粉ミルクの危険性について調べたら、陰謀論まであって不安

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もう我が子は粉ミルクを不要とするくらいに育ってくれました。とはいえ、ブログでは当サイトのミルク情報が思いのほか人気で、今でもちょこちょこと訪問してくれる方がいます。ありがたい。

粉ミルクの情報収集中に気になったのが、「粉ミルクの安全性を疑問視する」声があるということ。

粉ミルクの歴史自体は世界的には13世紀に発明されて以来、日本では大正時代から続くのですが、エビデンス(科学的な根拠)も豊富なこの時代に、粉ミルクの安全性を疑問視するっていうのはどういうことなのでしょう。

ざっくりといえば、「陰謀論」を疑う人が、まだ育児に関する知識を身につけていないママたちを不安に陥れるために情報を流しているサイトが散見されました。

しろくまさん
しろくまさん

人間は「断定」された情報の方が処理がラク。自分の判断を回避したり、自身の決断を先延ばしできるので弱いんですよね。

ぶちくま
ぶちくま

でも、自分の赤ちゃんのことだから、自分で調べて、自分で決断しないといけないよね。

信じる人は少ないだろうけど、信じやすい人ほど不安に陥りやすいので「安心できる」情報を少しまとめておこうと思います。

このページでは、「母乳派」と「粉ミルク派」とは少し違う話にはなります。とはいえ、周囲にも「粉ミルクは添加物が〜」とか言い始める人がいれば、自身がマインドコントロールされないように正しい知識を身につけておくことをお勧めします。

ぶちくま
ぶちくま

陰謀論をかざす人は、だいたい、別の陰謀に嵌めようとしてくる人だからね。距離をとった方がいいよね。

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粉ミルクって危険なの?

粉ミルクは危険なのか

まずは、粉ミルクに対してどうして不安に思っている人が多いのかを少し考えてみます。

粉ミルクと母乳は分けるのではなく併用する

粉ミルクの話をすると、どうしても「いや、粉ミルクじゃだめだ、母乳じゃないといけない!」という論法を仕掛けてくる方がいるので、先に説明しておけば、粉ミルクと母乳は、お互いに否定し合うものではなく共存するものです。それぞれの役割が違います。

免疫をつけるには母乳

免疫をつけるという観点でいえば、母乳は唯一無二で優秀で、これは粉ミルクにはできません。

また、母乳をあげること自体が、母親の乳腺への適切な刺激となるので、母乳が出やすくなったり乳腺炎の予防にも効果的です。母乳が出るのに「粉ミルクじゃないと!」というパターンは少ないので、母乳があげられる時は母乳をあげるのが一番です。

ただ、全ての人が母乳育児ができるわけではありません。身体的、精神的、社会的な要因があって母乳をあげることができない人もいます。

ぶちくま
ぶちくま

粉ミルクでの育児となっても、ちゃんと赤ちゃんは生きるための免疫を自分で獲得していきます。風邪には充分注意しながらケアしていけば、母乳なし育児ができないわけではないのです。

粉ミルクはバランスの良い栄養

粉ミルクは栄養面では優秀で、母乳で不足しがちなビタミン群を補正する力があるものもあります。

母乳育児で不足しやすいビタミンKを補うために、出生後にK2シロップを飲ませることはご存知の方もいらっしゃると思います。このK2シロップも物議を醸すことが多いので、育児の上で正しい情報の読み解き方ができることは重要ですね。

粉ミルクは必要なビタミンなどの調整がしやすいこともあり、母乳に不足しやすいビタミン群の調整は商品開発の中で最適化されています。

かつ、社会的な拘束から母乳育児が続けられない家庭、父親が参加する育児においては粉ミルクを併用することは必須ともいえます。

母乳育児なら安心、ということでもない

次に添加物の話もしますが、母乳育児をすれば添加物が与えられないで安心、ということはありません。

K2シロップも保存のための添加物が入っています。必要なビタミンを補うか、添加物を与えるかの2択になってしまいますが、生命に危険のあるビタミンKを補わない選択は赤ちゃんの生命に関連するほど重みがあります。

添加物に対しての理解を深めて安全性を確認した方が、親のメンタルにはいい影響を与えてくれると思います。

まず、粉ミルクと母乳は「どっちがいい」ではなく、「どっちもいい」、できることなら「どちらも安全に利用できる」のが望ましいです。これは親のメンタルの問題でもそう。「どっちかじゃないとダメだ」は頭の柔軟性が失われていて、今後の育児は苦しいものになっていきます。

粉ミルクと添加物

次に、粉ミルクと添加物についての話を少ししていきます。

添加物って危険なの?

まず、添加物の過剰摂取は危険な場合が多いですが、一般的に流通している食品であればよほど異常な摂取行動を取らない限りは安全に摂取できると考えていいと思います。

しろくまさん
しろくまさん

添加物への理解が不足していた頃は、過剰添加によって食品としての安全性が危惧されていたことはありますが、現在は添加する目的に沿って適量が使われていると考えていいと思います。

ぶちくま
ぶちくま

むしろ、どこの基準かもわからない海外メーカー品の方が怖くない?

安全な食べ物などない

添加物の話をすると、とりあえずしておけばいい例え話として、「水や塩も取り過ぎれば毒」というものがあります。

水分は一度に多量に摂取すると、体のなかの電解質バランスが崩れ、低ナトリウム血症となる危険性があります。水中毒と言われるものですね。

もう少し想像しやすい例で言えば、塩分も「体にとっては絶対不可欠」でありながら、多量に摂取すると血圧や腎臓の働きに悪影響を与えることでも有名です。

同じように、添加物は「メリットがある」から添加されており、その中には「デメリット」もある、というのが基本的な考え方です。

消費者ニーズが添加物を増やしていった

一時期は、確かに必要以上に添加物を使って「少しでも商品の見た目をよくする」ような使用方法をされていたので、腐らないコンビニ弁当などが有名になりましたが、これは根本的に「少し(見た目が)悪くなったら買わない」消費者起因のニーズへの対応だったわけです。

消費者が、「安全性」への知識を身につけ、「良い添加物の選び方」を心がければ、自然と添加物の量は最適化されていきます。添加物が危険、ではなく、添加物に対する知識がない状態が危険だということが伝われば幸いです。

食品添加剤と目的

後で一覧を載せますが、食品添加物を利用する目的は、食品の安全性を守ること、食品をより美味しくいただけるようにすることです。もちろん、食品に対する価値観はそれぞれ異なるので、「どこを重視するか」という選択の自由はあるため、添加物を使用している食品には使用した添加物の項目を表示する義務があります。

自分にとって何が必要な添加物で、不要であれば見た目が悪くても添加物がないものを選ぶ、ということをやっていけば、需要と供給のバランスが取れてより自分好みの商品が市場に出てくると考えられます。

添加物と食品表示の話

簡単に、添加物がどのように表示されているかを説明しておきます。

食品表示は、「食品原料」の記載の後に「食品添加物」を分けて表示することが義務付けられています。食品添加物は「用途名」と(物質名)で分けられている場合は、特に注意が必要な添加物になります。

https://www.jafaa.or.jp/tenkabutsu01/hyouji

注意したい食品添加物

種類目的と効果食品添加物例
甘味料食品に甘味を与えるキシリトール アスパルテーム
着色料食品を着色し、色調を調節するクチナシ黄色素 食用黄色4号
保存料カビや細菌などの発育を抑制し、食品の保存性をよくし、食中毒を予防するソルビン酸 しらこたん白抽出物
増粘剤 安定剤 ゲル化剤 糊剤食品に滑らかな感じや、粘り気を与え、分離を防止し、安定性を向上させるペクチン カルボキシメチルセルロース ナトリウム
酸化防止剤油脂などの酸化を防ぎ保存性をよくするエリソルビン酸ナトリウム ミックスビタミンE
発色剤ハム・ソーセージなどの色調・風味を改善する亜硝酸ナトリウム 硝酸ナトリウム
漂白剤食品を漂白し、白く、きれいにする亜硫酸ナトリウム 次亜硫酸ナトリウム
防かび剤 (防ばい剤)柑橘類等のかびの発生を防止するオルトフェニルフェノール ジフェニル
イーストフードパンのイーストの発酵をよくするリン酸三カルシウム 炭酸アンモニウム
ガムベースチューインガムの基材に用いるエステルガム チクル
かんすい中華めんの食感、風味を出す炭酸ナトリウム ポリリン酸ナトリウム
苦味料食品に苦味を付けるカフェイン(抽出物) ナリンジン
酵素食品の製造、加工に使用するβ‐アミラーゼ プロテアーゼ
光沢剤食品の表面に光沢を与えるシェラック ミツロウ
香料食品に香りをつけ、おいしさを増すオレンジ香料 バニリン
酸味料食品に酸味を与えるクエン酸 乳酸
チューインガム 軟化剤チューインガムを柔軟に保つグリセリン D‐ソルビトール
調味料食品にうま味などを与え、味をととのえるL-グルタミン酸ナトリウム 5’一イノシン酸ニナトリウム
豆腐用凝固剤豆腐を作る時に豆乳を固める塩化マグネシウム グルコノデルタラクトン
乳化剤水と油を均一に混ぜ合わせるグリセリン脂肪酸エステル 植物レシチン
水素イオン濃度 調整剤(pH調整剤)食品のpHを調節し品質をよくするDL-リンゴ酸 乳酸ナトリウム
膨 張 剤ケーキなどをふっくらさせ、ソフトにする炭酸水素ナトリウム 焼ミョウバン
栄養強化剤栄養素を強化するビタミンC 乳酸カルシウム
その他の 食品添加物その他、食品の製造や加工に役立つ水酸化ナトリウム 活性炭、プロテアーゼ

https://www.jafaa.or.jp/tenkabutsu01/siryou

用途別 主な食品添加物|東京都福祉保健局

乳児にとって危険な添加物ってなんだ?

乳児の場合は、基本的には粉ミルクか母乳での栄養維持となります。

あえて気をつけるなら、母親の食事内容によっては母乳への影響が出てくる可能性がありますが、よほどの多量摂取をしない限りは、基本的な食品衛生を遵守されている食品を食べている限りは問題ないと考えています。

基本的には、母乳を作る工場は、母親の血液の一部を材料にしています。直接、母親の栄養が母乳として出てくるわけではありません。母親の栄養状態には多少依存しますが、母乳の材料として添加物を使用することは考えにくいのです。

ハム・ウインナー

綺麗なピンク色を維持するために発色剤の「亜硝酸ナトリウム」が添加されています。

清涼飲料水

合成甘味料である、「アスパルテーム」「アセスルファムK」「スクラロース」が使用されている可能性があります。

駄菓子

駄菓子には「着色料」が豊富に入っています。

ドライフルーツ

「漂白剤」や「酸化防止剤」として、「亜硫酸塩(ナトリウム)」が使用されている場合があります。

https://mamari.jp/23607

粉ミルクと添加剤

粉ミルクと添加剤を結びつけたきっかけとなったのが、森永ひ素ミルク中毒事件です。

 昭和30年に森永乳業株式会社徳島工場製造の調製粉乳にひ素を含む有毒物質が混入したことに起因して、近畿、中国地方を中心に乳幼児に数多くのひ素中毒患者が発生した食中毒事件です。

 昭和32年3月現在で、患者数は、約12,300人にのぼり、そのうち130名の方が亡くなられました(平成27年12月末現在の被害者数は、13,442人)。また、事件の影響で、現在でも数多くの方々が知的発達障害や身体障害など、支援を必要とする状態にあります。

森永ひ素ミルク中毒事件について|厚生労働省

これは、ちょうど添加剤を使い始めた1950年代に起こった事件で、被害者の多さもあって世間に広く「添加物は危険だ」と認知されました。おそらく、「粉ミルクは危険だ」と思っている方の多くは、この事件に関わる記憶や伝え聞いたことを価値基準に持っている可能性があります。

添加物は安全と言えるのか

基本的に、「安全」と言い生きれる食べ物はありません。どんな食べ物にも相応のリスクがあり、どれくらいのリスクなら許容できるか、が我々の気にかけるべきところです。

ADI(1日許容摂取量)に安全係数をかけた基準

まず、添加物を利用するためには、食品衛生法に則った認可を受ける必要があります。申請のためには毒性・アレルゲンの試験が必要となり、これを内閣府食品安全委員会が審査をして決められます。

この際の安全基準となるのが、「ADI:1日許容摂取量×0.01」です。これは、実験動物に毒性の影響を与えない量に対して、さらに安全係数として100分の1をかけたものが基準となります。

少しわかりやすく言えば、「動物の健康に影響が出ない安全な量」を、さらに100倍に薄めたものが基準となるというわけです。

ADI自体が「毎日摂取しても大丈夫」と考えられている量で、さらに安全係数をかけて厳しい基準となったものが食品として認可される最低限のラインになっているというわけです。

例えば、先程紹介した「森永ヒ素」は、そもそも認可を受けられない毒物であると認知されるもので、ここと比較することはナンセンスであると言えます。

とはいえ、食の安全性全てを保証するものではなく、根本的に食事摂取の安全性は「個人の体質」と、摂取する「原材料」、摂取量などが組み合わさって考えられるべきものです。「添加物」というキーワードだけを切り取って、「添加物を使うかどうか」という議論になるのは、むしろ考え方を狭めるだけで危険です。

粉ミルクと添加物の前提

少し話を戻すと、粉ミルクの添加物の話をする場合には、まず母親と乳児の身体の適応の観点を考えて、母乳を利用できるかどうかも合わせて考える必要があります。加えて、育児と向き合う場合には、メンタルの調子を整えることも重要で、その時、その場所によって粉ミルクをどれくらい利用するか、ということも考慮しておく必要があります。

さらに、社会的な要因としては、母親がずっと乳児と一緒にいられることは稀で、働きに出なければいけないし、そのためには父親も協力して育児にあたる必要があります。その時に、絶対的に必要になるのが粉ミルクです。あえてこの選択肢を選ばせない、というのは社会が「母親の働き方」と「父親の育児参加」を拒絶しているという論法になってしまいます。

粉ミルクの使用を禁ずる論調をかざしてくる人がいれば、まずはその人たちが母親たちが粉ミルクを使わずに安心して生活できる環境を整えてくれることに協力してくれるのか、ということを考えてもらいたいところですね。

高齢のご婦人が「私はおっぱいが出なくても絞り出した」などの武勇伝を語る場合は、同じように子供と向き合えるようなゆとりある社会をどうして残しておいてくれなかったのか、と聞いてみればいいと思います。我々も同じように頑張っているんです。時代が変わって、同じ方法が使えないだけなのです。

粉ミルクとパーム油

いくつか「粉ミルクの危険性」を調べて辿り着くサイトには「パーム油があぶない」と指摘するものがあります。

先に書いておけば、パーム油を利用していない食品はかなり少なく、乳児のミルク問題だけではなく「生涯、摂取しない人生を送るのはかなり難しい」という食品です。

パーム油は、アブラヤシから得られた植物油であり、国内外で広く乳児用粉ミル クに使用されています。パーム油などの油脂には、製造時に成分が化学反応を起こ し、3-MCPD 脂肪酸エステルという物質が意図せずに微量に生成されることがあります。

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000154130.pdf

厚生労働省の回答は、陰謀論者には届かないので恐縮ですが、諸外国産と比較しても日本の粉ミルクは危険性があるかもしれないとされる「3-MCPD 脂肪酸エステル」は含有量が少ないとされています。

粉ミルクの原料について(Q&A) 

ミルクとアレルギーの関係

添加物の話がだいぶ長くなってしまいました。アレルギーの話も少しだけしておきます。

粉ミルクとアレルギー

まず、母乳に比べて粉ミルクはアレルギー反応を起こす可能性はあります。これは粉ミルクには「牛乳」が使われているため、牛乳由来のタンパク質と反応してアレルギー反応が起きる可能性があります。極稀に、母乳に対しても反応する乳児はいるようです。

乳製品のアレルギー反応は栄養補給の観点から無視できない問題で、アレルギー用ミルクは医師の指示によって利用できるので、いずれにせよ症状が出た時には一度かかりつけ医に相談することをお勧めします。

母乳とアレルギー

ちなみに、母乳由来でのアレルギー反応が乳児に現れる場合もあります。

これは、母親の食事摂取の影響により、極微量のアレルゲンが含まれた場合に湿疹などを起こす可能性がある、というもの。

ただ、科学的根拠には乏しい部分もあるので、基本的には赤ちゃんの症状に合わせて対応を考えるべきことではあると思います。母乳由来というよりは、料理などの際にアレルギーのある食事に触れたりした際に、経皮的に感作・反応しているものもあると思います。

加えて、母乳の作用として「アレルギーを予防する効果がある」として注目もされていましたが、厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では、旧版まで「アレルギー予防として効果がある」としていたものを、改訂版より「効果がない」と明記した、とのことです。

子どもの湿疹や食物アレルギー、ぜんそく等のアレルギー疾患の予防のために、妊娠及び授乳中の母親が特定の食品やサプリメントを過剰に摂取したり、避けたりすることに関する効果は示されていない。子どものアレルギー疾患予防11のために、母親の食事は特定の食品を極端に避けたり、過剰に摂取する必要はない。バランスのよい食事が重要である。

https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf

海外製なら安全なのか

中国で作られた粉ミルクがやばかった、という話もありました。

中国における粉ミルク問題の影響と中国政府の対応

これ自体は古い話なのですが、粗悪なミルクが諸外国の工場で作られている可能性は今でも存在すると考えられます。

怖いのはよくわからない通販会社から輸入品の海外メーカー品を購入したら、中身は他の国で作られた割安な粉ミルクだった、というパターン。

日本の製品が絶対に安全、というつもりはありませんが、自分で利用したことのない通販サイトから「有名らしい海外メーカー品」を購入することはそれなりにリスクの高いことではあると思います。

何か問題になった時にも、海外製品よりは国内製品の方が医療機関の対応は早いのと、メーカー側の補償がされやすいと思います。

粉ミルクと陰謀論の話

粉ミルクは陰謀なのでしょうか。この辺りもサクッと調べてみました。

食品メーカーの広告目的

粉ミルクの陰謀論は、背景に粉ミルクメーカーと関連施設との癒着などが関与している、と書かれていることがあります。まぁ、これは十分にあり得る話だとは思います。癒着というよりは、提携関係で産院に自社の製品を寄付・割安で販売すれば、産院を利用した産婦がそのまま利用する可能性はありますからね。

場合によっては、産院側が「このメーカーがいい」と伝えてもらうような忖度のある世界の可能性もありますが、そこまでのものはなくても、広告目的で商品を病院で試供してもらうパターンは十分にあり得ます。

この関係性があり得る以上、医療機関や特定の施設がメーカーと癒着していない、ということは言い切れません。いずれにせよ、自分で疑問に思ったことは調べてみるのが一番なので、「なんだかよくわからないサプリを推奨される」など疑問に感じることがあれば、利用する病院を変えてみたりすると客観性のある意見をもらえることがあります。

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安全な粉ミルクメーカーとは

どの粉ミルクが安全か

最後に、何を持って「ミルクを安全とすべきか」についてまとめつつ、お勧めできる粉ミルクメーカーについて説明します。

先に申し上げれば、私たちの子供は母乳に併用して、「和光堂」のはいはいで育ちました。妻が仕事復帰する都合もあって、少し早めの母乳終了とはなりましたが、今日も元気に過ごしています。きっと、同じようにほとんどの子供は粉ミルクを併用したり、場合によっては粉ミルクだけでも育っています。

安全な粉ミルクのタイプ

どれが安全ということはありませんが、粉ミルクを作る上では、保存・管理しやすい形状の方が安全だとは言えます。ベストで言えば、なるべく小分けに梱包されているものの方が、悪くなる前に使い切りやすいと思います。いずれにせよ、大体1ヶ月くらいで使い切るのが望ましいですね。

大容量でコスパの良い缶タイプ

我が家はコスパ重視で大容量の缶タイプでやり過ごしました。結局、粉ミルクは70度以上の熱湯で作るのである程度の菌は倒せますし。

外出にも便利なキューブ・スティックタイプ

個包装ということであれば、キューブタイプやスティックタイプがいいです。外出先にも必要分だけを持って行きやすく、必要分だけの購入がしやすいので普段はあまり粉ミルクを使用しない方の利用にもお勧めできます。

付与されているものがわかりやすい

基本的に、粉ミルクを構成する原料は大体どこも一緒です。栄養バランスが付加物によって多少変化があるくらい。ただ、その中でも各社が「売り」にしている成分などはあるので、そこに納得できるかどうかがミルクの安全性と言い換えられると思います。

おすすめの付与成分/栄養分

栄養成分特徴
ラクトフェリン初乳に多く含まれるたんぱく質の1種。感染症からの防御や免疫力を高める効果がある。
DHA・アラキドン酸必須脂肪酸の1種。2つをあわせて摂ることで脳や心の発達・運動機能の発達に重要な役割を果たす。
オリゴ糖糖類の一種で、便秘に効果的。ビフィズス菌のエサとなり腸内環境を整える役割がある。

ミルクアレルギーの場合のおすすめ

前述しましたが、乳製品にアレルギーがある子の場合は、栄養摂取方法が途絶えてしまうために、アレルギー対応の粉ミルクを利用することになります。

基本的には医師との相談になるので、「下痢っぽいから」「湿疹が出る」などの症状がある時には、自己判断でアレルギー用ミルクを与えるのではなく、まずは医師に相談するようにしましょう。

明治 ミルフィー

森永 MA-mi

キューブ/スティックタイプ

キューブやスティックタイプの粉ミルクです。

ほほえみ らくらくキューブ

森永乳業 E赤ちゃん

お勧め粉ミルク(缶タイプ)

大容量のお得な缶タイプ。

アイクレオ

和光堂 はいはい

海外メーカーのオーガニック粉ミルク

オーガニックまで必要かどうかはわかりませんが。どうしても添加物が気になる、などの理由がある場合にはおすすめ。

ベラミーズ・オーガニック

一番人気が高いと言えるのが、ベラミーズ・オーガニックの粉ミルクです。

Bubs オーガニック 粉ミルク

液体ミルク

液体ミルクについては、ボトルウォーマーと液体ミルクの記事で解説しました。

調乳ポットやボトルウォーマーで液体ミルクを温めると楽チン
調乳ポットの使い道を考えた挙句、「ポットよりもボトルウォーマーで液体ミルクを哺乳瓶で温めた方が楽じゃね」ということに気がついたという情報をお届けします。多機能モデルは消毒もできてやることなくなる。

まとめ:結局、粉ミルクはどうしたらいい?

長い記事をお読みいただき、ありがとうございました。最後のまとめを書いておきますので、面倒で読み飛ばした方にも内容が伝わるようにシンプルに書いていきます。

粉ミルクは安全?

  • 安全だと言い切れる食品はないが、粉ミルクの安全基準は信頼できる
  • 母乳と比較しても優秀な栄養価、メインでも補助でも、無理なく利用すべき
  • 添加物は粉ミルクを作る上で必須、大事なのは摂取量

粉ミルクが不安になる理由

  • 「母乳」「粉ミルク」のイメージ、価値観の違い
  • 安全なものはない、という意見より「粉ミルクは危険!」と断言された方が不安な人にはわかりやすい
  • 母乳が出ない時の子供への引け目

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