毎度、春やら秋になるとそわそわするのが、そう、タイヤ交換ですね。
タイヤ交換、新潟をはじめとする雪国/北国の方々は、結構、自分でやっちゃう方、いるんじゃないですか?
ぶちくまはアパート暮らしの時はしまう場所がなくてイエローハットにタイヤ保管してもらっていて、季節が来るとタイヤ交換も一緒にしてもらっていたのです。
ですが、新築して、自分の家と土地ができたので、保管場所の問題がクリアできました。

これはもう自分でやらないといけないんじゃないか
そう行ったわけで、今シーズンからタイヤ交換を自分でしているのですが、自分の車、嫁くまの車、じじばばくまの車を全てやっているのです。
そうです、重労働ですね。
先日、タイヤ交換をしたので、備忘録としてタイヤ交換の方法を残しておくとともに、一台だけやるくらいならお店に頼んだ方がいいよっていう記事です。
- 女性でもタイヤ交換するための準備
- タイヤ交換の準備からしっかり始めよう
- 女性でも簡単にわかるタイヤローテーションの極意
- わかりやすい女性向けのタイヤ交換手順
- ⒈タイヤを出す
- ⒉タイヤを交換位置付近にセット
- ⒊サイドブレーキがかかっているか確認
- ⒋対角線にあるタイヤに石などを噛ませる
- ⒌タイヤにホイールカバーがあれば外しておく
- ⒍交換するネジを準備しておく
- ⒎ジャッキを車体持ち上げ部にセット
- ⒏ナットを緩める
- ⒐ジャッキアップする
- 10. 車体が持ち上がってきたら、車体の下にタイヤを入れておく
- 11.タイヤが浮いたら、ナットを取る
- 12.交換するタイヤをはめる
- 13.ナットを軽くしめる
- 14.タイヤがしっかりはまったことを確認して、車体の下に挟めたタイヤをとり、ジャッキダウンする
- 15.ジャッキを抜いて、ナットを本締めする
- 16.同じ手順で全てのタイヤを交換する
- 17.全てのタイヤのナットをトルクレンチでしっかり締める
- 18.ホイールカバーがあればつける
- アフターメンテナンスも大事
- 女性でもできるけど、無理せず頼んだ方が休みを満喫できる
女性でもタイヤ交換するための準備
必要物品を確認
- トルクレンチ
- 油圧式ジャッキ
意外とシンプルです。
この他にも、車体を支えておくジャッキスタンドがあればより安全です。
簡単に手順だけを説明
- 保管しておいたタイヤを出す
- タイヤを交換する場所に並べておく
- 車体を留め石やレンガで動かないように固定していく
- サイドブレーキも忘れずに
- タイヤのネジをゆるめる
- 油圧式ジャッキで車体をあげる
- タイヤを抜き取る(このあたりは2人で協力できるとスムーズ)
- 交換するタイヤを入れる
- 車をおろす
- タイヤを「カチッ」となるまでレンチで締める
だいたい、こんな感じです。
確認しておきたいタイヤのローテーション

タイヤのローテーション方法
確認しておきたいネジを締める順番

タイヤのネジをとめる順番
だいたい、必要な知識はこんな感じです。
では、本編の方へ。
タイヤ交換の準備からしっかり始めよう
タイヤ交換に必要な道具を揃えよう
まずは、道具ですね。
車載レンチとパンタグラフ式のジャッキでやってしまう人も結構いるようでびっくりしました。
ぶちくまも春シーズンにやった時は車載道具だけでやりましたけど、これは体力的にも時間的にもきついです。
もし、今後タイヤ交換は自分ですると覚悟を決めた勇敢なくまは、道具もしっかり揃えた方がいい。
あえて買うものはトルクレンチと油圧ジャッキ
ぶちくまが購入したのは、トルクレンチと油圧式ジャッキです。
合計で1万円くらいしますが、私のように家族分全てを、一日タイヤ交換に費やす方は大人しく買いましょう。
トルクレンチはEMERSON レンチセット

女性がレンチで締めると「力が足りてないんじゃないか」って心配だったけど、しっかり締まれば「カチッ」ってなるから安心です!
油圧式ジャッキはマサダ製作所シザーズジャッキ

これがあれば、力がいらないので、ひょろひょろのよめくまでもすいすい車を持ち上げていました!
絶対に力任せにナットを閉めてはいけない
最初交換した時、じじばばのタイヤ交換は誰かがしてくれたやつだったらしいのですが、
力任せに締めたのでしょう。
ナットがちょっとナメた状態(角が削れた感じ)になっており、かつ全体重をかけてもナルトが回らないという非常事態でした。

これは危険!
確かに、しっかり締めないとナットが外れるリスクもあるけど、力任せに締めようとすると、ナットが折れたりばかになったりして使い物にならなくなっちゃいます!
修理するコストが一番かかるから気をつけましょう。
そういうわけで、しっかり閉まると「カチッ」と鳴ってそれ以上は回らなくなる、トルクレンチは必ず用意しておきましょう。

安全に締めれるし、何より緩める時の労力も最小限にできるので、これは必需品!
油圧式ジャッキは「油漏れ」に注意!
次に、油圧式ジャッキ。
車載ジャッキでもいいのだけど、やや不安定だし、何よりアレをくるくるするのってすごく時間がかかるしストレスです。

すぐに外れて、いつもいらいらしてました!
うまく回らなくて、鍵の部分が簡単に外れちゃって「あぁ、もう!」となること請け合い。
車体を適切な場所まで上げるまでも大変だけど、上げ足りなくてタイヤが外せなくて悪戦苦闘してると、ちょっとネジを回したりするのもいちいち面倒です。
油圧式ジャッキは使いやすくて加減もしやすいので一発解決
油圧式ジャッキは自転車の空気を入れる感じでシュコシュコとちょっとレバーを上げ下げすると、少ない力で簡単に車体が上げられます。
一人で全部やる時、タイヤを持ち上げるのが大変なので、車体の高さをちょっとシュコシュコして微調整できます。
いや、正確に言えば車載ジャッキのネジの方が微調整はやりやすいんだけどね。
やってみればわかる。
油圧式ジャッキは楽だし、時間短縮できます。
安物は一回で使えなくなるなど口コミが悪い
ぶちくまは1000kgに耐えられるマサダ製のやつにしました。
車体が850kgだからなぁと思ったのですが、よくよく考えたら負荷はそんなにかからないので、もうちょっと軽めのやつでもいいかもしれませんね。
安いやつだとオイル漏れですぐ使えなくなるということで、少し高かったけど安定性で評価の高いマサダにしました。
女性でも簡単にわかるタイヤローテーションの極意
これね。
タイヤって、交換の度に、同じ場所にはめるんじゃなくて、場所をローテーションするんですよ。
まずはローテーションについて説明していきます。
タイヤを長く使うには「均等にすり減る」ように場所をかえる
つまり、左右、前後を入れ替えることで、すり減り方を均等にして長く使えるようにするってことね。
んでね、シールを貼っとくんですよ「左前」とか「右後」とか。

これがね、毎回忘れるんですよね
シール通りにタイヤをつけるつもりで書いたのか、もともとはまっていた位置をメモしただけなのか。
この記事ではっきり書いとく。
毎回、シールに書いてある通りにつければいい。
これはもうそういう決まりなのです。
忘れたら、この記事を読み返そう。
ちなみにローテーションは基本は、前のタイヤはそのまま後ろ、後ろのタイヤは左右入れ替え、です。
画像で解説|タイヤローテーション

タイヤのローテーション方法FF車とFR、4WDの違い
- 車を買った時に、何も意識してなければ、FF車だと思って大丈夫です。
- 雪道だと4WD車が安心ですよ、と言われて買っていれば4WD。車の後ろに書いてあったりします。
- 左右を入れ替えて、「すり減るタイヤを休ませる」という感じで交換します。
わかりやすい女性向けのタイヤ交換手順
力がなくても大丈夫。
ぶちくまもよめくまも、けっこうひょろひょろですが、タイヤ交換は2人で楽しんでやっています。

ひょろひょろ1号です

ひょろひょろ2号だよ

すぴー
⒈タイヤを出す
タイヤ保管てみなさんどうしてるのかしら。
ぶちくまはタイヤ用のラックを買ってシート被せてます。
半分外みたいなところに置いてあるので、自然劣化を少しでも防ぐ目的です。
屋内保管ならいらないです。
ちなみにヴェゼル215/60Rは幅59センチでOK
わたしは、このアイリスオーヤマのタイヤラックを購入したのですが、16インチのタイヤでも4つスッキリ並べることができました。
口コミで「カバーがやわ」とありましたが、日陰に置いておけば2年ほどは壊れることなくちゃんとカバーしてくれてます。
⒉タイヤを交換位置付近にセット
無駄な動きを減らすため、準備は大事です。
このときに、タイヤはシールに合わせて交換位置付近に置いておくようにします。
⒊サイドブレーキがかかっているか確認
かならずサイドブレーキをかけておきましょう。
基本的に、平らな場所での作業が望まれますが、万が一車が動き出すと大事故になってしまいます。
⒋対角線にあるタイヤに石などを噛ませる
うちは手頃な石をかませています。
こちらも勝手に車が動かないように必ずやっておきましょう。
オススメのタイヤストッパー・輪止めは
⒌タイヤにホイールカバーがあれば外しておく
ホイールカバーはマイナスドライバーなどで簡単に外すことができます。
オススメのマイナスドライバー

いやいや、普通の100均のやつで大丈夫だよ!
すいません、勢いで紹介してしまいました。
⒍交換するネジを準備しておく
ネジは無くさないようにすることと、新しいナットと混ぜないように注意しましょう。
巾着袋などに、「夏用」「冬用」で保管しておくといいですよ。
⒎ジャッキを車体持ち上げ部にセット
正式名称は知りませんが、どんな車にもジャッキをかける部分は決まっています。

ジャッキアップポイントというらしい
それ以外の場所に適当にかけるとバランスが悪かったり、安定感がなかったり、あるいは車の重要なパーツに負荷がかかって故障の原因となりかねません。
だいたい、タイヤより10センチほど車体中心側に、切り込みがあったり出っ張りがあったりする5〜8センチ程度のスペースがあると思うので、そこにかけましょう。
⒏ナットを緩める
ジャッキで持ち上げる前に、ナットを緩めます。
⒐ジャッキアップする
油圧式ジャッキでシャコシャコする時です。
車載ジャッキならぐるぐるしてください。
必ず、平らな部分でね。
10. 車体が持ち上がってきたら、車体の下にタイヤを入れておく
もしもジャッキが途中で壊れたり倒れたりした時に、タイヤを入れておくと少し安全です。
11.タイヤが浮いたら、ナットを取る
タイヤは1センチも浮かないくらいでいいです。
あんまり上げすぎるとタイヤを持ち上げるのが大変です。

ここが女性だと難しいポイントですね
12.交換するタイヤをはめる
ぶちくまはスタッドレスタイヤは社外ホイールを使用しているので、冬用に変える時にはハブリングも忘れずにはめる必要があります。
夏に替える時は、逆にハブリングを忘れずにとっておく必要があります。

忘れないようにメモメモ。
この、ハブリングがいるかどうかが意見の分かれるところですが、新車で買ったこともあり、保険的に買ってしまいました。
イエローハットの店員も「無理にはいらない」と言っていたので、いらないのでしょう。
この時、錆がきになるようであれば少し拭いて錆止めをしておくといいでしょう。

今年はやり忘れました。
13.ナットを軽くしめる
まずは手でぐるぐる締めます。
本締めは最後にまとめてやっちゃいます。
14.タイヤがしっかりはまったことを確認して、車体の下に挟めたタイヤをとり、ジャッキダウンする
油圧式ジャッキの場合、ここで一気にネジを緩めると一気に車体が落ちてきちゃうので、
ほんの少しだけ緩めます。
車載ジャッキならまたグリグリタイムです。

油圧式ジャッキならすっと終わるので買ってよかったなと思いました!
15.ジャッキを抜いて、ナットを本締めする
この時、ナットは対角線に(4本なら×を書く、5本なら一筆書きで星を書く)、少しずつ絞めていきます。
これを怠るとナットの緩みができやすく、一本のネジに負担がかかるのでちょっとずつ締めましょう。
16.同じ手順で全てのタイヤを交換する
カケル4ですので、けっこう大変ですが、慣れると1台40分くらいで終わるようになります!
17.全てのタイヤのナットをトルクレンチでしっかり締める
ぶちくまの指定締付けトルクは「108N・m(11kgf・m)」ですので、トルクレンチは108に合わせておきます。
18.ホイールカバーがあればつける
このとき、空気入れがでるようになっているカバーの場合は、ちゃんとバルブ部分が外に出るように注意してください。
アフターメンテナンスも大事
すぐに異常を感じた場合は乗るのをやめてプロにメンテナンスしてもらいましょう。
また、100kmほど走ったら、異常がなくても一度、ナットを締め直しましょう。
あと、空気圧のチェックも忘れずに!
空気圧のチェックも忘れずに
後日、タイヤの空気圧をチェックすれば完璧です。
ぶちくまの場合は、フロントが220kpa、リアが210kpaで、だいたい車の乗りぐちにシールで貼ってありますね。
タイヤの空気圧は、ガソリンスタンドでやってもらえるし、セルフスタンドにも置いてあるところが多い。
ホイールカバーは外しておいて、少し走ってからもう一回ナット締め増すと一番いいですね。
以上で終わります!
はぁ、疲れましたね。
この作業が一人でやると一台1時間程度、慣れてくれば45分くらいで終わります。
これが車載用具だけだと1台、1時間半以上かかる。
3台やると日が暮れる。

あぁ、休みが終わるぅ。
女性でもできるけど、無理せず頼んだ方が休みを満喫できる
女性でも簡単にタイヤ交換できるか
今回は、嫁くまと一緒に作業したのですが、一台やって見せたら、嫁くまでも概ねできました。
タイヤ運びとタイヤの持ち上げがしんどいので、車体の上げ幅の調整は気を使いますね。
でも、やり方自体は簡単でした。
油圧ジャッキがあったのも良かった。

持ち上げるのが楽しかったです!
というわけで女性でも簡単にできる、ということにしました。
忙しくない時期に早め早めの交換がオススメ
ただ、タイヤ交換するたびに思うのですが、大人しくイエローハットに頼んだ方が楽だな、と思います。
繁忙期を少し避けて、早めに頼めばそんなに高くないし、休みを一日タイヤ交換するなら、プロにしっかり頼んだ方が安全。
ついでに、錆止めなど必要なメンテナンスを頼めば、車も長く快適に乗れるはずです。
ぶちくまは面倒臭がりすぎて、雪が降ってから焦ってタイヤを替えるので、ザ・繁忙期に依頼しがちなので、自分でできるといつでもできるというメリットはあります。
自分でタイヤ交換してみたい、という方の参考になればと思います。
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