令和時代のリッピングソフト/変換ツールを利用する際の注意点

スポンサーリンク

Prof.Mediaという多機能方のマルチメディアツールを利用してみたのですが、これがなかなか使い勝手はいいのですが、使い方次第では容易に著作権の侵害ができてしまうことに気がつきました。

色々な機能を使えるのはいいのですが、使い方によって気付かぬうちに「法律違反」なんてことになると大変なので、「リッピングソフト・マルチメディアの変換ツール」などの利用上の注意をまとめておこうと思います。

MacでDVD/BDが見れないんだが?Leawo Prof. Media 11 で全て解決
昨今、DVDを見る機会なんてとんと減ったわけですが、子供が産まれるとご機嫌取りに「お気に入りのDVD」を持ち歩く機会が増えました。しかし、iPhoneやiPadなどのスマホはおろか、Macですら再生できなくて詰んだので、この辺りの全てを解決してくれるソフトをご紹介します。
スポンサーリンク

リッピングソフト/マルチメディアツールを利用する際の注意点

Prof.Media自体は簡単に使用できるのですが、簡単すぎるが故に「誰もが簡単に違法性を問われる」可能性があること。デジタルコンテンツの取り扱いは年々厳しくなっていくので、加害者にならないためにも、「著作権」の問題と合わせてProf.Mediaでできることを紹介していきます。

ぶちくま
ぶちくま

個々の機能は素晴らしいのですが、やろうと思えば簡単に著作権違反となることも。利用する際の注意点だけ触れておきます。

オンライン動画&音楽のダウンロード

Prof.Media では、簡単にオンライン上に公開されている動画や音楽をダウンロードすることができます。

ぶちくま
ぶちくま

昨今は無料で利用できた音楽ダウンロードサービスも閉鎖しているので、著作権違反にならない範囲で楽しめることまで制限されてきています。

違法性のあるコンテンツに対して、規約違反となるサイトでのダウンロード機能を利用すると、利用者にとってもデメリットとなるのでお勧めはしませんが、利用可能な範囲で使用する場合には便利な機能ではあります。

YouTubeなどのサイトからダウンロードは規約違反

法律の話に関して言えば、動画再生サイトのダウンロードに関しては違法性が高いです。

違法ダウンロードとは、違法にアップロードされた動画などを、その事実を知りながらダウンロードすることをいいます。YouTube上では著作権者によって公式にアップロードされた動画のみならず、それ以外の動画も多く存在します。この動画を、違法アップロード動画であると知りながら自分のパソコンやスマートフォンに録音・録画などして保存する行為は違法ダウンロードとみなされます。

https://keiji.vbest.jp/columns/g_other/4662/

違法ダウンロードにおいては、これまでは「アップロード」に関して刑罰対象とされてきましたが、平成24年の著作権法改正によって、「ダウンロード」についても違法となるように法律が改正されました。

YouTubeの利用規約においても規約違反となるため、アカウント停止などの措置が取られる可能性があります。

youtube利用規約(一部引用)

お客様は、本コンテンツに、本サービスの機能により意図されており本サービス条件により認められている限度で、参考目的での個人的な利用のためにのみアクセスすることができます。お客様は、「ダウンロード」または同様のリンクが本コンテンツについて本サービス上でYouTubeにより表示されている場合を除き、いかなる本コンテンツもダウンロードしてはなりません

niconico利用規約

これはniconico動画でも同様です。

利用者は自身が登録した自己のアカウント情報を使って、明示的にダウンロードが許諾されている場合を除き、ソフトウェア(記録媒体に記録されたもの及び通信回線を介して提供されるもの、並びにブラウザのアドイン等を含む)を介することにより、又は運営会社が指定しない第三者が提供するウェブサイトを介することにより、「ニコニコ動画」で視聴することのできる動画投稿サイトから動画データをダウンロードできないものとします。

少し細かい話になると、ダウンロードではなく、ストリーミングでの再生なら許可されています。

ぶちくま
ぶちくま

著作権法は、「複製」と「配布」が違法性が高いと認識される傾向がありますが、ダウンロードの時点で違法となる判断がされるのは大きな変化であったと言えます。

動画配信サイトのダウンロードに関する注意点

  • サイトの利用規約で複製が禁止されている可能性は高い
  • 視聴はOKだが、違法ダウンロードは禁止
  • 違法だと知っていながらダウンロードすることが違法
  • 複製したものを共有・アップロードすると違法性が高まる
  • YouTube Premiumなどのサービス内でダウンロードすることは合法

法律に違反せずにダウンロードするには、適正な手続きを経て配信しているサービスから、適正な方法でダウンロードする場合には合法とされています。サービス側が著作者に著作物の利用料を負担しているからです。

ぶちくま
ぶちくま

当たり前と言えば当たり前ですが、YouTubeの有料サービスである「YouTube Premium」においては、オフラインでの再生=ダウンロードが可能になっています。

しろくまさん
しろくまさん

とはいえ、このダウンロードしたものを違法に複製して配布したら、これはやっぱり法律に問われるわけです。

Prof. Mediaのメディア変換機能

後半でも解説しますが、メディア変換機能自体は素晴らしく使い勝手が良いものです。ただ、リッピングに関しては違法となる案件もありますので、その点だけ先に解説しておきます。

ぶちくま
ぶちくま

簡単に言えば、コピーガード(CSS)が施されているコンテンツを対象として、コピーガードを外して複製するのはこれまでも違反でしたが、今後は「外す」だけでも違法性を問える可能性が出てきます。

しろくまさん
しろくまさん

もう少し細かい話をすると、アクセスコントロールとコピーコントロールの話になりますが、今回は話を単純化するために、「コピーガードはいじっちゃだめ」あたりで統一しておきます。

メディアの変換は合法?

自分の所有する各種メディアの変換自体は合法であると言えます。自分の所有するCDの音源を圧縮してiPodで視聴する、なんてことは日常茶飯事にやってきたことです。

しかし、これが「コピーガード(CSS)」されたコンテンツとなると若干雲行きが怪しくなります。

コピーガードされた著作物・コンテンツのデータを改変するということは、この時点でコピーガードを回避したことになります。

さらに、変換作業というのは言い換えると「コンテンツを改変して別の形に複製している」という状態なので、これは法律的には違法性が問われると考えた方がいいと思います。

コピーガードがついていないコンテンツの私的利用ならOK

ただ、コピーガードがついていない場合であれば、複製も可能であり、著作者の許可があれば配布も可能であると考えられます。

配布の際には、メディア変換できる機能があった方が便利なので、視聴する方の再生環境に合わせて、Blu-rayやDVDなどを準備してあげられるといいのかな、と思います。

Blu-ray/DVDのディスク作成

これまで紹介してきたように、まず著作物、特にデジタルコンテンツについてはかなり取り締まりが厳しくなってきました。これは容易に配布できるようになったネット時代の副産物とも言えることです。

ぶちくま
ぶちくま

私も自分でブログをやっているので、文章や画像が流用されたりしているのを見ると、やはり心が痛みますし、逆に私自身も企業の画像などを引用しながら商品を紹介したりしているので、著作権は他人事ではないな、という気はしています。

著作物を作るクリエイターの立場からすれば、著作権は守られるべきもので、その価値を容易に下げるようなことはするべきではなしい、コンテンツの独自性を「誰でも簡単に踏み躙ることができる時代」でもあるため、みんなが等しく、著作物と向き合いながら、どう振る舞うべきかを考える必要があります。

一方で、これまでは当たり前だったら利用の仕方ができなくなってきたのも事実。後半で書きますが、パソコンでDVDなどが閲覧できなくなってきており、再生デバイスが限定されるということは、これは消費者の負担につながります。場合によっては、独占的な製造・配信に繋がりかねないことでもあります。

しろくまさん
しろくまさん

最初に守られるべきものはコンテンツ(著作権)であるべきだとは思うし、結局のところ、利用する側のモラルに関することだよな、という感じはしますね。

複製・販売・配布あたりは違法とされる

複製・販売となると、著作権だけではなく、不正競争防止法なども関わってくるので、基本的に以前から犯罪です。著作権の場合は「私的利用」の範疇とデジタルコンテンツのコピーガードあたりの話がややこしくなるので、複製に関しても色々グレーゾーンです。

これまでの著作権法だと、例えばレンタルCDを借りて、家でコピーするのは私的利用の範囲でOKだったのですが、これが例えばBlu-rayのコピーガード処理されているものを複製すると違法だとされます。(今でもコピーガードされていないCDを自分が利用する分だけコピーするのは合法です)

リッピングソフトとしての注意点

Prof.Mediaはマルチメディアツールで、大体の機能が揃っており、当然、DVD/BDからデータを取り込む=リッピング機能も備わっています。

ちなみに、先ほどまで解説している、「CSSの解除・回避」のためのリッピングになると違法となる可能性があります。ユーザー側は注意するところはないかもしれませんが、リッピング機能を売りにして販売・配布の促進をすると違法となる可能性があります。

検挙例もある

検挙された者が運営しているサイトにアップロードされていた「DVD Shrink 日本語版」にリンクを張っていた出版社の従業員 1 名と編集プロダクションの従業員2名も著作権法違反の幇助で検挙されました。

しろくまさん
しろくまさん

リッピングソフトへのリンク行為が著作権法違反の幇助で検挙されるということですね。

ぶちくま
ぶちくま

この場合は、販売幇助でも「リッピング機能特典を売りにしていた」点が悪質だったという判断があってのことですが、気をつけたいものですね。

リッピングソフトをアップロードしていた者を著作権法違反で初めて検挙及び、出版社従業員等を著作権法違反の幇助でも検挙~『アンチリッピング』に大いに貢献~

スポンサーリンク

結局、何が違法で何に気をつけたらいいのか

簡単に言えば、コピーしてはいけないものを複製したり、ダウンロードしたら違法になる、というように法律が変わってきている、ということです。この点をしっかりと理解した上で、必要な目的のために、違法性のない方法で利用する分には大丈夫です。

法律解釈まとめ

まずは、さまざまな法律が出てきて困惑してきたかと思いますので、最後にまとめておきます。

親告罪と非親告罪

「TPP関連法案国会審議」に基づく改正案が可決成立し、非親告罪化規定が、TPP11協定発効日である2018年(平成30年)12月30日から施行されました。

今後は、以下の要件を「すべて」満たす場合に限り、非親告罪となります。

  • 侵害者の目的が、財産上の利益を得ることや、有償著作物の販売利益を損なうこと
  • 有償著作物等を原作のまま公衆譲渡・公衆送信、複製する侵害行為
  • 侵害行為が、権利者の利益を不当に害する場合であること

https://hon.jp/news/1.0/0/14387

簡単に言えば、親告罪は「著作権者が訴えない限りは法に問われない」ことで、非親告罪は「著作権者が訴えなくても違法性を問える(公訴)」ような違いがあります。

ぶちくま
ぶちくま

この法改正の目的は「海賊版を取り締まりやすくすること」で、個人の用途で楽しむコピーに関してどこまで適用されるかは判断の難しいところではあります。

しろくまさん
しろくまさん

違法は違法だけど、これに刑事罰が適応されるのかは微妙なところで、そもそもが「意図的に利用した」という証明をするのは難しいので、個人の私的利用に対しては「警告」くらいしかできないのが現状ですね。

コピーガードを消去・回避しての複製は著作権侵害

その著作物等の著作権を有していないにも関わらず、これらの装置を使ってコピーガード(下記技術的保護手段の要件を満たしているものに限られる)を消去・回避によって可能となる複製を、その事実を知りながら行うことは、著作権法上の私的使用の範囲から明文で除外されており(同法第30条第1項第2号)、そのような私的使用の範囲外の複製は著作権侵害行為となる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/コピーガード#技術的保護手段回避の禁止

ここにも「意図的に」という部分もあるのですが、コピーガードを消去・回避して「複製」を行うことは法的にはアウトだと明文化されました。

ぶちくま
ぶちくま

後半に、コピーガードを回避しての閲覧はどうなんだ、あたりの解説もしますが、とりあえず著作権侵害の対応範囲は年々増えてきている、ということだけ把握しておいてください。

違法性を問われる行為のまとめ

  • 著作権に違反するコンテンツのネット上へのアップロード
  • 著作権に違反するコンテンツを利用した創作物のアップロード
  • 違法性のあるコンテンツのダウンロードを示唆するリンクの提示
  • CSSを回避するプログラム・装置を提供することも規制

とにかく、「著作権に触れた作品」に関して、違法性のある方法での「ダウンロード」と「アップロード(共有)」は即刻刑事罰が問われる可能性があるので注意が必要です。

https://keiji.vbest.jp/columns/g_other/4662/

違法性のないリッピングソフトの使い方

  • 違法性が問われるインターネット上コンテンツのストリーミング閲覧(ダウンロードはアウト、刑事罰も)
  • 公式HPや利用規約でコピーを禁止していないサイトにおいて、許可された範囲内のでダウンロード
  • コピーガードの施されていないDVD/BDの私的利用の範囲でのコピー
  • コピーガードのない著作物の私的利用内でのメディア形式の変換作業
  • パブリックドメインとなったコンテンツのコピーガード消去・回避
  • 自己著作物や著作権に違反しないコンテンツに対してのデータ管理・編集作業
  • コピーガードコンテンツの適正な範囲内での閲覧(若干グレー)

マルチメディアツールに関してはどう考えたらいい?

ややこしくなりましたが、今回紹介しているマルチメディアソフトのようなものだと、それぞれの機能が合法的な利用が可能であっても、多機能ゆえに違法性を問える行為が可能になってしまいます。

しろくまさん
しろくまさん

リッピングソフトに関しては、CSS解除などの機能を持ったものの頒布行為も違法だけど、所持に関しては違法性は問えないという見解です。

ぶちくま
ぶちくま

他の機能を利用する目的で使っていれば「意図性」までは証明しづらいので、普段の利用に関しては違法とは言いづらいところだとは思います。

正しい使い方をすることが大事

基本的にはユーザーの資質の問題になります。やろうと思えば、YouTubeのダウンロードや市販コンテンツのコピーも可能にはなります。

一部の取り締まり方法が増えて違法を問いやすくなったとはいえ、個人の、私的利用におけるリッピング作業においてよほどの悪さをしない限りは取り締まられることはありません。だからと言って、やっていいかどうかは、本人の判断に委ねるしかないのが現状です。

法律の目的を理解して、著作権者に配慮ある行動を

この辺りの本質は、基本的には営業利益に反する行為の取り締まりであり、海賊版への対応策であるとも言えます。ただ、その「海賊版」を誰でも作成でき、しかも配布までできるのが昨今のデジタルコンテンツの著作権事情です。

この目的の本質を考えれば、私的利用範囲で、正当な対価を支払ったものに関してはこれまでと同様に「ベスト盤を作る」や「iPadに映画を入れて外出先で子供に見せる」などの利用をしてもめくじら立てて取り締まられる可能性は少ないと思います。

一方で、やはりこれまでと同じように、「コンテンツを無断でコピーして友人に配布する」はアウトだし、レンタルDVDをコピーして保管するのも正当な対価を支払っているとは言えないので、違法性に加えて悪質な行為だと判断されて検挙される可能性は否定できません。

ぶちくま
ぶちくま

取り締まり範囲が広がると「本当に知らずにやってしまったこと」であっても今後は法に問われる可能性が出てくる、ということです。

MacでDVD/BDが見れないんだが?Leawo Prof. Media 11 で全て解決
昨今、DVDを見る機会なんてとんと減ったわけですが、子供が産まれるとご機嫌取りに「お気に入りのDVD」を持ち歩く機会が増えました。しかし、iPhoneやiPadなどのスマホはおろか、Macですら再生できなくて詰んだので、この辺りの全てを解決してくれるソフトをご紹介します。
PCソフト
スポンサーリンク
ぶちくまをフォローする
スポンサーリンク
関連おすすめ記事



ぶちくまどっとこむ

コメント

タイトルとURLをコピーしました