周囲が気付くべき熱中症症状【脱水傾向は自覚症状に乏しいことも】

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このページは「熱中症の事前知識」を得るためのページです。
緊急時は医療機関に相談してください

まず、ここだけ読んでもらえれば。
熱中症の症状は、自分では気づかないものです。
「そんなに暑くないから」
「汗かいてないから大丈夫」
周囲に、水分を摂ろうとしない方がいるようなら、注意が必要です。

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熱中症の自覚症状は意外と見過ごしがち

自分で感じることができるうちは、積極的に対策をとっていくべきです。
ただ、「自分で感じられるライン」を超えてしまうと、
「あれ、なんだか大丈夫」に変わってしまう可能性があることも、頭に入れておいてください。

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具体的な自覚症状の一例

「頭がクラクラする」

いわゆる、めまいのような症状。
脱水傾向が現れると、意識を保ちづらい状態になります。
さらに脱水が進むことでぼーっとしたような状態になり、うまく頭が働かなくなってきます。
自分で熱中症の対策をとりづらい状態になります。

「なんだか痺れたような感じ、体が動かしづらい」

体の中の電解質がなくなっていくことで、筋肉がけいれんするような症状が起きることがあります。
体の中の水分がなくなるとき、一緒に、ナトリウムやカリウム、カルシウム(イオン)といった、電解質という物質もなくなっていきます。
電解質がなくなってしまうと、身体がしびれるような感じ、力が入らない(脱力)感じがでてきます。
水分だけの補給では、からだに吸収されにくく、「水分を摂っているのに体は脱水状態になる(低張性脱水)」となることもあります。
水じゃなくて、塩分を含んだ経口補水液を飲みましょう、というのはこのためです。

熱中症の応急処置フローチャートのリンクに縁があったので、大塚製薬の「OS-1」だけご紹介しておきます。

「なんだか頭痛、吐き気がする」

これだけ聞くと、別の体調不良が原因のような気もしますね。
身体の水分が減ることで、血液の循環が悪くなります。
頭にも血がまわらなくなることで、酸素が不足しているという信号が体内に警告を出します。
体は、なんとか酸素を取り込もうと血管を広げたりするのですが、こういった作用で頭痛が生じることもあります。

https://www.skincare-univ.com/article/014889/

熱中症による合併症リスクにも注意

ちなみに、脱水になることで、特に高齢者の場合は別の病気、
例えば脳卒中という、脳血管が詰まってしまう病気になってしまう可能性が高まることもあります。
水分が減ることで、いつもより血液がどろどろになって血液の流れがわるくなるからです。

とくに、脳卒中の場合は、「頭痛吐き気めまいしびれ(麻痺)」といった症状が出るのですが、
これ、今、説明した脱水の症状と似ています

「水分を飲ませて涼しいところで休ませているから大丈夫」ではなくて、
リスクの高い人は、ぜひ医療関係者に相談して、早めの対応をお願いします。
ご家族の方がいれば、普段飲んでいるお薬など伝えていただければ、
医療関係者も「もしかして」が判断しやすくなるので、ご協力お願いします。

高齢者の熱中症予防には「高血圧」と「糖尿病」の既往に注意して
高齢者に多い既往「高血圧」と「糖尿病」に関連して、熱中症について注意してもらいたいことをまとめました。緊急時は医療機関に相談してください。普段飲んでいる内服薬がわかると、医療的な処置を行う際、参考になりますので、気温の高い日には経口補水液と一緒に、お薬手帳などもご持参いただければ安心です。
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熱中症の他覚症状をしっておけば「もしかして」に気づける

自覚症状は「自分で感じられるタイミング」を逃してしまうと、脱水が進行して自分では訴えることができなくなります。
だからこそ、周囲に気づいてもらいたい。
次に、「周囲がわかる症状」について説明します。

「なんだか元気がない」

炎天下なので、みんな疲れた、元気がないような表情をしているとは思います。
だけど、最初のおやっ?はやはり表情。
自覚症状でも倦怠感などがありますが、表情がいつもと違えば「もしかして」の始まりです。

「顔が青白い、生気がない」

脱水が進行してくると、血圧が低下して「失神」のような症状が起きることがあります。
めまいや、脈拍が速く弱まっている、などの症状もおきます。

「むしろ、汗を全くかいていない」

汗を大量にかいた後、脱水が大幅に進行すると、今度は汗をかかなくなってしまいます。
「ちょっと水を飲んで汗が止まったから大丈夫かな」は、場合にはよるものの、危険かもしれません。

「顔、皮膚が赤く乾いている」

熱中症が進行することで、「熱射病」という状態になることがあります。
これはもう自分で体温や発汗などのコントロールができなくなっている状態です。
もちろん、日焼けで皮膚が赤くなることはありますが、
「汗もかいてないし、皮膚が乾燥している。意識も遠いみたいだ」、という症状が合わせておきているようであれば、
熱射病と考えましょう。

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周囲の人にしてもらいたい行動

できる範囲で構いません。
知っておくと、行動できる引き出しが増えます。

観察すること

観察、っていうと「人間観察」みたいでなんだか悪いような気もしますが、
他覚症状がないかなぁ、ということを周囲の人はお互いに注意してみていくといいと思います。
「顔色が変わったな」とか、「さっきはこんなに赤くなかったけどな」「急に元気が無くなったな」
という、ちょっと変だなぁと思うことがないか、チェックし合いましょう。

声をかけること

「大丈夫?」の一言でわかることがたくさんあります。
意識が遠くなると、返答がおそくなったり、ちぐはぐな回答になったりします。
集団行動の中に入ると、言い出しづらくなる方もいるので、
お互いに声を掛け合うことで、言い出すハードルが少し下がります。

周囲に助けを呼ぶこと

これはちょっと自分一人ではダメだな、と思ったら周囲に助けを求めましょう。
2人組だと、調子が悪くなった方を、一人で医務室に連れて行こうとすることがあると思いますが、
急に体を動かさず、周囲に人がいれば協力してもらうことも大切です。
一人がスタッフを呼び、もう一人が調子の悪い人のケアをする、など役割を分担できるといいですね。

医療者、医療施設に相談する

スタッフの方は、ぜひ、医療関係の人、施設に相談してください。学校であれば、先生は養護教員の先生に相談ですね。
スタッフはその場の責任者ではあるかもしれませんが、医療に関しての責任まで負う必要はありません。
まずは相談してください。むしろ、スタッフレベルで止められてしまうと、
周囲の人もどうしていいかわからなくなり、対処が遅れることもあります。
医療まで繋げる責任は、スタッフ、学校の先生、イベント運営者にあると思いますよ。

周囲に人がいれば協力して次の対策を

  • 調子の悪い人を、静かで涼しい日陰へ移動する
  • 意識状態をみて、反応がよければ水分補給を促す
  • 水分は「経口補水液」、スポーツドリンクにする
  • 冷却グッズがあれば動脈(脇の下、首筋、太ももの付け根)を冷やす

これらのことができれば、可能な範囲で実践してみてください。

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熱中症を起こしやすいシチュエーション

スポーツ中、スポーツ観戦中

この記事は野球観戦を想定して作りましたが、部活やレジャーなどのアクティビティでは、
当然、熱中症を起こしやすくなります。
休憩時間を設定して、意図的に水分をとるようにしましょう。

アルコール摂取、二日酔い、寝不足、緊張

判断も鈍るし、陽気な気分になるし、周囲は絡みたくなくなります。
体調不良時には特に脱水になりやすく、お酒を飲んだ、飲んでいる方は特に注意してください。
スポーツ観戦しながらビールはいいですが、危険因子でもあるんです。
また、寝不足や緊張も熱中症を起こしやすいシチュエーションです。

全校集会やコンサート、イベント、公演

人が密集していて、かつ行動が取りづらいときは、熱中症のリスクがあがります。
また、心理的な要因としても、「静かで動きづらい場所」で、
体調不良を訴えづらくなる人もいます。
授業中、言い出せなくてトイレに行けない人いますよね、私です。
「ここで体調悪いとか、席をたつと、なんだか悪いのではないか」と感じてしまうことも。
たぶん、同じような心理を持った方もいらっしゃると思うので、
スタッフ、関係者の方は、配慮をお願いします。

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大塚製薬の緊急時のフローチャートがいい

こちらを参考にしてみてください。
フローチャートになっているので判断しやすいと思います。

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「熱中症対策」を周囲に促した、この記事の狙い

高齢者の熱中症対策

実は、野球観戦の記事を書いていた時に「ぶちくまどっとこむ」で熱中症対策を書くべきだな、と感じたから書きました。
まず、これから行われる高校野球の試合で、ご高齢で観戦される方が多そうだなと思ったからです。

普段、高校野球を観戦に行かないOBも、気になる試合ですよね。
若い人は連日報道される熱中症のニュースを観て
「注意しないとな」と思ってくれていると思いますが、
たぶん、この試合を観に行く高齢者は、プライドも高いので言いださないし、アドバイスも聞かないで「自分の考え」で行動する。(私の偏見ですよ?)
うまく周囲でフォローしないといけないな、と思うのです。
この記事を偶然見た方(見てしまった方)は、申し訳ないのだけど、ちょっとあたりを見渡して、
倒れそうな方がいたら声かけ、まではいかずとも、「熱中症に注意しないとな」アピールをしてみてください。
それだけでも、もしかしたら効果があるかもしれません。よろしくお願いします。

「高齢者の脱水は緊急度が上がることも」という記事を書きました

バックリンクの話

あと、これはだいぶ専門的な話になるのですが。
私は一応医療関係の人間でして、たまにこうした医療に関する記事も書きます。
趣味でこうしてブログも書いているのですが、それなりにネット関連の知識もあります。
こうした何だかよくわからない立場の人間が、それなりに意味のある記事を書いて、
例えば先の大塚製薬の熱中症の応急処置のリンクを貼っておくと、
その大塚製薬の熱中症対策のページは、
グーグルにいいサイトとして認識してもらえたりします。
大塚製薬の記事は、社名を背負って書いたに値する、いい記事です。
こういった、自分で感じたいい記事に、上位に表示してもらうことも、
我々ブロガーにしかできない、小さな努めだったりします。
ブロガー側にはむしろデメリットだったりするのですが、基本的には読者が喜んでくれればそれでいい、というのが基本スタンスです。

インターネットの医療系サイトにはまだ怪しいところもたくさんある

ブログコンテンツを配信している自分で言うのもなんですが、
インターネットのサイトはあまり信用しないでください。
良質なコンテンツが増えましたが、まだまだ表面的な知識だけで記事を書いているコンテンツを多く見かけます。
最近、大幅なアップデートがあり、グーグルも優秀な医療系のコンテンツが上位表示できるように努力されていますが、
「ん、大丈夫かこれ」みたいなサイトも多いです、正直。
某大手メディアも【医師監修】と書いておきながら内容があまりにもナンセンスで、
読者から指摘を受けて、記事を大量に削除したこともありましたしね。

「ネットに書いてあったこの対策をしたからもう大丈夫」ではなく、躊躇せずに医療機関に相談してみてください。
救急車要請のタイミングも難しいですよね。
「わからない」で行動が止まってしまうよりも、
「まずは相談だな」という気持ちで、大きな施設、会場であればスタッフに、
学校であれば養護教員に、相談してみてください。

ではでは。

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