも、やっぱり扇風機
家を建てたときに、浴室乾燥機をつけるかどうか悩んでいたんですけど、壊れると厄介な代物を付けるよりは、壊れてもいい小型の暖房器具を脱衣所に置いたほうがいろいろと利回りがよさそうだということで、dyson製品をしばらく眺めていたところです。
別に、アプリとの連動とかはいらないんですけどね。
商品名の通り、これはあくまでも「空気清浄機能付きファン」なので、扇風機のくくりです。
その割には、清浄機のクオリティは比較的良い、というくらいなもので。
ブルーエア、買う?
本当に好みの問題なような気がします。
- 空気清浄機能、本当に、必要?
- 無菌室みたいな部屋、いる?
- 田舎ならいらないんじゃね?
- 1万円でシャープでよくね?
- カタログスペックでDAIKINでよくね?
湧き上がる疑問に打ち勝てれば、晴れてあなたも北欧家電に囲まれる生活を手にすることができます。
Blueairのようなフィルター交換の必要な空気清浄機のまとめ
おすすめしたものまとめ
色々と文中にお薦めなどを書きましたが、だいたいこういうものはひとつも頭に残っていないものです。ここにまとめておきますので、興味のあるものだけピックアップしてみてください。
おすすめの商品まとめ
Blueair Classic
Blueair Protect
Blueair Pure
おすすめの記事まとめ
Blueair Protectについて
ハイスペックでも購入できる懐の深さに定評のある方には、Blueair Protectがおすすめ。私も買えるものなら何も考えずにBlueAir Protectが欲しいですよ。
国内有名メーカー産の空気清浄機と比較したい場合はこちらの記事もどうぞ。
寝室などで使いたいBlueair
寝室利用の空気清浄機の中でも、Blueairの小型機が気になるという方はこちらの記事をどうぞ。
車載用空気清浄機をお探しなら
ちょっと趣向は変わりますが、車載用の空気清浄機についての情報もまとめています。
コメント
「かわいい かわいい 北欧 ライト」に関する最新情報です。
デンマークのデザインブランド「ローゼンダール社 コペンハーゲン」から発売されるソーラー充電可能なポータブル照明「ソフトスポットソーラー サーキュラー」が紹介されました。このかわいいランタン型の照明は持ち運びが簡単で、キャンプや防災グッズとしてもおすすめです。リサイクルプラスチックを使用し、ランプの寿命が尽きた後もパーツを分解・リサイクルできる設計となっています。さらに、USB Type-Cケーブルでの充電も可能です。価格は13,200円からで、サイズはS/Mの2種類が用意されています。
https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/1575596.html
「中国 2兆 車載」に関する最新情報です。
中国の3つの企業がBMWの車載バッテリー生産において約2兆円の受注を獲得した。注目されているのは、新興企業であるSVOLTの最新技術である。SVOLTは中国の車載用バッテリーメーカーであり、BMWとの契約により、90GWhのバッテリー生産を担当する。他の2社も合わせて70GWhのバッテリー生産を担当する。この受注額は、中国の車載電池業界の競争が激化していることを示している。
https://news.google.com/rss/articles/CBMiF2h0dHBzOi8vMzZrci5qcC8yNTg1MDgv0gEA?oc=5