使い始めてみると意外にも満足度が高い家電が空気清浄機だと思います。
でも、国内メーカーの空気清浄機はどれも2万円以上もするので、それなら良い掃除機とかを買った方がいいんじゃないかって思っています。
空気清浄機は、目に見えるゴミを処理する家電じゃないので効果などの実感が湧きづらいところですが、体調に直接影響する原因物質を除去してくれるので、シンプルに心地良く過ごせるようになりますね!
この記事では、AiRROBOのAR400という商品をレビュー用に頂けましたので、使用感などをお伝えしながら「AiRROBOクラスの空気清浄機が1万円台で購入できるのって、すごくコスパがいいね!」というお話をしていきたいと思います。
AiRROBOのAR400を購入する際に知っておきたいこと
このページではAiRROBOが販売しているAR400という空気清浄機をご紹介しますが、「AiRROBOって何?」「知らないメーカーの商品を買うのは怖いんだけど」という方のために、簡単にAiRROBOやAR400についての説明をしていきたいと思います。
AiRROBOってどんなメーカーなの?
最初に、AiRROBOについて簡単に説明します。
AiRROBOとは?
AiRROBOは、最新のスマート家電を取り扱うメーカーで、特にAI関連分野に力を入れています。市場は世界規模で、日本でもAmazonなどを利用することで製品を購入することができます。
AiRROBOは香港の会社です。親会社の時価総額は約80億円ということで、日本の家電メーカーで言えばシャープや日立のような会社だと思えばイメージしやすいかと思います。
これは内輪話ですが、レビュー依頼の際にも日本語で丁寧な対応をしてくれますし、レビューのための資料なんかも用意してくれていたりと、仕事を一緒にするのにはとても安心できるところだな、と思いました!
日本では知らない会社だと購入を躊躇してしまう方もいらっしゃると思いますが、心配になるようなメーカーではなさそうだな、というのが私の評価になります。
本製品には日本語のマニュアルもついています
日本語にも対応していますので、使い方がわからなくても安心。とはいえ、説明書がなくても使えるシンプルな設計ではありますが。
ただ、日本語自体は翻訳機を利用しただけ、という感じがするので読んでいて楽しいものではありませんが、使い方を調べるだけであれば十分ではあると思います。
得意分野はロボット掃除機
具体的に、どんな商品を展開しているかというと、ロボット掃除機を主力商品としています。
2022年3月現在だと、最新のロボット掃除機として、ロボット掃除機としては破格の1万円台前半からアプリとも連携できて、音声操作も可能な高性能な機種をリリースしています。
レビューは比較的満足度の高いものが多くて、「値段の割にはパワフル」という評価が多いですね。
高級家電というわけではないから、失敗してもいいかくらいの気持ちで買ったら案外よかった、というのは買い物好きとしても嬉しい誤算ですよね。
AR400と比較すべき空気清浄機
当サイトの空気清浄機についての記事と比較できるようにご紹介しておきます。
国内メーカーよりもお買い得?
まず、私ごとではありますが、私自身が空気清浄機を探していた際に国内メーカーについてまとめた記事がこちらにありますので、参考にしてみてください。
AR400と比較した場合には、国内メーカーは高級モデルがすごく多機能なのですが、機能に見合ったコスパかどうかといえば疑問符がつきます。この辺りのことは後半で解説します。
海外製メーカーと比較すると?
海外製メーカーといえば、当サイトではBlueairの記事がよく検索されています。
まず、国外の有名な空気清浄機の家電メーカー品となると、価格は国内産よりもさらに高くなっていきます。特に、海外メーカーのものはフィルター交換などの維持費用も高くなってしまいます。
AR400と比較する場合、まずは価格について折り合いをつける必要があります。AR400であれば1万円強でおさまるところが、その何倍も(場合によっては何十倍も)の費用を支払って、何が得られるようになるかを真剣に考える必要があります。
AR400をお得に購入する方法
AR400の購入を考えている方のために、先にセールについての情報をお伝えしておきます。
5月8日(日)から5月14日(土)までお買い得セール!
Amazonにて、5月8日(日)9:00~5月14日(土)23:59までの期間限定で、販売開始を記念したセールを開催します。
定価が14,900円のところ、割引価格として¥11,175で購入できるようになります。
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同じく5月8日(日)9:00~5月14日(土)23:59までの期間限定で利用できるクーポンを発行いただきましたので、こちらもご活用ください。
AR400を使ってみて「いいね」と思ったところ
まずは、AR400のいいところをお伝えしていきます。購入の動機になれば幸いです。
AR400で空気は綺麗になるの?
まずは、AR400の空気清浄力についてお話ししていきます。
- 日本のリビングルームくらいの適応畳数
- 3層のフィルターで消臭・集塵力はまずまず
- HEPAフィルターで0.3μmの微細粒子まで除去
どうして空気清浄機が必要になるのか
私は田舎暮らしで、「窓を開ければ新鮮な空気が入ってくるのだから、空気清浄機なんて必要ないんじゃないか」と感じるところですが、実際に空気清浄機を使用してみると、「家の中の空気って、意外と汚い!」ということに気付かされます。
私の場合は、圧倒的に「アレルゲン(アレルギーの元となる物質)の除去」の役割が大きくて、これをやっておくだけで生活の質が大きく変わります。
家にアレルゲンがあると、どれだけ薬を飲んでもアレルギー症状が出ますが、空気清浄機使うと目に見えて「鼻のぐずつき、目の痒み」が和らぐんですよね!
また、昨今は「感染」の問題だったり、公害としての「大気汚染」の問題だったりで、「換気は必要だけど、外の空気も汚れていて対処方法が難しい」ことがあると思います。
感染予防のために冬でも窓を開けて換気しないといけないけど、都会の方や花粉やPM2.5の影響が大きい地域だと、外の空気を家の中に入れたくない、という環境の方は結構いらっしゃると思います。
空気清浄機と感染予防の関係性についてはまだまだ研究や開発の余地がある段階であると言えますが、空気清浄機を換気の補助的な役割として使用することは松戸市の「住居での換気のポイント」で説明されているので、是非ともご活用ください。
空気を綺麗にするのに必要な時間
メーカーが発表している空気清浄に必要な時間について、日本語に直して表にしてみました。
畳数 | 清浄時間 | 使用する部屋のイメージ |
9畳 | 8分 | キッチン、ダイニングルーム、寝室 |
13畳 | 10分 | リビング |
17畳 | 13分 | LDKの続き間 |
37畳 | 27分 | 店舗など広めの空間 |
日本の適用床面積とは基準が違うので単純な比較はできませんが、イメージとしては37畳を適用床面積として、実際に使用する際には10畳〜16畳くらいを想定するといいと思います。
適用畳数はおおむね37畳
AR400の空気清浄力を示す値として、CADRは以下のように発表されています。
CADRは、「12分に1回(1時間に5回)清浄できる面積」を表記したもの。「タバコ煙」「花粉」は450、「粉塵」は400がそれぞれ最高値となります。
今回のAiRROBOのAR400であれば、1時間あたりに1立方メートルの空間を清浄できる力が300ということになります。cfmは1立法フィートの空間です。
公式的には35畳
最大空気清浄力(実質的な適用清浄畳数)の参考としては、40m2のお部屋を19分で清浄できるとのこと。
日本の空気清浄機の場合は、「規定の粉塵濃度の汚れを30分で清浄できる部屋の広さ」となっているので、単純な比較は難しいのですが、37畳の空間を27分で清浄できることから、適用畳数としては37畳以上の性能を持っていると考えて良さそうです。
実際に空気清浄機を選ぶ際には、使用する部屋よりも広い2〜3倍くらいの適用畳数を選ぶべきだとされています。AR400であれば、とりあえず日本の一般的なリビングくらいであれば問題なく対応できると言えます。
集塵性能(微粒子を捕捉する力)はHEPA等級13程度
空気清浄機の能力は、空気を循環させる「ファン」の部分の他に重要な「フィルター」の能力があります。
AR400で採用されているフィルターは、3種類の層が組み合わさってできている高性能フィルターです。
- 埃のような大きなゴミをキャッチする「プレフィルター」
- 花粉やPM2.5といった目に見えない細かい粒子をキャッチする「HEPAフィルター」
- においの発生を抑える「活性炭フィルター」
このフィルターで、最小0.3ミクロンの粒子も捕捉することができるので、一般的に人間の体に害を与えるような物質に関してはちゃんと綺麗にしてくれる、という感じになります。
実際のフィルターはこんな感じ(レビュー)
フィルターは一体になっていて、交換の際には簡単に取り替えられます。接写してみましたが、HEPAフィルターが2層目にあり、手前に虫取り網くらいのプレフィルターが貼られています。
内側は黒いフィルターで、消臭効果などのある活性炭フィルターになっています。
本体を裏返すと、このフィルターをそのまま嵌め込んでセッティングするだけの仕様になっていることがわかります。交換はとにかく簡単です。
まずは使用1週間の清浄力をチェック!
とりあえず、1週間使用した汚れ具合をチェックしてみました。
画像の左側は1週間AR400を稼働した結果、プレフィルターに付着したホコリが写っています。
あまりホコリがついていませんが、我が家は毎日ルンバが走っているので、1週間程度でもそれなりにホコリが付着しているということがわかりますね。
「ルンバなどで毎日こまめに掃除はしても、空気中に漂うゴミまでは除去できない」ということになります。
画像の右側は比較用に掃除機でホコリを除去した状態になります。普段のお手入れはこんな感じでプレフィルターに付着したホコリを取るくらいでいいと思います。
使用1ヶ月後のフィルター
使用環境はリビングとなります。リビングはこまめに掃除するので、本当はフィルターが汚れていないくらいでいいのですが。
だいぶフィルターが汚れてきました。
基本的には目に見えないくらいのごみが、表面のプレフィルターを抜けてHEPAフィルターで捕捉されるので、空気がきれいになったかどうかは、この「目に見えるほこり」だけでは評価できません。
プレフィルターの汚れは「空気を吸い寄せる力」の参考として考えていただけたらと思います。
ただ、プレフィルターについているごみの量を見るだけでも、空気中に漂っている小さなゴミがどれくらい多いかがわかるかと思います。これが、例えばもっとダニやカビなどが繁殖しやすい寝室だと、もっと多量のアレルゲン物質が空気中に漂っていることになります。
フィルターはどこで販売しているの?
プレフィルター、結構安いので一緒に購入しておくことをお勧めします。
単価が安い機種だと、フィルターは高かったりするんですけど、AR400は交換用フィルターも安いので維持費用もコスパいいですね!
使い勝手に関する機能
使い勝手に関する機能について簡単に説明していきます。
- スリープモードはわずかな20dBで図書館よりも静か
- タイマー利用で「使いすぎ」予防に
機能面としては、多機能モデルというわけではないので、最小限の機能しかありませんが、その分、デザインはシンプルで洗練されており、その上、価格が抑えられています。
稼働音・静粛性
AR400は、サイレントモードで20.2dB程度での稼働が可能。
20dBという数字は、「この葉が触れ合う音」と表現されているように、騒音値の基準の中でもかなり「静か」な部類になります。
タイマー機能がある
これは基本的な機能にはなるのですが、タイマー機能では1時間ごとの設定が可能です。
タッチパネル式の操作盤なので、8時間まで設定する時にポチポチ押すのが少し面倒ではあります。
スペックや性能に関すること
スペックや外観に関する感想などをまとめました。
スペック表
項目 | AIRROBO AR400 |
梱包サイズ | 295*295*455mm |
本体サイズ | 221x221x372mm |
本体重量 | 3.2kg |
フィルターのサイズ | φ193*189mm |
適用畳数 | 24-40m² |
CADR | 300m3/h |
使用電源 | 35W |
サイズ感はどんな感じ?
空気清浄機って、ネットで注文する際に見逃しがちなのが「意外と大きい」ってところだと思うんです。
空気清浄機の場合、北欧風の部屋におしゃれ家具に紛れて馴染むように設置されている宣伝写真を参考にするわけですけど、いざ家に来てみると「でかっ!」となりがち。
空気清浄機は、部屋の中の空気を循環させる都合、それなりに大きなファンを搭載する必要があります。部屋の空気を循環させる装置といえばシーリングファンなんかが代表的だと思いますが、それなりに大きな扇風機を設置すると、それなりに圧迫感があるわけです。
AR400は大体サッカーボールと同じくらいの大きさで、高さは2個積み上げた時よりも小さいくらいです。これが大きいか小さいかは感じ方によるところもありますが、空気清浄機の中ではコンパクトな方だと思います。
失敗しない馴染みやすいデザイン
デザインについてはそれぞれ評価は異なると思いますが、私は「どこの家庭にもおきやすい、馴染みやすいデザイン」だと思いました。
いろいろな空気清浄機をレビューしてきた中でみると、デザインに惹かれて購入するという動機にまではならないかもしれませんが、少なくとも私のような生活感の溢れる部屋に暮らす分には適度に馴染んでくれてちょうどいい、と思っています。
例えば、北欧系の高級空気清浄機は確かにデザイン性で洗練されていて心が躍るけど、我が家に一台おいたところで私の部屋には馴染まないし、おしゃれに見えるわけではない。
AR400は、家庭には馴染みやすいデザインだと思います。
空気清浄機の廉価モデルだと、どうしてもプラスチックの箱にしか見えず、ともするとゴミ箱のようになってしまうところ。
AR400は操作板がシックなデザインで、主張しすぎず部屋に馴染みやすいと思います。スリープモードの際に操作板の表示を薄い光にするような配慮もされており、使用する際にもちょうどいいデザインだと思います。
メンテナンスについて
AR400のフィルター交換は本当に簡単にできます。
フィルター交換はワンステップで簡単
AR400のフィルターは3層がセットされた状態のものがそのままセッティングできるので、フィルター交換の際にも面倒な掃除や準備は不要。
空気清浄機のお尻の部分をくるっと回転させて、新しいフィルターをはめてしまえば、もう完成です。
あとは、空気清浄機自体が汚れていなければ、次のフィルター交換までお手入れしなくても清潔に過ごすことができます。
交換時期もアイコンでお知らせ
フィルターの交換に関しては、操作板のアイコンが点灯することで教えてくれるので不衛生なまま使用し続けることも避けられます。
ちなみに、空気清浄機を使っていると、部屋の中に浮遊するゴミの量が減るので、エアコンや換気扇などのフィルターなどの掃除の手間もラクになるんですよね。
AR400だと機能が物足りない、と感じたら
AR400のデメリットは、国内メーカーに比較すると機能面では物足りなさを感じるところ。
フィルターしかないなら、プラズマクラスターやナノイーみたいに消臭とかはできないんじゃないの?
日本人は「お金を出せばいいものが買える」と思いがちですが、お金を出したからあなたにフィットした商品が手に入るとは限りません。
本来デメリットであるはずの「機能の心許なさ」をメリットに言い換えて説明していこうと思います。
「イオン系」の発生機能は必要?
我々が空気清浄機を購入する際に参考にするのは日本の家電メーカー。
日本製の空気清浄機はとにかく高機能を売りにすることが多いです。「除菌」や「ウイルス除去」、あるいは「イオン」「プラズマクラスター」や「ナノイー」といった消臭・防菌効果のある物質を放出することが売りの空気清浄機、結構ありますよね。
昨今は特にウイルス対策の必要性が注目されているので、これらの付加機能が注目されていますが、空気清浄機の場合、大事な機能は「フィルター」と「空気循環量」です。
感染予防に効果はあるの?
イメージしていただけるとわかると思いますが、感染予防の際に重要なのは菌やウイルスといった病原微生物を体の中に入れないことです。
空気清浄機と感染予防についてまとめた記事もありますので、詳細について知りたい方はこちらをご覧ください。
空気清浄機で感染予防ができるかどうかを考えるときに大事な点として、感染成立の3要因について知っておくべきです。空気清浄機の場合、関連する項目としては「感染経路」と「感染源」があります。
イオン系物質は感染源を除去できるのか
さて、いわゆる「イオン系」物質の機能というのは、感染源となる微生物と接触することで反応を起こして無効化・無毒化することを目的としています。
ただ、これらの「イオン系物質」というのは自分でウイルスや菌を積極的に捕まえにいくわけではなく、一緒に空気中を漂って偶然触れた時に効果を発揮することができます。
実際にウイルスが空気中に浮遊していることを考えた場合に、イオン系物質がウイルスに効果的に接触する機会を増やすためには、たくさんのイオン系物質を空気中に散布することになります。
それでも、接触確率を増やすのが背一杯で、実際の効果(感染を予防する)を考えた場合には期待したほど効果はない、と考えるのが無難です。
感染予防としては、感染性微生物をキャッチするだけで十分
イオン系物質と接触することで、一部の感染性微生物は無毒化できるとされていますが、空気清浄機は感染微生物をやっつけることが目的ではありません。
感染性飛沫(核)が空気中にただよう時間を減らしたり、空気循環の気流を調整することで感染が広まらないように配慮することが、空気清浄機を利用した感染予防策だと考えられます。
簡単に言えば、空気清浄機が部屋全体のフィルター=マスクとしての役割を担えばいいわけだね。
HEPAフィルターがあれば、飛沫くらいの大きさの浮遊物であれば捕まえることができるので、今回ご紹介しているAR400も十分に感染予防に役立つと考えられます。
イオン系物質は寿命が短く、たどり着くまでに効果が薄れる
除菌・ウイルス感染対策として用いる場合にも過度な期待はできません。
試験空間では、「原因菌/ウイルスだけ」という特殊な環境での効果を検証しますが、実際の生活空間にはそのほか様々な微粒子状の物質が漂っている空間で使用することになります。
感染性微生物にイオン系物質がたどり着く前に、多くの微粒子や空気中の酸素や窒素と反応してしまうため、実際の効果はなかなか感じることができないというわけです。
また、感染予防という面で考えるなら、感染している方の飛沫(唾液)が問題なわけですから、会話をしたり、唾液が付着したものを触ることが最もリスクの高い行動となるわけです。
簡単に言えば、イオン系物質が標的物質(感染性微生物)に到着する前に、我々は会話している相手の飛沫を吸い込んだり、飛沫の付着したモノに触れているわけで、感染源の除去や感染経路の遮断に役立つことは少ないんですよね。
消臭効果はあるの?
イオンなどを放出する機能の目的は、「消臭」や「ウイルスや菌の無毒化」になります。
においに関与する物質のほとんどは有機化合物ですから、分子量で言えば20~400程度の物質が多く、化学構造もそれぞれ異なります。
臭いの原因となる物質がフィルターでキャッチできれば、空気清浄機に消臭効果があると考えられますが、臭いに関しては空気中に漂い続けたり、フィルターでキャッチできなかったり、壁や家具などに付着してしまい、臭いの原因物質を取り除くのは空気清浄機では難しいと言えます。
においの原因をフィルターで集めたら、今度は空気清浄機自体が臭くなってしまうね。
においに関して対策するなら、空気が綺麗な地域であれば窓を開けて外の空気と換気してしまうのが1番です。その際には空気清浄機を併用すればサーキュレーターの役割と、外の空気に含まれる「花粉」などの有害物質の除去ができます。
イオン系物質がにおいの原因物質に作用するように配慮する
では、イオン系物質が臭いに対して有効かといえば、ある特定の条件下であれば効果があると言えます。
例えば、決められた原因物質と反応するかを調べる試験であったり、狭い空間内で原因物質を除去・反応しやすい環境での試験であったり、という条件があれば、消臭効果が得られるとする場合が多いです。
イオン系物質が空気中を漂っていられる時間は数分程度。その間に特定の原因物質と出会って反応できれば効果はあるけど、原因物質が多かったり、大きかったり、遠かったり、効果を発揮できない物質だったりすると、普通の部屋で利用する場合には効果が実感しづらいケースはあります。
消臭・感染予防の効果は価格上乗せ分ほど期待できない
ながながと説明してしまいましたが、日本のメーカーなどが売りにしている「イオン系物質」のような機能は、実は価格ほどの効果はないと考えるのが自然です。
全く効果がないわけではないんですけど、普通に空気清浄機使うだけでも解決できる部分だったりしますね。
余計な機能を入れて故障リスクを高めるくらいなら、シンプルな構造で、それなりに効果的なフィルターを搭載した空気清浄機を購入することが、最もコスパの良い空気清浄機の買い方だと思います。
今回、ご紹介しているAiRROBOのAR400は、フィルターはしっかり高性能で、「余計なコストをかけず、最良の空気清浄機を選びたい!」という方におすすめできる商品だと思います!
フィルター交換をした方がいい
日本メーカーとの比較で考えたいこととして、もう一つ、「フィルター交換をすべきかどうか」ということがあると思います。
海外製メーカーと国内メーカーの空気清浄機を比較したときに、最も大きな違いは「フィルター交換をするかどうか」ということがあると思います。
フィルター交換するのとしないの、どっちがお得?
海外製メーカーは、フィルターは消耗品だとして販売することが多いのですが、国内メーカーは「フィルターが汚れにくくなる機能」「お手入れ回数を減らす機能」などがついていて、フィルター交換を不要とするようなことを売りにしている場合が多いです。
「フィルター交換不要だが高い」機種と、「フィルター交換が必要だが安い」機種の場合、単純にコスパだけで選ぶ場合は、想定する使用年数とフィルター交換費用の総額を比較して見るのが1番です。
ただ、比較したい機種は人それぞれだと思うので、考える際のポイントだけ簡単にご説明したいと思います。
フィルター交換について考えるポイント
- フィルター交換しない場合の空気清浄力の劣化を考える
- 高機能モデルは故障リスクや修理費用についても考える
- フィルター交換する場合は、対応機種や販売期間(販売されなくなるリスク)を考える
- メンテナンスの負担についても考える
- 対応しているフィルターの汚染予防効果について考える
フィルター交換が不要だけど、効果は半分くらいになる
まず、フィルター交換が不要な場合の注意点です。
フィルター交換が不要ということは、基本的には空気清浄機自体に「フィルターを掃除する機能」がついているということになります。
この「フィルターを掃除する(しなくても良いようにする)機能」は各社様々な工夫をしていますが、基本的には高機能=高額となる傾向にあります。フィルター交換が不要なモデルと比べると何倍もする場合がありますね。
フィルターとは別に、オゾンを利用した脱臭機もありますが、これはまた別物なので割愛。
では、この機能がついていればメリットばかりかと言えば、そういうわけでもありません。空気清浄機としては余計な機能で、簡易な掃除機を空気清浄機に入れているようなものなので、その分、故障するリスクも高くなります。
基本的には空気清浄機は「フィルター」のついた扇風機みたいなものだから、そこに掃除機まで付けるのは余計な感じがしますね。
さらに、これが掃除機だけなら良いのですが、洗濯機や加湿器、消臭機能まで付け加えると高額になるし、故障した際の修理も大変になります。
それでいて、全ての機能が満足に働いてくれるかといえば、あくまでも「付与機能」でしかないので、それぞれの専用の家電を買った方が効果的だったりします。
例えば、「フィルターの埃を集める機能」がついている空気清浄機であっても、集めた埃は結局自分で掃除機で吸い取ったり、フィルターなどを洗浄するお手入れは必要だったりします。
さらに、集塵フィルターや脱臭フィルターは、どうしても時間が経つと効果が弱まるため、交換しなければベストパフォーマンスを引き出すことはできなくなってしまいます。
先ほどの感染予防の話でもありますが、マスクの除菌ができるからといって、マスクを交換しないで使い続けるのは効果が弱まり不衛生になります。シンプルに、フィルターは交換すべきもので、消耗品であると考えるのが効果的で衛生的で経済的だということです。
スマホ連携機能は必要?
私はスマートホーム推進派で、できれば全ての家電をスマホだけで操作できるようにしたいと考えています。
空気清浄機をスマホで操作をするといっても、使う機能は「1日の決められた時間に、自動で起動して、自動で終了する」くらいなものです。
高機能空気清浄機だと、空気中の汚れを測定するセンサーが搭載されて、自動で運転・風量調整などができるものがあります。スマホと連携することで、部屋の汚れ具合をモニタリングできるようになっているものもあります。
部屋がきれいであるべき時は決まっている
基本的に空気清浄機は生活空間が綺麗な状態を維持しておけばいいものです。さらに言えば「自分や家族が生活するときに綺麗であればいい」わけです。
例えばリビングで空気清浄機を使うとき、実際に空気清浄機が機能していれば良いのは、「リビングにいる間」です。
正確には、リビングに入る前に部屋の空気を綺麗にしておきたいので、たとえばみんなが起きてリビングで朝ごはんを食べる30分前くらいに自動で起動しているのが理想です。
話を戻すと、空気清浄機を自動で動かすには、スマートリモコンがあればほとんどの空気清浄機に対応することができます。
AR400のデメリットとしては、AR400はリモコンに対応していないので、自分でスマートホームとして家電を自動化したいときに、起動させづらいということ。
国内メーカーの場合、自社製のアプリで対応できますが、無理にスマホ連携できなくてもリモコン対応させしていれば自分でスマホで操作できるようには簡単にできます。
AR400に関しては、今後はリモコン対応などしたモデルが出てくると、これから先の操作性も改善できると思います。
スマートホームに興味がなければ、空気清浄機の操作にはそれほどリモコンを必要とすることはないので、気にならなければ最高のコスパの空気清浄機ということになると思います!
結論:AR400をおすすめしたい方
最後までお読みいただきありがとうございました。
全てを読むのは大変だったと思いますので、内容を簡単にまとめて「AR400を購入すべき方」というポイントを解説してまとめていきたいと思います。
AR400の購入ポイント
- 1万円台で購入できる
- 高性能なフィルター
- シンプルな機能で使い勝手がいい
- 馴染みやすいデザイン
空気清浄機を探しているけど、ハウスダストやPM2.5などの空気中のゴミを回収できればそれでいい、という方にはおすすめですね。
AR400の購入をお勧めしたい方
- 初めての空気清浄機購入で、とりあえず効果を実感したい方
- 余計なコストを嫌う、買い物上手な方
- 日頃のお手入れは面倒で、メンテナンスはフィルター交換だけしたい方
例えば、ペットを飼っていてにおいが気になる、という方の場合、ついつい「脱臭効果の高そうなイオンやオゾン発生機能」が魅力的に見えますが、まずはシンプルな空気清浄機を使ってみて効果を試すのがお勧めですね。
ペット用トイレなど、決められた空間に対しては効果はあるけど、ペットは動くし、ペットの体に付着したゴミも家中に広がるので、においの原因物質全てに効果的に働くわけではないんですよね。
空気清浄機は、使ってみないとなかなか効果が実感しにくいところだと思います。まずは、手軽に購入できる価格で、しかもフィルターは高性能、維持費も安いAR400を是非ともお試しください!
コメント
「14 14 有機 14 試す」に関する最新情報です。
NECパーソナルコンピュータから登場した14.5型3K有機EL搭載のプレミアムタブレット「LAVIE Tab T14 T1495/HAS」は、クリエイターやハイエンドユーザーをターゲットとした製品であり、Windows PCに近い操作感を提供している。PCモードではスタンド型キーボードとの併用が基本となり、文書編集やスライド作成などをPCに近い感覚で行える。主な仕様はMediaTek Dimensity 9000を搭載し、12GBのメモリと256GBの内蔵ストレージを備えている。また、14.5型の有機ELパネルやWi-Fi 6、Bluetooth 5.3などの機能も搭載されている。
https://news.google.com/rss/articles/CBMiPmh0dHBzOi8vcGMud2F0Y2guaW1wcmVzcy5jby5qcC9kb2NzL2NvbHVtbi9ob3Rob3QvMTU3MzYxMS5odG1s0gEA?oc=5
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電子レンジで手軽に料亭のような土鍋ごはんが作れる「伊賀ノ匠」が登場しました。火加減の調整も不要で、保存や再加熱も対応しています。食事のレベルが上がりそうです。
https://www.lifehacker.jp/article/machi-ya-iganotakumi-start-706211/
「ごはん おもいで おもいで ごはん」に関する最新情報です。
全国津々浦々のエモい海ごはんエピソードに胸熱!「#おもいでの海ごはん」キャンペーンストーリー大賞が決定しました。このキャンペーンは、海と日本プロジェクトが実施したもので、2週間にわたって海の魅力を知るためのイベントが行われました。参加者は海ごはんのエピソードを募集し、その中からストーリー大賞が選ばれました。また、キャンペーンの画像一覧も公開されています。このキャンペーンは、海の魅力を広く知ってもらうための取り組みの一環であり、次世代に美しい海を引き継ぐための活動です。
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「ps 終了 連携機能」に関する最新情報です。
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、11月13日にPlayStation 5(PS5)とPlayStation 4(PS4)のX(旧Twitter)連携機能を終了することを発表しました。これに代わる代替策として、スマートフォンアプリ「PS App」を利用することができます。PS Appを通じて、スクリーンショットやゲームクリップを共有することができます。この変更は、2023年11月13日から有効となります。
https://news.google.com/rss/articles/CBMiQWh0dHBzOi8vc2FpZ2FuYWsuY29tL2phL25ld3MvcGxheXN0YXRpb24tbm8tbG9uZ2VyLXgtaW50ZWdyYXRpb24v0gFFaHR0cHM6Ly9zYWlnYW5hay5jb20vamEvbmV3cy9wbGF5c3RhdGlvbi1uby1sb25nZXIteC1pbnRlZ3JhdGlvbi9hbXAv?oc=5
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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000128562.html