ふとん、長いこと洗ってないんですけど、最近は触るだけで鼻がむずむずしてくるし、流石に空気清浄機の力だけでは解決できない気がしてきたのでどうしたらいいか対処法を考えていきたいと思います。
ふとんの管理・お手入れ方法

まず、そもそも「布団は洗う必要があるのか」について。極論、「へたってきたら買い替えでいいんじゃないの?」あたりの疑問に答えていきます。

私のように、安い布団なのに長く使っているような方の場合だと「それは買い替えた方がいい」となるけど、世の中SDGsで安易に捨てるのも反社会的な行動に見られてしまいそうなので、どっちがいいのか考えておこうかと。
布団は洗う必要があるか
まず、布団を洗う必要性について。要点としては以下。
- ファブリーズは匂い消しで、汚れは消えない
- 天日干しは「除湿」で、ダニも汚れも消えない
- 洗濯しないと布団の汚れは落ちない
ご存知ですか?布団クリーニングの必要性|東京都クリーニング生活衛生同業組合
ファブリーズでいいんじゃないの?
まず、布団のケアには「ファブリーズ」などの消臭剤を利用している方は多いと思います。簡易なニオイケアに関してはこれで十分だと言えますが、基本的に、「汚れ」が落ちているわけではありません。
布団が汚れる原因は、「ダニ」や「カビ」などのアレルゲン(アレルギーの原因)物質の蓄積や、人の汗や皮脂汚れの付着です。
ファブリーズなどの消臭剤は、汗や皮脂汚れから生じるニオイなどに関しては有効に働く場合がありますが、菌の発生などを予防するわけではなく、一次的なにおい消し程度の効果しかありません。

注意書きにもありますが、「汚れの原因」がある場合は、再びニオイが発生するので、根本の汚れから除去する必要があるんですね。
たまに天日干しすればいい?
天日干しの効果は、紫外線による除菌と、太陽熱による温め効果と風通しを良くすることによる除湿となります。
天日干しの紫外線効果
ただ、実際には紫外線で殺菌するには相応の時間が必要なことと、殺菌効果を届かせたい内素材まではなかなか紫外線は到達しないこと、また、季節によって紫外線量は変化するので、効果にはムラがあることも覚えておく必要があります。

そもそも、太陽が継続して出ている時に布団干し出来る人は限られていますよね。リモートワークで家にいる時間が増えたので実践できる人は増えたと思いますが。

布団干しって、専業主婦がいたからこそできる贅沢家事よなぁ。休みの日にはお出かけしたいもんね。
ただ、メリットだけではなく、紫外線は衣類を傷める効果もあります。化学繊維の劣化にもつながり、色味の変化が起きやすいことから、全ての衣類に対して有効な方法ではないのです。
天気に左右される除湿効果
布団の天日干しは、紫外線というよりは「風通しの良いところで干しておくことで、布団に溜まった湿気を出す」効果の方が期待できます。
ただ、毎日が天気の良い日であるわけではないため、チャンスを逃すといつの間にか布団がかびてしまう可能性があります。
そのため、天日干しよりは定期的な布団乾燥機の使用の方が効果的であると言えます。この場合は、むしろ電気代の方が気になってくるところではありますが。

風通しに関しても、からっとした天気で、適度な湿度と適度な風まである日ってのはそれほど多くないんですよね。いや、新潟だけかもしれませんけど。
外に出すことで土埃や花粉を布団に蓄積させるだけだったりするので、天日干しの効果は実際のところデメリットの方が大きくて怪しい部分はあるなと思っています。

天日干しした後のお布団は最高に気持ちいいんですけどね。そのまま昼寝しちゃうリスクもあるけど。
ダニは倒せない
これは有名な話ですが、天日干しで布団にいるダニは倒せません。
ダニは温度50度以上の、いわゆるタンパク質が変質するくらいの高温で長時間温める必要があります。火傷するくらいの温度が必要というわけです。

天日干しでどんだけ天気がいい日に布団を暖めても、表面の温度が40度程度になるくらい。布団で目玉焼きが焼けるわけではないですよね。
表面の温度が高くても、ダニはそのまま布団の中に逃げ込めばいいだけの話なので、ダニは死にません。
ただ、天日干しによって布団の湿気が無くなれば、ダニが好む環境ではなくなるので、継続的に布団干しをすればダニの数を減らすことはできます。
これも結局は布団乾燥機を使えばいいというだけの話だったりします。
布団管理方法の基本
我々が盲信していた「ファブリーズ」も「天日干し」も効果が薄いとすれば、普段の布団のお手入れ、何をしたらいいのでしょうか。
ふとんの寿命を縮める保管方法
まず、布団を傷める原因は複数あります。
- 摩擦
- 高い湿度
- 皮脂汚れ
- タンパク汚れ
- 埃の蓄積・固着
- ほつれ
- 中綿の偏り
- 中綿の圧縮
人が使えば、当然、汗や皮膚と擦れることで、汚れが布団に蓄積していきます。寝ていれば寝返りをうって布団の生地は痛みますし、人が乗れば中綿は潰れます。蓄積した汚れや湿気には、ダニやカビがつきます。
当たり前ですが、人が使う以上、布団は消耗してしまいます。
布団を長持ちさせる方法
- カバーを使用する
- 適宜除湿する
- 洗濯をする
簡単に言えば、汚れ防止と摩擦防止には、カバーを適宜付け替えることで対応。
布団の大敵は「湿度」で、カビやダニが繁殖する環境とならないようにケアします。
毎日洗濯はできませんが、中綿にはどうしても汚れが溜まってしまうので、クリーニングなどで「洗濯」することが重要だと言えます。

「傷み・汚れ予防」にシーツ、カビ・ダニ予防に除湿、汚れたものは洗濯が基本ですね。

洗濯が一番大変だけど、汚れからさらにニオイやカビ・ダニ繁殖の原因となってしまうので、定期的に洗濯する習慣は必要です。
ふとんとベッド(マットレス)どっちがいいか
管理の手間を考えると、「置きっぱなし」でいいマットレスの方が簡単そうですが、冷静に考えると汚れに関しては布団もマットレスも同じように汚れるわけで。
洗いにくい(洗えない)マットレスよりは布団の方が交換もしやすいし洗える点で衛生的ではあるな、と思ったりします。
布団とマットレスどちらにしようか悩んだ記事がありますので、こちらを参考にしてみてください。

自宅で布団は洗えるの?
まずは、自宅で布団を洗う場合のポイントからまとめていきます。
自宅で洗える布団を見分ける
まず、そもそも「私が使っている布団は洗えるのか」を確認する必要があります。
洗濯タグをチェックする
布団にも衣類同様、「洗濯タグ」がついているものがあります。

洗濯タグでチェックすべき項目は以下。
- 水洗い表示
- 手洗い表示
- 家庭での洗濯禁止
- ドライマーク表示
- 洗濯機マーク(旧表示)
- 商業用クリーニングマーク
まずは、「洗うことができるのか」を判断していきます。
商業用クリーニングマークがついているものであれば、クリーニング店に持ち込めば洗濯が可能です。まずは「自分で洗う」か「クリーニング専門」であるかを見極めましょう。

上の一覧表で言えば、「家庭洗濯」の欄を確認して、ダメそうなら「クリーニング」の項目のアイコンがあるかどうかをチェックすればいいですね。
次に、洗い方です。水洗いができないようであれば、基本的には選択に対応していないと考えていいお布団です。
水洗いができる場合は、「手洗い」か「洗濯機が使用できる」かを考えます。
以前の表記では洗濯機マークがあったのですが、新記号では洗濯桶に統一されています。洗濯機の洗い方で衣類を傷めることは無くなったということでしょう。
布団を洗濯する際には、洗濯機を利用する場合には、コース選択で「布団・毛布」などでおまかせになると思います。洗い方としては選択桶の下にある横棒で「弱さ」が表現されているので、こちらの表記に合わせて洗濯方法を決定します。
手洗いで行う場合も、布団を傷つけない洗い方を心がける必要があります。
これらの洗濯タグマークを見て、まずは使用している布団が本当に洗濯可能であるかを判断しましょう。
布団洗濯に合う洗剤
布団を選択する場合には、アルカリ性洗剤は避けて、デリケートな衣類を洗うことができる中性洗剤や柔軟剤を使用します。
具体的に言えば、中性洗剤で言えば「さらさ」や「ボールド」が該当します。
また、世の中には「寝具専用洗剤」もあるので、こだわりたいという方はこちらを利用するのもおすすめです。
洗濯できる寝具
今回は「掛け布団」「敷き布団」といった大物寝具を想定していますが、シーツは敷きパッドなどはもちろんのこと、毛布や枕なんかも洗おうと思えば洗えます。
ただ、洗う寝具の「サイズ」も大事ですが、どちらかといえば材質・素材の方が重要です。
寝具素材による注意点
そばがらなどの自然素材は水で洗うと浸潤して素材が腐ってしまう可能性があります。
また、羽毛に関しては洗濯自体は可能であることは多いですが、洗剤を使って洗濯をすると、羽毛を保護している油分が落ちてしまい使用感が変わってしまう場合があります。
羊毛は摩擦によって縮む場合があるので、洗濯機で回し続けるよりは浴槽でさっと汚れを押し出すように踏み洗いするのがいいです。
ポリエステル綿などの化学繊維に関しては比較的選択にも対応していることが多いですが、乾燥までに時間がかかるとカビなどが生えて悪臭の原因となる可能性はあります。
ウレタンのようなスポンジ状の素材に関しても、脱水まで時間がかかって悪臭の原因となります。
家庭用洗濯機を使った布団の洗濯方法
家庭用洗濯機を使って布団を洗う際の注意点などをまとめておきます。
どんな洗濯機でも洗えるの?
洗濯機には適応容量があり、ふとんの丸洗いに対応する家庭用洗濯機は「大容量」タイプのものとなります。
具体的には、7~8kg以上の洗濯機であれば、ぎりぎり毛布やシングル用の薄めの掛け布団なら洗える可能性があります。パナソニックの回答では、8kg以上対応で、4.2 kgまでの毛布が洗えるそうです。
ただ、ご存知の通り、布団は水を吸うと凶器となりうる重量感を持ち合わせます。この布団が洗濯機内で回転すれば、相応のダメージが洗濯機に与えられます。
また、構造上、ドラム式洗濯機では布団が洗えない場合がほとんどです。必ず使用する洗濯機の適応に布団があるかどうかを確認しましょう。

我が家はおしゃれな感じがするというだけでパナソニックのドラム式洗濯機にしたけど、布団も洗うことを考えると縦型の方が安心ですね。
逆に言えば、「大物」「布団・毛布」コースがある洗濯機に関しては洗浄力や故障リスクに関しては他の洗濯機よりも優秀であると言えます。布団洗うのに布団コースで故障してもちゃんと文句言えますしね。
布団が洗濯できる洗濯機のポイント
- ドラム式よりは縦型が洗いやすい
- 「布団」「大物」などのコースがある機種が安心
- 洗濯容量8kg以上の大型サイズの方がいい
布団を自宅で手洗いする方法
手洗いの場合は、浴槽に水を張って、布団を洗っていくことになります。
布団の手洗い手順
- 浴槽・浴室を洗う
- 干すスペースを確保し、布団の動線にはタオルなど敷いておくと尚良い
- 浴室でふとんをさっと洗って表面についたゴミを洗い流す
- 浴槽に水〜ぬるま湯を入れる
- 洗剤を溶かす
- ふとんを入れる
- もみ洗い・踏み洗いする
- 汚れた洗剤液を排水する
- 水でそそぎ洗いしながら泡が出なくなるまで繰り返す
- 浴室内で水が滴らなくなるまで脱水する
- 水分がなくなったら物干し竿で風通しの良いところに干す
- 室内なら除湿機・サーキュレーターで乾かす
- 屋外なら天気の良い日に天日干しする
- 乾燥には数日は覚悟する

浴室にはカビが多く潜んでいるので、布団が触れることになる浴室の床や壁、浴槽はしっかり洗っておくことをお勧めします。きれいにするために洗濯しているのに、カビの胞子をもらってしまっては仕方がないですからね。

ぬるま湯くらいの方が汚れは落ちやすいですが、布団の中綿は熱に弱いので高温になりすぎないように注意が必要です!
布団手洗い時に気をつけること
- 天気(布団はすぐに乾かないので数日は晴れが続く日に)
- お湯・水の温度
- 洗剤は溶かしておく
- すすぎ洗いは入念に
- 生乾きはカビの原因
- 脱水は布団も洗濯機も傷めるので手短に
- 古い布団は生地が破れないように注意
手洗いの場合、脱水が甘くなりがちで、びしょびしょのまま干し始めると乾燥までに時間がかかって、ふとんの中綿などがかびてしまう場合があります。
乾燥までの時間はなるべく短くしたほうがカビの増殖を防げるので、洗濯をするときは除湿器+サーキュレーターなどを併用して一気に乾かすか、晴れて乾燥した日に風通しの良いところに干しておく必要があります。
また、流水などが不十分だと、洗剤成分が布団に残ってしまい、ベタつきや臭いの原因となってしまいます。
洗濯機を使用した場合にも言えることですが、布団を干す十分なスペースが必要になります。部屋干しの場合は部屋の湿度が上がって、部屋全体がかび臭くなる可能性があるので、なるべく迅速に乾かせるように準備しておきましょう。
クリーニングか、コインランドリーか

手洗いの方法を解説しましたが、個人的にはこの作業、日当1万円くらいする重労働だと思っています。家族全員分やるとなると1日で終わらない可能性もあります。

一度やったらもうやり切った感あるので、シーズンに1回くらいの洗濯はクリーニングやコインランドリーを利用する方がいいんじゃないかと思っています。
ただ、クリーニングになるとそれなりにコストもかかるので、「どういうところがコスパがいいか」「コインランドリーで洗濯してもいい布団」などの話をしていこうかと思います。
余談ですが、「一人暮らしなら洗濯機買わないでコインランドリーのほうがコスパがいいんじゃないか」という記事も書いてますので、コインランドリーが気になった時の参考にしてみてください。

ふとんクリーニングを利用する
色々書きましたが、年に1回くらいの布団洗濯なら、普通にプロに頼んでもいいんじゃないかと思っています。後で折衷案としてコインランドリーを利用するパターンも書きますが、やはり仕上がりは大事。
布団クリーニングを利用するメリット
布団クリーニングを利用するメリットは、「簡単」「きれい」です。
自宅で依頼、そのまま引き取りに来てくれる
ふとんクリーニング、今はサービスも多様化していて、クリーニング店に自分で持ち込む従来式のものもあれば、ネットで注文しちゃえば自宅に取りに来てくれるサービスもあります。
ふとんをコインランドリーやクリーニング店に持っていくのって、なんだか夜の生活を除き見られているような恥ずかしさがあるんですよね。
安心の仕上がり保証がある場合も
また、ふとんクリーニングに関しては、いわゆる専用の機材を使用した「プロ」の仕上がりになります。コインランドリーの場合は基本的には「巨大な洗濯機と乾燥機」を利用しているだけなので、仕上がりとしては自宅洗濯と大差ありません。

いや、自宅だと乾燥までは難しいから、やっぱりコインランドリーの方が仕上がりはいいと思いますけどね。ただ、コインランドリーの場合は、高熱でふとんの生地や素材が痛む場合もあるけど。
もちろん、仕上がりに関しては依頼する業者によってまちまちにはなるのですが、気になるようであれば一度お試しで利用してみるのがおすすめです。
布団クリーニングを利用するデメリット
ふとんクリーニングを利用する際のデメリットは、やはり「価格」になってくると思います。
ざっくり、ふとんクリーニングは1枚3,000円〜5,000円、1組になると大体1万円くらいになるサービスとなります。

うーん、私は安い布団しか使ってないから、正直「それなら買い換えるわ」というのが正直なところですね。

高級羽毛布団も、ビックカメラの福箱なんかで安く買えちゃうしね。
とはいえ、先に述べたように、その都度布団を買い替えるのは流石に勿体無いし、かといって洗わないで使い続けるのは健康被害もあるわけで、折衷案として1年に1万円くらいなら仕方がないかな、という気もします。
一方で、コインランドリーなら2,000円弱で洗うことができます。
ただ、乾燥が思ったよりもうまくいかずに、気がつくと時間の経過とともに3,000円以上使っている場合もあり、「こんなだったらクリーニング出した方が楽だったな」と思うことはあります。
加えて、コインランドリーに布団を持っていく場合は、車で移動する場合が多く、昨今のガソリン高騰の影響を考えると、「思っているよりはコスパ良くない」みたいなことはあるかもしれません。
コインランドリーを利用する
コインランドリーは、「安い」のが特徴ですし、布団さえ持っていってしまえば「簡単」なのもいいところ。手洗いとクリーニングの中間みたいな感じで利用できます。
一方で、布団持って出歩くのって考えるだけで面倒なので、「お金出してまでここまでやるなら、クリーニングでいいか」という微妙な作業感があるのがネック。
コインランドリーを利用するメリット
コインランドリーのメリットは、「手洗いより簡単」「クリーニングよりは安い」ということだと思います。
持っていけばあとはおまかせ
コインランドリーは、巨大な荷物となる布団さえ持って行くことさえできれば、あとは布団サイズに適応した洗濯機に放り込むだけ。
厳密には、中綿の偏り防止にすし巻き状に紐で縛ったり、専用ネットに入れたりする手間はありますが、それでも手洗いの洗い・すすぎ・干しの手間に比べれば雲泥の差。
価格も布団よりは安い
価格もクリーニングに比べれば控えめ。個人的には3,000円超えたらもう布団買い替えた方が安いんじゃないかと思うところなので、2,000円台で利用できるコインランドリーはコスパとしては一番ちょうどいいと思います。
手洗いの場合、半日〜1日がかりの作業になるので、フリーランスで働いている私の場合は「だったら働いたほうが利益出るわ」みたいな感じになるので、やはり持っていって放り込むだけのコインランドリーはコスパがいいと思います。

ちなみに、布団買い替えの場合は、盲点は布団捨てるの案外お金かかるし、手間もかかるので、やっぱり馴染んだ布団を支える限りは使った方が気苦労は少なくなったりします。
コインランドリーを利用するデメリット
コインランドリー利用のデメリットは、「持ち運び」の手間と、コインランドリーならではの「大型洗濯機が空いてなかった時の絶望感」だと思います。
持ち運びが大変
コインランドリーを利用する際には、布団のほかにも洗濯物を一緒に持って行ったりします。これが「夜逃げでもするんじゃないか」くらいの大荷物になってしまうので、個人的には持ち運びの手間よりも心理的になんとなく気恥ずかしさを感じてしまいます。
もちろん、コインランドリーを利用している客層には当たり前に受け入れられる夜逃げスタイルではあるのですが、普段コインランドリーを利用していない方からすると「布団まで洗っちゃうの?」とか思われそうで、なんとなく恥ずかしい。

私は男だからいいんですけど、女性の方だと大荷物で汚れた衣類まで持っていくとなると、なんとなくだらしなく見られてしまいそうで抵抗感はもっと強く感じるかもしれません。
また、布団などを入れるための大袋も用意したりする必要があって、コインランドリー慣れしていないと初回はちょっと疲れますね。
順番待ちで死亡
これは個人的な失敗ですが、大物洗おうとする時ってのは、大体みんな季節の変わり目などの同じような時期にやろうとするので、布団を洗うための大型洗濯機が空いていなかったりします。

大荷物でコインランドリー行って空いてなかった時の悲しさといったら。
都会などではコインランドリーもたくさんあって別のお店に行くだけでいいのかもしれませんが、田舎だと大型洗濯機を置いているところが近所になかったりして、順番待ちしたり、空いているところを探して彷徨うことはリスクの一つだと言えます。
待っている時間が案外しんどい
コインランドリーで待っている時間はゲームをしたり読書をしたりして気楽に過ごせるのですが、人によっては、「他の客がいるとなんだか落ち着かない」という方もいらっしゃると思います。
田舎の場合だと、コインランドリーを利用する客層は、どうしても「クリーニングを依頼するには金銭的な余裕がない」人で、なんとなく治安の悪い方が多く利用されているイメージがあるのですが、都会の方だとどうなのでしょうか。

私が勝手に偏見を持っているだけなんだと思いますが、そういった偏見を持って他の客を見ていると、なんだか自分も監視されているような気になって、お互いに疑心暗鬼な時間を送っている、という錯覚に陥ります。
全然他の人の目線なんて気にしないよ、という方は問題ないと思いますが、私のように自意識過剰に「他の人が自分をどう見ているか」とか気にする方だと、長時間他の客と一緒に過ごすのはしんどいかもしれませんね。
クリーニングと、コインランドリー、どちらがお得?
それぞれの特徴を簡単にまとめてみました。
項目 | クリーニング | コインランドリー | 手洗い |
価格 | 1万円程度 | 2,000~3,000円 | 数百円 |
合計時間 | 1週間程度 | 数時間 | 2日~3日程度 |
実働時間 | 数分~数十分(受け渡しのみ) | 数十分(準備と移動時間) | 1日くらい |
移動手段 | 宅配利用可、持ち込みなら車 | 車移動がメイン、徒歩圏にコインランドリーがあれば便利 | 自宅だけで完結 |
洗う手間 | なし | ランドリーバッグや縛る手間はある | 洗濯機利用できればコース洗濯と、ランドリーバッグ・縛るなどの準備のみ (手洗いだと地獄) |
干す手間 | なし | 乾燥機に入れるだけ | 数日かけて自宅で乾燥作業 |
保証 | 保証あり | 保証なし | 保証なし |
洗える布団 | 要相談だが、大体洗える | 主に化学繊維系、羽毛なども一部対応 布団専用機があればもう少し幅が広がる | 主に化学繊維系、羽毛なども一部対応 |
おすすめ | 高級布団 | 失敗しても痛手にならない布団 | 失敗しても痛手にならない布団 |

時給1,000円くらいで働ける人は、自分で洗うよりはクリーニングのほうが良さそう。

クリーニングは「自宅で洗えない布団」にも対応しているので、悩んだ時は相談してみるのがいいかも。
おすすめの布団クリーニングサービス
ここからは、おすすめの布団クリーニングサービスをご紹介します。
KAJITAKU(カジタク)の布団クリーニング
カジタクは「お風呂掃除」の際にもご紹介したのですが、ふとんのクリーニングサービスも便利そうなのでおすすめです。
ざっくりとカジタクのサービスをまとめるとこんな感じ。
- 自宅引き取り可能で送料負担なし
- オフシーズンは「9ヶ月間保管」サービスも利用可能
- 品質保証があり、納得の仕上がり
自宅で完結
「自宅の手洗い」の唯一のメリットが、自宅で誰にも会わずに作業に没頭できることなのですが、カジタクに依頼すれば、自宅に布団を引き取りに来てくれるので手間要らず。
カジタクの段取り



- Webで申し込み・注文
- 2〜6日で集荷キットが到着
- 集荷日程をWebで登録
- ふとんを集荷キットに詰める
- 集荷日に配達員に渡す
- 最短10日でクリーニングされて返送
仕上がりがきれい
クリーニング依頼するんだからきれいになってもらわないと困るところですが、カジタクは仕上がりも満足できます。
- 手作業でシミ抜き
- オゾン水洗浄+高温乾燥でアレルゲンを除去
- 素材に合わせた洗濯・乾燥方法で、ふわふわの仕上がりに
ちなみに、当サイトで「オゾンって安全なの?」みたいなことを書いたオゾン発生器の記事も書いたのですが、オゾンは殺菌効果強めなので人がいるところに散布するような使い方だと危険ですが、リネン洗浄などには効果的なのでお勧め。
価格は普通
価格は、普通です。
ふとんクリーニングサービスはピンキリで、コインランドリーにあるような大型洗濯機に入れて乾燥させただけのような仕上がりのものから、カジタクのように仕上がり品質を担保するためにそれなりに手作業が入るクリーニングがあります。
そのため、値段相応ではありますが、先に書いたように「品質保証」で仕上がりに納得できない場合には「再仕上げ」の依頼をすることもできます。品質悪く納品すれば余計にコストがかかるので、相応の仕上がりが期待できるわけです。
簡単に言えば「普通の価格」だけど、よくわからんクリーニング屋に依頼してトラブルになるよりずっと安心して任せられるので、価格通りのサービスというのは精神衛生上は悪いことではありません。
カジタクの布団クリーニングの価格表
項目 | 布団2点 | 布団3点 | 布団3点(圧縮) |
圧縮お届け価格 | ¥ 12,980 | ¥ 18,700 | ¥ 15,400 |
1点あたり | ¥ 6,490 | ¥ 6,233 | ¥ 5,133 |

我が家は安い布団しか使ってないので、家族3人分で圧縮依頼すると結構安く上がりますね。きれいにすることが目的なので。
KAJITAKUの布団一点換算
1枚 1点 | 掛布団 羽毛・羊毛・綿わた対応 全サイズ対応 ※ 専用回収袋に入る大きさまで | 敷布団 羽毛・羊毛・綿わた対応 全サイズ対応 ※ 専用回収袋に入る大きさまで | こたつ布団/上下1組 220×260cmまで2枚 1点 |
2枚 1点 | ベビー布団 掛布団:70×120cmまで 敷布団:95×120cmまで | ベッドパッド 厚み4cm未満のもの | 肌掛け・夏掛け3枚 1点 |
3枚 1点 | 毛布 (注意)合わせ毛布は1枚で毛布2枚分として数えます | – | – |
布団は基本は1枚1点換算ですが、ベビー布団や毛布などは枚数換算がお得になるので、色々合わせて一気にお布団の悩みを解決していきましょう。
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