このページでは、持ち運び可能なサイズの暖房器具を探している私が、「これだったら買ってもいいかな」と妻にお願いするまでの思考過程を文章化しているページです。

また、無駄遣いするつもり?
なぜ、小型暖房が必要なのか
まずは、必要性について考えていきます。
使用を想定するシチュエーション
当方、新潟に家を構える30代男性(妻子あり)です。
リビングは、温水ルームヒーターという、冬でも小春日和を満喫できるなかなかに素晴らしい暖房器具を設置しているのですが、リビング以外の部屋が、とにかく寒いのです。

どの部屋も、エアコンはあるから暖房としては十分なんだけど、この、春先の寒さや秋口の朝、少し部屋や体を温めたい、というときに使えるくらいの、「さっと取り出せて、どの部屋にも持ち運び可能な、できれば電源もモバイルバッテリーからとって、急なキャンプ(ない)やまさかの北国出張(ない)があったときに、一緒に持っていけるものが欲しいのです。
というわけで、このページでは以下の条件に当てはまる暖房を探します。
記事を書くまでは、卓上に置くハロゲンヒーター的なものを想像していたのですが、そう言えば電気あんか(古い)的なものから、ストール的なかけるもの、いっそ腹巻のように着れるものもありかな、とは思っています。
暖房の形態を考える
まずは、どんな商品がいいのか、考えていきます。数分で、以下の暖房器具が抽出されました。多くね?
モバイルサイズに収まる暖房器具の一例
- ストール型
- ホッカイロ型
- 腹巻型
- ジャケット型
- ボックス型
- スリッパ型
- マフラー型
- 手袋型
- アイウォーマー
- シューズカバー
- インナータイプ
- ネックウォーマー
- デスクヒーター
まじで、無限大にあります。電気消費量は多いのですが、発熱する機構自体は作りやすいので、形態で差別化されてきているのですね、この業界。

いろんな種類がありますが、後述する低温火傷の可能性を考えると、着衣するものの場合は、必ず肌着や一枚タオルを挟んだくらいで使用できるものがいいですね。
モバイル暖房に求めるサイズ感
先ほども説明しましたが、あくまでも今回探したいのは「モバイル」需要です。さっと検索してみましたが、すでに有象無象としていたので、私のようなガジェット無駄遣い野郎には楽しいのですが、ただ買い物したいだけの人には悩みどころの多い商品でもあるようです。

小型暖房器具なんて、チープなガジェットにはなると思いますが、今回は中国製のメーカーなんかも手にとって人柱にでもなろうかとは思っています。
小さな部屋に使いたい場合
小型の部屋を温めたいときに使用する暖房に関しては、「浴室・脱衣所のためのセラミックファンヒーター」という記事が役に立つと思います。

大きな部屋を温める暖房
これは、普通にエアコンでいいかと思います。ズバ暖で新潟の冬が過ごせるか、という記事や、先の温水ルームヒーターの記事が役立つと思います。

ヒーターもモバイルする時代
実際のところ、持ち運びも可能なレベルでヒーターのような電気量をバカグイする家電が稼働できるのか。
局所使用なら長時間化
まず、ヒーターを内蔵したものを直接身に付けるものの場合は、温めに必要な温度はそれほど高温ではなく、かつ範囲も狭いので長時間使用できるものが多いですね。

だいたい半日(6~8時間)は使用できるものが多いね!
ただ、使用頻度次第では、すぐにバッテリーがヘタって、数時間程度の仕様になる可能性があるので注意が必要。
USB直電は端末側の負荷に注意
個人的には、USBから電源が取れれば、モバイルする必要もないかな、とは考えているのですが、PCやスマホ用のモバイルバッテリーから電源を取る場合は、注意。

端末のバッテリーへの負荷が心配されるので、パソコンとか高額の製品から電源を取る場合はコスパが悪くなるね。

仮に故障しても、電源を取るための電源供給側の機器に対する保証はないからね。
電源を大型バッテリーから取るという手も
キャンプなど、超アクティブに外で使用したい場合は、蓄電池レベルの大型バッテリーから普通にAC電源を取るという手もありますし、そちらの方がコンセントに縛られずに、ヒーターを選べるので、ありかな、と考えているところです。

大型バッテリーは、普通のコンセントが2口くらいついているものを一台は持っておくと、防災にも役立つからお勧めですね!

暖房で気になる安全性
少し、声を大きくして言いますが、こういった小型暖房器具は、消費電力はそれほど大きくありませんが、侮るなかれ。結構、危険です。
低温火傷の可能性
そう言えば、私は看護師でした。看護師視点で、どんな器具を選ぶべきかを考えていきます。
低温火傷とは
入院患者さんでも寒がりな方が多いので、自前の電気毛布やらホットパックやら何から何まで持ってこられる方がいます。どんな製品であれ、低温火傷のリスクについては知っておくべきかな、と思います。
皮膚に高温が作用して起こるやけどのうち、比較的低い温度(約40~50℃)で生じるものを「低温やけど」といいます。これは、短時間の接触では問題とならない程度の温度が、長時間にわたって接触部分に作用することにより生じます。
https://www.saiseikai.or.jp/medical/column/low_temperature_burns/
そう言えば、患者さんの家族が、寒そうだからっつって、家族の背中に仕込んだホッカイロで皮膚が炎症・壊死した患者さんもいたらしいね。
高齢者ほど注意が必要
低温火傷は、本当に気をつけた方がいいですね。特に、高齢者。
高齢者はもともと傷が治りづらい上に、皮膚が薄いために低温火傷で皮下組織の深部まで火傷が広がりやすい。
さらに、本人は、皮膚感覚が鈍化しているので、もともと気付きづらい低温火傷に全く気づかずに、壊死レベルまで重症化させるケースがある、らしい。
バッテリー関連の事故
加えて、モバイルバッテリー関連は「爆発」や「高熱化」しやすく、安全性については注意が必要です。
バッテリーの安全性については、Dysonのバッテリーを交換した際に、純正じゃないやつを使っていいのか、的なことを書いた記事に詳細を記したので、そちらも参考にしてみてください。

今、欲しいモバイル暖房器具ランキング
あくまでも、私が欲しいもの、ですが。購入したらレビューを追記していく形になります。
ミニセラミックファンヒーター
一番、ヒーターとして想像がつきやすいファンヒータータイプのものからピックアップ。
ただ、ほとんどの機種がUSBからの電源取得が難しかったので、大きさに拘らないならミニじゃなくても普通のセラミックファンヒーター、というか今あるやつでいいや、と思ったのが正直な感想。
TEKNOS モバイルセラミックヒーター
消費電力が300Wの、超小型モバイルセラミックファンヒーター。
しかし、持ち運びはできますが、電源は普通にコンセント(AC)が必要。というか、1時間くらい調べてみましたが、ファンヒーターくらいの火力を出してUSB電源のパターンは、ほぼない。

キャンプや車内用に使用する場合は、無難に、バッテリーから電源取るのが良さそうですね。
ただ、とにかく小さい。メーカー曰く、国内では最小クラスと。
- 本体サイズ:約W11×D10×H14.8cm
- 本体重量:0.53kg
電熱ベスト
電熱ベストって、なんかすごい名前ですね。イメージするのは防弾チョッキや防刃ベストなんですけども。
マイクロカーボンファイバーヒーター
日本製繊維のような極細で強靭なマイクロカーボンファイバーを採用
とありますが、これは翻訳のミスなのかなんなのか知りませんが、日本繊維のようなファイバー使用だとすると、日本製ではないので注意。
USBモバイルバッテリーと合わせて使用することを想定していますが、モバイルバッテリーは別売りなので要注意。

「一緒にこれを購入!」で、Amazonが無駄に儲けるやつですね。
ウェストベルトタイプ
バッテリーは別売りですが想定使用時間は4時間ごえなので、冬の出張で長時間車を運転する、腰も痛くなるしという場合に、腰を温めておいて負担軽減を目指したりするのに使います。
タジマの暖雅ベルト
タジマが割と人気。
ちなみに、ベストタイプもあります。
モバイル充電式カイロ
サイズ的にも、用途的にも、モバイルバッテリーとも相性が良さそうなので、モバイルバッテリーとしても使えるカイロっていうのはかなりあります。
PSEマークなどの安全基準は必ずチェック
選ぶ基準としては、モバイルバッテリー関連は、とにかく安全性に配慮を。
航空機内で爆発した事例からそれなりに安全基準が高まっているので、PSEなどの安全系のマークを取得しているメーカーを利用されるのが吉。
カバー付きがおすすめ
前述の通り、カイロは低温火傷のリスクがバリバリ高いので、直接肌に当てずに、包めるものがあると便利ですよ。
パネル型デスクヒーター
大きいと言えば大きいけど、卓上でもいけると言えば卓上でも使用可能というのがパネル型のデスクヒーター。
本体サイズ:48×45×30cm
というわけで、何が比較しやすいものはないかと思ったら、やっぱりベストサイズがレンジガードでした。ご自宅のガスレンジの1口ぶんを何かしらで囲んだ時のサイズ感が、つまりパネル型デスクヒーター。
だから、何だという感じもしますが、文字だけでは伝わりづらい部分なので。うっかりガスレンジガードを買わないように、ご注意をお願いします。

うっかりしてましたが、コンバーターなしにUSBの電源供給は無理です。
フットウォーマー
私は、マッサージ機能のついたフットマッサージャーは持っていますが、朝起きて装着して仕事する気にはならないのでもっと簡易なものを。

足しか温まりませんが、春先の肌寒さくらいだったら、むしろ部屋を温めすぎずに足だけ温めて血流をよくできるので、割とお勧め。

頭は涼しさを保てるので、割とクールに作業に集中できます。

クール? 足元、もふもふですけど?
USB手袋
画像を見ると、指先冷たそうなんだけど、レビューなんかをみていると、やっぱり指先は冷たい模様。肌寒さは少し改善するようですが、見た目も不格好なので今回は却下。

DAIGOみたいでかっこいいじゃん。
インナー・タイツタイプ
個人的には注目しているのですが、どの商品も総じて評価が悪い。どうも、装着感やら温める部位などが人それぞれ思惑が異なるところがあるようで「ベストマッチ」しづらい商品らしい。
アイウォーマー

美容系の要素があると、ものの値段って、すごく高くなるね。

効果も、個人の感想だから、期待しすぎは良くないね。
というわけで、パナソニックの目もとエステを眺めての感想ですが、アイマスク温めてつけてると、それなりに気持ちいいから安い商品でいいから試してみるのはあり。
ブランケット
まぁ、電気毛布じゃないかという気はしているんだけども。
こちらはエレコムの商品を紹介していますが、類似商品は無限にあります。
USBから電源を取るので、従来の電気毛布ほど、持続して高い温度で温めることは難しいですが、私のように誰かに触れるだけで「ひゃっ」と悲鳴をあげられるほどの冷え症の場合には、これくらいの温度でも多少の効果は期待できます。
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