経済圏というと堅苦しい言葉のようでもありますが、簡単に言って仕舞えば「ポイント活動=ポイ活」の話です。
最近は、キャッシュレス決済への移行が凄まじく、「マイナポイント」という、マイナンバー登録促進のための政府の一手もあり、「どこのポイントを貯めようか」悩む方も多いと思います。
当サイトでは、既に「楽天経済圏」に住まうauユーザーである私が、嫌いなアプリを上げるならLINEという価値観のもとに、本当にLINE経済圏は安心なのかを紐解いていきます。紐解きすぎて絡まりましたけども。
結論を言えば、2020年という期間限定で言えば一番お得な経済圏がLINEでした。とは言え、これは販促に過ぎないので、その後も顧客を囲い込み新規に訴えかけるものがなければ泥舟。
経済圏に住むというのは、自分の全財産を預けた上に、使用するお金も経済圏で使用するということ。経済圏のサービスが性に合わなければ、人生の質も低下するので、ここはしっかりと見極めていきたいところです。
LINE経済圏の全貌を知る
まずは、LINE経済圏とはなんたるや、ということについて説明していきます。比較的、退屈なパートになります。
LINE経済圏とは
LINE株式会社を中心としたLINEグループのサービスを利用した経済圏のこと。そもそもが造語なので明確な定義はない。通貨がLINEポイントになり、LINEが提供するサービスをポイントの出口とすることで生活していく。
LINE株式会社とは
LINE株式会社は、日本のインターネット関連企業。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/LINE_(企業)
韓国最大のインターネットサービス会社であるネイバー(NAVER、1999年設立)の100%子会社として2000年に日本で設立された。
2020年にソフトバンクグループ傘下のZホールディングスと経営統合する、らしいのだけど実際の日程はずれ込む予定。
(本経営統合の日程)
https://www.z-holdings.co.jp/pr/press-release/2020/0803b/
本件共同公開買付けの開始 2020年8月4日
ZHD株式公開買付けの開始(予定)(注3) 2021年1月頃
本合併に係る吸収合併契約承認株主総会(予定)(注4、5、6) 2021年2月頃
本会社分割に係る吸収分割契約承認株主総会(予定)(注5、6) 2021年2月頃
本合併効力発生日(予定) 2021年3月頃
本会社分割効力発生日(予定) 2021年3月頃
本株式交換効力発生日(予定) 2021年3月頃
この、LINEとソフトバンクグループの関係については、今後の展望にて細かい話をします。とりあえず、「スッゲェ会社」って感じで認知していただければOKです。
LINE経済圏の総合俯瞰図
これを超えられる図が作れず、引用で勘弁してください。
ちなみに、楽天経済圏も似たような俯瞰図が作れるのですが、この場合、中心となるのが「楽天市場」なので「消費に強い」感じになります。
LINE経済の凄いところってどんなところ
記事を書き終えてから、まとめとして書いているのですが、読むのが面倒ならここだけ読めば大丈夫です。
LINE経済圏は、前提としてLINEユーザーなわけで、スマホとの密着度が違いますね。
キャリア系は金融系、楽天はコマース系で、住み分けができているのも驚異的ですね。
LINE経済の心配なところってどんなところ?
LINEミュージックとか、LINEマンガとか、利用はしやすいけど「LINEじゃなくても」という気にはなるよね。
LINE経済はどんな人に向いているか
まとめとして、LINE経済をお勧めしたい人はこんな感じの特徴があります。
LINE経済圏を支えるサービス
まず、経済圏を支えるサービスを紹介します。
経済圏では、通貨を利用するショッピングやエンタメサービスから、通過(ポイント)を別の通貨(円)に変換する金融サービスなどを網羅していて、かつ経済圏での生活に負担がない、楽しみがあることが重要です。
まずは、LINEサービスがあなたの実生活とマッチしているのかどうかを探るべく、LINEにあるサービスはどんなものか、どれくらいお得か、どれくらい実用的なのかを調べていきます。
LINEのネットサービス
LINEの主軸サービスとも言える、ネット・オンラインで提供する肝煎のサービス。出前館との提携で強い「デリマ」や、テイクアウトの新サービス「ポケオ」が面白いですね。
LINEデリマ
LINEが運営するデリバリーサービス。コロナの影響で「外食はしてぇんだけど世間体もあるしな」ということで、一気にデリバリーサービスの利用が加速。何より、加盟店側も「実店舗に来てもらえないならば」ということで急増している。
「出前館」という業界最大手と提携しているので実質的には国内最大規模のサービスと言えます。
LINEポイントも貯められて、LINE Payも利用できるので、経済圏の「食」を握る主要サービスと言えます。
LINEトラベル
2018年にサービスを開始したLINEトラベル。説明することもなさそうですが、ご想像の通り、LINEが提供してくれる旅行代理業です。
コロナの影響で、旅行業が空前絶後のピンチなわけで、LINEトラベルが振るわないのは仕方がないのですが、GoToトラベルなどで「ちょっと気になるところを探してみよう」という動機には強い、利用者と旅行をつなげるサービスです。
サービス的には、代理業の広告出典サイトみたいな立ち位置ですが、dトラベルやBooking.com、一休.comなどを一覧してみることができるのは便利。
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2018/2242
LINEポケオ
私は普段LINEを使わないので知らなかったのですが、LINEポケオはLINEでテイクアウトできるお店を探してそのまま予約、事前に決済まで済ませられる超お手軽な便利ツール。
提携店舗
- 松屋
- 大戸屋
- 日高屋
- TimHoWan
- 松のや
- 磯丸水産
- BOTEJYU Group
- 串カツ田中
- カプリチョーザ
- Sizzler
- すき家
- ガスト、バーミヤン、ジョナサン、鎌倉パスタ
- トニーローマ
- 鍋専門店「赤から」
- 牛肉専門店「肉のヤマキ商店」
半額祭なるものも
これは普及のための販促キャンペーンなのでずっとあるわけではないのですが、例えば10月26日から30日までの期間限定で(短いな)通常価格から半額になるという鬼得キャンペーンを実施していました。
LINEのエンタメ産業
- LINEミュージック
- LINE LIVE
- LINEマンガ
- LINEチケット
- LINE占い
- トーク占い
- VVID
- LINE RECORDS
- LINE BLOG
- LINE GAMES
ここでは詳細には語りませんが、実際に利用しているものがあれば経済圏として利用しやすいサービスに一歩近づきます。
LINEはコミュニケーションツールで、人間の「寂しい」とか「不安」などの感情に訴えかけるものもサービスとして成立します。これは、例えば「結婚」などのライフイベントに繋げられたり、あるいは「コンプレックス」への煽り広告にも使えます。
コンプレックス訴求は、大手検索エンジン系は今後はあまり掲載しない傾向にあるので、これをLINEがやるなら、コンプレックスに悩む人は、同じコンプレックスを持つ仲間のいる「グループ」への誘導、グループ内でのアフィリエイト広告からの成約など、若干チートに近い誘導経路を作れるので、めっちゃ強いですね。
LINEミュージックやマンガ、Gameに関しては、趣味からのLIVE配信、ゲームのギャンブル要素からの金融誘導ができるので、こちらも経済圏としては盤石。利用者側からすると個人情報の安売りではあるけど、利用者が関心のあるものへの的確な訴求がされるので、ある意味ではスマートとも言えます。
さらっと書いた、「趣味をLIVE配信」は、経済圏独自の通貨を自分で簡単に稼ぐこともできるということだから、これからの時代の経済圏として魅力がありますね。
生活に食い込むLINEの「ライフスタイル」
- LINEヘルスケア
- LINE弁護士相談
- トーク悩み相談
- LINEバイト
- LINEキャリア
さらっと流そうと思いましたが、やはり生活への介入がLINEは強いですね。
弁護士相談とか、弁護士側も単発で顧客を探せるし、「本当は気になるけど弁護士には相談しづらい」という敷居が、LINEならちょっと気軽になる。
開いた時間の利用といえば、LINEバイトも気になるところ。副業加熱もあって、さらにギグワーカー(単発の仕事を請け負う人)が増えることが予測される昨今、LINEでバイト探せると、もう本業もたないでギグで暮らせばいいやという生粋のフリーターが増えそう。
社会的には単発ワーカーばかりが増えると良くない面もあるけど、ここでは割愛。
コミュニケーションツールならではの、「手軽さ」と「誰かには相談したい」という顧客ニーズにバッチリはまってますね。
ショッピング、旅行、グルメなどのコマース分野
- LINEショッピング
- LINEギフト
- lacore
- マイカード
- ショップカード
- クーポン
- LINEチラシ
- LINEデリマ
- LINE CONOMI
- LINE トラベルjp
ショッピングは、衣食住の中でも消費に直結しやすい「ポイントの出口」になるところ。ここでロスなくポイントが使用できるほど、実生活にあった経済圏と言えます。
流石にYahoo、楽天市場には及ばないが
ショッピング系は楽天、Yahooが圧倒的に強くはありますが、LINE Payなどで実店舗利用ができれば回避できますし、利用できるサービス種は多いので「出口に困る」ということはなさそうですね。
クーポンや既存のショップポイントカードがLINE上に置き換えられているムーブには注目。実生活でポイントカード集めていた方は、今後LINE上に置き換えられる可能性はあります。
通信と便利ツールで、固定客をゲット
- LINEモバイル
- LINEアンケート
- LINEスケジュール
- LINE CARNAVI
- LINE CLOVA
- LINE カメラ
- 様々なミニアプリ
ちょっとカテゴライズしづらかったのですが、実際に利用されているものはあるでしょうか。
スケジュールは押さえた
スケジュール帳などは移行できなくもないけど面倒なので、一度使い始めると他のサービスに切り替えづらいという特徴があります。
LINEモバイルはMVNOで、LINE経済圏に住むなら是非とも使いたい通信サービス。LINE系のサービスの通信料がかからないので、LINEエンタメで済ませる予定なら圧倒的にお得。
顧客情報をサービスに
LINEアンケートは、ユーザーとしてはあまり興味はないかもしれませんが、ポイントのため肩としては常套手段で、アンケートをしたい企業側からすると個人情報の詰め合わせのような涎がでちゃうサービスです。
金融・フィナンシャル分野で活躍できるか
- ポイントクラブ
- 家計簿
- 証券
- LINE FX
- ポケットマネー
- スコア
- スマート投資
- ほけん
- BTMAX
ビットコインなどの仮想通貨から、FXやらロボ投資まで、金融系の出口は「とりあえず必要そうなものは作った」という感じ。
金融はLINEじゃ無理では?
LINEの金融サービスは地盤が弱そうですが、バックには野村やみずほがいるので、既存の金融業と提携したという感じ。
LINE Financial及び、LINEでは様々なFintechサービスを展開しています。決済・送金ができる「LINE Pay」をはじめとして、「LINE証券」「LINE Score」「LINE PocketMoney」「LINEほけん」「LINEスマート投資」「LINE家計簿」「BITMAX」といった幅広い金融サービスを提供しています。さらに、銀行の設立準備やブロックチェーン技術活用なども進めており、LINEのユーザー基盤を生かし、生活の中で欠かすことのできない「お金」と「ユーザー」の距離を近づけ、新たな金融サービスを展開しています。
https://linefinancialcorp.com/ja/services/business
大事なのは、ユーザーの使い勝手をよくすること
経済圏に住むと、家計簿も自動でつけてくれるので便利です。
LINE家計簿は、家計簿系アプリの中でも人気なので、マネーフォワードなどの外部ツールを使わずに済むというのは安心っちゃ安心、リスクの過集中で経済圏ごと倒れるという不安もあります。
LINEスコアって、自分の価値を売買するということ?
スコアだけよくわからなかったので調べました。
「LINE Score」は、「日常をちょっと豊かにする」をコンセプトとしたスコアリングサービスです。スコアの値によって、最適なキャンペーンや特典などのベネフィットを提供しており、2019年8月より提供を開始した個人向けローンサービス「LINE Pocket Money」にも「LINE Score」を活用しております。
なかなかヤベェやつでした。
スコアづけはなんとなく楽しそうですが、生活レベルに直結したライフスタイルの提案というのは、自分の売却価格を査定しているみたいでこれからの時代の価値観につながりそうですね。
今後、AIなどで個人の格付けがスムーズに行われることで、広告は最適化され、細かなグレードごとにサービス提供に差が出てくることが予想されます。
今のうちに好スコア男子になっておけば良さそうですね
LINEポイントのため方
経済圏の通貨ともいえるポイント、LINEではLINEポイントということになりますが、これをまずはどうにかして貯めていく必要があります。
まずは、お得なポイントの貯め方について。基本的にLINE系サービスを利用すればたまるようにはなっているのですが、私のような楽天経済圏に住まうものがつまみ食い程度でポイントを貯められるものなのか、検証していきます。
LINEポイントの概論
まずは、LINEポイントとはどのようなものなのかを説明します。
ポイントの獲得経路
- ミッションをクリアする
- LINEサービスで貯める
- LINE Payで貯める
- 店頭キャンペーンで貯める
https://pointclub.line.me/top/ja/
ポイント有効期限
180日でポイントが消滅します。ただし、ポイントを獲得した段階で更新されていくので、ポイントを継続的に獲得できるシステムづくりが重要です。
有効期限の確認方法
- LINEアプリを起動する
- ウォレットタブを開く
- ポイントクラブを選択する
- 履歴をチェックする
- 有効期限を確認する
ポイント有効期限の延長方法
期限は新規ポイント獲得時に自動で180日に延長されます。ポイント自体はインセンティブ広告などを閲覧するだけで獲得できるので、延長方法も簡単です。
LINEポイントの整理
LINEポイントは、主にLINEサービス利用時に発生するポイントです。LINE経済圏の主流通貨ともいえます。
ややこしいのがLINEコイン
LINEコインというのは、LINEアプリ上の通貨のようなもので、ソーシャルゲームでいうところの「課金石」といった感じのもの。ポイントを使用してLINEコインを購入することもできます。
使いどころが少ないLINEコイン
では、LINEコインで何ができるのかといえば、LINEアプリ上の「スタンプ」や「着せ替え」などのアイテムを購入するための資金です。用途はかなり限定的です。ゲーム課金と一緒で、課金したアイテムを、再度ポイントに変換することは基本的にはできないので、注意が必要です。
「マイランク」というポイントプログラムについて
LINEにおけるポイントプログラムは「LINEポイントクラブ」の「マイランク」に関連しています。まずは、安定して高還元率を維持するためには何が必要なのかを調べていきます。
獲得方法別のポイント付与時期
ポイント獲得方法 | 付与されるタイミング |
Visa LINE PayクレジットカードによるVisa加盟店でのカードショッピング | 利用明細に表示された翌日~数日以内 |
Visa LINE Payクレジットカードを紐付けてのLINE Pay支払い(チャージ&ペイ) | 「確定日」の翌日~数日以内 |
LINEポイントページの各種キャンペーン | それぞれのキャンペーンの反映時期の欄に記載あり |
LINEショッピング | 最大で190日ほど |
SHOPPING GO | 購入日の翌月末まで |
LINEデリマ | 注文後、最大で12日ほど |
LINEポケオ | 注文後、最大で3カ月ほど |
LINEトラベル | 旅行終了(ホテルへの宿泊/航空券の利用/ツアーの終了)から最大で60日 |
提携ポイントサイトからの変換 | それぞれのサービスによって異なる |
LINEポイントクラブのランク
https://pointclub.line.me/ja/pointclub/
マイランク特典一覧
マイランクの特徴は、各サービスに契約してポイントが増える楽天のSPUとは違い、一定の利用数でサービスごとにお得な特典が受けられるというもの。
楽天のSPUはヘビーユーザーでも最大還元の維持は無理だけど、LINEのマイランクは簡単に維持できるね!
厳密には、楽天の「会員ランク」に似ているシステムなので、比較自体が間違っているとも言えるのですが、最大還元を目指す場合にはLINEは考えることが少なくていいのはいいですね。
言い換えると、楽天のように、楽天市場で頑張って買えば買うほどお得なシステムはないということにもなりますけどね。
イベントはある
楽天市場との比較でさらっとコメントしちゃったのですが、気になったので調べてみると、やっぱり楽天を意識したイベント・キャンペーンは開催されていました。
プロのポイ活人からすると物足りない内容ですが、がんばらなくてもいいというのは喜楽でもあります。
マイランクのポイント還元への影響
経済圏のことを考える場合には、この「マイランク」をキープしながら、高還元率を維持することを考えねばなりません。ポイ活の面倒なところですね。
経済圏への依存度によって達成できるかどうかが決まります。各経済圏に跨った場合はサービスが分散してしまうので、この「ランク維持」が難しくなってしまいます。
基本的には頑張らないで維持できる仕組みづくりが重要なのですが、その辺りの難易度も考えます。
ランクアップの条件
マイランクは「レギュラー」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」の4段階あります。
過去6ヶ月間のポイント獲得量に応じてマイランクが変動します。
プラチナは過去6ヶ月間で5000ポイント獲得することに加え、Visa LINE Payクレジットカードを発行し、LINE Payアカウントにクレジットカード登録することが条件となります。
プラチナはクレジットカードの発行という大きな縛りがありますが、経済圏に身を置く場合にはパスポートのようなものなのでこれは問題ないかと思います。
個人的は、ポイント獲得経路が細かく指定されている楽天経済圏よりもトップランカーにはなりやすいと思います。楽天の場合は、還元効率を上げるには様々な縛りがありますか
マイランク総評
非常にわかりやすい枠組みだと思います。経済圏サービスは、自社のサービスへの強制加入が条件となりますが、それよりも「ある程度利用していれば各サービスが便利になる」という枠組みは、無駄なポイントや時間の浪費が減っていいと思います。
LINEの場合は、集金できる方法が様々で、ライフスタイルに食い込む術を熟知しているからこそできるサービス体系だと思います。
エンタメ系など、「自分らしく使える・貯められるポイント」が多いので、ランクを上げて還元率を高めて、私のようなゲーマーだったらゲーム課金効率を最大化したり、マンガ好きならマンガ代金のポイント上乗せのようなシステムは好感が持てますね。(課金が捗る)
LINEポイントのお得な貯め方
少し横道に逸れてしまいましたが、LINEも「楽天」などの経済圏のポイント体制とそう大きな違いはない、むしろポイント維持活動は簡単だという話をしました。
ここからは、実際に貯めていく行動について解説します。読むのも面倒だという方にはポイ活は向いていないので、まずはポイントが勝手にたまる仕組みだけを用意しておくことをお勧めします。
クレジットカード
どう考えても、LINE経済圏が2020年に盛り上がっているのは、還元率の高いVisa LINE Payクレジットカードの功績。還元率3%は群を抜いてお得なので、耳の早いポイ活常連勢ではいち早く人気となり、私くらいの末端ポイ活勢の耳にも届くくらいの盛況ぶりです。
他社クレジットカードと比較しても、圧倒的な「3%」という強さ。キャッシュレス支払いが便利な上に、送金方法も充実しているLINEならではの魅力が満載です。
クレジットカード縛りは裾野を狭める?
ちなみに、マイランクサービスの前身であるマイカラーがサービス終了したことで、これまでできていた「LINE Pay決済」に直接紐付けされたポイント付与がなくなりました。
お得なクレジットカードへの強制的な加入を押し進めるのは強引な感じもしますが、上述の通り、お得ですからね。
ポイントサイトからの還元
ポイントサイト側の出口として、LINEポイントが選択できる場所もあります。
基本的には交換によって還元は落ちるところがほとんどですが、ポイントは使用できてナンボですから、LINE経済圏に身をおくのであれば「とりあえず交換できる」というのはいいですね。
ポイント還元ができるサービスの一例
ポイントサイト | 最小交換量 | 交換後LINEポイント | 手数料 |
Gポイント | 100G | 100ポイント | 5% |
Pontaポイント | 120ポイント | 100ポイント | 無料 |
ポイントタウン | 2000ポイント | 100ポイント | 無料 |
moppy(モッピー) | 330ポイント | 300ポイント | 30Pから |
PeX(ペックス) | 110ポイント | 100ポイント | 無料 |
LINEポイントクラブで獲得
これは、実質的なポイントサイトと同じ構図。
つまりアフィリエイト広告に対して契約させることで、LINEはインセンティブ報酬(中間マージン)をもらい、ユーザーもその分前をもらう。一見、WinWinのようですが、根本的にLINEを間に挟む必要はないので、実はユーザーは得はしていないし、どちらかといえば社会全体でみれば損しているというもの。
広告側から見るとすごくお得
ただ、ポイントが欲しい人が集まるところに広告を出せば契約率は群と上がるので、広告効果としては高いことに。楽天だって同じようなことをしているので、これはどこの経済圏に住まうかで利用するポイントサイトを決めればいいだけのこと。
ベストは、自分でアフィリエイト還元して、中間マージンを取られずに懐に入れるのが一番なんですけどね。みんながみんな、ブログやらで広告出稿しているわけじゃないからね。
LINE独自のポイント
ただ、LINEのいいところは「エンタメ」系にも力を入れていること。LINEの場合、ゲームや漫画を独自のサービスで出しており、ここへの誘導でポイントが貯まるというものも結構あります。
LINEゲームも漫画も、質はそれなりに良いので、ただ漫画を読むだけ、ゲームをするだけというよりは、普通に楽しめる内容でポイントも貯めることができるのは大変お得だと思います。
SNS要素で広告効果を高める
LINEはスマホ利用者のほとんどが一応利用しているコミュニケーションツール。ネットだけじゃなく、リアルの繋がりにも介入できます。
これが広告としては訴求効果を広げる上で重要で、匿名のSNSでの拡散よりも、実名で、実際に存在する友人に広告効果が波及した方が、利益率が高まる可能性があります。
つまり、自分がポイントを獲得するために追加した広告友達を見て、お得だなーと思って情報を拡散すれば中身のある(重みがある)情報発信になり、対象も空のアカウントではなく実際に存在する人であることが多いので、経済的に価値がある対象となります。
その点で、広告出稿側としては、LINEで獲得できたアカウント情報の方が有益だと考えています。必然的に、ゲットできるポイントが他社よりも多い、なんてことにつながる場合があります。
LINE LIVEで稼ぐ
配信が最近は手軽にできるので、参入障壁が低く、かつ動画広告との親和性が高いので最近かなり人気になっています。
LINE LIVEはLINE経済圏でのポイントがたまるので、経済圏に住まう場合は実質的には通貨として利用でき、LINE LIVEで生活費を稼ぐということも可能になります。
LINEブロックチェーンアプリ
既に暗礁に乗り上げているものもありますが、サービスの一部を列記しておきます。ここでは、LINEはブロックチェーンも力を入れているよ、ということだけ把握いただければ十分かと思います。
LINEのブロックチェーンゲーム・サービス
- Wizball(サービス終了):Q&A
- 4Cast(サービス終了):試合・イベントの予想
- ナイトストーリー(2020年9月30日):RPG
- リンクサイン(2020年9月30日):電子契約サービス
- aFan(2020年10月上旬予定):SNS→トークンでやりとり
- リーグオブキングダム(2020年10月下旬予定):MMO
- CrytoDozer(2020年内):コインプッシュ
- SOMESING:ソーシャルカラオケ
- Theta.tv(2020年内):ビデオストリーミング
- Crypto Sports:選手育成型スポーツゲーム
コンセプトは面白いけど、実際のゲームがつまらなそうなのと、わかりづらさ、準備の手間などがあって、なかなか普及しませんね。
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2020/3439
dAppsとは
ちなみに、dAppsというのは、ブロックチェーンの技術を使ったアプリ(ゲーム)のことです。大きな枠組みで言えば、皆さんご存知の「仮想通貨」に関しても、dAppsのひとつということになります。
これまでのゲームと何が違うのか、と言えば、ゲームで言えばゲーム内のアイテムやキャラクターが「個人の資産・所有物」になるということ。
ゲームディベロッパーの都合で自分の所持品が無価値になったりすることはまぁまぁありますが、実際にゲームアイテムが自分のものになると、どんなことが起きるんでしょうか。
これだけで一本記事が書けるくらいなのですが、私が注目しているのは、「ゲームの価値観が変わること」「プロゲーマーじゃなくてもゲームで稼げる」ということです。
RPGなどでは、どれだけ頑張ろうが実際の貯金が増えたりはしませんでしたが、ゲーム内通貨に独自な価値が付与されるとなると、ゲーム内での取引が現実に影響するようになります。
ゲームの場合はアカウントの売買やRMTなどは利用規約などに反して運営に罰せられたりしますが、ブロックチェーンの場合は、一方的にゲーム通貨が取り上げられるということはなく、デジタルアセットとして価値が残り続けることに意味があります。
長くなるのでやめますが、とにかく、もうゲームという範疇は超えるということだけは覚えておいてください。
「LINE Blockchain Developers」の主な機能
- 独自トークンエコノミーの構築
- さまざまな物や権利をトークン化して管理
- ブロックチェーン資産を安全に保護
- ブロックチェーンの簡単実装
- ブロックチェーンネットワークを簡単に管理
- LINEとの連携
少し興味が出てきた方は、だいたいこんな感じの機能で開発されています。
LINEポイントの使い方
本題に戻ります。「ポイントの稼ぎ方も多様性があるよ」というのがLINE経済圏の特徴でした。
ポイ活では、貯めたポイントの「出口」がいかに実用的かで、ポイントの価値を判断します。LINEポイントの出口を考えます。
LINEアプリで使う
LINEアプリで使う、ということは前述の通りポイントを「コイン」に変換することを指します。
経済的にはあまり得策ではありませんが、ポイ活ではなく「自分の生活スタイル」にLINEスタンプや着せ替えがあるなら、その方にとっての最適解は、LINEコインの購入です。
スタンプ・着せ替えで使う
経済圏としては割とどうでもいい「スタンプ」「着せ替え」ですが、利用している方からするとポイントの使い方としてはシンプルで細かいポイントの消費に使えます。
使用する場合は似たような「コイン」という通貨を優先して使います。というより、LINEポイントはLINEコインに変換可能、という認識でいるのが一番シンプルな考え方だと思います。
LINE Payで決済に使用する
実用的な使い方としては、LINE Payを利用すること。
これで普通の買い物に関してはクリアできるし、ネットショッピングでも連携が強いLINE 経済圏としては一番シンプルで何も感がなくてよき。
LINE Payの使用方法
LINE Payの使い方は、キャッシュレス決済に慣れている方なら簡単ですが、キャッシュレス決済を完璧に説明できる方は町内に一人いるかいないか。私にも無理ですが、頑張って説明してみます。
LINE Payでの決済方法
- コード決済(実店舗でコードを見せる)
- スキャン決済(実店舗でコードをスキャンする)
- オンライン決済(対応オンラインショップで使用する)
- 請求書支払い(対応している場合は請求書のバーコードを読み取って決済できる)
- LINE Payカードによる支払い
- Google Payに登録してQuickPay+で支払い
コード/スキャン決済は最近、実店舗で「できます!」と店頭に掲示されていることが多いのでみたことはあるという方は多いはず。
基本的には、「LINE Pay」というプリペイドカードに入金して使用する感じです。LINE Payカードという実際のカードもありますが、LINEのアプリにカードの機能があると考えるのがシンプル。
LINE Pay カードとは
LINE Pay カードには、「バーチャルカード」というアプリ上の(実体のない)プリペイドカードと、プラスチックカードでクレジットカードのように使用できるものがあります。いずれにせよプリペイド式なので、事前のチャージが必要です。
Visa LINE Pay クレジットカードとの違い
先に書いておくと、VisaLINEクレジットカードとは別物です。別物ですが、LINE Pay決済に Visa LINE Pay クレジットカードを登録して使用すると「チャージ&ペイ」という、事前チャージ不要でVisa LINE クレジットカードから入金して使用できるようになります。
LINEと相性の良い唯一のクレジットカードですね。
LINE Payの登録方法
ApplePayはピッとかざすだけで決済できてくそ便利ですが、LINE Payなどのコード決済は不慣れだとなんとなく抵抗感があるところ。
慣れれば簡単なんですけどね。慣れていない時だと「できない」時にパニクっちゃうんですよね。大体、残高不足なんですけど。
LINEアプリを開いてウォレットを選択
まずは、LINEアプリの下のメニューバーから「ウォレット」を選択します。
ウォレットメニューから「LINE Pay」を選択する
LINE Payメニューから利用する項目を選ぶ
使用する前にチャージしておく
基本的にはプリペイドカードなので、使用する前にチャージしておく必要があります。
LINEポイントはLINE Pay決済に使用する
長々と書いて、「あれ、これ何の記事だったかな」と思ったら、LINE ポイントの使用法でした。つまり、LINE Payの決済方法として、LINE Payカードを決済に利用することでLINEポイントを使用できるということ。
現金のようには使えない
ただ、注意点としては「マイカラー」というポイント制度がなくなったため、LINE ポイントをLINE Pay 残高に変換することはできなくなったということ。この辺りの「LINE ポイントの現金化」方法については、次項のLINE証券を利用することになります。
あくまでも「決済の利用時」に、「LINEポイントを使用するかどうか」を選択するくらいです。LINE Pay決済が多くの店舗で利用できるので、あまり困らないっちゃ困らないんですけどね。
ポイント還元率は悪い
ちなみに、Visa LINE Payクレジットカード以外からの入金では、ポイントが付与されません。加えて、決済利用時に「ポイントを使用した分」に関しては、ポイント還元対象から除外されるので、ポイント経済圏で、しこたまLINEポイントをため込んで使用する生活を考えると、「消費分のポイント付与が少ない」ため、総合的にポイント還元率はそれほど良くないということになります。
楽天ポイントは、楽天ポイント使用分もポイント付与になるので、この点は楽天の方が良さそうですね。
LINE証券からポイントを投資に利用する
LINEが金融を本格的に進めるにあたり、現金化のルールが少し厳しくなりました。
ポイントを直接使える「LINEPayの残高変換」することは、2019年12月にサービスが終了しできなくなりました。
しかし、LINE証券の口座にはポイントで入金可能なので、限りなく現金に近い形でポイントを保有したい場合には証券経由となります。
既に投資などで資産運用されている場合には抵抗なく始められる現金化ルートだと思います。スマート投資なども始まっているので、これから投資を始めてみたい、という方にもおすすめですね。
LINEスマート投資
LINEスマート投資は、いわゆるロボアドバイザー。AIが自動で入金額分を投資してくれるというものです。ロボアドは思った以上に実績に差が出始めているので、選ぶ際は慎重に。
ただ、実績がばらけるなら、いっそリスク分散という意味で利用してみるのもアリっちゃあり。個人的には分散させすぎると管理が手間なので、自分の経済圏に依存して投資する方向性になる。
LINE系のサービスに利用する
冒頭あたりで解説したLINEサービスを出口として利用することもできます。還元率は一番高いので、あまり面倒な経由方法を考えたくない場合にはおすすめです。
LINEショッピングで利用
ショップ数を比較すると、この辺りは楽天市場やau Pay マーケットがいいですね。LINEショッピングは実質的に楽天やYahooショッピングへの動線でしかないので、直営のアプリを経由してポイントアップした方がお得です。
LINEモバイルの支払い
LINEモバイルでの支払いには若干の制限があります。
LINEポイント支払いの利用対象は、月額基本利用料とユニバーサルサービス料です。その他の料金には利用できません。
LINEモバイルの支払いに使えるLINEポイント数はいつでも変更できますが、次の期間にはできません。
・毎月1~3日
・MNP予約番号の発行中
・MNP転出中
・解約申込中
・利用停止中
・その他当社がお申し込みを不適切だと判断した場合
LINEミュージックの支払い
LINEミュージックのクーポンチケットにポイントを割り当てることもできます。
LINEミュージックよりも、個人的にはAppleMusicがいいですし、無料だとしてもYouTubeMusicが面白いと思うので、これはなしだな、と思います。
LINE漫画はコインが必要
こちらは、ポイントを使ってLINE漫画用のコインを取得、そのコインで漫画を買うという少しまどろっこしい方法。読む漫画が決まっていればいいのですが、コイン取得後にポイントに戻せないので考えもの。
LINEギフトを利用する
LINEギフトは、自分用にも友達のプレゼントに使える。LINEらしく実際の友達のプレゼントに簡単に利用できるのは大変に素晴らしいサービス。
個人的には、LINEポイントの使用法としては一番合理性が高いと思います。LINEならでは、というか、コミュニケーションツールとしての魅力が発揮されていると思います。
今後のLINEから将来性を考える
経済圏として利用するには、将来性についても考慮する必要があります。
流石にLINEほどのグループ企業がポイントを使用する間も無く消えて無くなることはないとは思いますが、ポイントが実質、通貨として使用することになるので、LINEの今後についてしっかりと考えていきたいと思います。
2021年4月に終わる「高還元」期間
先に書いたVisa LINE Payクレジットカードの超高還元率モードは2021年の4月30日まで。この記事を書いている2020年秋から利用するには「少し微妙な」期間設定であります。
高還元を続けるか、策を変えるか
今後、テコ入れで「期間終了後のお得なサービス」を盛り込んで、一気に利用者が減るという事態は避ける一手を打ってくるとは考えられますが、「一時的」であることは大いに考えられます。
仮に、無策で2021年5月以降となると、還元率1%なので、一般的なクレジットカード並み。前述の通り、ポイント消費分はポイント還元されないLINEポイントで、しかもコマース(消費)活動でのポイント生成には弱みがあるので、この点を「LINEらしい」解決策で新たな魅力を提示してくれるかが運命の分かれどころ。
ポイント獲得方法にテコ入れ
個人的には、LINEらしいと言えば力を入れている「ブロックチェーン」「LINK」を実用可能でしかも魅力的なアプリ・ゲーム・サービスに昇華させることだと思います。
これが完成することで、ユーザーはこれまでの「ポイント活動」とは全く違った、「誰にでも楽しい、自分らしいポイント収集方法」が確立されます。
ポイ活、やっぱり楽しくないですからね。あれは、数字が好きな人が「貯金して通帳見てニマニマしたい」のと同じ動機でやってること。貯まる過程は必ずしも楽しいものではないのです。
これが、「自分らしく趣味をお金(ポイント)に変えられる」というのは、実に副業時代に見合った価値観の変遷にあると思います。
ソフトバンクとの提携はどうなった
2020年は明らかに撒餌、その後はソフトバンクとの連携を強化して独自の路線を突き進むと思いますが、その「ソフトバンク」との連携でどのように変化するのか、暇な時に検索して情報を更新していきます。
2021年3月までに何を発表するか
合併予定は、2021年3月頃ということですが、その前に「どのような変化を起こすのか」は、どんどんユーザーにアピールしていけると思います。
私自身はLINEは嫌いですが、これは私がコミュ障なのとデザインが好きではないというだけで、LINEの考えている方針というか方向性というか、「LINEのやりたいこと」に関しては期待しています。
LINE経済圏の将来性
LINE経済圏に大きな影響を与える「開発力」や、新しい技術などがあればこちらに掲載していきます。
LINEを利用したアプリと融合できるサービス
やっぱり強いLINEアプリの新しいサービスなどの情報を集めていきます。
電子レシート化
経済産業省では、買い物レシートの電子化および標準仕様化を推進している。これらの実現により、電子化されたレシートが事業者と生活者を結びつけ、生活者の購買履歴に応じた提案・キャンペーンの実施など、新しいサービスが生まれる基盤になるという。
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1169182.html
LINEは、経済産業省の推進する「レシートの電子化」に積極的に取り組んでいます。スマホユーザーのほとんどが「一応はインストールしている」アプリだからこそできる取り組みです。これはLINEの強み。
菅内閣はデジタル化をガシガシ推進していきますから、電子レシートは「顧客側の端末」を利用したサービスで実装コストは安く済む可能性があります。
その上、買い物データと直結しているので利用価値の高いデータ収集が可能となります。これ、LINEが主導権を取ったら小売り販売、ロジティックスでもウハウハになりますね。
コメント
「apple apple ウォレット ウォレット」に関する最新情報です。
フォトシンスの「Akerun入退室管理システム」がAppleウォレットの社員証に対応しました。これにより、企業の従業員はiPhoneやApple Watchをかざすだけで、オフィスやセキュリティゲート、エレベーターなどに簡単かつ安全にアクセスできるようになります。従来のプラスチック製カードキーを使用する必要がなく、非接触での利用体験が提供されます。利用者はPhotosynthのアプリから初期設定を行うことで、迅速に社員証を追加でき、入退館手続きの手間も軽減されます。今後もPhotosynthは、Akerunを通じて企業のデジタル化やDXを支援し、利便性と安全性の向上を目指します。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000095.000011385.html