ガストンルーガ、セールだということでレビュー依頼を受けました。
私は年末年始だけはブログが忙しくなるので商品提供だけのレビューはお断りするのですが、ガストンルーガに関しては前回も頂いた「SPLÄSH 13」が大変に使い勝手が良くレビュー依頼を受けることに。

スプラッシュは一部に不満点もあったので、この辺りがうまく改善されていそうな「ルーレン」という新商品が気になったので、記事更新も兼ねてレビューしていきたいと思います。
ガストンルーガ商品との比較
先に、簡単にガストンルーガについて解説しておきたいと思います。
ガストンルーガとは
他のレビュー記事でもガストンルーガについては解説したので、ここでは簡単に。
環境に優しい
私がガストンルーガに始めてお声がけいただいたのが「CLÄSSIC (クラシック)」というバックパックでした。

2019年のことなので、2年も前になりますね。この時からすでに「環境問題」に真摯に取り組んでおり、現在はガストンルーガは企業として以下のようなサスティナビリティの指針を掲げています。
- 動物由来の素材はゼロ: バックパックを作るために使用されているレザー素材、接着剤、染料には動物由来のものは一切使われていません。
- 植物由来のレザー: 2021年から販売する製品の一部には、廃棄されたリンゴの皮から作られたバイオマテリアルであるヴィーガン・アップルレザーが使われています。
- 環境に負担の少ない包装: 製品のパッケージは、FSC認証された紙で作られ、大豆インクで印刷されています。環境に優しくリサイクル可能です。
- 生分解性プラスチック:一部のバックパックには保護フィルムが付いています。このフィルムは100%生分解性で、理想的な条件下であれば3〜6ヶ月で土に還ります。
https://gastonluga.com/jp/press/news/a-gaston-luga-for-future-generations
環境問題などにあまり興味のない方にはしっくりこないかもしれませんが、逆に、普段の買い物で環境問題に取り組めるというのもありがたいことです。
ガストンルーガの取り組みは、商品の価値に直接関係のない部分、見えてきづらい部分にまでこだわっていることがわかります。

商品としてやらなくてもいい部分こそ、本当はやるべきことであって、そこに真摯に取り組む姿勢に、我々は価値を見出していくべきなんだよね。

将来の自分達、そして子どもたちに残すべき社会のあり方として重要な態度だと思います。
だから、このサスティナビリティへの共感は商品選択の選択肢として私たちは持つべきであり、レビュー記事でも簡単に触れておきたいと思います。

もちろん、消費者としては「サスティナビリティなんぞ知らん」という方もいらっしゃると思いますが、自分が購入する商品が、実は社会的には役に立っているというのは、買う側としても気持ちの良いものだと思います。
他のブランドよりも「サスティナビリティに取り組んでいるから割高」と感じさせる価格でもないので、あくまでも「環境に配慮された上に、かっこいい」あたりを購入の動機にしていただければいいのかな、と思います。
過去のガストンルーガ製品と比較する
ちなみに、当サイトでは以下の商品のレビューを行なっております。まだまだブログに慣れていない頃の記事もあったりして恥ずかしい気持ちもありますが、他のガストンルーガのバックパックと比較したい時などに参考にしてみてください。
CLÄSSIC (クラシック)
クラシックは布生地と人工皮革を利用したバックパックで、特にオシャレ路線で売り出したいわけではない当サイトでは「お勧めのリュックサック」として紹介しています。
男性には少し小さめのサイズ感でしたが、今は子供の荷物入れとして重宝しています。

SPLÄSH 13″ (スプラッシュ 13″)
スプラッシュはガストンルーガが開発した人工皮革を全面に利用して、「防水カバン」として売り出した商品になります。
今回ご紹介する「ルーレン」とは、新しく出てきたサイズの「SPLÄSH 16″ (スプラッシュ 16”)」と役割が競合します。ガストンルーガの防水バッグが欲しい場合には、ぜひ比較しておきたい商品だと言えます。

RULLEN (ルーレン)を実際に使ってみた
解説はこれくらいにして、RULLEN (ルーレン)のレビューパートに入りたいと思います。
見ておきたい、各部位のポイント
最初に、少し細かくパーツのそれぞれを堪能していきたいと思います。
外箱

GASTON LUGAの外箱です。割としっかりとした作りの段ボールに入ってくるので、開封の儀式が盛り上がります。こういうの大事ですよね。

箱を開けるとこんな感じで、さらにビニールパックされております。先ほども書いたように、このプラスチックは環境に優しく、そのまま土に埋めても数ヶ月で分解されます。試してませんけど。

こんな感じでご対面となります。やっぱり新しいバッグは届くと嬉しいですね。背負いベルトに巻いていあるのは紙で、デザインではないです。
前から見たところ
まずは正面の画像から見ていきます。
GASTON LUGAのロゴ

ロゴを少し遠目から見ました。カメラの性能もありますが、あまり目立つようなロゴではなく、皮の凹凸でかなり見づらくなります。

接写してもよくわからないくらいですね。
前面のチャックは中と直通

前面には二つチャックがついています。これは独立したポケットではなく、メイン収納にアクセスしています。後述しますが、上口からだと荷物が取り出しづらいので、前から直接取り出せるようにしたようです。
バッグの留め具

バッグは上口にチャックがついており、さらに上部が折り込めるようになっていることもあり、中のものが飛び出してくる心配はありません。

私くらいの面倒くさがりだと、スプラッシュのような「2つも留めるところがある」デザインだと、カバンから物出すのが面倒になるのですが、ルーレンはひとつだけなので簡単でいいですね。
上部・上蓋
持ち手・取手・ハンドル

真上から見た時のルーレン。人工皮革2枚を重ねたような持ち手なので、少し薄く感じます。
強度には問題ないとは思いますが、少し頼りない感じもします。ルーレン、大きいので、荷物ありすぎると負荷がかかるので。
上口・開口部


ファスナー部分、チャック、ジップの持ち手の部分は、人工皮革を固めたような素材。しっかりしています。ファスナー部分には水の侵入がないようにジップ部分にカバーのようなものがついています。
内ポケット


続いては、カバンの使い勝手を決めるとも言える、内ポケット。ルーレンは内ポケットはひとつだけ。

カバンの内ポケットを広げてみた感じです。長財布でも横に収納できるしっかりとしたサイズの内ポケット。
個人的には、A4サイズのファイルを入れるような内ポケットも欲しいところでしたが、ファイルはファイルケースにでも入れて突っ込んでおいた方がルーレンのサイズ感には合っているかもしれません。
外ポケット


背中側から見て左側のポケットは、背中前面サイズの大きめポケット。13インチのMacbook Proケースがすっぽりと入ります。
右側のポケットは小さめのポケットで、サイズとしてはiPhoneが縦サイズにギリギリ入るくらい。奥行きもそれほどないので、大きめサイズのスマホだとギリギリ入らないだろうな、というくらいのサイズ感。
背中に当たることも考えると、ここには薄めのものしか入りませんが、カバンが開けづらいことを考えるとさっと取り出したいものは外側ポケットを活用したくなるところです。
サイズ感の比較
ガストンルーガの購入で悩まれる場合は、サイズ感は気になるところだと思います。
スプラッシュとの比較


サイズとしては、シンプルなルーレンはパッと見ると小さそうな気もしてきますが、あらためて見ると16インチのパソコンが入るっていうのはそれなりに大きなバッグになります。女性の背中はすっぽりと隠れてしまうと思います。
13インチのパソコンケース


13インチのパソコンだと、すっぽり入ってまだまだ余裕があるのがわかります。手元に16インチのパソコンがあればよかったのですが、新型MacbookProでも買っちゃいましょうかね。
RULLEN (ルーレン)を使って良かったところ
まずはルーレンを選ぶべきポイント、メリットについて使用感をお伝えしていきたいと思います。
ガストンルーガの防水性能はマジモン
当サイトはどちらかといえばガジェットブログに近いところがあるので、おしゃれな表現とか知りませんけど、とりあえず裏切らないのは「ガストンルーガの防水性能」。これはガジェットを取り扱う当サイトだからこそ気にしたいポイント。

使いこなせないくせに「Macbook Pro」とか買っちゃうのが似非ガジェットブロガーらしいところなのですが、このMacbookを守るのに、ガストンルーガのルーレンは最適なんですよね。
クッションの必要性
先述の通り、パソコンを入れる際に背中がゴツゴツしないように背部にクッションを入れてくれたのが「ルーレン」というモデルなのですが、スプラッシュの13インチモデルにはこのクッションが入っていませんでした。

私はパソコンを直に入れることはないので、クッションがないことに悩んだりはしませんでしたが、パソコン以外にもモバイルバッテリーなどの小物を入れると、背中に硬いものが当たる感じが気になりました。
この点で、ルーレンはクッションが入ったことで、よりノートブックユーザーに優しい仕様になったと言えます。内容許容量が16インチにアップしていることで、13インチラップトッパーであっても作業に用いる小物を入れたり、iPadやiPhoneなどを雑に収納できるキャパシティを手に入れています。
パソコンに優しい=防水性能が大事
このように、パソコン使用にアップデートされているルーレンだからこそ、防水性能は大事。私はパソコンの衝撃には神経質とも言えるほどに注意を払えるくせに、午後の天気の変化には無頓着なところがあるので、いざ驟雨に晒された時でも安心して屋外での活動が遂行できます。嬉しい。
スプラッシュでは、上蓋と袋部分に隙間ができていたのですが、ルーレンの場合は袋の口の部分がそのまま下向きに折り込めるデザインとなっているので、雫の滴りが内部に入り込みづらい上に、口の部分に防水対応したチャックがあり、横殴りの雨であっても内部への侵入を可能な限りシャットアウトしてくれます。
元々、防水性能の高いガストンルーガの人工皮革だからこそできる「雨の日仕様のパソコンリュックサック」で、しかもヨドバシなどで売っているようなおしゃれとは無縁のリュックサックではなく、担いでいるだけでそれなりにおしゃれに仕上がるというのは、私のようななんちゃってブロガーにも重宝するところです。
育児中だからこそ、雑にたくさん入れたい
育児ガチ勢は、基本的に育児の愚痴しか言わないのですが、育児は真面目に向き合えば向き合うほど、生活どころか人生に深く侵食し、「私」の全てを喰らい尽くしていきます。ただ、自分の人生を捧げるほどに愛おしい時間でもあるため、「もう育児やめたい」と思いながら、子供がいない時間は子供のことばっかり考えています。不思議なモンですね。
何が起きるかわからない育児では、荷物の量で解決したい
さて、育児のポイントは「対応力」です。
子供は何をしでかすか予想はできません。というよりも、予想できる育児などそもそも存在しないのです。だから、我々に求められているのは、「何が起きても大丈夫」だという準備であり、「何が起きても大丈夫」だと信じ込むメンタルこそが重要なのです。
この「準備」と「メンタル」に深く関係しているのが「荷物」です。私が心配性でかつ「忘れ物・紛失物」と切っても切れない関係性であるがために、とにかく荷物を持ちたがります。荷物を詰め込むから「忘れ物・紛失物」が増える部分もあるのですが、とにかく「荷物」がないことに対して不安になってしまう。

着替えとか、普段必ず持っていくのに、たまに忘れた時に限って、トイレでびしゃびしゃになったりするんだよね。
この、「荷物の収納力」こそが、不慮の出来事への対応の幅を広げてくれることにもなるため、バッグには「一応、入れておきたい荷物」も許容してくれるだけの収納力を求めたいところ。
長々と書きましたが、13インチ以下の商品展開が多いガストンルーガのバックパックの中では、圧倒的に収納力があるモデルだと思います。
取り出しづらいデメリットは前面ファスナーで解決
また、後ほどデメリットで書きますが、ルーレンは荷物が取り出しづらいデメリットがあるのですが、その対応策として全面にバッグ内部にアクセスできるチャックがついています。バッグインバッグくらいなら取り出せるように開口できるので、「今すぐ使いたい」ウェットティッシュやタオルなどをさっと取り出すことはできます。

私はバッグの中身をぶちまける男ですので、そんなスタイリッシュな使い方はできないんですけどね。理論上は可能です。
加えて、いつも使うアイテムに関しては「内ポケット」と、背部クッション側にあるポケットを使うことで対応できます。大きいバッグほど、「家の鍵」が奥深くまで潜り込むことがあるため、さっと取り出す需要をもつ「定期券」や「スマホ」「鍵」などはこの小さいポケットを利用したいところです。
RULLEN (ルーレン)を使って悪かったところ
ルーレンを使ってみて、「ここがイマイチだな」と感じたところをまとめておきます。
荷物は取り出しづらい
先にメリットで書きましたが、ルーレンの最大のデメリットは「荷物が取り出しづらい」ということです。
視認性が悪い
私はどうせ内ポケットで区切られていても内ポケットに入れ損ねるタイプなので下手に区切られていない方がいいのですが、整理整頓が上手な方には、ルーレンのサイズで内ポケットがひとつだけだと、使いづらく感じるかもしれません。
ただ、自分でバッグインバッグなどを利用すれば解消される部分なので、気にしない方は気にしないかもしれません。ただ、上部の袋の口から中を覗き込んでも、中は暗いのでかなりものは見つけづらいです。
深すぎる袋
おそらく、バッグを作った方も早々に問題点に気づいて袋に外部通行できるチャックを作ったんだと思いますが、今チャックがないと、奥深くのものを取り出すのにかなり手こずります。
バッグ自体が大きい上に、蓋の部分まで袋になっているので、上口からそこまでの距離がすごく長い。しかも、バッグの材質は人工皮革でそこまで融通が効かない(硬い)素材なので、布生地の袋よりも口から底まで手を伸ばす距離が長いと思います。
育児をしているときなんかは、立ったままバッグからさっと荷物を取り出したいのですが、私の場合だとルーレンだとバッグを置かないと荷物を探し出すことができません。
ただ、ルーレンは底面に鋲がついているので、床に置いた時でもそこまで汚れは気にならないのはありがたいところです。よく考えられていますね。
汚れに強いが傷は目立つ
ガストンルーガの人工皮革の「ツヤッとした」質感が好きな方もいると思います。
私はあまり傷とか汚れは気にしませんが、人によっては、この「ツヤツヤ感」に汚れ・傷がついたときに余計に目立つ感じを嫌がる人はいると思います。
汚れ自体は、防水加工なので「さっと水拭きできる」というメリットがあり、汚れも落ちやすいのですが、傷に関しては、どうしても目立ちますね。
本物の皮だと、「味が出るね」という汚れや傷も、均質的なのぺっとした質感のため、目立って見えるんですよね。
小物の収納に悩む
背面についている小物用のポケットが入口が小さめで、実際にカギやスマホを出し入れするには取り出しづらく、不便です。
定期券や鍵など、どちらかといえば大事なものを入れるところなので、あまりおいそれと外から取り出せると困る、という事情もあるのやもしれませんが、自分で取り出す時にも少し手こずります。
あんまり入れるのが面倒になると、結局「入れやすいポケット」にツッコミがちで、そうすると肝心な時に他の荷物に混ざって取り出せないっていうのがあります。
結論:ルーレンは買うべきか
結論としては、ルーレンは以下の方にはお勧めできるバックパックだと思います。
ルーレンをお勧めしたい方
- 一般的なサイズのノートパソコンを入れる鞄を探している
- 急な雨にも安心な防水性能の高いバッグが欲しい
- 普段から持ち歩く荷物が多い
- 汚れてもいいバッグが欲しい
ルーレンをお勧めできない方
- あまり大きなバッグは持ち歩きたくない
- 傷が目立つバッグは嫌だ
- カバンの中の整理が苦手
- 人工皮革が苦手
お得なキャンペーン・セール情報
お得なキャンペーンやセールの情報をまとめておきます。
公式ウェブサイト:https://bit.ly/3k7JIF9
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